石川県立金沢辰巳丘高等学校は、金沢市の南東に広がる緑豊かな丘陵地に佇む、個性と才能を伸ばせる学校です。 1986年に開校して以来、「自主・自律」の精神を重んじ、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践してきました。 普通科の中に、幅広い進路に対応する「普通コース」と、県内の公立高校で唯一となる「芸術コース」が設置されているのが、金沢辰巳丘高等学校の大きな特長です。
金沢辰巳丘高等学校の基本情報
金沢辰巳丘高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科(普通コース・芸術コース):41〜43
金沢辰巳丘高等学校に設置されている学科・コース
普通コース どんなことを学ぶ場所か:1年次で基礎学力を固め、2年次からは文系・理系の選択に加え、興味や進路希望に応じた多様な選択科目で学習を深めます。国公私立大学や短期大学、専門学校、就職まで幅広い進路に対応できるカリキュラムが魅力です。 どんな生徒におすすめか:自分の興味や関心をじっくり見つけたい人、文武両道を目指して部活動にも力を入れたい人、多様な進路の中から自分に合った道を選びたい人におすすめです。
芸術コース どんなことを学ぶ場所か:音楽専攻と美術専攻に分かれ、専門的な知識と技術を学びます。国内外の芸術家による指導や鑑賞会など、感性を磨く機会が豊富に用意されています。 どんな生徒におすすめか:将来、音楽や美術の分野で活躍したいという夢を持っている人、専門的な環境で自分の才能を伸ばしたい人に最適です。
金沢辰巳丘高等学校の特色・校風
宿題の量:他の進学校と比較すると、量は標準的かやや少なめという声が多いようです。ただし、芸術コースでは専門的な課題が出されるため、計画的に取り組む必要があります。 校則:比較的緩やかで、生徒の自主性が重んじられているようです。スマートフォンの持ち込みは可能ですが、授業中の使用は禁止されています。服装に関しても、制服の着こなしについて厳しく指導されることは少ないという意見が見られます。 生徒たちの雰囲気:普通コースと芸術コースの生徒が互いに良い刺激を与え合っており、全体的に穏やかで真面目な生徒が多いようです。自分の好きなことや目標に向かって努力する生徒を応援する雰囲気があります。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。 制服の評判:男子は黒の学ラン、女子は紺色のブレザーとスカートで、伝統的で落ち着いたデザインが特徴です。特に大きな変更はなく、昔ながらのスタイルが受け継がれています。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
金沢辰巳丘高等学校の部活動・イベント
部活動
放送部:全国大会の常連であり、アナウンスや番組制作など様々な部門で高い実績を誇ります。表現力やコミュニケーション能力を磨きたい生徒に人気です。 ライフル射撃部:県内でも珍しい部活動で、集中力と精神力を鍛えることができます。全国大会にも出場しており、初心者からでも始められるのが特徴です。 合唱部:各種コンクールで優秀な成績を収めており、美しいハーモニーを追求しています。 美術部・書道部:芸術コースの生徒だけでなく、普通コースの生徒も多く所属し、全国高等学校総合文化祭などに出品しています。
イベント
辰巳祭(文化祭):毎年夏に開催される最大のイベントです。 クラスごとの展示やステージ発表、有志によるパフォーマンスなどで大変盛り上がります。特に芸術コースの生徒による作品展示やコンサートは圧巻です。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年を超えて団結力を深めます。 修学旅行:最近では北海道を訪れ、ノーザンホースパークでの体験や旭山動物園の見学など、自然や文化に触れるプログラムが組まれています。 芸術鑑賞:年に数回、音楽や演劇、古典芸能など、一流の芸術に触れる機会が設けられています。
金沢辰巳丘高等学校の進学実績
金沢辰巳丘高等学校の特長・アピールポイント
県内公立で唯一の「芸術コース」:音楽・美術の専門的な教育を受けられる恵まれた環境は、最大の特長です。 自然と芸術に囲まれた美しいキャンパス:校内の至る所に生徒の作品が飾られ、オランダ製のカリヨン(鐘)が美しい音色を響かせるなど、感性を刺激する環境が整っています。 作家・五木寛之氏作詞の「学生歌」:一般的な校歌はなく、生徒たちが愛唱する2曲の「学生歌」があります。 主体性を育む探究活動「辰巳探究」:生徒が自ら課題を設定し、調査・研究を行う探究活動に力を入れており、プレゼンテーション能力や問題解決能力を養います。 地域との交流活動:敷地内にあるリンゴ並木の収穫祭や、文化祭(辰巳祭)などを通じて、地域住民との交流が盛んです。 充実した芸術関連施設:音楽棟にはレッスン室、美術棟にはデッサン室や彫刻室など、専門的な学習に対応した施設が充実しています。 国際交流の機会:中国語の授業を選択できるなど、国際理解教育にも力を入れています。
金沢辰巳丘高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自分のペースで勉強できる自由な校風が良い」 「芸術コースがあり、専門的なことを学びたい人には最高の環境」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「辰巳祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」 「穏やかで優しい生徒が多く、いじめなどの話は聞かない」
気になる点: 「金沢市の中心部から離れた丘の上にあるため、交通の便が少し悪い」 「坂道が多く、冬の通学が大変」 「校舎や体育館などの施設が少し古いと感じる部分がある」 「大学進学を目指すなら、塾や予備校に通う必要があるかもしれない」
アクセス・通学
最寄りバス停とアクセス: 北陸鉄道バス「辰巳丘高校」バス停下車、徒歩約1分 北陸鉄道バス「永安町」バス停下車、徒歩約5〜7分
金沢辰巳丘高等学校受験生へのワンポイントアドバイス


