静岡学園高等学校は、静岡市葵区にキャンパスを構え、「静学(しずがく)」の愛称で親しまれている私立の中高一貫校です。全国的にその名が知られているサッカー部をはじめ、多くの部活動が輝かしい実績を誇る文武両道の学校として知られています。勉強と部活動を両立させ、充実した高校生活を送りたいと考える多くの受験生が静岡学園高等学校に注目しています。
静岡学園高等学校の基本情報
静岡学園高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
難易度・内申点の目安
主な併願校
静岡学園高等学校に設置されている学科・コース
教養科学科 1年次では、全員が共通のカリキュラムで基礎学力の定着を目指します。 2年次からは、希望進路に応じて以下の4つの系統に分かれます。 探究文系:難関国公立大学の文系学部を目指す生徒におすすめです。 探究理系:難関国公立大学の理系学部や医歯薬系学部を目指す生徒に最適です。 人文・社会系:私立大学の文系学部を中心に、幅広い進路に対応します。 物性・生命系:私立大学の理系学部や医療・看護系への進学を希望する生徒に向いています。
静岡学園高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 サッカー部をはじめとする部活動が盛んなため、活気がありエネルギッシュな雰囲気があります。 一方で、進学校として学習にも力を入れており、真面目に勉強に取り組む生徒も多いようです。まさに文武両道を体現している生徒が多いと言えるでしょう。 「自分のやりたいことができる学校」という口コミもあり、生徒の自主性が重んじられています。
校則 校則は、他の私立高校と比較すると、厳しすぎず緩やかすぎないという意見が多いようです。 特にスマートフォンの扱いについては厳しく、校内での使用は原則禁止で、登校後はロッカーに預ける決まりになっています。無断使用が見つかると没収されることもあるため、注意が必要です。 アルバイトは原則として禁止されています。
宿題・学習 「課題が非常に多い」という声が見られます。部活動と両立するためには、日々の計画的な学習が不可欠と言えそうです。 放課後には「SGT(SHIZUGAKU GOLDEN TIME)」と呼ばれる独自の学習時間が設けられており、補習や大学・企業と連携した特色ある講座が開講されています。 第1・第3土曜日には授業があります。
制服 制服は男女ともにブレザースタイルです。以前は男子が詰襟でしたが、2024年度からブレザーに変更されました。 かっこいい、かわいいというポジティブな評判がある一方で、着こなしに関する口コミも見られます。
施設 2011年に移転した新しいキャンパスなので、校舎が綺麗で開放的な点が魅力です。 全教室に冷暖房やWi-Fi環境が完備されており、快適な学習環境が整っています。
静岡学園高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 サッカー部:言わずと知れた全国屈指の強豪校です。全国高校サッカー選手権大会で2度の優勝を誇り、多くのJリーガーや日本代表選手を輩出してきました。そのテクニカルなスタイルは「静学スタイル」とも呼ばれ、多くのサッカーファンを魅了しています。 卓球部、柔道部、体操部、バスケットボール部なども全国レベルの実績を持ち、それぞれの部で高い目標を掲げて日々練習に励んでいます。 野球部も、過去には夏の甲子園でベスト8に進出した実績があります。
文化部 文化部も運動部に負けず劣らず盛んに活動しています。 吹奏楽部や書道部、歴史研究部、写真部などが各種大会で優秀な成績を収めています。 百人一首部や茶道部、囲碁・将棋部など、日本の伝統文化に触れられる部活動も充実しています。
イベント
静学祭(文化祭):毎年多くの来場者で賑わう、学校最大のイベントの一つです。クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージパフォーマンスなど、生徒たちのアイデアとエネルギーが爆発します。 体育祭・球技大会:クラス対抗で様々な競技に熱中します。特に体育祭は、学年を超えて応援に力が入り、学校全体が一体感に包まれます。 修学旅行:2年生の冬に実施されます。近年はシンガポールや台湾など、海外を訪れることが多いようです。異文化に触れる貴重な体験は、一生の思い出になるでしょう。 遠足・野外活動:1年生の時には、白糸の滝への遠足などが行われ、新しいクラスメイトとの親睦を深めます。
静岡学園高等学校の進学実績
最新の大学進学実績(2025年春)
国公立大学 主な合格実績として、東北大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学といった旧帝国大学や、横浜国立大学、静岡大学、静岡県立大学などが挙げられます。
難関私立大学 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学のほか、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)にも多数の合格者を出しています。
その他の進路 系列校である静岡産業大学への進学者もいます。また、指定校推薦の枠も豊富で、2025年度入試では理系学部109校、文系学部153校から推薦枠が付与されています。
進学サポート体制
静岡学園高等学校の特長・アピールポイント
全国初の「教養科学科」による先進的な教育:従来の教科の枠を超え、自ら課題を発見し解決する力を養う探究的な学びを実践しています。 独自の学習プログラム「SGT」:放課後の時間を活用し、通常の授業では味わえない多様な学びの機会を提供。大学や企業と連携した講座もあり、知的好奇心を刺激します。 文武両道を極める環境:全国レベルの部活動に打ち込みながら、難関大学合格を目指せる環境が整っています。学習と部活動の両立を学校全体でサポートしています。 新しく快適な学習環境:2011年に移転した校舎は、明るく開放的なデザインです。全教室にWi-Fiが完備されるなど、最新のICT設備も充実しています。 手厚い進路指導と豊富な指定校推薦枠:教員が生徒一人ひとりと向き合い、夢の実現を力強く後押しします。有名私立大学を中心に、豊富な指定校推薦枠も魅力です。 国際交流プログラムの充実:修学旅行(近年は台湾など)や、希望者対象のオーストラリア語学研修など、国際感覚を養う機会が豊富に用意されています。 静岡市中心部という好立地:JR静岡駅から徒歩圏内、最寄り駅やバス停からも近く、通学に非常に便利です。
静岡学園高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生方が熱心で、手厚く対応してくれる」という声が多く見られます。特 hepinize進路相談など、生徒一人ひとりに親身になってくれるようです。 「校舎が綺麗で施設が充実している」点は、多くの生徒が満足しているポイントです。気持ちの良い環境で学校生活を送ることができます。 「部活動が盛んで、高いレベルで文武両道を目指せる」という評判は、静岡学園の最大の魅力の一つと言えるでしょう。 「行事が楽しく、毎日が充実している」といった、学校生活の楽しさを伝える口コミも多数あります。 「SGTなど、自分の興味に合わせて学べる機会が多い」と、独自の教育プログラムを評価する声もあります。
気になる点
「課題の量が多くて大変」という意見は、覚悟しておく必要がありそうです。部活動との両立には、効率的な時間管理が求められます。 「校則、特にスマホのルールが厳しい」と感じる生徒もいるようです。校内では使えないため、不便に感じる場面もあるかもしれません。 「先生の当たり外れがある」という口コミも見られます。これはどの学校にも言えることかもしれませんが、相性の問題はあるようです。 「典型的な自称進学校」といった厳しい意見も一部で見られます。学校の方針と自分の学習スタイルが合うかどうか、見極めることが大切です。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 静岡鉄道静岡清水線「音羽町駅」より徒歩約8分 JR「静岡駅」より徒歩約20分、自転車で約6分
バスでのアクセス しずてつジャストライン「横内町静岡学園入口」バス停より徒歩約4〜5分
静岡学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス