名古屋大谷高等学校は、名古屋市瑞穂区にキャンパスを構え、長い歴史と伝統を持つ私立の共学校です。親鸞聖人の教えを建学の精神とし、「人と生まれ、人になる」という校訓のもと、生徒一人ひとりの「いのち」を大切にし、真実に生きる人間形成を目指しています。 その教育は、単なる学力向上だけでなく、豊かな心を育む「こころの教育」に重きを置いているのが大きな特長です。
名古屋大谷高等学校の基本情報
名古屋大谷高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科 特別選抜コース: 51普通科 文理進学コース: 45普通科 福祉・医療進学コース: 45商業科: 43
名古屋大谷高等学校に設置されている学科・コース
普通科 特別選抜コース どんなことを学ぶ?:国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指し、少人数クラスで質の高い授業を展開します。週4日の7時限授業や土曜ゼミなど、学習時間をしっかり確保し、受験に特化した指導を行います。 どんな生徒におすすめ?:高い目標を持ち、勉強と部活動を両立させながら、志望大学合格に向けて集中して学習に取り組みたい人。
普通科 文理進学コース どんなことを学ぶ?:文系・理系を問わず、幅広い分野への進学や就職に対応できる学力を養います。2年次からは興味や進路希望に応じて科目を選択し、自分の可能性を広げることができます。 どんな生徒におすすめ?:まだ将来の夢がはっきり決まっていないけれど、高校生活を通して自分のやりたいことを見つけ、大学や専門学校への進学を目指したい人。
普通科 福祉・医療進学コース どんなことを学ぶ?:福祉、医療、保育の分野に特化した専門知識と技術の基礎を学びます。介護職員初任者研修の資格取得も目指せ、体験実習などを通して実践力を身につけます。 どんな生徒におすすめ?:将来、介護福祉士や看護師、保育士など、人の役に立つ仕事に就きたいという明確な目標を持っている人。
商業科 どんなことを学ぶ?:簿記や情報処理、プログラミングなど、ビジネスの現場で即戦力となる専門知識とスキルを習得します。多くの資格取得に挑戦でき、就職にも進学にも有利です。 どんな生徒におすすめ?:将来、企業で活躍したい、あるいは専門知識を活かして大学の経済学部や経営学部に進学したいと考えている人。
名古屋大谷高等学校の特色・校風
校則や生徒の雰囲気 校則は、他の私立高校と比較するとやや厳しいという声が見られます。特に、スマートフォンは校内での使用が原則禁止されており、朝のSHRで預け、帰りのSHRで返却されるルールのようです。 服装や頭髪に関する指導も定期的に行われるため、自由な校風を求める人には少し窮屈に感じるかもしれません。しかし、その分、学校生活の規律が保たれ、落ち着いた環境で学習に集中できるというメリットもあります。 生徒たちは、真面目で素直な生徒が多いと言われています。コースによって雰囲気は少し異なりますが、全体的には穏やかで、いじめなども少ないという口コミが多く見られます。
学習面 宿題の量は、コースによって差があるようです。特に特別選抜コースでは、日々の課題や週末課題など、多めに出される傾向があります。 土曜授業については、特別選抜コースは「土曜ゼミ」が原則実施されます。 その他のコースの生徒も、希望制の「土曜講座」で進学対策や資格取得に向けた学習ができます。
その他の特色 アルバイトは原則禁止ですが、特別な事情がある場合は許可制で認められることもあるようです。 制服は、近年リニューアルされ、上品で落ち着いたデザインが評判です。特に女子の制服は可愛いという声が多く聞かれます。 食堂が広く、メニューも豊富で美味しいと生徒からの人気が高いのも特徴です。
名古屋大谷高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に全国レベルでの活躍が目立つのが陸上競技部で、41年連続でインターハイに出場するなど輝かしい実績を誇ります。 硬式野球部も伝統があり、専用のグラウンドで日々練習に励んでいます。 その他、ハンドボール部、剣道部、バスケットボール部なども県大会上位を目指して活発に活動しています。 女子バレーボール部も県大会出場を目標にチームワークを大切に練習に励んでいます。
文化部 文化部では、吹奏楽部が東海大会に出場するなど高いレベルで活動しています。 放送部は、本格的な機材を使い、NHK杯放送コンテスト全国大会出場を目標に番組制作などを行っています。 また、宗教系の学校ならではの「宗教部」や、珍しい「鉄道研究部」「釣り部」など、ユニークな部活動も存在します。
イベント
文化祭 文化祭は「TOHO MARCHÉ(東邦マルシェ)」という名称で知られ、地域住民も参加できる大規模なイベントです。各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを出店し、大変な盛り上がりを見せます。
体育祭 学年やコースの垣根を越えて、クラス対抗で様々な競技に熱中します。応援合戦なども見どころの一つで、生徒たちの一体感が生まれるイベントです。
研修旅行(2年生) 例年、沖縄へ行くことが多いようです。 平和学習やマリンスポーツ体験などを通して、見聞を広め、仲間との友情を深めます。
宗教行事 仏教系の学校として、「花まつり(お釈迦様の誕生日を祝う行事)」や「報恩講(親鸞聖人の命日の法要)」といった宗教行事が大切にされています。 これらの行事を通して、感謝の心や命の尊さを学びます。
名古屋大谷高等学校の進学実績
主な大学進学実績 国公立大学では、愛知県立大学や名古屋市立大学、鳥取環境大学などへの合格者を出しています。 私立大学では、地元の南山大学、中京大学、名城大学、愛知大学、愛知淑徳大学、金城学院大学、椙山女学園大学などへ多数の生徒が進学しています。 また、系列校である大谷大学や龍谷大学への進学者もいます。
進学サポート体制 特別選抜コースでは、週4日の7時間授業に加え、週3回の8時間目演習、土曜ゼミなど、塾に行かなくても大学受験に対応できる手厚い学習サポートがあります。 全コースで、夏休みなどの長期休暇中には進学補習が開かれます。 ICT教育にも力を入れており、スタディサプリなどのオンライン学習ツールを導入し、生徒の自学自習を支援しています。 先生方が親身に進路相談に乗ってくれるという声が多く、生徒一人ひとりの希望に寄り添った丁寧な指導が行われています。
名古屋大谷高等学校の特長・アピールポイント
親鸞聖人の教えに基づく「こころの教育」 「人と生まれ、人になる」という校訓のもと、知識だけでなく、感謝の心や他者を思いやる心を育む人間教育を大切にしています。
多様な夢に対応する4つの専門コース 難関大学進学から、福祉・医療、商業のスペシャリストまで、自分の目標に合わせて専門的に学べる環境が整っています。
面倒見の良い、きめ細やかな指導体制 先生と生徒の距離が近く、学習面から生活面、進路のことまで親身に相談に乗ってくれると評判です。
豊富な指定校推薦枠 中部地区の主要私立大学を中心に、全国の多数の大学から指定校推薦の枠があり、多くの生徒がこの制度を利用して進学しています。
充実したICT教育環境 一人一台のタブレット端末(iPad)を活用し、授業や探究学習で情報活用能力を養います。
県内最大級のアリーナを持つ総合体育館「洗心館」 2014年に完成した新しい体育館は、バスケットボールコート2面がとれる広さを誇り、トレーニングルームなども完備された充実の施設です。
地域に開かれた文化祭「TOHO MARCHÉ」 生徒たちが主体となって企画・運営する文化祭は、地域の方々も訪れる一大イベントで、活気に満ちあふれています。
名古屋大谷高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方がとても親身で、質問や相談に丁寧に対応してくれる」という声が非常に多いです。 「指定校推薦の枠が充実しているので、真面目に学校生活を送っていれば希望の大学に進学しやすい」という意見も目立ちます。 「施設、特に体育館や武道場が新しくてきれい」と、充実した設備を評価する声も多いです。 「食堂のメニューが豊富で安くて美味しい」というのは、多くの生徒に共通するポジティブな意見のようです。 「いじめが少なく、落ち着いた学校生活を送れる」という口コミも多く、安心して通える環境がうかがえます。
気になる点 「校則が厳しい」という意見が最も多く見られます。特に「校内でのスマホ使用禁止」については、不便に感じている生徒が多いようです。 「最寄り駅から少し歩く」という点も、人によっては気になるかもしれません。(瑞穂区役所駅から徒歩約4〜5分) 「コースによって生徒の雰囲気や学習意欲に差がある」と感じる生徒もいるようです。 「一部の校舎は少し古い」という声もありますが、改修も進められています。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 名古屋市営地下鉄桜通線「瑞穂区役所」駅 4番出口から徒歩約4分 名古屋市営地下鉄桜通線「桜山」駅 5番出口から徒歩約7〜9分
名古屋大谷高等学校受験生へのワンポイントアドバイス