かえつ有明高等学校は、東京都江東区の臨海副都心に位置し、先進的でグローバルな教育を実践する私立共学校として、近年大きな注目を集めている学校です。生徒一人ひとりの個性を尊重し、主体性を育む教育方針は、多くの受験生や保護者から高い評価を受けています。
かえつ有明高等学校の基本情報
かえつ有明高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 : 58 程度難易度についての補足 : 高校からの募集人数が非常に少ないため、偏差値の数値以上に厳しい入試となることが予想されます。合格するためには、中学校での成績も重要視されると考えられます。かえつ有明高等学校の入試では、学力試験だけでなく、グループワークやプレゼンテーションが課されるなど、思考力や表現力も問われるのが特徴です。主な併願校 :都内の多くの私立高校では、内申点を基準とした併願優遇制度がありますが、かえつ有明高等学校ではこの制度を設けていません。そのため、受験生は実力で合格を勝ち取る必要があります。併願校としては、同じくらいの偏差値帯で、校風や教育方針が近い学校が選ばれることが多いようです。
かえつ有明高等学校に設置されている学科・コース
トラディショナルクラス : 主に座学を中心とした授業で、一般選抜での大学進学を目指す生徒におすすめのクラスです。オーセンティッククラス : 従来の座学と、生徒が主体となって課題に取り組む探究学習をバランス良く両立させたい生徒に適しています。高校新クラス : 探究学習に重点を置き、生徒自らがプロジェクトを立ち上げるなど、授業の枠を超えた活動に挑戦したい生徒にぴったりのクラスです。対話や協働を通じて、創造性を伸ばすことを目的としています。
かえつ有明高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 : 帰国生が全校生徒の約4分の1を占めることもあり、非常に国際色が豊かです。多様な価値観を持つ生徒たちが互いを尊重し合い、のびのびと学校生活を送っているようです。明るく活発な生徒が多い一方で、自分の興味をとことん追求する真面目な一面も持ち合わせています。校則 : 全体的に緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が大きいようです。スマートフォンの持ち込みは許可されており、授業中に先生の許可を得て使用することも可能です。髪型や服装についても、常識の範囲内であれば厳しく指導されることは少ないという声が多く聞かれます。宿題・課題 : 課題の量は、先生や教科によって差があるようですが、受験を意識した質の高い課題が出されることが多いようです。特に探究学習に関するレポートや発表の準備には時間がかかることもあります。制服 : 制服は、ブレザースタイルで、シンプルながらもおしゃれだと評判です。リボンやネクタイの色などで個性を出すこともできるようです。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより届け出をすれば許可される場合もあるようです。土曜授業 : 土曜日も平常授業が行われています。
かえつ有明高等学校の部活動・イベント
全体の様子 : 運動部、文化部ともに多彩なクラブがあり、生徒たちは自分の興味に合わせて活動しています。加入率は高く、多くの生徒が部活動を通して充実した学校生活を送っています。主な部活動 :ダンス部 : 中学生から高校生まで多くの部員が所属し、文化祭などでのパフォーマンスは非常に盛り上がります。マーチングバンド部 : 大会での実績もあり、本格的な活動を行っています。グラウンドでのパフォーマンスは圧巻です。科学部 : 文化祭では、カルメ焼き作りなどの体験型実験を行い、人気を集めています。山岳部 : 月に1回程度の山登りを基本に、夏休みには合宿も行うなど、和気あいあいとした雰囲気で活動しています。
文化祭 : 毎年9月に行われる文化祭は、学校全体が一体となって盛り上がる最大のイベントです。クラスごとの企画や部活動の発表など、多彩な催し物が行われます。バブルサッカーやカジノ、脱出ゲームなど、生徒たちのアイデアが光るユニークな企画が特徴です。体育祭 : 5月に行われ、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。修学旅行 : 高校2年生の時に実施されます。行き先は年度によって異なりますが、生徒たちの見聞を広める貴重な機会となっています。ケンブリッジ研修 : 「高校新クラス」の生徒などを対象に、イギリスのケンブリッジ大学での研修が実施されます。現地の学生との交流やプロジェクト活動を通して、国際的な視野を養います。
かえつ有明高等学校の進学実績
主な進学実績(2024年度) :国公立大学 : 東京大学1名をはじめ、旧帝国大学や一橋大学、東京工業大学などにも合格者を出しています。難関私立大学 : 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、ICUに合計54名、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)に合計68名の合格者を輩出しています。海外大学 : 海外の大学へ進学する生徒もおり、グローバル教育の成果が表れています。
進学サポート :放課後や長期休暇中には、大学入学共通テスト対策講座をはじめとする多彩な講習が開講されています。 探究学習やプロジェクト活動で培った主体性や表現力を活かし、総合型選抜や学校推薦型選抜で難関大学に合格する生徒が多いのも特徴です。帰国生向けの進路サポートも手厚く行われています。
かえつ有明高等学校の特長・アピールポイント
「サイエンス科」「プロジェクト科」という独自の探究学習 : 中学から続く探究型の授業では、生徒が自ら問いを立て、対話や協働を通じて答えを探求していく力を養います。これが大学入試やその先の社会で生きる力につながります。多様性あふれる国際的な環境 : 全校生徒の約4分の1が帰国生であり、日常的に多様な文化や価値観に触れることができます。国際学級を設けず、すべての生徒が同じ教室で学ぶ環境が、自然な異文化理解を育んでいます。生徒の主体性を尊重する自由な校風 : 緩やかな校則や、生徒主体の行事運営など、生徒一人ひとりの自主性を信じ、尊重する文化が根付いています。進化し続ける「高校新クラス」 : 探究学習に特化した「高校新クラス」では、授業の枠を超えて生徒がプロジェクトを立ち上げるなど、創造性を最大限に発揮できる環境が用意されています。臨海副都心という恵まれた立地 : 周辺には日本科学未来館などの施設が充実しており、これらを「第二のキャンパス」として授業や課外活動に活用しています。環境に配慮したエコスクール : 校舎には、雨水や太陽光、風などの自然エネルギーを利用する仕組みが取り入れられており、日常的に環境問題を意識できる設計になっています。充実した海外研修プログラム : イギリスのケンブリッジ研修など、本物に触れる海外研修が豊富に用意されており、グローバルな視野を広げることができます。
かえつ有明高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生と生徒の距離が近く、対等な関係で対話できる雰囲気が良い」という声が多数あります。 「校則が緩やかで、自分の個性を大切にしながら学校生活を送れる」と、自由な校風を評価する意見が多いです。 「帰国生が多く、多様な考え方に触れることができて刺激になる」といった、国際的な環境の良さを挙げる声も目立ちます。 「探究型の授業が多く、ただ暗記するだけでなく、考える力が身についた」と、独自のカリキュラムを評価する声も多いです。 「校舎が綺麗で設備が整っている」という点も、多くの生徒にとって魅力的なポイントのようです。
気になる点 :「高校からの入学者が少ないため、最初は内部進学生の輪に入るのに少し時間がかかった」という意見が少数見られます。 「自由な校風だからこそ、自分から積極的に行動しないと何も得られない可能性がある」という、自主性が求められることへの言及もあります。 「駅から少し歩くのが難点」といった、アクセスに関する声も一部あります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :りんかい線「東雲」駅より徒歩約8分 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅より都営バスで約8分、「都橋住宅前」バス停下車徒歩約2分 東京メトロ有楽町線「辰巳」駅より徒歩約18分
通学エリア :
江東区内はもちろん、りんかい線や有楽町線を利用して、都内各地や千葉県、埼玉県など、幅広いエリアから生徒が通学しているようです。
かえつ有明高等学校受験生へのワンポイントアドバイス