愛知県立一宮起工科高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、尾張地域で最も歴史のある工業高校です。 これまで2万人以上の卒業生を社会に送り出し、その多くが日本のものづくり産業を支える技術者として国内外で活躍しています。長い歴史の中で培われた確かな技術教育と、時代のニーズに合わせて進化し続けるカリキュラムが、一宮起工科高等学校の大きな魅力です。
一宮起工科高等学校の基本情報
一宮起工科高等学校の偏差値・難易度・併願校
ロボット工学科: 51機械科: 45電子工学科: 45環境科学科: 45デザイン科: 51
大同大学大同高等学校 名古屋工業高等学校 愛知産業大学工業高等学校 修文学院高等学校 清林館高等学校
一宮起工科高等学校に設置されている学科・コース
ロボット工学科 どんなことを学ぶ?:これからの産業に不可欠なロボットの設計、製作、制御など、最先端の技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:ロボットやAIに興味があり、未来のテクノロジーを創造したい人におすすめです。
機械科 どんなことを学ぶ?:あらゆる「ものづくり」の基礎となる機械の設計、加工、組立などの知識と技術を幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:自動車や飛行機など、動くものや機械の仕組みに興味がある人、実践的な技術を身につけたい人におすすめです。
電子工学科 どんなことを学ぶ?:スマートフォンやコンピュータなど、身の回りの電子機器を支える電気・電子回路やプログラミングの基礎を学びます。 どんな生徒におすすめ?:電気やコンピュータが好きで、電子工作やプログラミングに挑戦してみたい人におすすめです。
環境科学科 どんなことを学ぶ?:SDGs(持続可能な開発目標)などをテーマに、環境分析や品質管理、新素材などについて学びます。 2年生からは生活コースと環境コースに分かれます。 どんな生徒におすすめ?:環境問題に関心があり、科学の力で社会に貢献したい人、保育や食育にも興味がある人におすすめです。
デザイン科 どんなことを学ぶ?:ポスターやWebサイト、製品のデザインなど、美しさと機能性を両立させるための知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:絵を描くことやものを作ることが好きで、自分のアイデアを形にする仕事に就きたい人におすすめです。
一宮起工科高等学校の特色・校風
校風キーワード: 質実剛健、実践重視、地域貢献宿題の量: 専門科目に関するレポートや課題が出されることがありますが、量は標準的という声が多いようです。日々の授業内容をしっかり復習することが大切です。校則: かつては頭髪など厳しい面もあったようですが、近年は見直される傾向にあるようです。 スマートフォンの校内での使用は、授業中以外は認められていますが、マナーを守ることが求められます。 アルバイトは原則として許可されていませんが、家庭の事情によっては許可される場合があります。生徒たちの雰囲気: ものづくりが好きな生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気です。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら、専門知識を深めていくことができます。制服: 男子は一般的な黒の詰襟学生服、女子は黒または濃紺のセーラー服です。 中学校の制服がそのまま使える仕様になっているため、経済的な負担が少ないという特徴があります。土曜授業: 基本的に土曜授業はありません。
一宮起工科高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部:
特にハンドボール部、バレーボール部、バスケットボール部などが県大会で上位入賞を目指して熱心に活動しています。 ハンドボール部は地域の中学生との合同練習や大会補助員など、地域のハンドボール振興にも貢献しています。 ラグビー部も「起工科ラグビー部」として活動しており、工業高校ならではの力強さが魅力です。 文化部:
文化部は、工業高校の特色を活かした研究系の部活動が充実しています。ロボット工学研究部、機械研究部、電子工学研究部、化学研究部などがあり、全国レベルの大会で活躍する部もあります。 ものづくりの技術をさらに高めたい生徒にとっては、最高の環境と言えるでしょう。その他、美術部や吹奏楽部、写真部なども活発に活動しています。
イベント
文化祭・体育祭:
文化祭(起工祭)では、各学科の特色を活かした展示や、研究の成果発表などが行われ、日頃の学習の成果を披露する貴重な機会となっています。体育祭もクラス対抗で大いに盛り上がります。 修学旅行:
修学旅行は、生徒たちにとって高校生活の大きな思い出の一つです。行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める良い機会となっています。 その他:
球技大会や、地域のイベントへの参加など、年間を通して様々な行事が行われています。
一宮起工科高等学校の進学実績
主な進学先(大学): 国公立大学:東京芸術大学、三重大学、金沢美術工芸大学、愛知教育大学、岐阜大学など、工業系や美術系の大学を中心に合格者を出しています。 私立大学:愛知工業大学、名城大学、中京大学、中部大学など、地元の工業系大学への進学者が多い傾向があります。
主な就職先:
トヨタ自動車、デンソー、三菱電機、日本製鉄、中部電力など、日本を代表する大手製造業への就職実績が多数あります。 高い就職率は、一宮起工科高等学校の大きな強みの一つです。 進路サポート:
生徒一人ひとりの進路希望を実現するために、手厚いサポート体制が整っています。工場見学やインターンシップなどを通じて、早期から職業観を育む機会が豊富に用意されています。
一宮起工科高等学校の特長・アピールポイント
100年以上の歴史と伝統: 尾張地域で最も伝統のある工業高校として、長年にわたり培ってきた教育ノウハウと、産業界との強い繋がりが魅力です。時代のニーズに応える新学科: 2021年度に「ロボット工学科」と「環境科学科」を新設し、AIやSDGsといった現代社会の要請に応える最先端の教育を展開しています。高い就職率と優良な就職先: 日本を代表する大手企業への就職実績が豊富で、卒業生の多くが安定したキャリアを築いています。国公立大学への進学も可能: 専門高校でありながら、東京芸術大学や愛知教育大学などの国公立大学への進学実績もあり、多様な進路選択が可能です。充実した専門設備: 各学科に最新の実験・実習設備が整っており、実践的なスキルを効果的に身につけることができます。資格取得を強力にサポート: 危険物取扱者や各種技能検定など、将来に役立つ様々な資格取得を学校全体でバックアップしています。地域社会への貢献活動: 地域のイベントへの参加や、小中学生を対象とした「ものづくり教室」などを通じて、地域社会に貢献する活動にも力を入れています。
一宮起工科高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「就職に非常に強く、大手企業への道が開かれている」という声が多数あります。 「専門的なことを深く学びたい生徒にとっては最高の環境」と、授業内容の充実度を評価する声が多いです。 「同じ目標を持つ仲間が多く、お互いに高め合える雰囲気がある」といった人間関係の良さを挙げる意見も見られます。 「資格がたくさん取れるので、自分のスキルアップに繋がる」という声も多く聞かれます。
気になる点: 「最寄り駅から少し距離があるため、バスの利用が必須」というアクセスに関する意見があります。 「工業高校なので、男子生徒の比率が高い学科が多い」という声もありますが、デザイン科や環境科学科には女子生徒も多く在籍しています。 「校舎や施設が少し古い部分もある」という意見も見られますが、改修工事が進められているようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: 名鉄一宮駅バスターミナル2番乗り場から名鉄バス「起」行きに乗車し、「起工高・三岸美術館前」バス停で下車。バス停は校門の目の前です。 名鉄尾西線「奥町駅」からは徒歩で約40分ほどの距離です。
通学エリア:
一宮市内からの通学者が最も多いですが、稲沢市、江南市、岩倉市、清須市、あま市、さらには岐阜県の一部など、広い範囲から生徒が通学しています。多くの生徒が名鉄一宮駅を経由してバスで通学しているようです。
一宮起工科高等学校受験生へのワンポイントアドバイス