香川県三豊市にたたずむ香川県立高瀬高等学校は、豊かな自然に囲まれた落ち着いた環境の中で、生徒一人ひとりが持つ個性と能力を伸ばすことに力を注いでいる学校です。1948年に創立され、70年以上の歴史と伝統を誇り、これまで多くの卒業生を社会に送り出してきました。
高瀬高等学校の基本情報
高瀬高等学校の偏差値・難易度・併願校
高瀬高等学校に設置されている学科・コース
普通コース(文系・理系): 2年生から文系と理系に分かれます。文系コースは充実した自由選択科目で多様な進路に、理系コースは数学や理科を重点的に学び、理系大学や医療系の進路に対応します。 スポーツコース: 体育に関する専門的な知識や技術を学びます。野外実習やスノーボード実習、カヌー実習など特徴的な授業があり、体育系・医療系・福祉系の進路を目指す生徒におすすめです。 総合クラス: 1年生から設置され、国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒のためのクラスです。個別指導を充実させ、より高いレベルの学習環境が提供されます。
高瀬高等学校の特色・校風
宿題の量: 宿題の量は、コースや学年によって差があるようですが、「多い」と感じる生徒と「普通」と感じる生徒がいるようです。特に総合クラスでは、日々の課題や週末課題が多く出される傾向があります。 校則: 他の高校と比較して、標準的な厳しさという声が多いようです。服装や頭髪に関する規定はありますが、最近では生徒会の働きかけにより、下校時の服装に関する規定が変更されるなど、生徒の意見を尊重する動きも見られます。アルバイトは原則禁止ですが、家庭の事情などやむを得ない場合は許可制となっています。スマートフォンの校内への持ち込みは許可されていますが、使用ルールは定められています。 生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や学校行事には活発に取り組むなど、メリハリのある生徒が多い印象です。 制服: 男女ともにブレザータイプで、落ち着いたデザインが特徴です。特に大きな不満の声は聞かれず、標準的な制服として受け入れられているようです。 土曜授業: 基本的に土曜授業はありません。
高瀬高等学校の部活動・イベント
部活動
カヌー部: 全国大会の常連であり、過去には全国優勝を11回(男子3回、女子8回)も達成している強豪です。恵まれた環境の中で、高いレベルを目指すことができます。 ライフル射撃部: こちらも全国レベルで活躍する選手を多数輩出しており、集中力と精神力を鍛えたい生徒に人気です。 野球部: 甲子園出場経験もあり、地域の期待を背負って日々練習に励んでいます。 文化部: 吹奏楽部や美術部、放送文芸部など、様々な文化部が活動しており、コンクールでの入賞や地域イベントでの発表など、活発に成果を上げています。
イベント
のぞみが丘祭(文化祭・体育祭): 毎年大変な盛り上がりを見せます。文化祭ではクラスごとの展示やステージ発表、模擬店などがあり、体育祭では学年を超えた団結力が見られます。 クラスマッチ: 年に2回、球技を中心にクラス対抗で競い合います。クラスの仲を深める絶好の機会です。 修学旅行: 2年生の冬に実施され、行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとっては高校生活一番の思い出となるイベントです。 校内駅伝大会: 冬の恒例行事で、クラスの代表がタスキをつなぎます。応援にも熱が入り、学校全体が一体となります。
高瀬高等学校の進学実績
国公立大学: 香川大学や愛媛大学といった地元の大学をはじめ、高知県立大学、県立広島大学などへの進学実績があります。 難関私立大学: 関西圏の関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学(関関同立)や、関東圏の法政大学などへの合格者も出ています。 その他: 近畿大学、京都産業大学、龍谷大学などの関西圏の大学や、岡山理科大学、松山大学など近県の大学への進学者が多い傾向にあります。また、医療系の専門学校への進学者も多いのが特徴です。 就職: 公務員(警察・消防など)や地元企業への就職者もいます。
高瀬高等学校の特長・アピールポイント
多様な進路に対応するコース制: 国公立大学を目指す総合クラスから、専門性を高めるスポーツコースまで、自分の目標に合わせた学びが選択できます。 ICT教育の推進: 県下の公立高校でも先進的にICT教育を推進しており、生徒一人1台のタブレット端末を活用した授業が行われています。これにより、主体性や思考力、表現力が育まれます。 全国レベルの部活動: カヌー部やライフル射撃部など、全国で活躍する部活動があり、高いレベルでスポーツに打ち込める環境が整っています。 地域連携プログラム「ミライ塾」: 地元三豊市の課題について考え、社会に貢献する意欲を育む探究学習プログラムがあります。将来の夢や生き方を考える貴重な機会となっています。 手厚い進路指導: 生徒一人ひとりの個性と希望を尊重した、丁寧な進路指導が行われています。 豊かな自然に囲まれた学習環境: 爺神山と国市池に囲まれた「のぞみが丘」と呼ばれる落ち着いた環境で、学業に集中できます。 活気ある学校行事: 生徒が主体となって作り上げる「のぞみが丘祭」など、学校全体で盛り上がる行事が多く、充実した高校生活を送ることができます。
高瀬高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、進路のことも安心して相談できる」 「部活動がとても盛んで、目標に向かって仲間と頑張れる環境がある」 「のぞみが丘祭などの行事が本当に楽しくて、最高の思い出になった」 「ICT機器が整備されていて、授業が分かりやすく面白い」 「落ち着いた雰囲気で、自分のペースで勉強に集中できる」
気になる点: 「校舎や体育館などの施設が少し古いと感じることがある」 「最寄り駅から少し歩くので、雨の日などは少し大変」 「もう少し校則が緩やかになれば、もっと自由な高校生活が送れるのに、という声もある」
アクセス・通学
最寄り駅: JR予讃線「高瀬駅」から徒歩約10〜15分(約1km)。 バス: 三豊市コミュニティバス「加茂(高瀬高校口)」バス停から徒歩約3分。
高瀬高等学校受験生へのワンポイントアドバイス