米子松蔭高等学校は、一人ひとりの「なりたい自分」を見つけ、夢を叶えるための多彩な選択肢が用意された、可能性に満ちた学校です。創立以来の伝統を大切にしながらも、eスポーツ部の地域イベント開催のような新しい挑戦を積極的に後押しする自由な校風が魅力です。「社会に真に役立つ実践的な人材の育成」という建学の精神のもと、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っています。
高校選びは、これからの自分を形作る大切な一歩。「どんなコースがあるの?」「部活動や学校行事は盛り上がる?」「校則は厳しいのかな?」など、気になることはたくさんありますよね。この記事では、そんな皆さんの疑問や不安に一つひとつ丁寧に答えていきます。在校生や卒業生のリアルな声、そして最新のデータを基に、米子松蔭高等学校での3年間が、あなたにとってどんな意味を持つのか、きっと具体的にイメージできるはずです。
さあ、一緒に米子松蔭高等学校の扉を開けてみましょう。勉強も、友情も、夢への挑戦も、すべてが詰まった高校生活があなたを待っています。この情報が、あなたの輝く未来への道しるべとなることを心から願っています。
米子松蔭高等学校の基本情報
まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。学校選びの第一歩として、所在地や連絡先はしっかり押さえておきたいポイントです。
項目 | 内容 |
正式名称 | 学校法人米子永島学園 米子松蔭高等学校 |
公立/私立の別 | 私立 |
共学/男子校/女子校の別 | 男女共学 |
所在地 | 〒689-3541 鳥取県米子市二本木316番地1 |
代表電話番号 | 0859-27-0421 |
公式サイトURL | https://www.yonagoshoin.ed.jp/ |
米子松蔭高等学校の偏差値・難易度・併願校
高校選びで最も気になることの一つが、偏差値や難易度ですよね。米子松蔭高等学校は、複数のコースを設置しており、それぞれで目標とするレベルが異なります。自分の学力や目指す進路に合ったコースを選ぶことが、合格への第一歩です。
学科・コースごとの偏差値の目安は以下の通りです。複数の情報源を参考にしているため、少し幅を持たせて見てください。
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特別進学コースα:
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特別進学コースβ:
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進学コース:
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総合選択コース:
見ての通り、米子松蔭高等学校は非常に幅広い学力層の生徒を受け入れているのが大きな特徴です。最上位の特別進学コースαは、県内トップクラスの公立高校である米子北斗高校(偏差値65)を目指す生徒も併願するレベルの高いコースです。一方で、総合選択コースは、基礎からじっくり学びたい、あるいは専門的なスキルを身につけたい生徒にとって門戸の広いコースとなっています。このように、同じ学校内でもコースによって学習環境や生徒の雰囲気が大きく異なる点は、この学校を理解する上で非常に重要なポイントです。
合格に必要な内申点の明確な基準は公表されていませんが、私立高校の推薦入試や一般入試では、中学校での成績や出席状況も評価の対象となります。特に推薦入試を考えている場合は、日々の授業態度や定期テストへの取り組みが大切になります。
主な併願校としては、多くの生徒が地域の公立高校と組み合わせて受験する傾向があります。
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主な公立併願校:米子東高校、米子西高校、境高校
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主な私立併願校:米子北高校、鳥取城北高校
これらの高校と偏差値や校風を比較しながら、自分にとって最適な学校はどこか、じっくり考えてみましょう。
米子松蔭高等学校に設置されている学科・コース
米子松蔭高等学校の最大の魅力の一つが、生徒一人ひとりの夢や目標に合わせて選べる多彩なコース設定です。1年次では共通の科目で高校生としての基礎学力をしっかりと固め、2年次から自分の希望するコースに分かれて専門性を高めていくカリキュラムが特徴です。これにより、入学時に将来の夢が固まっていなくても、1年間じっくり考えた上で自分に合った道を選択できるという大きなメリットがあります。
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特別進学コースα
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国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指す、最もハイレベルなコース。高い目標に向かって仲間と切磋琢磨したい人におすすめ!
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特別進学コースβ
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国公立大学や私立大学への進学を目指し、自分の可能性や才能をじっくり磨いていくコース。得意分野を伸ばしながら大学受験に挑みたい人に。
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進学コース
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大学進学を目指しながら、部活動や学校行事にも全力で取り組みたい人のためのコース。「文武両道」で充実した高校生活を送りたい人にぴったり!
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総合選択コース
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2年次から専門分野に分かれ、社会で役立つ実践的な知識や技術を学ぶコース。自分の「好き」や「得意」を仕事に繋げたい人におすすめ!
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(2年次からの選択分野)
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ビジネス関連選択:商業や経済の仕組みを学び、社会で活躍するための基礎を築きます。
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生活情報関連選択:豊かな生活に役立つ知識や、最先端の情報技術をマスターします。
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アート関連選択:デッサンやデザインなどを通して、感性を磨き、表現力を高めます。
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米子松蔭高等学校の特色・校風
米子松蔭高等学校の雰囲気をキーワードで表すなら、「文武両道」「自由な校風」「個性の尊重」「活気がある」といった言葉がぴったりです。生徒たちが主体的に活動し、学校全体がエネルギッシュな空気に包まれています。
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宿題の量:コースによって大きく異なるようです。特別進学コースでは、日々の課題や週末課題など、しっかりとした学習量が求められる一方、他のコースでは比較的少なく、自主的な学習計画が重要になるという声があります。自分を律して勉強に取り組む姿勢が大切です。
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校則:口コミでは「厳しい」という声と「緩やか」という声が混在しており、これはコースや学年、先生によって指導の度合いが異なることを示しているようです。特別進学コースなどでは服装指導が厳しいと感じる生徒がいる一方、学校全体としては髪型など個性を表現することに寛容な雰囲気がある、という意見が多く見られます。基本的には「当たり前のことを当たり前にやる」という『凡事徹底』が目標とされており、節度を持った自由が尊重される校風と言えるでしょう。
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生徒たちの雰囲気:全体的に明るく活発な生徒が多い印象です。特に学校行事ではクラスや学年が一丸となって盛り上がり、強い一体感が生まれます。一方で、活発なノリが中心となるため、物静かなタイプの生徒は少し圧倒される場面もあるかもしれません。しかし、「個性を尊重してもらえる」という声も多く、多様な生徒がそれぞれの居場所を見つけられる環境のようです。
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アルバイト:学校としての明確な方針は公式サイトなどでは確認できませんでした。アルバイトを希望する場合は、入学後に学校の規則を確認し、許可が必要かどうかを先生に相談するのが確実です。
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制服の評判:数年前にリニューアルされた制服は、生徒から「可愛い」「カッコいい」と非常に評判が良いようです。男子は知的な濃紺のスーツスタイル、女子はスクールカラーのグリーンを基調に濃紺とワインレッドを配した、上品で可愛らしいデザインです。着心地や耐久性にもこだわって作られています。
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土曜授業:基本的に土曜授業はありません。ただし、模試や進学・就職に関する補習、部活動の大会や練習試合などが土曜日に行われることはあります。
米子松蔭高等学校の部活動・イベント
部活動
米子松蔭高等学校は「文武両道」を掲げるだけあり、部活動が非常に盛んです。全国レベルで活躍する部から、ユニークな活動を行う部まで、多種多様なクラブがあり、多くの生徒が熱心に活動しています。
運動部では、特に以下の部活動が輝かしい実績を誇ります。
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硬式野球部:甲子園への出場経験を何度も持つ、鳥取県を代表する強豪校です。県大会では常に優勝候補として注目され、全校応援にも熱が入ります。
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陸上部、ソフトボール部、剣道部、ソフトテニス部、女子バレーボール部:これらの部も全国大会(インターハイなど)への出場経験が豊富で、高いレベルで競技に打ち込みたい生徒にとって最高の環境が整っています。
文化部も運動部に負けず劣らず活発です。
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商業技術部(簿記・ワープロ):簿記部は全国大会に27回連続出場という輝かしい歴史を持ち、ワープロ部も全国大会で活躍するなど、商業高校時代からの伝統を受け継ぐ強豪です。
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eスポーツ・AI研究部:eスポーツの全国大会を目指すだけでなく、地域の子どもからお年寄りまでが楽しめる大規模なイベントを企画・運営するなど、非常に先進的でユニークな活動をしています。
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マネーマネジメント部:お金に関する実践的な知識を学ぶ珍しい部活動で、社会に出てから役立つスキルを身につけられます。
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インターアクトクラブ:地域の幼稚園を訪問するなど、ボランティア活動に積極的に取り組んでいます。
イベント
米子松蔭高等学校のもう一つの大きな魅力は、生徒が主役となって作り上げる、活気あふれる学校行事です。多くの在校生が「行事がとにかく楽しい!」と口を揃えるほど、一つひとつのイベントが大切な思い出になっています。
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スポーツ祭(7月):クラス対抗で様々な球技に挑みます。優勝を目指してクラスが一致団結し、応援にも熱が入る、夏の一大イベントです。
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学校祭(9月~10月):文化部の発表や各クラスの展示、有志によるステージなど、一年で最も学校が盛り上がる日です。生徒たちの創造性とエネルギーが爆発します。
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研修旅行(3月、2年生):仲間との絆を深める絶好の機会です。行き先は年度によって異なりますが、例えば東京への旅行など、高校生活最高の思い出の一つになります。
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千人鍋(10月):学校祭の時期に行われるユニークな名物行事。大きな鍋で作った料理をみんなで囲み、学校全体で温かい交流を楽しみます。
米子松蔭高等学校の進学実績
米子松蔭高等学校は、進学から就職まで、生徒一人ひとりの多様な進路希望に手厚いサポートで応えています。進路指導部には経験豊富な専門の教員が配置され、膨大なデータに基づいた的確なアドバイスを行っています。「確かな進路保証」という言葉は、単に「どこかの大学に入れる」という意味ではなく、「生徒一人ひとりが納得のいく進路に進めるよう、学校が全力で支援する」という約束の表れです。
2025年3月卒業生の主な進学実績は以下の通りです。(人数は判明分)
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国公立大学:鳥取大学、島根大学、広島大学など、地域の国公立大学への進学実績があります。特別進学コースの生徒を中心に、目標達成に向けて努力しています。
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難関私立大学:関西大学(3)、立命館大学(2)、立教大学(2)、近畿大学(2)など、全国の有名私立大学にも合格者を出しています。
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その他、進学者が多い大学や専門学校:鳥取看護大学(9)への進学者が多いのが特徴的です。その他、龍谷大学、京都産業大学、大阪経済大学など、特に関西方面の大学への進学者が多く見られます。専門学校への進学や、県内外への就職にも強いパイプを持っています。
これらの実績を支える取り組みとして、夏休みや冬休みには希望者対象の「特別講習」が開かれ、学力アップをサポートしています。また、保護者も対象とした進学説明会や、3年生を対象とした進路研修(合宿形式)など、早い段階から進路意識を高めるためのプログラムが充実しています。
米子松蔭高等学校の特長・アピールポイント
他の高校にはない、米子松蔭高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。
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「選べる普通科」が生む多様な学びの選択肢
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難関大学を目指すコースから、ビジネスやアートなど専門スキルを磨くコースまで、同じ「普通科」の中に多彩な選択肢があります。入学後に自分の興味や目標に合わせて道を選べる柔軟性が最大の強みです。
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新カリキュラム「SHOIN +」による好奇心の刺激
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2024年度から始まった「SHOIN +(しょういんプラス)」は、生徒の好奇心を刺激する多彩な講座が用意された新しい学びの形です。既存の枠にとらわれず、生徒の知的好奇心を広げる革新的な取り組みです。
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全国レベルで活躍する強力な部活動
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甲子園常連の野球部をはじめ、陸上部、ソフトボール部など、多くの運動部が全国の舞台で活躍しています。高いレベルで自分の限界に挑戦したい生徒にとって、最高の環境が用意されています。
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生徒が主役の、活気あふれる学校行事
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スポーツ祭や学校祭は、その盛り上がりが地域でも評判になるほど。キッチンカーが来る「夏フェス」スタイルのオープンスクールを開催するなど、生徒も来場者も楽しめるイベント作りにかける情熱は本物です。
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未来を見据えたユニークな部活動と取り組み
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全国大会を目指すだけでなく、地域貢献のためのイベントまで企画する「eスポーツ・AI研究部」や、実践的な金融知識を学ぶ「マネーマネジメント部」など、これからの社会で必要となる力を育む先進的な活動が光ります。
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一人ひとりに寄り添う手厚い進路指導体制
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大学進学から就職まで、全ての生徒の希望進路を実現するために、専門の教員が徹底的にサポート。県外企業への訪問による求人開拓など、学校全体で生徒の未来を切り拓く体制が整っています。
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米子松蔭高等学校の口コミ・評判のまとめ
在校生や卒業生からの声をまとめると、学校のリアルな姿が見えてきます。良い点と、入学前に知っておきたい気になる点の両方を公平に紹介します。
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良い点
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「行事が最高に楽しい」:多くの生徒が学校祭やスポーツ祭を高校生活一番の思い出として挙げています。クラスの団結力が強く、みんなで一つのことを成し遂げる達成感が味わえるようです。
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「先生のサポートが手厚い」:「熱心で親身になって相談に乗ってくれる」「どんな質問にも丁寧に答えてくれる」など、生徒と先生の距離が近く、信頼関係が厚いという声が多数あります。
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「個性を尊重してくれる」:「自分のままでいられる」「やりたいことを見つけて伸ばせる環境がある」など、生徒の自主性を重んじる自由な校風を評価する声が多いです。
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「部活動に全力で打ち込める」:施設や指導者に恵まれ、本気で部活動に取り組みたい生徒にとって、非常に満足度の高い環境であるようです。
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「制服が可愛い・カッコいい」:リニューアルされた制服は、生徒たちの間でも人気が高く、学校選びの決め手の一つになることもあるようです。
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気になる点
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「コースによる雰囲気の差が大きい」:特進コースと総合選択コースでは、勉強への熱量や普段の過ごし方が大きく異なるとの声があります。自分に合ったコース選びが非常に重要になります。
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「勉強への集中は本人次第」:自由な校風のため、流されてしまうと勉強が疎かになる可能性も。特に大学進学を目指す場合、塾などを活用しながら、自分で学習習慣を確立する必要がある、という意見も見られます。
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「活発なノリが苦手な生徒は馴染みにくいかも」:全体的にエネルギッシュで明るい雰囲気のため、おとなしい性格の生徒は、最初は少し戸惑うかもしれません。
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「駅から少し歩く」:最寄り駅から徒歩10分弱かかります。遠方から通学する場合は、毎日のことなので考慮しておくと良いでしょう。
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アクセス・通学
大山を望む、自然豊かな環境にキャンパスがあります。
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最寄り駅:JR山陰本線「伯耆大山駅」
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駅からのアクセス:伯耆大山駅から徒歩で約5分~10分です。
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車でのアクセス:山陰自動車道「日野川東IC」から伯耆大山駅方面へ約400mです。
通学している生徒は、米子市内を中心に、境港市、日吉津村、大山町、伯耆町など鳥取県西部全域から集まっています。最寄り駅がJRの駅なので、電車を利用して広範囲から通学することが可能です。
米子松蔭高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。米子松蔭高等学校の魅力、伝わりましたか?最後に、進学アドバイザーとして、皆さんへ応援メッセージを送ります。
米子松蔭高等学校は、「高校では勉強だけじゃなく、部活も行事も全部楽しみたい!」と考える君に特におすすめの学校です。全国レベルの部活動で汗を流すのもよし、ユニークな専門コースで自分の「好き」をとことん追求するのもよし。ここでは、あなた自身が主役となって、3年間の高校生活を自由にデザインすることができます。もし君が、情熱あふれる先生や仲間たちと一緒に、何か新しいことに挑戦してみたいなら、米子松蔭高等学校は最高の舞台になるはずです。
受験勉強では、特別進学コースを目指すなら5教科すべてで高い学力を身につけることが不可欠です。その他のコース、特に後期日程の試験では、自分の得意科目を徹底的に伸ばすことが合格への鍵となります。そして、学力以上に大切なのが「ここで何をしたいか」という熱意です。面接や作文では、ぜひあなたの夢や、この学校の部活動・行事で挑戦したいことを、自信を持って伝えてください。あなたの「やりたい!」という強い気持ちは、きっと先生方に届くはずです。
高校選びは、未来の自分への大切な投資です。ぜひ一度オープンスクールに足を運んで、米子松蔭の活気ある空気を肌で感じてみてください。皆さんの挑戦を心から応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。