沖縄本島の最北端、「やんばる」と呼ばれる世界自然遺産の豊かな自然に抱かれた場所に、沖縄県立辺土名高等学校はあります。 1945年に設立された歴史と伝統のある学校で、地域からは「辺高(へんこう)」の愛称で親しまれています。 少人数制のクラス編成で、先生と生徒の距離が近く、一人ひとりの個性を大切にしたアットホームな教育が魅力です。
辺土名高等学校の基本情報
辺土名高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:38 自然環境科:38
辺土名高等学校に設置されている学科・コース
普通科
興味・関心や進路に応じた多様な選択科目が用意されており、少人数授業で確かな学力を身につけることができます。 自然環境科の科目を一部学ぶことも可能で、文系・理系を問わず、幅広い進路に対応できるカリキュラムが魅力です。 自然環境科
やんばるの豊かな自然をフィールドに、山・海・川とそこに生きる生物について体験的に学びます。 環境調査の基礎的な知識や技術を習得し、環境問題を深く理解したい、将来は自然に関わる仕事がしたいという生徒におすすめです。 この学科は沖縄県全域から生徒を募集しています。
辺土名高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
キーワードは「アットホーム」「自然豊か」「地域密着」です。全校生徒数が100名程度の小規模校ならではの、先生と生徒、生徒同士の距離の近さが最大の魅力です。 生徒は明るく素直な子が多いと言われており、まるで家族のような温かい雰囲気の中で学校生活を送ることができます。 宿題・校則
宿題の量は標準的ですが、探究活動やレポート作成など、自主的に学ぶ姿勢が求められる場面も多いようです。校則は、他の高校と比較して標準的か、やや緩やかという声が見られます。スマホの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用など、ルールを守ることが求められます。服装に関する規定はありますが、頭髪などについては比較的自由なようです。 生徒の様子・その他
生徒たちは、やんばるの自然の中でのびのびと過ごしており、活発で好奇心旺盛な生徒が多い印象です。アルバイトは原則として許可制となっています。制服は、男子は学ラン、女子はセーラー服で、落ち着いたデザインが評判です。土曜授業は基本的にありません。
辺土名高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
辺高祭(文化祭)
毎年10月頃に開催される辺高祭は、地域住民も訪れる一大イベントです。 各クラスや文化部による展示や発表、有志によるステージパフォーマンスなどが行われ、生徒たちの創造性や団結力が発揮されます。 PAHARAスポーツフェスタ(体育祭)
4月に行われる体育祭は、学年やクラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。 生徒たちのエネルギーが爆発する一日です。 修学旅行
平和学習や自然体験などを目的とした修学旅行が実施されます。行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
辺土名高等学校の進学実績
辺土名高等学校の特長・アピールポイント
世界自然遺産「やんばる」が学びのフィールド
県内唯一の「自然環境科」を擁し、世界的に貴重な自然環境の中で、体験的な学習や研究活動ができます。 普通科の生徒も、地域の自然や文化に触れる機会が豊富にあります。 家族のような温かい人間関係
全校生徒100名程度の小規模校だからこそ実現できる、教員と生徒、生徒同士の密なコミュニケーションが魅力です。 一人ひとりが主役になれる環境があります。 地域との強いつながり
学校行事やボランティア活動などを通じて、国頭村、大宜味村、東村といった「やんばる」の地域社会と深く連携しています。 地域の人々に見守られながら成長できる環境です。 全国レベルで活躍する部活動
ウエイトリフティング部やサイエンス部など、全国的に注目される部活動があり、高いレベルで挑戦したい生徒をサポートします。 充実した寄宿舎「北星寮」
県内全域や県外からの生徒を受け入れるための寄宿舎が完備されています。 共同生活を通して、自立心や協調性を育むことができます。
辺土名高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる」「先生と生徒の距離が近く、何でも相談しやすい」といった、手厚いサポート体制を評価する声が多く聞かれます。 「少人数なので、クラスの団結力が強い」「生徒も先生もみんな家族みたいで楽しい」など、アットホームな学校の雰囲気が魅力だという意見が多数あります。 「自然の中でしかできない貴重な体験ができる」「自分のやりたい研究に打ち込める」など、独自の教育環境に満足している声が目立ちます。 「地域との交流が盛んで、学校全体が地域に支えられている感じがする」という口コミもありました。
気になる点 「交通の便があまり良くない」という意見は、特に遠方から通学する生徒から聞かれることがあります。 「近くに遊ぶ場所やお店が少ない」といった、周辺環境に関する声もあります。 小規模校であるため、「部活動の種類が限られる」「多様な価値観に触れる機会が少ないと感じることもある」といった意見も見られました。
アクセス・通学
バスでのアクセス 琉球バス交通・沖縄バス「辺土名高校前」バス停下車すぐ 琉球バス交通・沖縄バス「饒波入口」バス停から徒歩約8分
辺土名高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

