三重県津市に位置する高田高等学校は、長い歴史と伝統を誇る、県内でも有数の私立進学校です。真宗高田派の教えを建学の精神とし、豊かな人間性を育む仏教教育を土台としながら、生徒一人ひとりの学力向上と希望進路の実現を力強くサポートしています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が、高田高等学校の大きな魅力と言えるでしょう。
高田高等学校の基本情報
高田高等学校の偏差値・難易度・併願校
Ⅱ類・特別選抜:63 Ⅱ類:56 Ⅰ類:46
高田高等学校に設置されている学科・コース
Ⅱ類・特別選抜コース どんなことを学ぶ場所か:国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。ハイレベルな授業と手厚いサポート体制で、第一志望合格へと導きます。 どんな生徒におすすめか:高い目標を持ち、仲間と切磋琢磨しながら難関大学合格を目指したい人におすすめです。
Ⅱ類コース どんなことを学ぶ場所か:国公立大学や有名私立大学への進学を目指し、学習と部活動の両立を図るコースです。バランスの取れた高校生活を送ることができます。 どんな生徒におすすめか:勉強も部活動もどちらも頑張りたい、文武両道を目指す人におすすめです。
Ⅰ類コース どんなことを学ぶ場所か:多様な進路希望に対応し、一人ひとりの個性を伸ばす教育を行うコースです。系列の高田短期大学への進学や、四年制大学、専門学校、就職など、幅広い選択肢があります。 どんな生徒におすすめか:自分のペースでじっくり学びたい、多様な進路の中から自分に合った道を見つけたい人におすすめです。
高田高等学校の特色・校風
宿題の量
特にⅡ類特別選抜コースでは、日々の課題や週末課題など、宿題の量は多い傾向にあるようです。「自称進学校の特徴をこれでもかと詰め込んだ学校」という口コミもあり、特に特選コースは国公立大学進学を強く意識したカリキュラムのため、課題に追われる毎日になるという声が見られます。 校則
校則は、他の高校と比較して厳しいと感じる生徒が多いようです。特に、スマートフォンの校内での使用は禁止されており、通学中も駅や校門前での使用は控えるよう指導されています。服装に関しても、スカート丈や髪型についての規定があり、定期的に頭髪服装検査が実施されます。 肩に髪がつく場合は結ぶ必要がある、といった決まりもあるようです。 生徒たちの雰囲気
真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事などでは一体となって盛り上がる活発さも持ち合わせているようです。学習スペースが充実しており、休み時間や放課後に熱心に勉強する生徒の姿も多く見られます。 アルバイト
原則としてアルバイトは禁止されています。 制服の評判
制服については、伝統的なデザインで品があるという意見もあれば、夏服と冬服のデザインがほぼ同じでバリエーションが少ないと感じる声もあります。 土曜授業
土曜授業も実施されており、学習時間の確保に力が入れられています。
高田高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 馬術部:県内の高校で唯一の馬術部は、全国的にも珍しく、常に高いレベルで活躍しています。 なぎなた部:全国大会の常連校として知られ、短い練習時間で集中して取り組むスタイルで好成績を収めています。 放送部:NHK杯全国中学校放送コンテストで最優秀賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇ります。 卓球部:三重県の強化指定運動部に指定されており、10年連続でインターハイに出場した実績があります。 短歌部や演劇部も全国大会で優秀な成績を収めており、文化部の活躍も目立ちます。
全体の様子
運動部、文化部ともに充実しており、多くの生徒が部活動に加入し、活気にあふれています。中高一貫の6年制の生徒と共に活動することもあり、幅広い交流が生まれています。
イベント
文化祭・体育祭:毎年大変な盛り上がりを見せ、クラスや学年を越えた団結力が生まれる一大イベントです。準備期間から生徒が主体となって企画・運営を行い、青春の1ページを彩ります。 研修旅行:高校生活の大きな思い出となる研修旅行では、仲間との絆を深めながら、見聞を広める貴重な体験ができます。 仏教関連行事:建学の精神に基づき、「花祭り」や「報恩講」といった仏教関連の行事が行われるのも大きな特徴です。 また、月に一度、隣接する真宗高田派本山専修寺へ参詣する「本山参詣」があり、心を落ち着かせ、自分を見つめ直す時間となっています。
高田高等学校の進学実績
国公立大学
東京大学、京都大学、大阪大学といった最難関大学をはじめ、名古屋大学や三重大学など、地元の国公立大学にも安定した合格実績を誇ります。 特に医学部医学科への進学者が多いのも特徴です。 難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの「早慶上理」や、「GMARCH」「関関同立」といった難関私立大学にも、毎年多くの生徒が進学しています。 その他の進路
四年制大学への進学が中心ですが、Ⅰ類コースからは系列の「高田短期大学」への進学の道も開かれています。
高田高等学校の特長・アピールポイント
仏教教育を通じた人間形成
真宗高田派の宗門立学校として、毎月の本山参詣や宗教行事を通じて、感謝の心や命の尊さを学び、豊かな人間性を育むことができます。 全国レベルで活躍する多彩な部活動
全国的にも珍しい馬術部をはじめ、なぎなた部、放送部、卓球部など、全国の舞台で活躍する部活動が数多くあり、高いレベルで文武両道を実践できます。 充実した学習施設
私立ならではの綺麗な校舎や、集中して自習に取り組める学習室、蔵書が豊富な図書館など、学習に打ち込める環境が整っています。 3つの類(コース)による多様な進路実現
難関大学を目指すⅡ類特別選抜コースから、幅広い進路に対応するⅠ類コースまで、自分の目標に合わせた学びの場が用意されています。 国際交流プログラム
海外の姉妹校との交流などを通じて、国際的な視野を広げる機会が設けられています。
高田高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって質問や相談に対応してくれる」という声が多く、学習サポートが手厚い点が評価されています。 「施設が綺麗で学習環境が整っている」という意見も多数見られます。特に自習室は多くの生徒に活用されているようです。 「部活動が盛んで、全国レベルの活動ができるのが魅力」といった声も多く、文武両道を目指す生徒にとって満足度が高いようです。 「真面目で落ち着いた生徒が多く、安心して学校生活を送れる」という点も、保護者から高く評価されています。
気になる点 「校則が厳しい」という声が最も多く挙げられています。特にスマートフォンや服装に関する規則を窮屈に感じる生徒がいるようです。 「宿題や課題の量が多い」と感じる生徒もおり、特にⅡ類では日々の学習に追われることがあるようです。 「難関大学への進学実績は、ほとんどが中高一貫の6年制の生徒によるもの」という指摘があり、3年制の生徒は入学後の頑張りがより重要になります。 「仏教関連の行事が独特」という意見もあり、宗教色のある学校文化が合うか合わないか、好みが分かれる点かもしれません。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR紀勢本線「一身田駅」より徒歩 約5分 伊勢鉄道「東一身田駅」より徒歩 約15分 近鉄名古屋線「高田本山駅」より徒歩 約20分
バスでのアクセス 三重交通バス「高田高校前」バス停下車すぐ
高田高等学校受験生へのワンポイントアドバイス