和歌山県立粉河高等学校は、紀の川市に位置し、100年以上の歴史と伝統を誇る男女共学の公立高校です。旧制粉河中学校と粉河高等女学校を前身とし、文武両道を掲げ、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。普通科と理数科を設置しており、生徒一人ひとりの進路希望に対応したきめ細やかな指導が魅力です。
和歌山県立粉河高等学校の基本情報 
和歌山県立粉河高等学校の偏差値・難易度・併願校 
理数科: 47 普通科: 46 
和歌山県立粉河高等学校に設置されている学科・コース 
普通科 どんなことを学ぶ場所か:国語、数学、英語などの主要教科を中心に、幅広い教養を身につけることを目指します。2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた専門的な科目を学びます。 どんな生徒におすすめか:大学進学を目指しており、文系・理系を問わず幅広い分野に興味がある生徒におすすめです。 
理数科 どんなことを学ぶ場所か:数学や理科の専門科目を重点的に学び、実験や観察、課題研究などを通して探究心を深めます。 看護・医療系や理学、工学、農学系への進学に対応したカリキュラムが組まれています。 どんな生徒におすすめか:理数系の科目が得意で、将来は医療、科学、技術系の分野で活躍したいと考えている生徒に最適です。 
和歌山県立粉河高等学校の特色・校風 
校風キーワード:文武両道、地域連携、落ち着いた雰囲気 宿題の量:他の高校と比較して標準的か、やや多めという声が見られます。特に理数科や進学を目指す生徒は、日々の予習復習が重要になります。 校則:比較的落ち着いており、常識の範囲内であれば厳しすぎると感じることは少ないようです。ただし、服装や頭髪に関する指導は行われています。スマートフォンの校内での使用については、一定のルールが定められているようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。部活動や学校行事には積極的に参加し、クラスの団結力が強いという評判もあります。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあるようです。 制服:伝統的なデザインの制服で、男子は詰襟、女子はセーラー服です。令和7年度入学生からは、新たにブレザーが追加される予定です。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。 
和歌山県立粉河高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 特に、バドミントン部、ハンドボール部、剣道部、少林寺拳法部などが強豪として知られています。 バドミントン部は男女ともにインターハイ出場の実績があり、ハンドボール部も全国大会で活躍しています。 その他にも、野球部、サッカー部、バレーボール部、バスケットボール部、ソフトテニス部など、多くの運動部が日々練習に励んでいます。 
文化部 文化部も活発で、メディア部がeスポーツのプロジェクトで制作した作品が大阪・関西万博で展示されるなど、ユニークな活動も行っています。 また、将棋部は個人で全国大会に出場する実力を持っています。 吹奏楽部や書道部、美術部なども地域のイベントなどで活躍しています。 
イベント 
文化祭:毎年9月に行われる文化祭は、クラスごとの展示や模擬店、ステージ発表などで大変盛り上がります。 保護者や地域住民も多く訪れ、生徒たちの活気あふれる姿を見ることができます。 体育祭:文化祭の直後に行われる体育祭も、学校全体が一体となる大きなイベントです。 クラス対抗で様々な競技に臨み、熱い戦いが繰り広げられます。 修学旅行:2年生の時に実施され、近年は長崎方面を訪れています。 平和学習や市内散策、体験学習などを通して、見聞を広め、友人との絆を深める貴重な機会となっています。 その他:遠足、球技大会、マラソン大会など、季節ごとに様々な行事が企画されています。 
和歌山県立粉河高等学校の進学実績 
国公立大学 主な進学先として、地元の和歌山大学や和歌山県立医科大学などが挙げられます。 その他、下関市立大学などへの合格者も出ています。 
難関私立大学 GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や、関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)といった難関私立大学にも合格者を出しています。 2024年度は、GMARCHに1名、関関同立に9名が合格しました。 
その他の進路 近畿大学、龍谷大学、京都産業大学、大阪経済大学、桃山学院大学など、関西圏の主要な私立大学への進学者が多い傾向にあります。 また、看護医療系の専門学校への進学にも強く、和歌山県立高等看護学院や国保野上厚生総合病院附属看護専門学校などに多くの合格者を出しています。 就職を選ぶ生徒もおり、多様な進路に対応しています。 
進学サポート 夏期補習や放課後補習、大学入学共通テスト対策講座などが充実しています。 また、大学や専門学校の講師を招いての進路ガイダンスや、上級学校見学会などを実施し、生徒が早期から進路意識を高められるような取り組みを行っています。 
和歌山県立粉河高等学校の特長・アピールポイント 
地域連携型探究活動「KOKO塾」 和歌山大学や地域と連携し、主体的な学びの場を創造する取り組みです。 地元の祭りへの参加や、保育園・学童保育でのボランティア活動など、教室の中だけでは学べない貴重な体験ができます。 
国の登録有形文化財に登録された歴史ある校舎 歴史と伝統を感じさせる美しい校舎は、国の登録有形文化財にも登録されており、趣のある環境で学ぶことができます。 
充実した国際交流 アジア・オセアニア高校生フォーラムへの参加など、国際交流の機会も設けられており、グローバルな視野を養うことができます。 
きめ細やかな進路指導 1年次からキャリア教育に力を入れ、生徒一人ひとりの適性や興味関心を見極めるサポートを行っています。 分野別のガイダンスや上級学校見学会など、具体的な進路選択に役立つプログラムが豊富です。 
活発なボランティア活動 「高校生よみかたりボランティア養成講座」を開講するなど、ボランティア活動を推進しています。 地域貢献活動を通して、豊かな人間性を育むことを目指しています。 
和歌山県立粉河高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「進路指導が手厚い」といった、教員のサポート体制を評価する声が多く見られます。 「文化祭や体育祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」という意見も多数あります。 「部活動が盛んで、目標に向かって仲間と切磋琢磨できる環境が良い」という口コミも目立ちます。 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「歴史ある校舎が美しい」など、学習環境に関するポジティブな評判も多いです。 
気になる点 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」といった、アクセスに関する意見があります。 「校舎が歴史ある分、施設が少し古いと感じる部分もある」という声も一部で見られます。 「宿題や課題が少し多いと感じることがある」という意見もありますが、これは進学に向けてのサポートが手厚いことの裏返しとも言えるでしょう。 
アクセス・通学 
最寄り駅 JR和歌山線「粉河駅」から徒歩約10分 
バス 「粉河高校前」バス停から徒歩約3分 
通学エリア 紀の川市、岩出市、かつらぎ町など、紀北地域から通学している生徒が多いようです。JR和歌山線を利用して、和歌山市内から通う生徒もいます。 
和歌山県立粉河高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

