京都府立丹後緑風高等学校は、豊かな自然に囲まれた丹後地域で、新しい時代を切り拓く力を育むユニークな高校です。2020年に網野高等学校と久美浜高等学校が統合して誕生した、学舎制(網野学舎・久美浜学舎)という珍しいスタイルが特徴。それぞれの学舎が持つ専門性を生かしながら、生徒一人ひとりの夢や目標に合わせた多様な学びを提供しています。地域との連携を大切にし、社会で活躍できる人材の育成を目指す丹後緑風高等学校は、自然が好き、専門的なことを学びたい、地域を元気にしたい、そんな想いを持つ中学生にとって、最高の3年間を約束してくれる場所です。
丹後緑風高等学校の基本情報
丹後緑風高等学校の偏差値・難易度・併願校
網野学舎 普通科: 45 企画経営科: 45
久美浜学舎 アグリサイエンス科: 42 みらいクリエイト科: 40
京都暁星高等学校 福知山淑徳高等学校 京都廣学館高等学校 日星高等学校
丹後緑風高等学校に設置されている学科・コース
網野学舎 普通科: 幅広い科目をバランス良く学び、大学進学をはじめとする多様な進路希望の実現を目指します。基礎学力の定着を重視し、少人数授業や習熟度別授業を取り入れているので、自分のペースでじっくり学びたい人におすすめです。企画経営科: ビジネスの専門知識や実践的なスキルを学び、地域社会で活躍できる人材を目指します。商品開発や販売実習など、体験的な学習が多いのが特徴で、将来、起業したい人や地元企業で働きたい人にぴったりです。
久美浜学舎 アグリサイエンス科: 農業や食品加工に関する専門的な知識と技術を学びます。丹後の特産物を活用した栽培・加工・販売までを一貫して学習できるのが魅力で、食や自然、環境問題に興味がある人におすすめです。みらいクリエイト科: 普通教科を深く学びながら、探究的な学びを通して論理的思考力や表現力を養います。福祉科目を選択すれば、介護職員初任者研修の修了も可能。幅広い分野に興味があり、自分の可能性を広げたい人に向いています。
丹後緑風高等学校の特色・校風
宿題の量: 学科や選択科目によって差はありますが、毎日コツコツと取り組む必要がある程度の量が課されることが多いようです。特に専門学科では、レポートや実習の課題などが出されることもあります。校則: 校則は比較的標準的ですが、「いつでも面接試験に対応できる状態」を意識した服装・身だしなみが求められています。制服の着こなしや頭髪については、定期的に指導が行われるようです。スマホ: 校内への持ち込みは許可されていますが、使用に関するルールは定められています。授業中の使用は禁止されているなど、マナーを守った使用が求められます。服装: 制服は定められており、きちんと着用することが基本です。夏服・冬服の移行期間も設けられています。
生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。専門的な学科があるため、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境です。アルバイト: アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が前提となります。長期休暇中など、学校の許可を得て行う生徒が多いようです。制服の評判: 制服については、特に大きな不満の声は聞かれず、標準的なデザインで受け入れられているようです。土曜授業: 基本的に土曜授業はありませんが、学校行事や部活動の大会、資格取得のための模試などが行われることがあります。
丹後緑風高等学校の部活動・イベント
部活動
レスリング部(網野学舎): 男女ともにインターハイや国体で数々の優勝者を輩出している名門です。オリンピックメダリストも卒業生におり、高いレベルで競技に打ち込みたい生徒に最適な環境です。カヌー部(久美浜学舎): 久美浜湾という恵まれた環境を生かして活動しており、全国大会でも活躍しています。自然の中で体を動かしたい人におすすめです。その他の部活動: 運動部では野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部などが、文化部では吹奏楽部、美術部、情報処理部、ボランティア部などが活発に活動しています。
イベント
体育祭: 学年の垣根を越えた連合チームで競い合い、非常に盛り上がるイベントの一つです。仲間との絆を深める絶好の機会となっています。文化祭: 各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、ステージパフォーマンスを繰り広げます。日頃の学習や活動の成果を発表する貴重な場です。修学旅行: 近年では、沖縄などへ訪れることが多いようです。平和学習や文化体験を通して、見聞を広め、一生の思い出を作ります。その他: 地域と連携したイベントも多く、丹後100kmウルトラマラソンのTシャツデザインを手がけるなど、学校外での活動も盛んです。
丹後緑風高等学校の進学実績
国公立大学: 福知山公立大学、京都府立大学、京都教育大学、島根大学、和歌山大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。難関私立大学: 関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学といった「関関同立」や、京都産業大学、近畿大学、龍谷大学、佛教大学などの「産近甲龍」にも合格実績があります。その他: 4年制大学だけでなく、短期大学への進学者も多いです。また、専門学科の生徒を中心に、看護・医療系の専門学校や、建築、公務員、美容、調理などの専門学校へ進学する生徒も多数います。就職: 地元企業への就職にも強く、学校で身につけた専門性を活かして、地域社会に貢献する卒業生も多くいます。
丹後緑風高等学校の特長・アピールポイント
2つの学舎で専門性を究める「学舎制」: 網野学舎と久美浜学舎がそれぞれの特色を活かした教育を展開。遠隔教育システムで両学舎を結び、合同で授業を行うこともあります。地域を学びのフィールドにする「探究活動」: 「総合的な探究の時間」では、地域の課題解決をテーマに、企業や外部機関と連携した学習を行います。リアルな社会に触れながら、課題発見力や解決力を養います。社会で生きる力を育む「キャリア教育」: 商業系の資格取得や、農業・食品加工の実習、福祉の学びなど、将来の仕事に直結する実践的な学習が豊富です。全国レベルで活躍する強力な部活動: レスリング部やカヌー部など、全国の舞台で輝かしい実績を誇る部活動があり、高い目標を持って高校生活を送ることができます。豊かな自然環境: 海と山に囲まれた丹後ならではの自然環境は、学習や部活動、人間形成にとって最高のキャンパスです。一人ひとりに向き合う丁寧な指導: 少人数講座や習熟度別授業、チューター制など、生徒一人ひとりの学力や進路希望に寄り添ったきめ細やかなサポート体制が整っています。起業家精神(アントレプレナーシップ)の育成: 企画経営科を中心に、新しい価値を創造し、社会に貢献できる人材の育成に力を入れています。
丹後緑風高等学校の口コミ・評判のまとめ
「専門的な学科があり、将来の夢に直結する勉強ができるのが嬉しい」 「先生方が熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」 「地域の人と関わる機会が多く、社会勉強になる」 「同じ目標を持つ友達と出会えて、毎日が充実している」 「部活動に本気で打ち込める環境がある」
「学舎間の移動が少し不便に感じることがある」 「最寄り駅から少し距離があるので、バスや自転車が必須」 「校則が少し厳しめに感じられることもある」 「都市部の高校と比べると、施設が少し古いと感じる部分もある」
アクセス・通学
網野学舎: 京都丹後鉄道「網野駅」から徒歩約30分 丹海バス「丹後緑風高校網野学舎前」バス停下車すぐ
久美浜学舎: 京都丹後鉄道「かぶと山駅」から徒歩約20分
丹後緑風高等学校受験生へのワンポイントアドバイス