広島県呉市に佇む呉宮原高等学校は、2024年に創立100周年を迎えた歴史と伝統のある進学校です。 呉湾を見下ろす小高い丘の上にあり、落ち着いた環境で勉学に励むことができます。 生徒一人ひとりの「自主・自律」を重んじ、勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で取り組む「文武不岐」の精神が、今もなお受け継がれています。
呉宮原高等学校の基本情報
呉宮原高等学校の偏差値・難易度・併願校
呉宮原高等学校に設置されている学科・コース
普通科 – 2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を深めていきます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、きめ細やかな進路指導が行われています。 特に、芸術系の大学進学に対応した科目(声楽、器楽演習、造形表現など)が設置されているのも特徴の一つです。
呉宮原高等学校の特色・校風
宿題の量:進学校ということもあり、日々の課題や週末課題など、宿題の量はやや多めという声があります。特に、大学進学を見据えた質の高い課題が出されることが多いようです。 校則:他の高校と比較して、校則は標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。特にスマートフォンについては、校内での使用は原則禁止など、厳しいルールが設けられているとの口コミが見られます。服装や頭髪に関する指導も定期的に行われているようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に活発で、クラス一丸となって盛り上がる一体感があります。 「勉強の三津田、運動の広、恋愛の宮原」と比喩されることがあるほど、充実した高校生活を送っている生徒が多いようです。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能な場合があります。 制服の評判:「宮原ブルー」と呼ばれるブレザーの制服は、上品でかわいいと生徒からの評判は良いようです。 2016年に男女共に新しいデザインに変更されました。 土曜授業:基本的に土曜授業はありませんが、模試や特別な講習が行われることがあります。
呉宮原高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績が豊富な部活動としては、全国大会の常連であるダンス部が有名です。 また、弓道部もインターハイに出場するなど輝かしい実績を誇ります。 珍しい部活動としては、アーチェリー部があります。中国大会に出場するなど、こちらも活発に活動しています。 運動部はソフトテニス部、野球部、サッカー部、バスケットボール部など11部、文化部は放送部、音楽部、吹奏楽部、ESS(英語部)など13部があり、多種多様な選択肢の中から自分に合った部活動を見つけることができます。
イベント
宮高祭(文化祭):毎年6月に行われる最大のイベントです。 クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表などがあり、一般公開もされているため多くの来場者で賑わいます。 生徒たちの創造性や団結力が発揮される場となっています。 夏季スポーツ大会:夏に行われる球技大会で、クラス対抗で熱戦が繰り広げられます。 体育祭:秋に開催され、伝統的な応援合戦や各種競技で学校全体が一体となります。 修学旅行:例年、関東方面へ3泊4日の日程で実施されます。大学訪問や企業訪問なども組み込まれ、進路意識を高める機会にもなっています。 遠足:3年生の秋には宮島への遠足があり、受験勉強の合間のリフレッシュの機会となっています。
呉宮原高等学校の進学実績
国公立大学:例年、広島大学、岡山大学、山口大学、愛媛大学、県立広島大学などを中心に、40名〜60名前後の合格者を出しています。 難関私立大学:関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学といった「関関同立」にも複数の合格者を出しています。 その他:地元の広島修道大学や安田女子大学など、県内の私立大学への進学者も多数います。また、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択に対応した指導が行われています。
呉宮原高等学校の特長・アピールポイント
創立100周年を迎えた歴史と伝統:1924年開校の呉市立中学校を前身とする伝統校で、地域社会からの信頼も厚いです。 呉をフィールドとした探究学習「屋根のない学び舎」:呉市の歴史や文化、産業などをテーマに、地域に出て課題発見・解決学習に取り組む独自のプログラムです。 ICT教育の積極的な推進:2020年度入学生から生徒全員がiPadを購入し、授業や探究活動、オンラインでの交流などに活用しています。 呉市の公立高校で唯一の食堂:温かい食事がとれる食堂は生徒たちにとって憩いの場であり、学校生活の満足度を高める大きな要素となっています。 呉湾を望む美しいロケーション:校舎からは呉の港や造船所が一望でき、歴史と自然を感じられる落ち着いた環境で学ぶことができます。 生徒が主役の盛り上がる学校行事:宮高祭(文化祭)をはじめ、生徒会が中心となって企画する行事は、学校全体の一体感を生み出しています。 きめ細やかな進路指導体制:自習室の完備や充実した補習制度など、生徒一人ひとりの進路実現を力強くサポートする体制が整っています。
呉宮原高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれるなど、サポートが手厚い」という声が多く聞かれます。 「宮高祭や体育祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強い」と、学校行事の充実度を評価する意見が目立ちます。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら打ち込める環境がある」という口コミも多数あります。 「呉市内の公立高校で唯一食堂があり、安くて美味しい」という点は、多くの生徒にとって魅力のようです。 「自主自律の校風で、生徒の主体性が尊重されている」と感じる生徒も多いです。
気になる点: 「校舎や体育館などの施設が少し古い」という意見が一部で見られます。ただし、校舎は2013年度までに建て替えられ、最新の設備も導入されています。 「呉駅から徒歩だと20分かかり、坂道も多いのでアクセスが少し大変」という声があります。 「スマホの使用など、校則が少し厳しいと感じることがある」という意見もあります。 「進学校なので課題が多く、勉強についていくのが大変な時がある」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅:JR呉線「呉駅」 呉駅から徒歩で約20分。 呉駅から広島電鉄バス(宮原通経由)で約3分、「宮原3丁目」バス停下車、徒歩約1分。 呉駅から広島電鉄バス(坪の内経由)で約4分、「子規句碑前」バス停下車。
呉宮原高等学校受験生へのワンポイントアドバイス