神奈川県立秦野総合高等学校は、将来の夢がまだ漠然としている人も、専門的な道に進みたい人も、一人ひとりの「やってみたい」が見つかる学校です。単位制の総合学科という特徴を最大限に活かし、実に70種類以上もの豊富な選択科目の中から、自分の興味や進路希望に合わせて自分だけの時間割を作ることができます。
秦野総合高等学校の基本情報
秦野総合高等学校の偏差値・難易度・併願校
旭丘高等学校 向上高等学校 立花学園高等学校 相洋高等学校
秦野総合高等学校に設置されている学科・コース
グローバル教養系列 どんなことを学ぶ？：外国語（英語・フランス語など）や、異文化理解、日本の伝統文化など、国際社会で活躍するための知識や教養を深めます。 どんな生徒におすすめ？：将来、海外と関わる仕事がしたい人や、語学を極めたい人、国際問題に関心がある人におすすめです。
情報ビジネス系列 どんなことを学ぶ？：パソコンの活用技術やプログラミング、簿記、マーケティングなど、ビジネスの現場で役立つ実践的な知識とスキルを学びます。 どんな生徒におすすめ？：将来、起業したい人や、IT業界で働きたい人、経済や経営に興味がある人に向いています。
生活デザイン系列 どんなことを学ぶ？：保育、福祉、調理、ファッションなど、人々の生活を豊かにするための知識や技術を学びます。 どんな生徒におすすめ？：保育士や介護福祉士、調理師、デザイナーなどを目指す人や、人の役に立つ仕事がしたいと考えている人におすすめです。
芸術スポーツ系列 どんなことを学ぶ？：音楽、美術、書道、工芸といった芸術分野や、各種スポーツの理論と実践について専門的に学びます。 どんな生徒におすすめ？：芸術やスポーツの分野で専門性を高めたい人や、得意なことを活かして将来の道を開きたい人にぴったりです。
秦野総合高等学校の特色・校風
宿題の量：宿題の量は、選択する科目によって個人差が大きいようです。専門的な科目や実習が多い授業では、課題やレポートが多くなることもありますが、全体的には標準的な量という声が多いです。 校則：校則は、他の公立高校と比較して、標準的かやや緩やかという意見が見られます。もちろん、高校生としてのマナーやルールは守る必要がありますが、頭髪や服装について厳しすぎるということはないようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールを守った上での使用が認められているようです。 生徒たちの雰囲気：真面目に授業に取り組む生徒が多い一方で、部活動や学校行事には活発に参加するなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。総合学科という特性上、様々な興味や目標を持った生徒が集まるため、多様な価値観に触れることができる環境です。 アルバイト：アルバイトは、学校に届け出をすれば可能とされています。多くの生徒が、学業と両立しながらアルバイトを経験しているようです。 制服の評判：制服は、男女ともにブレザースタイルです。落ち着いたデザインで、着こなしやすいと評判は概ね良好のようです。 土曜授業：基本的に土曜授業はありません。土曜日を部活動や自分の学習、プライベートな時間として有効に活用することができます。
秦野総合高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子：運動部、文化部ともに種類が豊富で、活気にあふれています。特に、男子バレーボール部は過去に春高バレーへの出場経験があるなど、実績のある部です。 また、女子ソフトテニス部や男女バレーボール部も関東大会や全国大会に出場経験があります。 珍しい部活動：県立高校で唯一、天文台があることを活かした「天文部」は、秦野総合高校ならではの部活動です。 口径200mmの大型天体望遠鏡を使って、本格的な天体観測ができます。 また、屋外に設置された高さ8mのクライミングウォールで活動する「クライミング部」も珍しい部活動の一つです。 その他の活発な部活動：合唱部は、他の高校と合同で大会に出場するなど、活発に活動しています。 写真部や英語部など、文化部もそれぞれの目標に向かって熱心に活動している様子がうかがえます。
イベント
文化祭「飛翔祭」：毎年秋に開催される文化祭は、学校全体が最も盛り上がるイベントの一つです。 クラスごとの展示や発表、文化部によるパフォーマンス、有志によるステージなど、多彩な企画で来場者を楽しませます。地域の方々も訪れる、開かれた雰囲気の文化祭です。 体育祭：体育祭も生徒たちの熱気に包まれます。クラス対抗で様々な競技に臨み、仲間と一丸となって勝利を目指します。 修学旅行：修学旅行は、生徒にとって高校生活の大きな思い出の一つです。行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な体験となります。 宿泊研修：1年次には、集団生活を通して礼儀や協調性を学ぶための宿泊研修が行われます。
秦野総合高等学校の進学実績
進路状況の概要（令和6年度卒業生） 大学進学：約30% 短期大学・専門学校進学：約45% 就職（公務員含む）：約20%
主な大学進学先：神奈川大学、東海大学、国士舘大学、桜美林大学、関東学院大学など、地元の大学や首都圏の大学への進学者が多いようです。 専門学校・就職など：近年では、授業で学んだ知識を活かし、保育・看護・福祉・情報系の専門学校への進学や、関連企業への就職が増加しています。 公務員としては、地元の消防署や警察、自衛隊などに就職する卒業生もいます。
秦野総合高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「単位制総合学科」：最大の特長は、70以上もの選択科目から興味や進路に合わせて自由に授業を選べることです。 普通科目の学習を深めることも、専門的なスキルを身につけることも可能です。 県立高校で唯一の「天文台（秦野まほろば天文台）」：校内に本格的な天文台があり、授業や部活動で天体観測ができます。 地域住民向けの観望会なども開催されており、地域に開かれた施設となっています。 本格的な「クライミングウォール」：屋外に設置された高さ約8mのクライミングウォールは、県内でも珍しい設備です。 体育の授業や部活動で利用され、生徒のチャレンジ精神を育みます。 多様な進路に対応できる万全のサポート体制：大学進学、専門学校、就職、公務員と、生徒の様々な夢を全力でサポートする体制が整っています。 1年次からのキャリア教育も充実しています。 地域との連携活動が盛ん：地域協働活動の推進校として、地域のイベントやお祭りに参加したり、ボランティア活動を行ったりと、学校外での学びの機会も豊富です。 ユニークで実践的な授業の数々：フランス語入門、保育基礎、フードデザイン、パソコン活用など、専門的で魅力あふれる授業がたくさん用意されています。 自然に囲まれた美しい学習環境：丹沢の山々や富士山、相模湾を一望できる小高い丘の上にキャンパスがあり、落ち着いた環境で学ぶことができます。
秦野総合高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点： 「自分の好きなことを学べるのが楽しい」「将来の夢を見つけるきっかけになった」という、総合学科のカリキュラムに対する肯定的な意見が非常に多いです。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「面接練習など、サポートが手厚い」といった、進路指導の充実ぶりを評価する声も目立ちます。 「天文台やクライミングウォールなど、設備が面白い」「校舎が比較的きれい」など、施設・設備に関する満足度も高いようです。 「いじめは少ないと思う」「落ち着いた雰囲気で過ごしやすい」という、学校生活の送りやすさに関する口コミも見られます。
気になる点： 「駅から遠いのが少し不便」「坂道が多いので、夏は大変」といった、アクセスに関する意見があります。最寄り駅からは徒歩で約25分かかるため、多くの生徒がバスを利用しているようです。 「選択科目によっては、クラスの人数が少なかったり、逆に多かったりする」「人気の科目は希望通りに取れないこともある」など、科目選択に関する注意点も挙げられています。 「良くも悪くも自分次第。自主性がないと3年間を無駄にしてしまう可能性もある」という、総合学科ならではの厳しさを指摘する声もありました。
アクセス・通学
小田急線「秦野駅」南口より 徒歩：約25分 神奈川中央交通バス：南が丘公園前行き、または二宮駅北口行きに乗車し、「秦野総合高校前」バス停下車（乗車時間 約5分）。 バス停からは徒歩約5分です。
JR東海道線「二宮駅」より 神奈川中央交通バス：秦野駅南口行きに乗車し、「秦野総合高校前」バス停下車（乗車時間 約20分）。
秦野総合高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
