京都府立北稜高等学校は、京都市左京区の自然豊かな環境に位置し、「正解のない時代を生きる力」を育むことを目標に掲げる、活気あふれる公立高校です。国際教育、環境教育、表現活動の3つを教育の柱とし、生徒一人ひとりの主体的な学びと挑戦を力強くサポートしています。この記事では、そんな京都府立北稜高等学校の魅力や特色を、進学アドバイザーの視点から分かりやすく解説していきます。
北稜高等学校の基本情報
北稜高等学校の偏差値・難易度・併願校
北稜高等学校に設置されている学科・コース
英語人文コース どんなことを学ぶ?:英語力を重点的に磨きながら、国際的な視野を広げるための文系の学習を深めます。海外の文化や歴史、社会問題などについて探究し、自分の考えを発信する力を養います。 どんな生徒におすすめ?:外国語や国際関係に興味があり、将来は大学の文学部や国際文化学部、外国語学部などへの進学を考えている人におすすめです。
環境理数コース どんなことを学ぶ?:科学的な思考力を身につけるためのハイレベルな理系の学習を行います。岩倉の豊かな自然環境を活かしたフィールドワークや実験を多く取り入れ、環境問題などの探究活動に挑戦します。 どんな生徒におすすめ?:理科や数学が好きで、自然や環境問題に関心が高い人。国公立大学や難関私立大学の理学部、工学部、農学部などへの進学を目指す人に適しています。
総合探究コース どんなことを学ぶ?:文系・理系にとらわれず、幅広い分野から自分の興味関心に合わせて科目を選択できます。学習と部活動の両立を基本としながら、一人ひとりの適性や能力に応じた丁寧な指導で進路実現をサポートします。 どんな生徒におすすめ?:まだ明確な進路は決まっていないけれど、様々な分野に興味があり、高校生活を通して自分の可能性を広げたいと考えている人におすすめです。
北稜高等学校の特色・校風
宿題の量:宿題の量は、コースや選択科目によって異なりますが、全体的には「標準的」または「やや多め」という声が聞かれます。特に予習・復習をしっかり行うことが求められる授業が多いようです。 校則:校則は、他の公立高校と比較して、標準的かやや緩やかという評判です。 スマホ:校内での使用は、授業中を除き基本的に許可されているようで、多くの生徒が休み時間などに利用しています。 服装:制服の着こなしについては、ある程度の指導はありますが、厳しすぎることはないようです。ネクタイやリボンは緑と青の2色、セーターも紺と白から選べるなど、多少の着こなしの自由度があります。
生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒と、活発で明るい生徒がバランス良く在籍しているようです。行事や部活動には積極的に参加し、楽しむ雰囲気があります。 アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が前提となります。家庭の事情などがある場合は、学校に届け出をすることで許可されるようです。 制服の評判:制服は、男女ともにブレザースタイルです。特に、北山杉をモチーフにした緑色のネクタイ・リボンが特徴的で、評判は良いようです。 土曜授業:土曜授業は、基本的には実施されていません。ただし、模試や進学補習などが行われることはあります。
北稜高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 陸上競技部:全国大会の常連であり、近畿大会でも常に上位の成績を収めている強豪です。 競技かるた部:全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に毎年京都府代表として出場しており、全国屈指の強さを誇ります。 天文地学部:ペットボトルロケットの大会で全国大会に出場するなど、ユニークな活動で実績を上げています。 硬式野球部:近年力をつけており、秋季大会では近畿大会に出場するなど、今後の活躍が期待されています。
イベント
北稜祭(文化祭):毎年9月に行われる学校最大のイベントです。各クラスが演劇やステージパフォーマンス、ジェットコースターなどのアトラクションといったユニークな企画で競い合います。文化部の展示や発表、有志によるダンスやバンド演奏なども大変盛り上がります。 体育祭:生徒が楽しめる企画が多く、運動が得意な人も苦手な人も一体となって楽しめるイベントです。大縄跳びやリレーなど、クラス対抗の競技で熱戦が繰り広げられます。 修学旅行(マレーシア研修旅行):1年生の時に、全員が多民族国家であるマレーシアを訪れます。現地の高校との学校交流や、一般家庭へのホームビジット、現地の大学生との班別行動などを通して、異文化理解を深める貴重な体験となります。
北稜高等学校の進学実績
国公立大学:京都府立大学、京都教育大学、滋賀大学、兵庫県立大学など、主に関西圏の大学への合格者を出しています。 難関私立大学:近年では、同志社大学、立命館大学といった「関関同立」への合格実績もあります。 その他、進学者が多い大学:京都産業大学、龍谷大学、近畿大学、佛教大学など、京都や近畿圏の主要な私立大学に多くの生徒が進学しています。専門学校への進学や、公務員などへの就職を選ぶ生徒もいます。
北稜高等学校の特長・アピールポイント
探究活動「北稜CANVAS」:地域や大学、企業と連携し、社会的な課題の解決に挑戦する独自の探究学習プログラムです。生徒は自らテーマを設定し、調査・研究を進めることで、思考力や表現力を鍛えます。 全員参加のマレーシア研修旅行:1年生でマレーシアを訪れ、異文化交流を体験します。この経験を通して、グローバルな視野とコミュニケーション能力を養うことができます。 豊かな自然環境を活かした「環境教育」:学校周辺の里山をフィールドに、自然観察や環境保全活動に取り組みます。持続可能な社会について考えるきっかけとなる学びが豊富です。 全国レベルで活躍する多彩な部活動:陸上競技部や競技かるた部をはじめ、多くの部活動が全国大会や近畿大会で活躍しています。本気で部活動に打ち込みたい生徒にとって最高の環境です。 生徒の主体性を育む学校行事:「北稜祭」や体育祭は、生徒会や実行委員会が中心となって企画・運営されており、生徒たちの「やりたい」という気持ちを形にできる場となっています。 選択肢の多いコース制:2年生から「英語人文」「環境理数」「総合探究」の3コースに分かれるため、自分の興味や進路希望に合わせた専門的な学習が可能です。 充実した進路サポート体制:少人数制の指導やきめ細やかな面談、豊富な補習・講習などを通じて、生徒一人ひとりの進路実現を力強くバックアップしています。
北稜高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「進路について手厚くサポートしてくれる」といった、教員の熱心さや面倒見の良さを評価する声が多数あります。 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」「北稜祭は本当に盛り上がる」など、学校行事の充実度に対する満足度は非常に高いようです。 「部活動が盛んで、目標を持って頑張れる環境がある」「先輩後輩の仲が良い」というように、部活動に打ち込める環境を魅力に感じる生徒が多いです。 「自由な校風で、のびのびと過ごせる」「校則が厳しすぎず、自主性が尊重される」といった、自由度の高さを評価する意見も目立ちます。 「マレーシア研修旅行は最高の思い出になった」という声も多く、国際交流の機会が豊富である点を高く評価しています。
気になる点: 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」「バスの本数が少ない時間帯がある」など、アクセスに関する意見がいくつか見られます。 「施設や校舎が全体的に少し古い」という点を指摘する声もあります。 「コースによっては宿題や課題が多くて大変」といった、学習面での負担について言及する口コミも一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 叡山電鉄鞍馬線「木野駅」から徒歩約4〜5分 京都市営地下鉄烏丸線「国際会館駅」から京都バスで約4分、「北稜高校前」バス停下車すぐ 「国際会館駅」の駐輪場から自転車で約7分
北稜高等学校受験生へのワンポイントアドバイス