つくば国際大学東風高等学校(はるかぜこうとうがっこう)は、茨城県かすみがうら市にある、つくば国際大学の付属私立高校です。 一人ひとりの個性を尊重し、「人間力」を育む教育を実践しているのが大きな特徴です。 将来の夢や目標に合わせて選べる3つのコースが用意されており、それぞれの希望進路実現に向けて手厚いサポートが受けられます。

「ひたむき」「誠実」「謙虚」を校訓に掲げ、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも真剣に取り組む生徒が多い、落ち着いた雰囲気の学校です。 生徒一人ひとりと先生の距離が近く、親身な指導が受けられる点も、つくば国際大学東風高等学校の魅力の一つと言えるでしょう。

この記事では、そんなつくば国際大学東風高等学校について、偏差値やコースの特色、学校生活の様子などを詳しく解説していきます。中学生の皆さんと保護者の方が、学校選びの参考にしやすいように、具体的な情報をたくさん盛り込みましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

つくば国際大学東風高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 つくば国際大学東風高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒315-0057 茨城県かすみがうら市上土田690-1
代表電話番号 0299-59-7516
公式サイトURL https://www.harukaze.ed.jp/

つくば国際大学東風高等学校の偏差値・難易度・併願校

つくば国際大学東風高等学校は、自分の目標に合わせてコースを選択できるため、幅広い学力層の生徒が学ぶことができます。偏差値はあくまで目安ですが、自分に合ったレベルの高校を選ぶための参考にしてください。

学科・コースごとの最新の偏差値は以下の通りです。

  • 普通科特別進学コース: 52

  • 普通科進学コース: 43

  • 普通科医療・看護進学コース: 42

同じくらいの偏差値の高校としては、公立では石岡第一高等学校や土浦湖北高等学校、私立では常総学院高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安は、コースによって異なりますが、日頃から基礎を固め、定期テストで安定した点数を取ることが大切です。つくば国際大学東風高等学校を第一志望とする場合、主な併願校としては、同じ私立の霞ヶ浦高等学校や土浦日本大学高等学校などが考えられます。

つくば国際大学東風高等学校に設置されている学科・コース

つくば国際大学東風高等学校には、生徒一人ひとりの夢や目標の実現をサポートするための3つのコースが設置されています。 1年次で基礎学力を固め、2年次からそれぞれの進路希望に合わせてコースが分かれるのが特徴です。

  • 特別進学コース

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。 大学受験を意識した実践的な指導が行われ、文系・理系に分かれて専門性を高めます。 高い目標に向かって仲間と切磋琢磨したい人におすすめです。

  • 進学コース

    4年制大学への進学を基本としながら、短期大学や専門学校など、幅広い進路に柔軟に対応できるカリキュラムが組まれています。 AO入試や推薦入試なども視野に入れ、得意分野を伸ばしたい生徒に適しています。

  • 医療・看護進学コース

    看護師や理学療法士、管理栄養士など、医療・看護系の道を目指す生徒のための専門コースです。 併設のつくば国際大学との高大連携により、専門的な知識や技術の基礎を学ぶことができます。 将来、人の役に立つ仕事がしたいという強い意志を持つ人におすすめです。

つくば国際大学東風高等学校の特色・校風

つくば国際大学東風高等学校の校風は、「落ち着いた雰囲気」「面倒見が良い」といったキーワードで表現できます。 生徒一人ひとりの個性を尊重し、きめ細かい指導が行き届いているのが特徴です。

  • 宿題の量:コースや学年によりますが、日々の学習習慣を身につけるための適度な量が出されることが多いようです。特に特別進学コースでは、大学受験を見据えた課題が多くなる傾向があります。

  • 校則:他の私立高校と比較して、標準的かやや緩やかという声が見られます。ただし、頭髪や服装など、基本的な身だしなみについては指導が入ることがあります。スマホの校内での使用については、ルールを守って使用することが求められます。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いと言われています。 いわゆる「ヤンキー」のようなタイプの生徒はほとんど見かけないという口コミもあります。 コースごとに雰囲気が異なり、特別進学コースは学習意欲の高い生徒が多く、進学コースは部活動や趣味など様々なことに打ち込む生徒で活気があるようです。

  • アルバイト:原則として禁止されているようですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるため、希望する場合は学校への相談が必要です。

  • 制服の評判:制服は、濃紺を基調としたブレザースタイルです。ストライプ柄のネクタイ・リボンがアクセントになっており、見た目にも清々しいデザインで、生徒からの評判は良いようです。 女子にはスラックスの選択肢もあります。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。 課外授業や模試などが実施されることはあります。

つくば国際大学東風高等学校の部活動・イベント

部活動

つくば国際大学東風高等学校では、多くの生徒が部活動に加入し、文武両道を目指して活発に活動しています。運動部11、文化部6の合計17の部と、8つの同好会があります。

  • 特に実績が豊富な部活動としては、硬式テニス部が挙げられます。過去にはインターハイに出場した経験もあります。 また、ラグビー部やサッカー部も専用グラウンドで熱心に活動しています。

  • 文化部では、音楽部や書道部、茶道部などが活動しており、文化祭での発表などを目標に練習に励んでいます。

  • 珍しい部活動として、少林寺拳法部やフラ同好会、インターアクトクラブ(ボランティア活動などを行うクラブ)などがあります。

イベント

つくば国際大学東風高等学校では、生徒たちの学校生活を彩る様々なイベントが年間を通して開催されています。

  • 文化祭(東風祭):6月に行われる最大のイベントの一つです。 クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなどで大変盛り上がります。

  • プラムカップ:球技大会と体育祭を合わせたような学校独自のイベントで、9月に球技の部、10月にアスリートの部(陸上競技)が開催されます。

  • 修学旅行:2学年の11月に実施されます。 行き先は年度によって異なりますが、生徒たちにとって忘れられない思い出となるイベントです。

  • その他:「歩く会」や芸術鑑賞会、中学生向けの体験イベント「ガチャフェス」など、ユニークな行事も多く企画されています。

つくば国際大学東風高等学校の進学実績

つくば国際大学東風高等学校は、「面倒見主義」を掲げ、生徒一人ひとりの進路希望に寄り添った丁寧な指導を行っています。 その結果、国公立大学から私立大学、専門学校、就職まで、幅広い分野で高い進学実績を上げています。

  • 国公立大学:茨城大学をはじめ、全国の国公立大学に合格者を輩出しています。

  • 難関私立大学:GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)などの難関私立大学にも、毎年合格者を出しています。

  • その他:系列のつくば国際大学への進学者をはじめ、多くの生徒が希望の進路を実現しています。特に医療・看護進学コースからは、医療系の大学や専門学校へ進学する生徒が多いのが特徴です。

これらの進学実績を支える取り組みとして、放課後や土曜日、長期休暇中に課外授業や講習が充実しています。 また、大手予備校のサテライン講座も導入されており、個々のニーズに応じた学習サポートが提供されています。

つくば国際大学東風高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、つくば国際大学東風高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをご紹介します。

  • 人間力を育む「はるかぜ道徳」:週に1時間、全学年で実施される独自の道徳授業です。 自己を見つめ、他者との共生を学ぶことで、社会で生きる力を育みます。

  • 個に応じたきめ細やかな指導:少人数制や習熟度別授業を取り入れ、生徒一人ひとりの学力や個性に合わせた指導を徹底しています。

  • 高大連携による専門的な学び:医療・看護進学コースでは、つくば国際大学との連携により、高校にいながら大学レベルの専門的な学びに触れる機会が豊富にあります。

  • 充実したICT教育環境:全生徒がiPadを持ち、電子黒板などのICT機器を活用した「楽しく・わかりやすい授業」が実践されています。

  • 「東風クラブ」という独自の生徒組織:誕生月ごとに12のグループに分かれるユニークな生徒会組織です。 学年を超えた交流を通して、協調性やリーダーシップを養います。

  • 面倒見の良い進路指導:教員が生徒一人ひとりとじっくり向き合い、妥協しない進路選択を最後までサポートする「面倒見主義」を掲げています。

  • 多彩でユニークな学校行事:文化祭や体育祭はもちろん、「歩く会」や地域への感謝を込めた清掃活動「はるかぜ感謝祭」など、人間性を豊かにする独自のイベントが多数あります。

つくば国際大学東風高等学校の口コミ・評判のまとめ

つくば国際大学東風高等学校に通う生徒や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「一人ひとりをしっかり見てくれていると感じる」など、教師のサポートの手厚さを評価する声が非常に多いようです。

    • 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「いじめの話はほとんど聞かない」といった、学習環境や校内の雰囲気の良さに関する口コミも目立ちます。

    • 「コース制なので、同じ目標を持つ仲間と高め合える」という意見もあり、自分の目的に合った環境で学べる点が魅力とされています。

    • 「施設が綺麗で充実している」という声も見られます。

  • 気になる点:

    • 「駅から遠く、バスか自転車での通学になるのが少し不便」といった、アクセスに関する意見があります。

    • 「校則が少し厳しいと感じる部分もある」という声も一部で見られますが、これは個人の感じ方による差が大きいようです。

    • 「もっと活気のある学校生活を送りたい人には、少し物足りないかもしれない」という、落ち着いた校風ならではの意見もあります。

アクセス・通学

つくば国際大学東風高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。スクールバスも運行されているため、広いエリアからの通学が可能です。

  • JR常磐線「神立駅」から

    • 関東鉄道バス「東風高校行」で約15分

    • 自転車で約25分

  • JR常磐線「石岡駅」から

    • 関東鉄道バス「土浦駅行」で約15分(通学時間帯は学校経由)

かすみがうら市のほか、土浦市、石岡市、つくば市などから通学している生徒が多い傾向があります。

つくば国際大学東風高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

つくば国際大学東風高等学校は、「自分のペースでじっくりと学びたい」「先生に親身にサポートしてもらいながら、夢を叶えたい」と考えている生徒に特におすすめの学校です。落ち着いた環境の中で、同じ目標を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、充実した3年間を送ることができるでしょう。

つくば国際大学東風高等学校の入試では、基礎的な学力が重視される傾向にあります。まずは中学校の授業内容を完璧に理解し、苦手科目をなくすことが合格への一番の近道です。特に、特別進学コースを目指す人は、応用問題にも対応できる力をつけておく必要があります。学校説明会や体験入学に積極的に参加して、実際の学校の雰囲気を肌で感じてみることも大切です。 自分の目で見た「はるかぜ」の魅力を、ぜひ志望理由に繋げてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。