富山県立高岡工芸高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、ものづくりのプロフェッショナルを目指すための専門高校です。「より高きをめざす『尚美』の精神」という建学の精神を受け継ぎ、これまで2万人以上の卒業生を社会に送り出してきました。高岡工芸高等学校では、機械や建築、デザインなど7つの専門学科が設置されており、それぞれの分野で深い知識と確かな技術を身につけることができます。
高岡工芸高等学校の基本情報 
高岡工芸高等学校の偏差値・難易度・併願校 
高岡工芸高等学校に設置されている学科・コース 
機械科: ものづくりの基本となる機械の設計や製作、制御について学びます。機械いじりが好きで、将来はメーカーなどで活躍したい人におすすめです。 電子機械科: 機械工学と電子工学、情報技術を融合したメカトロニクス技術を学びます。ロボットや自動化技術に興味がある人にぴったりの学科です。 電気科: 私たちの生活に欠かせない電気エネルギーについて、発電から利用まで幅広く学びます。電気工事士などの資格取得も目指せます。 建築科: 住宅から公共建築まで、様々な建物の設計や施工、構造について学びます。将来、建築士や施工管理技士として活躍したい人におすすめです。 土木環境科: 道路や橋、ダムなど社会基盤の整備や、自然環境の保全について学びます。測量やまちづくりに興味がある人に向いています。 工芸科: 金属工芸や漆芸など、高岡の伝統工芸の技術を基礎から学びます。伝統技術を受け継ぎ、新しいものづくりに挑戦したい人におすすめです。 デザイン・絵画科: デッサンや色彩構成などの基礎から、CGデザインまで幅広く学びます。デザインやアートの世界で活躍したいという夢を持つ人におすすめです。 
高岡工芸高等学校の特色・校風 
校風・生徒の雰囲気: 専門的な知識や技術を学ぶ意欲の高い生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気があります。一方で、体育祭や文化祭などの行事では、クラス一丸となって盛り上がる活発な一面も見られます。 校則: 校則は、他の高校と比較すると厳しいという声が多いようです。特に頭髪や服装に関する指導は定期的(週に一度)に行われており、厳しいと感じる生徒もいるようです。スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、見つかった場合は奉仕活動などが課されることもあるようです。アルバイトは、学業や部活動に支障がない範囲で許可制となっていますが、成績不振の場合は許可されないことがあります。 宿題・授業: 専門教科では実習や製図などの課題が多く、計画的に進める必要があります。土曜授業は基本的にありません。 制服: 制服は男子が詰襟、女子がブレザーです。特にデザインが個性的というわけではありませんが、清楚で好感が持てるという評判です。 
高岡工芸高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部: 特にバドミントン部やバスケットボール部、サッカー部などが県内でも強豪として知られています。多くの運動部が県大会上位を目指して日々練習に励んでいます。 文化部: ものづくり系の高校ならではの専門性を活かした部活動が多数あります。例えば、機械工学部や建築工学部などでは、コンテストへの出品や資格取得に向けた活動が活発です。また、美術部や陶芸部、クラフト部などは、毎年開催される「尚美展」で素晴らしい作品を披露しています。 
イベント 
尚美展(文化祭): 毎年秋に開催される、高岡工芸高等学校最大のイベントです。各学科の生徒たちが1年間の学習成果を発表する場で、実習で製作した作品や研究の展示は圧巻です。特に工芸科やデザイン・絵画科の作品はプロ顔負けのクオリティで、地域からも多くの人が見学に訪れます。 体育祭: クラス対抗で様々な競技が行われ、学校中が熱気に包まれます。学科や学年を超えた交流の場ともなっており、生徒たちの一体感が生まれます。 修学旅行: 近年では、関東方面や関西方面を訪れることが多いようです。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 
高岡工芸高等学校の進学実績 
就職: 県内を中心に、製造業や建設業など、各学科の専門分野に関連する優良企業への就職実績が多数あります。長年にわたる企業との信頼関係から、多くの求人が寄せられています。 国公立大学: 富山大学や金沢大学、福井大学など、地元の国公立大学への進学者を輩出しています。 私立大学: 金沢工業大学や福井工業大学、千葉工業大学といった工業系の大学への進学者が多い傾向にあります。その他、美術系の大学へ進学する生徒もいます。 専門学校: より専門的な技術を身につけるため、各種専門学校へ進学する生徒も少なくありません。 
高岡工芸高等学校の特長・アピールポイント 
120年以上の歴史と伝統: 明治27年の創立以来、富山県の産業界を支える多くの人材を育成してきた実績と伝統があります。 7つの多彩な専門学科: 機械、電気、建築、土木、工芸、デザインという幅広い分野を網羅しており、自分の興味や関心に合わせて専門性を深めることができます。 充実した施設・設備: 各学科に専門的な実習を行うための最新の設備が整っています。プロと同じ環境で学ぶことで、実践的な技術を身につけることができます。 地域に根差した「尚美展」: 100回以上の歴史を誇る学習成果発表会「尚美展」は、生徒の目標であると同時に、地域文化の発展にも貢献しています。 高い資格取得率: 在学中に、それぞれの専門分野に関連する様々な資格や検定に挑戦できます。取得した資格は、進学や就職の際に大きなアピールポイントになります。 企業や大学との連携: 地元企業の技術者を講師として招いたり、大学と連携した授業を行ったりと、社会とつながる学びの機会が豊富にあります。 美術館を併設する珍しい高校: 校内に「青井記念館美術館」があり、優れた美術工芸品を鑑賞することができます。 
高岡工芸高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点: 「専門的な知識や技術を深く学べるので、将来の夢が明確な人には最高の環境だと思う。」 「資格取得に力を入れていて、先生方が親身にサポートしてくれる。」 「就職率が良く、有名な企業からの求人も多い。」 「施設や設備が新しく、充実しているので実習が楽しい。」 「尚美展(文化祭)は本当に見応えがあって、準備期間も含めて最高の思い出になる。」 
気になる点: 「校則が他校に比べて厳しいと感じることがある。特に頭髪検査は厳しい。」 「専門科目の勉強が大変で、予習・復習が欠かせない。」 「駅から近いのは便利だが、普通科の高校のような華やかなイメージとは少し違うかもしれない。」 
アクセス・通学 
最寄り駅: JR氷見線「越中中川駅」から徒歩約4分 
バス: 加越能バス「工芸高校前」バス停から徒歩約2分 富山地方鉄道バス「中川」バス停から徒歩約5分 

