茨城県西地区を代表する伝統校、下館第一高等学校。1922年の創立から100年以上の歴史を誇り、地域社会のリーダーを数多く輩出してきました。「館一(だていち)」の愛称で親しまれ、自主自立の精神を重んじる校風のもと、生徒たちは日々勉学や部活動に励んでいます。長い歴史の中で築き上げられた確かな進学実績と、生徒の主体性を尊重する自由な雰囲気が、下館第一高等学校の大きな魅力です。
下館第一高等学校の基本情報
下館第一高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:59
主な併願校 岩瀬日本大学高等学校 白鴎大学足利高等学校 つくば秀英高等学校 宇都宮短期大学附属高等学校
下館第一高等学校に設置されている学科・コース
普通科 2年次:文系・理系 自分の興味・関心や将来の進路に合わせて、大まかな方向性を決めます。
3年次:グローバリゼーションコース(文型・理型)、ヒューマニティコース、サイエンスコース 国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、より発展的な内容を学びます。志望する大学の受験科目に合わせて、効率的に学習を進めることができるカリキュラムが組まれています。
下館第一高等学校の特色・校風
校風を表すキーワード :文武両道、自主自立、地域の名門宿題の量 :進学校ということもあり、日々の課題や週末課題など、宿題の量はやや多めという声が多いようです。特に、大学受験を意識した課題が出されることが多く、予習・復習の習慣を身につけることが大切です。校則 :他の高校と比較すると、校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が尊重されています。 例えば、スマートフォンの校内での使用も一定のルールのもとで認められているようです。ただし、服装など、高校生としての品位を保つための基本的な指導は行われます。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には積極的に参加する活発な一面も見られます。仲間と協力して物事に取り組む姿勢が育まれています。アルバイト :原則として禁止されているようですが、家庭の事情など、特別な理由がある場合は学校に申請し、許可を得ることで可能になる場合があります。制服の評判 :伝統的なデザインの制服です。特に冬服は、男子は詰襟、女子はブレザーで、上品で落ち着いた印象が好評です。夏服にはポロシャツもあり、機能性も考慮されています。土曜授業 :土曜講座が開講されており、希望する生徒が参加しています。 普段の授業の復習や、大学入試に向けた演習など、学力向上を目的とした様々な講座が用意されています。
下館第一高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :野球部、サッカー部、テニス部、バスケットボール部、陸上競技部、弓道部など、多くの部が熱心に活動しています。 特に弓道部は全国大会の常連として知られています。また、近年では男子バスケットボール部が40年以上ぶりに関東予選でベスト8に入るなど、目覚ましい活躍を見せています。文化部 :吹奏楽部、文芸部、理科部、英語部、美術部、ダンス部など、多彩な文化部があります。 特に文芸部は、全国高校生短歌大会(短歌甲子園)で全国最多の優勝回数を誇るなど、輝かしい実績を残しています。 ダンス部も県のコンテストで入賞するなど、活発に活動しています。
イベント
七曜祭(文化祭) :毎年6月に行われる文化祭は「七曜祭」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。 クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなど、生徒たちの創造性とエネルギーが爆発する2日間です。クラスマッチ :9月に行われるクラス対抗の球技大会です。 クラスの団結力が試されるこの行事は、受験勉強の合間のリフレッシュの機会にもなっています。修学旅行 :2年次の12月に実施されます。 近年では台湾などを訪れ、現地の高校生との交流などを通じて国際的な視野を広げる貴重な体験となっています。ブリティッシュ・ヒルズ研修 :1年生を対象に、国内で海外留学のような体験ができる研修が行われます。
下館第一高等学校の進学実績
国公立大学
2025年の実績では、筑波大学に3名、茨城大学や宇都宮大学には合計27名が合格するなど、地元の国公立大学に強みを見せています。 また、東北大学や東京科学大学(旧東京工業大学)といった難関大学にも合格者を出しています。 過去3年間で見ると、国公立大学全体で毎年70〜90名程度の合格者を輩出しています。 難関私立大学
早稲田大学や慶應義塾大学に合計3名、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)には21名が合格しています(2025年実績)。 その他、東京理科大学や日本大学、東洋大学などにも多くの生徒が進学しています。 進学サポート
生徒一人ひとりの進路希望を実現するため、手厚いサポート体制が整っています。平常課外や土曜講座、夏期課外などを実施し、学力向上を徹底的に支援します。 また、大学の先生を招いての模擬授業「紫西プレカレッジ」や、様々な分野の専門家から話を聞く進路講演会なども頻繁に開催され、生徒が早い段階から自分の将来について考える機会を豊富に提供しています。
下館第一高等学校の特長・アールポイント
100年以上の歴史と伝統
創立から1世紀以上にわたり、地域社会を支える人材を育成してきた実績と信頼は、最大の強みです。卒業生のネットワークも広く、社会の様々な分野で活躍する先輩たちがいます。 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校
文部科学省からSSHの指定を受けており、先進的な理数系教育を受けることができます。大学や研究機関と連携した高度な探究活動など、科学の面白さを深く体験できるプログラムが充実しています。 独自の探究活動「館一プログレス」
全校生徒が取り組む探究活動です。 自分で課題を見つけ、情報を集め、分析し、発表するという一連のプロセスを通して、思考力や表現力、課題解決能力を養います。 活発な国際交流
カナダや台湾の高校と姉妹校提携を結んでおり、交換留学や相互訪問が盛んに行われています。 また、オーストラリアでの語学研修など、海外で学ぶ機会も豊富に用意されています。 充実した進路指導体制
少人数の習熟度別授業や、個々の進路希望に合わせたきめ細やかな指導が特長です。 卒業生を招いた進路懇談会などもあり、生徒が具体的な目標を持てるようサポートしています。 地域に根差したリーダー育成
教育目標として「地域のリーダーや国際社会で活躍する人財育成」を掲げています。 地域と連携した活動も多く、社会に貢献する意識を育んでいます。
下館第一高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる。進路相談にも親身に乗ってくれるので心強い」という声が多数あります。 「大学進学を真剣に考えている生徒が多く、クラス全体で勉強を頑張る雰囲気がある」 「七曜祭(文化祭)やクラスマッチなどの行事がとても楽しく、クラスの団結が深まる。最高の思い出が作れた」という意見も多いです。 「校則が厳しすぎず、生徒の自主性を尊重してくれる校風が良い」
気になる点 「校舎や体育館など、施設が全体的に古い」という意見が見られます。特にトイレの古さを指摘する声があります。 「最寄りの下館駅から徒歩で15分ほどかかり、少し遠い」という声もあります。 「進学校なので、課題の量が多くて大変だと感じることがある」 「先生によって指導方針にばらつきがある」という意見も一部で見られました。
アクセス・通学
最寄り駅 :JR水戸線・真岡鐵道・関東鉄道常総線「下館駅」アクセス方法 :下館駅北口から徒歩約13〜15分
通学エリア :
筑西市、結城市、桜川市、下妻市など、茨城県西地域を中心に、栃木県からも一部の生徒が通学しているようです。下館駅が複数路線の乗り換え駅であるため、比較的広い範囲から生徒が集まっています。
下館第一高等学校受験生へのワンポイントアドバイス