滋賀県立長浜農業高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、県内唯一の農業専門高校です。広大な敷地と豊かな自然に囲まれた環境で、農業の未来を担うスペシャリストを目指せるのが、長浜農業高等学校の最大の魅力です。ここでは、座学だけでなく、実際に土や作物、動物と触れ合う「実践的な学び」を何よりも大切にしています。
長浜農業高等学校の基本情報
長浜農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
長浜農業高等学校に設置されている学科・コース
農業科
「食」の生産から地域振興まで幅広く学ぶ学科です。水稲や野菜の栽培、近江牛や愛玩動物の飼育など、私たちの生活に欠かせない食料生産や動物との関わりについて実践的に探求します。 農業を通じて地域社会に貢献したい人におすすめです。 園芸科
花や野菜、果物を育て、美しい景観をデザインする技術を学ぶ学科です。草花の栽培やバイオテクノロジー、庭園のデザイン・施工など、植物の力で人々の暮らしを豊かにする方法を学びます。植物が好きで、緑に関わる仕事に就きたい人にぴったりです。 食品科
農産物を活用した加工品の開発や製造、品質管理を学ぶ学科です。パンやジャム、お菓子、乳製品などの製造技術を習得し、食品の安全や衛生についても深く学びます。 食べることが好きで、食品開発や製造に興味がある人におすすめです。
長浜農業高等学校の特色・校風
校則・学校生活
校則は、他の高校と比較すると比較的緩やかだという声が多いようです。アルバイトは許可されており、多くの生徒が経験しています。 服装や頭髪に関する指導も、常識の範囲内であればそれほど厳しくはないようです。 スマートフォンの持ち込みは可能ですが、授業中の使用など、ルールを守ることが求められます。 学習・課題
専門的な実習が多く、レポートの提出が頻繁にあります。 実習は体力的にも大変なことがありますが、その分やりがいも大きいと感じる生徒が多いようです。 普通教科の学習もしっかりと行われます。土曜授業は基本的にありません。 生徒の雰囲気
動物や植物が好きな生徒が多く、おっとりとした優しい雰囲気の生徒が多いと言われています。男女比は、学科によって異なりますが、女子生徒の割合がやや多い傾向にあります。 制服
制服は、男子は黒の学ラン、女子はブレザーで、特に女子の制服は可愛いと評判が良いようです。 スラックスを選択することも可能です。
長浜農業高等学校の部活動・イベント
部活動
農業クラブ(FFJ)
全校生徒が加入するクラブで、農業に関するプロジェクト研究や意見発表、技術競技会など、全国の農業高校生と競い合い、交流を深める機会がたくさんあります。 地域活性化プロジェクトに取り組むなど、学校外での活動も活発です。 漕艇部
ボート競技を行う部で、初心者から始めて全国大会を目指せるのが魅力です。 仲間と力を合わせて水上を進む爽快感は格別です。 軽音楽部
地域のイベントに参加したり、他校と合同ライブを開催したりと、活発に活動しています。
イベント
長農祭(文化祭)
毎年秋に開催される最大のイベントです。生徒たちが育てた新鮮な野菜や果物、パンやジャムなどの加工品を販売する「農産物販売会」は、毎年地域の方々で大変な賑わいを見せます。クラスごとの展示やステージ発表もあり、学校全体が一体となって盛り上がります。 体育祭
学年や学科の垣根を越えて団を結成し、優勝を目指して競い合います。 団対抗の種目では、応援にも熱が入り、クラスの団結力が一層深まります。 地域連携イベント
地域のフェスタやマルシェに参加し、生徒たちが製造した加工品を販売する実習も頻繁に行われています。 お客様と直接触れ合うことで、実践的なコミュニケーション能力や販売技術を学ぶ貴重な機会となっています。
長浜農業高等学校の進学実績
就職
農業関連企業はもちろん、食品製造、造園、バイオ関連、さらには地域の有力企業など、幅広い業種への就職実績があります。学校には多くの求人が寄せられ、先生方の手厚いサポートのもと、希望の進路を実現しています。 主な進学先
進学先としては、農業系の大学や短期大学、専門学校が中心となります。主な進学先には、東京農業大学、滋賀県立大学、京都先端科学大学などがあります。また、製菓や調理、栄養、動物看護、環境、保育などの専門学校へ進む生徒も多くいます。 進路サポート
長浜農業高等学校では、生徒一人ひとりの希望進路を実現するために、面談や進路相談を重視した個別のサポート体制が整っています。 大学や専門学校との連携講座や、企業見学、インターンシップなど、早い段階から将来について考える機会が豊富に用意されています。
長浜農業高等学校の特長・アピールポイント
東京ドーム約4個分の広大なキャンパス
学校の敷地面積は約19ヘクタールもあり、広々とした環境でのびのびと学ぶことができます。 この広大なフィールドそのものが、生徒たちの「学びの場」です。 実践重視のカリキュラム
野菜や草花の栽培、動物の飼育、食品加工など、授業の多くが実習で構成されています。「わかる」だけでなく「できる」ようになることを目指し、体験を通して本物の知識と技術を身につけます。 専門的な資格取得を強力にサポート
危険物取扱者やボイラー技士、日本農業技術検定、愛玩動物飼養管理士など、将来に役立つ専門的な資格の取得を学校全体でバックアップしています。 地域との深いつながり
地域のイベントでの農産物や加工品の販売実習、地域の課題解決に取り組むプロジェクト学習など、学校を飛び出して地域の人々と交流する機会が豊富にあります。 「食」と「緑」のプロフェッショナルを育成
3つの専門学科と9つの多彩な分野で、農業や園芸、食品に関するスペシャリストを育成します。 自分の興味をとことん追求できる環境が整っています。
長浜農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「実習が多く、体を動かしながら学べるのが楽しい」 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢に直結している」 「動物や植物が好きなので、毎日が楽しい」 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる」 「自分で作った野菜や加工品が売れた時の喜びは大きい」 「制服が可愛い・かっこいいと評判が良い」
気になる点 「実習は体力がいるので、大変な時もある」 「校舎や体育館などの施設が少し古い部分がある」 「夏場は虫が多いので、苦手な人は少しつらいかもしれない」 「駅から少し距離があり、アクセスが不便に感じることもある」 「専門教科のレポート課題が多い」
アクセス・通学
最寄り駅 JR琵琶湖線「田村駅」から自転車で約20分 JR琵琶湖線「長浜駅」
バス 近江鉄道バス・湖国バス「小足口」バス停から徒歩約37分
長浜農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス