いよいよ高校選びが本格的になる皆さん、そして保護者の皆様、こんにちは!数ある高校の中から、今回は特に技術やものづくりに興味がある皆さんにぴったりの「久留米工業高等専門学校」について、詳しくご紹介します。久留米工業高等専門学校は、5年間一貫教育で専門技術を深く学び、将来のエンジニアを目指せる魅力的な学校です。一般的な高校とは少し違う特徴があるので、「どんな学校なのかな?」とワクワクしている人も多いのではないでしょうか。
この学校は、実践的な学びを通して社会で役立つ力を身につけたい生徒にとって、非常に恵まれた環境を提供しています。実験や実習が多く、座学だけでなく実際に手を動かしながら理解を深められるのが大きな特徴です。将来、特定の分野で専門性を高めたいと考えている皆さんにとって、久留米工業高等専門学校はきっと理想の学び舎になるはずです。
今回の情報が、皆さんの進路選択の一助となれば幸いです。久留米工業高等専門学校の魅力を余すところなくお伝えしていきますので、ぜひ最後まで読み進めて、この学校が自分に合っているかどうかをじっくり考えてみてくださいね。
久留米工業高等専門学校の基本情報
久留米工業高等専門学校の基本情報は以下の通りです。
久留米工業高等専門学校の偏差値・難易度・併願校
久留米工業高等専門学校は、高専ということもあり、一般的な高校とは異なる選抜方法と難易度を持っています。学科ごとの偏差値の目安としては、おおよそ60前後とされており、県内の高校の中では上位に位置します。特に、専門的な学習内容であるため、数学や理科が得意な生徒、論理的思考力に自信のある生徒が有利とされています。
合格に必要な内申点の目安としては、主要5教科だけでなく、技術・家庭科などの実技教科も重視される傾向にあります。具体的な内申点の基準は公開されていませんが、日頃から真面目に授業に取り組み、高い評価を得ていることが重要です。久留米工業高等専門学校の入試は、学力検査に加えて、面接や調査書も総合的に評価されます。
同じくらいの偏差値の他の高校としては、福岡県内の進学校や、特色のある私立高校が挙げられますが、高専は学習内容が専門的であるため、単純に比較するのは難しいでしょう。併願校については、公立高校との併願は制度上可能ですが、高専を第一志望とする場合、滑り止めとして私立高校の特進クラスや、専門学科のある高校を検討する生徒が多いようです。具体的な私立高校としては、大牟田高等学校の特別進学コースや、西日本短期大学附属高等学校の特別進学コースなどが候補となることがあります。
久留米工業高等専門学校に設置されている学科・コース
久留米工業高等専門学校には、以下の5つの学科が設置されています。久留米工業高等専門学校は、それぞれの学科で専門性の高い教育を提供しています。
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機械工学科 – 機械の設計、製造、制御技術を学ぶ。ものづくりが好きで、将来は自動車やロボット開発に携わりたい人におすすめ。
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電気電子工学科 – 電気エネルギーや電子回路、情報通信技術を学ぶ。家電製品やスマートフォンの仕組みに興味があり、それらの開発に挑戦したい人におすすめ。
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情報技術工学科 – プログラミング、ネットワーク、データベースなど情報技術全般を学ぶ。IT分野に強く、将来はシステムエンジニアやプログラマーを目指したい人におすすめ。
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化学物質工学科 – 物質の性質や反応、新しい材料の開発などを学ぶ。環境問題や新素材開発に興味があり、実験を通じて世の中に貢献したい人におすすめ。
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建設社会工学科 – 橋や道路、建物といった社会基盤の計画、設計、建設、維持管理を学ぶ。街づくりや災害に強い社会を創りたい、スケールの大きな仕事に魅力を感じる人におすすめ。
久留米工業高等専門学校の特色・校風
久留米工業高等専門学校の校風は、「実践的」「自由な雰囲気」「専門性」というキーワードで表現できます。学生は自分の興味を追求できる環境が整っており、比較的自由な校風であるという声が多いです。
宿題の量については、一般的な普通高校と比較すると、専門科目の課題や実験レポートが多く、内容も高度なため、日々の学習時間は多く必要とされます。しかし、それは将来の専門知識を深めるための重要なステップとして、生徒たちは意欲的に取り組んでいます。
校則は比較的緩やかで、生徒の自主性を尊重する傾向があります。スマートフォンの持ち込みや使用についても、授業の妨げにならない限りは問題ないとされています。服装についても、制服はありますが、一般的な高校よりも自由度が高いという意見もあります。アルバイトは、学業に支障がない範囲であれば許可されていることが多いようです。生徒たちの雰囲気は、ものづくりや研究に真面目に取り組む姿勢が見られつつも、普段は活発で、趣味の合う仲間と深く交流している様子が伺えます。制服は、男子は学ラン、女子はブレザーで、伝統的なデザインですが、特に不評な点はありません。土曜授業は、通常は行われませんが、補習や課外活動などで登校することがあるかもしれません。
久留米工業高等専門学校の部活動・イベント
部活動
久留米工業高等専門学校では、運動部と文化部ともに活発に活動しており、学生生活を充実させるための選択肢が豊富に用意されています。久留米工業高等専門学校の部活動加入率は高く、多くの学生が学業と両立しながら自分の興味のある活動に打ち込んでいます。
特に有名な部活動としては、ロボット相撲やプログラミングコンテストなど、高専ならではの「技術系部活動」が挙げられます。これらは全国大会レベルでの実績も豊富で、メディアに取り上げられることも少なくありません。他にも、以下のような部活動があります。
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ロボット部:ロボットの設計、製作、プログラミングを行い、全国の高専ロボコンに出場。毎年ユニークなアイデアと高い技術力で注目を集めています。
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プログラミング同好会:情報系の学生を中心に、様々なプログラミング言語や技術を習得し、IT系のコンテストやハッカソンに参加しています。
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陸上競技部:体力向上はもちろん、各種大会で好成績を収めるなど、スポーツも盛んです。
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軽音楽部:文化部の中でも人気が高く、学内イベントや地域のライブハウスで演奏を披露しています。
このように、専門分野に直結する部活動から、スポーツや文化活動まで幅広く選択できるのが魅力です。
イベント
久留米工業高等専門学校では、学業だけでなく、様々なイベントを通して学生生活を彩ります。
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高専祭(文化祭):毎年秋に開催され、各学科の研究発表や、部活動の展示・公演、模擬店などで盛り上がります。来場者も多く、地域の皆さんにも開かれたイベントです。ユニークな実験体験や、学生が製作したロボットのデモンストレーションなど、高専ならではの企画が人気を集めています。
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体育祭:クラス対抗で様々な競技を行い、学科や学年の枠を超えて交流を深めます。専門分野の学習で培ったチームワークを発揮し、熱い戦いが繰り広げられます。
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研修旅行(修学旅行):高学年になると、国内の企業や研究機関への見学を兼ねた研修旅行が行われることがあります。通常の修学旅行とは異なり、専門分野への理解を深めることを目的とした内容が多く、将来のキャリアを考える良い機会となります。
これらのイベントは、学生たちの絆を深め、思い出に残る充実した高専生活を送る上で欠かせないものです。
久留米工業高等専門学校の進学実績
久留米工業高等専門学校は、5年一貫教育の後に、さらに専門性を深めるために大学へ編入したり、そのまま就職したりと、多様な進路を選ぶことができます。久留米工業高等専門学校の卒業生は、専門知識と実践的なスキルを身につけているため、非常に高い評価を受けています。
最新の大学進学実績としては、以下のような傾向があります。
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国公立大学:多くの学生が、高専から大学の3年次へ編入します。主な編入先としては、九州大学、九州工業大学、長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、熊本大学、佐賀大学など、全国の難関国立大学や技術科学大学が挙げられます。これらの大学へ毎年数十名規模で編入しています。
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難関私立大学:慶應義塾大学や早稲田大学といった難関私立大学へ編入する学生も少数ながらいます。
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その他、進学者が多い大学や専門学校:高専の専攻科(2年間)に進学し、より高度な専門性を追求する学生もいます。また、国立大学以外の私立大学や、専門学校へ進むケースもありますが、高専の卒業生は専門性の高さから企業からのニーズが高く、就職を選択する学生も多いのが特徴です。
就職に関しては、大手企業や地元の優良企業への就職実績が豊富です。卒業生は即戦力として期待され、技術開発、生産管理、研究職など、幅広い分野で活躍しています。
進学実績に結びつく取り組みとしては、高専ならではの充実した研究室での学びがあります。指導教員がきめ細やかな指導を行い、学生一人ひとりの興味や進路に応じた研究テーマに取り組むことができます。また、大学編入希望者に対しては、過去の入試問題の分析や面接指導など、個別のサポート体制も充実しているという声が多く聞かれます。
久留米工業高等高等専門学校の特長・アピールポイント
久留米工業高等専門学校は、他の高校にはない独自の強みと魅力が豊富です。ここでは、久留米工業高等専門学校ならではの特長を5つのポイントに絞ってご紹介します。
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5年間一貫の専門教育:中学校卒業後すぐに専門分野の学習を開始し、5年間かけてじっくりと専門知識と技術を習得します。これにより、高校普通科の生徒よりも深く専門分野を学ぶことができます。
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実験・実習重視のカリキュラム:座学だけでなく、実験や実習の時間が非常に多く設けられています。実際に手を動かし、ものづくりを体験することで、理論と実践を結びつけ、確かな技術を身につけることができます。
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大学編入・就職に強い:5年間の教育課程を修了すると、大学の3年次への編入資格が得られるため、難関国立大学への編入も可能です。また、専門知識を持った人材として企業からの評価が高く、就職率も非常に良いです。
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最先端の研究設備:各学科に最新の研究設備が導入されており、学生は実際にそれらの設備を使って研究活動に取り組むことができます。これにより、卒業後すぐに社会で通用する実践力を養います。
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高専ロボコンなど全国レベルの活躍:全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)をはじめとする様々なコンテストで優秀な成績を収めています。学生たちが主体的に課題解決に取り組み、チームで協力しながら目標を達成する力を育んでいます。
久留米工業高等専門学校の口コミ・評判のまとめ
久留米工業高等専門学校に関する在校生や卒業生からの口コミ・評判をまとめました。
良い点としては、「専門的な知識を深く学べるので、将来の目標が明確になる」「先生方が専門分野のプロで、実践的な指導が受けられる」「実験や実習が多く、ものづくりの楽しさを実感できる」といった声が多いです。特に、高専ならではの専門教育に満足している生徒が多いようです。また、「同じ志を持つ仲間と出会えるので、切磋琢磨できる」「大学への編入や就職に有利で、選択肢が広がる」という意見も多く見られます。部活動では、高専ロボコンなどの専門的な分野で活躍できる機会が多いことも好評です。
一方で、気になる点としては、「専門科目の学習についていくのが大変な時もある」「普通の高校生活とは少し違うので、合う合わないがあるかもしれない」「校舎や設備の一部に古さを感じる部分がある」といった声もあります。専門性の高さゆえに、学習の難易度が高く感じられることや、一般的な高校のようなイベントの多さを期待すると少し物足りなく感じる可能性も指摘されています。また、「駅からバスを利用しないといけないため、通学に時間がかかる場合がある」という意見もあります。
アクセス・通学
久留米工業高等専門学校へのアクセスは、以下のようになります。久留米工業高等専門学校は、久留米市小森野に位置しています。
最寄り駅は西鉄大牟田線「西鉄久留米駅」です。
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「西鉄久留米駅」からは、西鉄バスに乗車し「高専前」バス停で下車すると、学校は目の前です。バスの乗車時間は約15分です。
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JR鹿児島本線「久留米駅」からも、西鉄バスに乗車し「高専前」バス停で下車すると便利です。こちらもバスの乗車時間は約15分程度です。
通学している生徒のエリアとしては、久留米市内はもちろんのこと、福岡県内各地(筑後地区、福岡市近郊など)から通学している生徒が多いです。さらに、佐賀県や熊本県といった隣接県から通学している生徒も少なくありません。広範囲から、専門的な学びを求めて久留米工業高等専門学校に集まってくる傾向が見られます。
久留米工業高等専門学校受験生へのワンポイントアドバイス
久留米工業高等専門学校を目指す皆さん、応援しています!久留米工業高等専門学校は、将来エンジニアとして社会で活躍したい、ものづくりや科学技術に強い興味がある、そして何よりも「深く学びたい」という意欲を持った生徒に特におすすめの学校です。5年間という長いスパンで、じっくりと専門分野を掘り下げられる環境は、他にはなかなかありません。
受験勉強では、特に数学と理科に力を入れると良いでしょう。高専の入試は、これらの科目の応用力や論理的思考力を問う問題が多い傾向にあります。普段の授業で疑問に思ったことはそのままにせず、積極的に質問したり、自分で調べたりする習慣をつけることが大切です。また、面接も選考の一部なので、なぜ久留米工業高等専門学校で学びたいのか、将来何をしたいのかを具体的に話せるように準備しておきましょう。
焦らず、しかし着実に日々の学習を積み重ねていけば、きっと久留米工業高等専門学校の門を叩くことができるはずです。皆さんの熱意と努力が実を結ぶことを心から願っています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。