静岡市立高等学校、通称「市高(いちこう)」は、静岡市に根ざした長い歴史と伝統を誇る進学校です。文武両道を校風に掲げ、生徒たちは学習だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組んでいます。自由な雰囲気の中にも、生徒一人ひとりの主体性を尊重する教育が魅力で、充実した3年間を送りたいと考える多くの受験生が静岡市立高等学校を目指しています。
静岡市立高等学校の基本情報
静岡市立高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:61 科学探究科:61
静岡市立高等学校に設置されている学科・コース
普通科
幅広い分野の学習を通して、国公立大学や難関私立大学など、多様な進路実現を目指す学科です。2年次からは文系・理系に分かれ、より専門的な学びを深めます。特に国公立大学への進学を強く希望する生徒向けに、朝の課外授業や勉強合宿などを行う「特別進学クラス」も設置されており、高い学習意欲を持つ生徒におすすめです。 科学探究科
文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けている理数系の専門学科です。 探究的な学びや課題研究、大学との連携授業などを通して、科学的思考力や表現力を養います。将来、科学技術の分野で活躍したい、物事を深く探究するのが好きだという生徒に最適な学科です。
静岡市立高等学校の特色・校風
宿題の量 : テスト前の課題など、宿題の量は「多い」と感じる生徒が多いようです。 文武両道を実現するためには、日々の計画的な学習が求められると言えるでしょう。校則 : 他の高校と比較すると、校則は比較的「緩やか」だという声が多く聞かれます。 頭髪検査なども厳しくないようで、生徒の自主性が尊重されている雰囲気がうかがえます。スマホの扱い : 始業から終業までは電源を切ってカバンにしまうのがルールですが、実際には先生に見つからないように使用している生徒もいるようです。 放課後などは比較的自由に使える雰囲気があるとの口コミもあります。生徒たちの雰囲気 : 明るく活発な生徒が多く、いじめなども少ないという評判です。 行事などにも積極的に参加し、クラスの団結力が強い傾向があります。アルバイト : 原則として禁止されています。 ただし、特別な事情がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合もあります。制服の評判 : 男子は伝統的な黒の学ラン、女子は紺色のセーラー服で、特に女子のセーラー服は「可愛い」と評判が高いです。 夏服は爽やかなブラウスになります。指定のカーディガンもあり、着こなしの幅も少しあるようです。土曜授業 : 学校説明会などが土曜日に開催されることがあり、授業が行われることもあるようです。
静岡市立高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
市高祭(文化祭) : 毎年大変な盛り上がりを見せる市高最大のイベントです。1年生は展示、2年生はアトラクション、3年生は食品販売など、各クラスが趣向を凝らした企画で来場者を楽しませます。体育大会 : クラス対抗で様々な競技に挑み、優勝を目指して一丸となります。応援にも熱が入り、学校全体が熱気に包まれます。修学旅行 : 2年生の冬に実施されることが多いようです。 仲間との絆を深める、高校生活最高の思い出の一つです。その他の行事 : スポーツ大会や百人一首大会、科学探究科の課題研究発表会など、年間を通して多彩な行事が計画されています。
静岡市立高等学校の進学実績
国公立大学 :旧帝大+一橋大+東工大:4名 その他の国公立大学:78名 地元の静岡大学や静岡県立大学への進学者も多数います。
難関私立大学 :早稲田、慶應、上智、東京理科、ICU:3名 GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政):33名 関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館):19名
その他の進路 :
上記の大学以外にも、多くの生徒が全国の私立大学や短期大学、専門学校へ進学しています。
静岡市立高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校
理数教育の拠点校として、先進的な科学技術や理科・数学の教育を実践しています。特に「科学探究科」では、大学レベルの研究に触れる機会も豊富です。 国公立大学進学を支える「特別進学クラス」
普通科の中に、より高いレベルの大学進学を目指すクラスを設置。朝課外や勉強合宿など、集中的に学べる環境が整っています。 全生徒が参加する活発な部活動
「文武両道」を学校方針として掲げ、部活動への加入を必須としています。学業と両立させながら、心身ともに大きく成長できる環境です。 生徒の主体性を育む「探究活動」
科学探究科だけでなく、学校全体で探究活動に力を入れています。自ら課題を見つけ、解決する力を養うことは、大学入試やその先の社会で生きる力となります。 歴史と人気を兼ね備えた制服
男子は伝統の学ラン、女子は可愛らしいと評判のセーラー服です。この制服に憧れて市高を目指す中学生も少なくありません。 学校全体が一体となる学校行事
「市高祭」や体育大会は、生徒が中心となって企画・運営され、毎年大きな盛り上がりを見せます。クラスや学年を超えた交流が、豊かな人間関係を育みます。
静岡市立高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」という声が非常に多いです。 「校則が厳しすぎず、自由な雰囲気で過ごしやすい」と感じる生徒が多いようです。 「文武両道が実践できる環境。勉強も部活も本気で取り組める。」 「女子のセーラー服が可愛いと評判で、それがモチベーションになっている。」 「明るく面白い友達がたくさんできる。いじめの話も聞かない。」
気になる点 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変」という意見があります。 「先生によって指導の熱心さに差があるように感じる」といった声も一部で見られます。 「進路指導では国公立大学を強く勧められる傾向がある」と感じる生徒もいるようです。 「校舎や体育館など、施設が少し古いのが残念」という意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :JR「静岡駅」または静岡鉄道「新静岡駅」から、しずてつジャストラインバス(唐瀬線など)に乗車し、「市立高校前」バス停で下車、徒歩すぐです。 静岡鉄道「長沼駅」「音羽町駅」、JR「東静岡駅」からも徒歩25分〜30分程度の距離にあります。
通学方法 :
学校の公式サイトによると、生徒の9割以上が自転車で通学しているとのことです。 静岡市内を中心に、比較的広範囲のエリアから生徒が通学しています。
静岡市立高等学校受験生へのワンポイントアドバイス