宮崎県立都城農業高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、地域に根差した農業専門高校です。 都城・北諸県地方の農業を担う人材育成を使命とし、これまで多くの卒業生が様々な分野で活躍してきました。 広大な敷地と充実した施設で、専門的な知識と技術を実践的に学ぶことができるのが、都城農業高等学校の大きな魅力です。
都城農業高等学校の基本情報
都城農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科ごとの偏差値
農業科： 44 畜産科： 44 農業土木科： 44 食品科学科： 44 ライフデザイン科： 44
難易度の目安と併願校
都城高等学校 都城聖ドミニコ学園高等学校 小林西高等学校
都城農業高等学校に設置されている学科・コース
農業科
作物、野菜、花などを中心に、栽培の基礎からICTを活用した最新の農業技術までを学びます。 植物を育てることが好きな人や、スマート農業に興味がある人におすすめです。 畜産科
三股町にある広大な牧場で、酪農、肉用牛、養豚、養鶏など、様々な動物の飼育について実践的に学びます。 動物が好きで、畜産業や動物関連の仕事に就きたい人にぴったりの学科です。 ライフデザイン科
園芸、福祉、食生活に関する知識と技術を学び、生活を豊かにするための提案力を養います。 人の暮らしや地域社会に貢献したい、生活に関わる分野に興味がある人におすすめです。 食品科学科
パンやジャムなどの製造・加工技術から、食品開発、品質管理までを学びます。 食べることが好きな人、食品メーカーでの商品開発や製造に興味がある人に向いています。 農業土木科
農業の生産性を高めるための圃場整備や、農村の生活環境を守るための技術を学びます。 公務員として地域に貢献したい人や、環境保全、インフラ整備に興味がある人におすすめです。
都城農業高等学校の特色・校風
宿題の量：
専門的なレポートや実習記録などの課題はありますが、毎日大量の宿題に追われるということは少ないようです。計画的に学習を進める習慣が大切になります。 校則：
頭髪や服装に関する指導は、他の高校と比較するとやや厳しいと感じる生徒もいるようです。特に、定期的に行われる服装容儀検査では、基準に沿った身だしなみが求められます。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールが定められています。 生徒たちの雰囲気：
専門分野を学びたいという目的意識を持った生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気があると言われています。 実習ではグループで協力して作業することが多いため、自然とコミュニケーション能力が身につき、生徒同士の仲も良いようです。 アルバイト：
原則として長期休業中（夏休み、冬休みなど）のみ許可制となっています。 学業との両立が前提ですが、特別な事情がある場合は学校に相談することも可能なようです。 制服の評判：
女子はブレザースタイル、男子は学ランスタイルです。 特に女子の制服は、ネクタイやベストの組み合わせで着こなすことができ、可愛いと評判のようです。 土曜授業：
基本的に土曜授業はありませんが、学校行事や部活動の大会などが入る場合があります。
都城農業高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
文化祭・体育祭：
文化祭と体育祭は、学校全体が最も盛り上がるイベントです。文化祭では、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行います。特に、各学科が実習で生産した野菜や花、加工品などを販売する「即売会」は、毎年地域の方々も楽しみにしている名物行事で、大変な賑わいを見せます。 体育祭では、学科対抗の競技などもあり、クラスや学科の団結力が一層深まります。 修学旅行：
例年、関西方面や関東方面へ行き、歴史的な建造物を見学したり、テーマパークを訪れたりします。仲間との絆を深め、高校生活最高の思い出を作る貴重な機会となっています。 農業クラブ各種大会：
日頃の学習や研究の成果を発表する場として、校内大会から県大会、九州大会、全国大会へと続く農業クラブの各種大会が開催されます。目標に向かって仲間と切磋琢磨する経験は、大きな成長につながります。
都城農業高等学校の進学実績
主な進学先
国公立大学：
宮崎大学（農学部）、鹿児島大学（農学部）など 私立大学：
南九州大学、九州産業大学、東海大学など 短期大学・専門学校：
宮崎県立農業大学校、都城リハビリテーション学院、各種看護医療系専門学校など
主な就職先
県内企業：
JA（農業協同組合）、南日本酪農協同、ミヤチク、住友ゴム工業など 公務員：
国家公務員（農林水産省など）、地方公務員（宮崎県、都城市など）
特に農業土木科は、例年多くの生徒が公務員試験に合格しているのが大きな強みです。
都城農業高等学校の特長・アピールポイント
広大な農場と充実した専門施設
校内には広々とした農場や温室、食品加工室、測量機器など、各学科の専門的な学習を支える施設・設備が整っています。畜産科は三股町に専用の牧場を持ち、のびのびとした環境で実践的な飼育技術を学ぶことができます。 「食」と「緑」のスペシャリストを育成する5つの専門学科
農業の生産から加工、流通、環境整備、生活活用まで、幅広い分野を網羅する5つの学科が設置されています。 自分の興味・関心に合わせて専門性を深め、将来の夢に直結する知識と技術を身につけることが可能です。 高い資格取得率と手厚い進路サポート
危険物取扱者やボイラー技士、測量士補、日本農業技術検定など、将来に役立つ様々な資格取得に力を入れています。 就職・進学ともに、先生方が一人ひとりの希望に寄り添い、きめ細かくサポートしてくれます。 地域に愛される学校行事「即売会」
文化祭などで行われる即売会は、生徒たちが丹精込めて育てた野菜や花、手作りのパンやジャムなどを地域の方々に直接販売する人気イベントです。 実践的な学習の成果を発揮するだけでなく、地域社会とのつながりを実感できる貴重な機会となっています。 全国レベルで活躍する部活動と農業クラブ
ウエイトリフティング部や弓道部をはじめ、全国大会で活躍する部活動が複数あります。 また、農業クラブ活動も非常に盛んで、各種競技会や研究発表で全国の舞台を目指すことができ、大きな目標を持って高校生活を送ることができます。
都城農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「専門的な知識が身につき、将来の夢が明確になった」という声が非常に多いです。 「実習が楽しい。座学だけでなく、実際に体を動かして学べるのが魅力」 「動物や植物が好きなので、毎日が充実している」 「資格がたくさん取れるので、就職に有利だと感じた」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれるので心強かった」 「同じ目標を持つ仲間がたくさんいて、励まし合いながら頑張れた」
気になる点
「専門用語が多く、最初のうちは授業についていくのが少し大変だった」 「校則が少し厳しいと感じることがある。特に頭髪や服装のチェックは厳しい」 「学科によっては、夏場の実習が体力的にきついこともある」 「駅から少し距離があるので、バスや自転車での通学が必要」 「アルバイトが長期休暇中しかできないのが少し不便だった」
アクセス・通学
最寄り駅： JR日豊本線「都城駅」から徒歩約10〜14分最寄りバス停： 宮崎交通バス「農業高校前」バス停から徒歩約1分
都城農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
