静岡県立静岡城北高等学校は、静岡市葵区に位置し、1903年設立の静岡県立高等女学校を前身とする、120年以上の歴史と伝統を誇る男女共学の高等学校です。長い間、女子教育の拠点として地域に貢献してきましたが、2005年度から男女共学となり、新たな歴史を刻み始めました。現在では「高き希望(のぞみ)」を校訓に掲げ、文武両道を実践しながら、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートしています。
静岡城北高等学校の基本情報
静岡城北高等学校の偏差値・難易度・併願校
静岡城北高等学校に設置されている学科・コース
普通科
国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く在籍しています。2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に合わせた専門的な学習を深めていきます。特に、国公立大学合格を目標とする「特進クラス」が設置されており、朝学習や夏期集中講座などを通じて、高いレベルで切磋琢磨できる環境が整っています。将来の夢に向かって、仲間と共に学力を高めたいという生徒におすすめです。 グローバル科
旧国際科から2021年度に改編された、国際社会で活躍できる人材の育成に特化した学科です。高い英語力はもちろん、異文化を理解し、多様な価値観を受け入れる姿勢を育みます。1年次のサマーセミナーや2年次の海外研修など、実践的なプログラムが豊富に用意されているのが大きな特長です。英語が好きで、将来は海外と関わる仕事がしたい、地域社会の国際化に貢献したい、という強い意欲を持つ生徒にぴったりの学科です。
静岡城北高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 : 「文武両道」を掲げており、勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組む活気があります。生徒たちは全体的に穏やかで落ち着いた雰囲気を持っているという声が多いようです。宿題の量 : いわゆる「自称進学校」と言われることもあり、日々の課題や小テストは多めという意見が見られます。特に予習・復習は欠かせず、家庭での学習習慣が重要になるようです。校則 : 他の公立高校と比較すると、校則はやや厳しめという口コミが多い傾向にあります。特に、頭髪や服装に関する指導はしっかりしているようです。スマートフォンの使用については、校内での使用は原則禁止で、朝のSHRで預ける決まりになっているという声があります。生徒たちの雰囲気 : 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多いようです。アルバイト : 原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能なようです。制服 : 伝統的なブレザータイプの制服です。かつては女子校だった歴史もあり、品があると評判です。ただし、デザインについては好みが分かれる部分もあるようです。土曜授業 : 土曜授業が実施されることがあります。進学に向けた学習時間を確保するための取り組みの一環です。
静岡城北高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
城北祭(文化祭) : 毎年6月に行われる最大のイベントです。1年生は階段装飾、2・3年生はクラスごとの企画や模擬店など、学校全体が一体となって盛り上がります。文化部のステージ発表や有志によるバンド演奏、ダンスパフォーマンスなども見どころの一つで、多くの来場者で賑わいます。体育祭 : 城北祭と並ぶ大きなイベントで、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。応援合戦などもあり、クラスの団結力が一層深まります。修学旅行 : 2年次に実施されます。行き先は年度によって異なりますが、仲間と共に過ごす数日間は、高校生活の中でも特に心に残る貴重な体験となります。グローバル科では、海外への研修旅行が企画されることもあります。球技大会 : 年に数回開催され、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどの種目でクラス対抗戦が行われます。
静岡城北高等学校の進学実績
静岡城北高等学校の特長・アピールポイント
グローバル教育の充実 : グローバル科を中心に、学校全体で国際理解教育に力を入れています。海外研修や留学生との交流、オンライン英会話など、実践的な語学力と異文化対応能力を養うプログラムが豊富です。文武両道を実践できる環境 : 多くの生徒が部活動に加入しながら、学習にも真剣に取り組んでいます。全国レベルで活躍する部活動がある一方で、国公立大学への高い進学実績も維持しており、まさに文武両道を体現している学校です。落ち着いた学習環境 : 閑静な住宅街に位置しており、生徒たちは静かで落ち着いた環境の中で学習に集中することができます。校内には自習スペースも多く設けられており、放課後も多くの生徒が残って勉強に励んでいます。歴史と伝統に育まれた校風 : 120年以上の歴史を持つ伝統校であり、その中で培われてきた品格ある校風が魅力です。卒業生のネットワークも広く、社会の様々な分野で活躍する先輩たちが後輩たちを温かく見守っています。活気あふれる学校行事「城北祭」 : 学校最大のイベントである「城北祭(文化祭)」は、生徒が主体となって創り上げる一大イベントです。クラス企画やステージ発表など、生徒たちの創造性とエネルギーが爆発し、学校全体が熱気に包まれます。手厚い進路指導体制 : 特進クラスの設置や長期休暇中の集中講座、個別指導など、生徒一人ひとりの目標達成に向けたきめ細やかな進路サポートが充実しています。
静岡城北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強で分からないことがあっても質問しやすい環境です。」 「城北祭や体育祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強まります。最高の思い出が作れました。」 「落ち着いた雰囲気で、真面目に勉強したい人にはとても良い環境だと思います。周りの意識も高いので、自然と頑張れます。」 「グローバル科のプログラムが充実していて、英語力を伸ばしたい人には本当におすすめです。留学生と話す機会も多いです。」 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら打ち込めるものがあるのが良いです。」
気になる点 :「校則が少し厳しいと感じることがあります。特にスマホの使用ルールはもう少し緩やかでも良いのに、という声は聞きます。」 「いわゆる自称進学校なので、課題や小テストが多くて大変だと感じることもあります。」 「校舎が少し古い部分があるのが気になります。ただ、清掃は行き届いていると思います。」 「最寄り駅から少し距離があるので、バスを利用するか、自転車通学の生徒が多いです。」 「先生によっては指導の熱量に差があるように感じることがありました。」
アクセス・通学
最寄り駅・バス停からのアクセス :JR「静岡駅」からバスで約15分。 しずてつジャストライン「県立病院高松線」に乗車し、「城北高校前」バス停で下車、徒歩約2分。 しずてつジャストライン「大浜麻機線」に乗車し、「記念碑前」バス停で下車、徒歩約2〜5分。
静岡鉄道「新静岡駅」からは徒歩で約29分ほどの距離です。
通学エリア :
静岡市葵区、駿河区を中心に、市内全域から多くの生徒が通学しています。また、焼津市や藤枝市など、近隣の市から通っている生徒もいます。多くの生徒がJR静岡駅からバスに乗り換えて通学しているようです。
静岡城北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス