長野県立小諸高等学校は、1906年(明治39年)にその前身である町立小諸商工学校として開校して以来、110年以上の歴史と伝統を誇る学校です。「緑と自由と歌声の学校」をキャッチフレーズに掲げ、松林に囲まれた自然豊かな環境の中で、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。普通科と、長野県で唯一の音楽科を設置しているのが大きな特徴で、多様な個性を持つ生徒たちが集い、互いに刺激し合いながら成長できる場所、それが小諸高等学校です。
長野県立小諸高等学校の基本情報
長野県立小諸高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:46 音楽科:45
佐久長聖高等学校(佐久市) 上田西高等学校(上田市) 上田千曲高等学校(上田市)
長野県立小諸高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:2年次から文系・理系に分かれ、大学進学から専門学校、就職・公務員まで、一人ひとりの多様な進路希望に対応したカリキュラムが組まれています。 基礎学力の定着を重視しつつ、自分の興味や関心に合わせて科目を選択できるのが特徴です。 どんな生徒におすすめか:高校生活を通して自分の可能性を探り、将来の夢を見つけたい人におすすめです。幅広い進路に対応できるため、まだ将来の目標が明確に決まっていない人でも安心して学ぶことができます。
音楽科 どんなことを学ぶ場所か:長野県に唯一設置されている音楽科です。 音楽の専門的な知識や技術を深く学びます。第一線で活躍するプロの演奏家によるマンツーマンレッスンなど、充実した環境が整っています。 どんな生徒におすすめか:音楽が大好きで、将来音楽の道に進みたい、あるいは音楽を通して社会に貢献したいという強い情熱を持っている人におすすめです。同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら、専門性を高めることができます。
長野県立小諸高等学校の特色・校風
宿題の量 :宿題の量は、他の進学校と比較すると「やや少なめ」という声が見られます。ただし、週末課題などが出されることもあり、家庭学習の習慣化を促す取り組みも行われています。校則 :他の高校と比べると校則は「緩やか」という意見が多いようです。服装 :制服はなく私服での通学となります。 清潔感を基本としつつも、髪型やメイクなども比較的自由で、おしゃれを楽しみたい生徒には魅力的なようです。スマホ :スマホの持ち込みは可能ですが、授業中の使用など、ルールを守ることが求められます。アルバイト :アルバイトは原則として許可制ですが、家庭の事情などに応じて認められる場合があります。
生徒たちの雰囲気 :普通科と音楽科があり、様々な個性を持った生徒がいますが、全体的には落ち着いていて真面目な生徒が多いようです。いじめは少ないという声が多く、安心して学校生活を送れる環境が整っていると言えそうです。制服 :前述の通り制服はありません。 なんちゃって制服で登校する生徒もいますが、部活動によっては禁止されている場合もあるようです。土曜授業 :土曜授業は基本的にありません。
長野県立小諸高等学校の部活動・イベント
部活動
吹奏楽部 :全国レベルの実績を誇る、学校を代表する部活動の一つです。 普通科・音楽科を問わず、高い意欲を持った部員が集まり、日々練習に励んでいます。 コンクールでの金賞受賞は常連で、東海大会や全国大会にも出場しています。放送部 :放送部も全国大会に出場するなど、輝かしい実績を持っています。アナウンスや番組制作など、専門的な技術を磨くことができます。その他の部活動 :運動部、文化部ともに多種多様なクラブがあり、それぞれの目標に向かって熱心に活動しています。音楽系の部活動はもちろんのこと、他の部活動でも高い目標を掲げて充実した活動を展開しています。
イベント
野岸祭(のがんさい) :毎年夏に開催される文化祭で、小諸高校最大のイベントです。 クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなど、大変な盛り上がりを見せます。音楽科の生徒によるミュージカル上演など、小諸高校ならではの企画も魅力です。クラスマッチ :球技などを中心にクラス対抗で競い合います。クラスの団結力が高まるイベントです。強歩大会 :学校周辺の自然の中を長距離歩く、伝統的な行事です。 苦しい中にも、ゴールした時の達成感は格別です。修学旅行 :例年、関西方面(京都・奈良・大阪など)を訪れることが多いようです。古都の歴史や文化に触れ、友人との絆を深める貴重な機会となっています。音楽科定期演奏会 :音楽科の生徒たちが1年間の学びの成果を発表する場です。 ホールで行われる本格的な演奏会で、合唱やオーケストラなど、迫力あるサウンドを聴くことができます。
長野県立小諸高等学校の進学実績
国公立大学 :信州大学をはじめとする地元の国公立大学への進学者が多い傾向にあります。その他、全国の国公立大学にも合格者を出しています。難関私立大学 :GMARCHや関関同立といった難関私立大学への合格実績もあります。その他の進路 :音楽科の生徒は、東京藝術大学や国立音楽大学、桐朋学園大学といった音楽系の大学に進学するケースが多く見られます。また、専門学校への進学や、公務員・民間企業への就職など、多様な進路選択が実現されています。
長野県立小諸高等学校の特長・アピールポイント
長野県唯一の音楽科がある :専門的な音楽教育を受けられる環境は、県内では小諸高校だけです。 プロの演奏家から直接指導を受けられるなど、音楽家を目指す生徒にとって最高の環境が整っています。充実した音楽施設 :音楽棟には、スタインウェイのフルコンサートピアノをはじめ、多数のグランドピアノや練習室、レコーディング機材を備えたホールなど、全国的にもトップクラスの設備が整っています。自由でのびのびとした校風 :制服がなく私服で通学できるなど、比較的校則が緩やかで、生徒の自主性を尊重する雰囲気があります。全国レベルの部活動 :特に吹奏楽部や放送部は全国大会の常連であり、高いレベルで活動したい生徒にとって非常に魅力的です。豊かな自然に囲まれた学習環境 :浅間山を望む緑豊かな高台にあり、落ち着いた環境で学習に集中できます。地域と連携した探究活動 :「総合的な探究の時間」などを活用し、地域社会の課題解決に取り組む学習も行われています。伝統ある学校行事 :「野岸祭」や「強歩大会」など、生徒が主体となって作り上げる伝統行事が多く、学校生活を大いに盛り上げます。
長野県立小諸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「校則が緩やかで自由な雰囲気なので、のびのびと高校生活を送りたい人には最高の環境です。」 「音楽科の設備は本当に素晴らしい。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できるのが良い。」 「部活動がとても盛んで、特に吹奏楽部はレベルが高い。本気で打ち込みたい人におすすめ。」 「先生方は親身になって相談に乗ってくれる方が多いです。」 「いじめの話はほとんど聞かない。平和な学校だと思う。」 「野岸祭(文化祭)は本当に楽しくて、クラスの団結が深まる最高の思い出です。」
気になる点 「駅から学校までが坂道で、徒歩だと少し遠いのが難点です。」 (スクールバスも運行されています) 「施設全体が少し古いと感じる部分があります。」 「自由な校風な分、自分から積極的に行動しないと、ただ時間が過ぎていってしまうかもしれません。」 「大学進学を目指すなら、塾や予備校に通っている人が多い印象です。」 「先生によって指導の熱心さに差があるように感じることがあります。」
アクセス・通学
最寄り駅 しなの鉄道・JR小海線「小諸駅」から徒歩約25〜30分 しなの鉄道「東小諸駅」から徒歩約27分
バス 小諸駅からスクールバスが運行されており、約8分で到着します。 路線バスを利用する場合は、「小諸善光寺」バス停から徒歩約11分、「坂の上小学校」バス停から徒歩約11分です。
長野県立小諸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

