香川県立高松北高等学校は、中高一貫教育を行う歴史ある学校で、多くの生徒が「北高」という愛称で親しんでいます。豊かな自然に囲まれた環境でのびのびと学校生活を送れること、そして生徒一人ひとりの個性を尊重し、夢の実現をサポートする多彩なコース設定が大きな魅力です。高松北高等学校は、勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組みたいと考えている中学生にとって、非常に魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
高松北高等学校の基本情報
高松北高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科 54程度。同じくらいの偏差値の他の高校: 高松桜井高等学校 三木高等学校 高松東高等学校
合格に必要な内申点の目安:
合格者の平均的な内申点は150点前後(220点満点)という情報があります。 これは、通知表の5段階評価で平均して3.5程度、つまり半分くらいの科目で4が求められるイメージです。ただし、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の点数との合計で合否が判断されます。 主な併願校:
香川県の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、併願校は私立高校となります。高松北高等学校を受験する生徒の多くは、以下のような私立高校を併願校として検討する傾向があるようです。 英明高等学校(特に進学コース) 香川誠陵高等学校 大手前高松高等学校
高松北高等学校に設置されている学科・コース
飛翔(ひしょう)コース(文理): 難関国公立大学への進学を目指す選抜コースです。 高度な内容を学び、高いレベルで切磋琢磨したい生徒におすすめです。グローバルコース(文理): 国際社会で活躍できる人材の育成を目指します。 海外語学研修などを通じて、実践的な語学力と国際感覚を養いたい生徒にぴったりです。アドバンスコース(文理): 国公立大学や理系大学を目指す生徒のためのコースです。 基礎から応用まで着実に学力を伸ばし、希望の進路を実現したい生徒におすすめです。カルチャーコース: 人文・社会・自然科学・芸術など、幅広い分野から自分の興味に合わせて学べます。 専門学校への進学や就職など、多様な進路を考えている生徒におすすめです。スポーツコース: 体育の専門的な授業や部活動を通して、運動能力と技能の向上を図ります。 スポーツ系の大学への進学や、アスリートを目指す生徒に最適なコースです。
高松北高等学校の特色・校風
校風: 文武両道、活気がある、生徒の自主性を尊重宿題の量: コースや学年によって差があるようですが、特に飛翔コースは授業の進度が速く、課題も多めという声があります。校則: 全体的に見ると、標準的な校則のようです。スマホ: 持ち込みは許可制で、校内では電源を切ってカバンに保管するのがルールのようです。服装: 制服の着こなしについては、スカートは膝下、指定のセーターやベスト着用時はリボン・ネクタイ必須など、やや厳しめという意見が見られます。 ただし、男女ともにスラックスとスカート、リボンとネクタイを自由に選択できる点は評価されています。アルバイト: 原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。 3年生の家庭学習期間中は可能との声もあります。
生徒たちの雰囲気: コースによって雰囲気は異なりますが、全体的に明るく元気な生徒が多いようです。特にスポーツコースは活気にあふれているという口コミがあります。制服の評判: 女子生徒の制服はセーラー服で、可愛いと評判のようです。男子は一般的な学ランです。土曜授業: 土曜授業の有無に関する明確な情報は見当たりませんでしたが、進学コースなどでは補習が行われる可能性があります。
高松北高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動: フェンシング部: 卒業生にはオリンピック金メダリストもおり、全国屈指の強豪校として知られています。レスリング部: こちらもパリオリンピックで金メダリストを輩出するなど、輝かしい実績を誇ります。テニス部、体操部、ラグビー部、サッカー部: これらの部活動も全国大会常連で、高いレベルで活動しています。陸上競技部: 自己記録の更新と上位大会への出場を目標に、多くの選手が活躍しています。文化部: 吹奏楽部、合唱部、邦楽部、書道部なども活発に活動しており、地域のイベントなどでもその成果を披露しています。
全体の様子: 運動部、文化部ともに種類が豊富で、多くの生徒が部活動に加入し、活気にあふれています。中高合同で活動することもあり、先輩後輩の繋がりが強いのも特徴です。
イベント
文化祭(北高祭): 中高合同で行われるため、出し物の数が多く、毎年大変な盛り上がりを見せます。 1日目は非公開、2日目は一般公開されるようです。体育祭: こちらも中高合同で、学年やクラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。修学旅行: 選択制となっており、シンガポールや北海道など、国内外の様々な場所から行き先を選べるのが大きな魅力です。その他: クラスマッチや芸術鑑賞会など、年間を通して多彩な行事が予定されています。
高松北高等学校の進学実績
国公立大学:
2024年度は、旧帝大を除く国公立大学に30名が合格しています。 地元の香川大学をはじめ、岡山大学、徳島大学など、中四国の大学への進学者が多い傾向があります。 難関私立大学:
2024年度の実績では、早慶上理ICUに2名、GMARCHに3名、関関同立に29名が合格しています。 その他:
その他、多くの生徒が私立大学や短期大学、専門学校へ進学しています。また、公務員や民間企業への就職実績もあります。 進学サポート:
難関国公立大学合格を支援する「飛翔プログラム」など、各コースの目標に応じた手厚いサポート体制が整っています。 少人数の授業が多く、先生に質問しやすい環境も魅力の一つです。
高松北高等学校の特長・アピールポイント
多彩な6つのコース制: 生徒一人ひとりの興味・関心や進路希望にきめ細かく対応できるコース設定が最大の特長です。全国トップレベルの部活動: フェンシングやレスリングではオリンピック金メダリストを輩出するなど、世界を目指せる環境があります。中高一貫校ならではの活気: 中学生と高校生が共に活動することで、学校全体が活気に満ちています。グローバル教育の充実: 海外語学研修や国際交流プログラムを通して、国際感覚を養う機会が豊富に用意されています。選択できる修学旅行: シンガポールや北海道など、複数の候補地から自分で行き先を選べるユニークな取り組みです。充実した施設: 広い敷地内にグラウンドや体育館が2つずつあり、部活動や体育の授業でのびのびと活動できます。「せとうち留学」制度: 香川県外からも生徒を受け入れており、多様なバックグラウンドを持つ生徒と共に学べる環境です。
高松北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「部活動がとても盛んで、全国レベルの選手もいて刺激になる」という声が多数あります。 「コースがたくさんあるので、自分のやりたいことを見つけやすい」 「中高合同の行事が多く、とても盛り上がって楽しい」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「挨拶がしっかりできる生徒が多く、学校全体の雰囲気が良い」
気になる点: 「坂の上にあるので、駅から歩くのが少し大変」という意見があります。 「制服の着こなしなど、服装に関する校則が少し厳しいと感じる」 「コースによって生徒の雰囲気や学力に差がある」という声も聞かれます。 「施設が全体的に少し古い部分がある」
アクセス・通学
最寄り駅: ことでん志度線「六万寺駅」から徒歩約14分 ことでん志度線「大町駅」から徒歩約13分 JR高徳線「八栗口駅」から徒歩約15分 ことでん志度線「八栗新道駅」から徒歩約14分
通学エリア:
高松市内からの通学者が多いですが、さぬき市や東かがわ市など、東讃地域からも多くの生徒が通学しています。また、「せとうち留学」制度を利用して県外から通う生徒もいます。
高松北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス