鴻巣女子高等学校は、埼玉県鴻巣市にある歴史と伝統を誇る女子校です。「のすじょ」の愛称で親しまれ、地域に根ざした教育活動を展開しています。普通科に加えて、全国の公立高校で唯一の「保育科」や、調理と被服を専門的に学べる「家政科学科」といったユニークな専門学科を設置しているのが大きな特長です。
鴻巣女子高等学校の基本情報
鴻巣女子高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:42 保育科:45 家政科学科:42
鴻巣女子高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:幅広い教養を身につけ、大学進学や専門学校、就職など多様な進路希望に対応できる学力を養います。英語と数学では少人数授業を実施し、きめ細やかな指導を行っています。 どんな生徒におすすめか:まだ将来の夢がはっきり決まっていない人や、大学進学を目指して幅広く勉強したい人におすすめです。
保育科 どんなことを学ぶ場所か:全国の公立高校で唯一設置されている学科です。保育に関する専門知識やピアノ・読み聞かせなどの技術を学び、近隣の保育園や幼稚園での実習も経験します。 どんな生徒におすすめか:将来、保育士や幼稚園の先生になりたいという強い意志を持っている人におすすめです。
家政科学科 どんなことを学ぶ場所か:食物調理と被服製作の両方を専門的に学びます。調理実習や被服製作実習が多く、実践的な技術を身につけることができます。 どんな生徒におすすめか:料理やお菓子作り、洋服のデザインや製作に興味があり、将来は食やファッションに関わる仕事に就きたい人におすすめです。
鴻巣女子高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
専門学科があるため、生徒はそれぞれの目標に向かって真面目に学習に取り組んでおり、落ち着いた雰囲気があるようです。女子校ならではの和気あいあいとした雰囲気で、生徒同士の仲が良いという声が多く聞かれます。 宿題の量
学科や選択科目によって異なりますが、専門的な課題や実習の準備が必要な場合があるようです。特に、保育科や家政科学科では、授業外での学習も重要になります。 校則
校則は、他の公立高校と比較して標準的か、やや厳しめと感じる生徒もいるようです。 服装:制服の着こなし(スカート丈は膝の中央など)については、定期的に指導があるようです。 スマホ:校内での使用は制限されているとの声があります。 頭髪:染髪や化粧は認められていません。 アルバイト:特別な事情がある場合は許可制となっていることが多いようです。
制服
制服は紺のブレザーに丸襟のブラウス、チェックのスカートで、可愛らしいと評判が良いようです。リボンには学年ごとに色のラインが入っています。 土曜授業
土曜授業は基本的に実施されていません。
鴻巣女子高等学校の部活動・イベント
部活動
有名な部活動 人形劇部 :地域の保育園やイベントで公演を行うなど、活発に活動しており、県内でも有名です。保育科の生徒が多く所属しているようです。なぎなた部 :県内でも設置校が少ない珍しい部活動で、関東大会などに出場する実績があります。ソフトボール部 :県大会に出場するなど、熱心に活動しています。
文化部の活動
箏曲部、吹奏楽部、美術部なども地域のイベントに参加するなど、積極的に活動しています。調理部やJRC(青少年赤十字)など、学科の特色と関連した部活動もあります。
イベント
文化祭(撫子祭)
毎年9月に行われ、一般公開もされます。家政科学科3年生によるファッションショーや、保育科3年生による子ども向けの劇「こどものくに」は、そのレベルの高さから毎年大好評です。 体育祭
6月に行われます。特に3年生がクラスごとに披露する「ソーラン節」の演舞は圧巻で、学校の名物となっています。 修学旅行
2年生の秋に実施され、行き先は沖縄などが多いようです。
鴻巣女子高等学校の進学実績
主な進路状況
卒業生の進路は、専門学校への進学が最も多く、次いで大学・短大への進学、就職と続きます。近年は大学進学を目指す生徒も増加傾向にあります。 大学・短大
保育科や家政科学科の生徒は、学んだ専門知識を活かせる大学や短大への進学が多いです。特に保育・教育系の学部・学科や、栄養・被服系の学部・学科への指定校推薦枠が多数あります。 専門学校
看護医療系、保育・福祉系、調理・製菓系、服飾・デザイン系など、多様な分野の専門学校へ進学しています。 就職
一般事務や販売、製造など、地元企業を中心に安定した就職実績があります。 進路サポート
三者面談や進路ガイダンスなどを通じて、生徒一人ひとりの進路希望に丁寧に対応しています。
鴻巣女子高等学校の特長・アピールポイント
全国公立高校で唯一の「保育科」
保育士や幼稚園教諭を目指す生徒にとって、高校3年間で専門的な知識と技術を深く学べる理想的な環境です。 実践的な学びができる「家政科学科」
調理と被服の両方を本格的に学べるカリキュラムが特徴です。プロの講師を招いた特別授業などもあり、高いレベルの技術を習得できます。 伝統の文化祭名物「ファッションショー」と「こどものくに」
家政科学科と保育科の3年生が3年間の学びの集大成として発表する舞台は、毎年多くの来場者を魅了します。 地域に根差した多彩な交流活動
人形劇部の保育園訪問や、地域のイベントへの参加など、学校外で活動する機会が豊富にあり、実践的な学びにつながっています。 女子校ならではの落ち着いた学習環境
生徒が学習や部活動に集中しやすい環境が整っています。リーダーシップを発揮する機会も多く、自立した女性へと成長できます。 充実した指定校推薦枠
保育・教育系、栄養・被服系を中心に、多くの大学・短大・専門学校からの指定校推薦枠があり、進路実現を力強くサポートしています。 圧巻の体育祭名物「ソーラン節」
3年生全員で披露するソーラン節は、見る人に感動を与えます。この経験を通して、クラスの団結力が非常に高まります。
鴻巣女子高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「専門的な勉強がしたい人には最高の環境。先生方も熱心に指導してくれる。」 「女子だけなので気兼ねなく、のびのびと学校生活が送れる。」 「行事が本当に楽しい。特に文化祭のファッションショーは達成感がすごい。」 「同じ夢を持つ友達がたくさんできるので、お互いに高め合える。」 「制服が可愛いとよく言われる。」
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある(特にスマホや服装)。」 「施設や校舎が少し古い部分がある。」 「駅から歩くと少し距離がある。」 「学科によっては課題が多くて大変な時もある。」
アクセス・通学
最寄り駅 JR高崎線「鴻巣駅」(東口)から徒歩約13分。
バス 朝日バス「女子校入口」下車 徒歩約5分。 朝日バス「本町六丁目」下車 徒歩約3分。
鴻巣女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス