群馬県立大間々高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、みどり市で唯一の高校です。 赤城山のふもとの自然豊かな高台に位置し、落ち着いた環境で学校生活を送ることができます。 そんな大間々高等学校は、県内で初めて全日制の単位制普通科を導入したことでも知られており、生徒一人ひとりの個性を伸ばし、夢をかなえるための多様な学びが用意されています。
大間々高等学校の基本情報
大間々高等学校の偏差値・難易度・併願校
大間々高等学校に設置されている学科・コース
普通科(単位制) どんなことを学ぶ場所なのか:1年次は芸術科目(音楽・美術)以外は全員が同じ共通科目を学び、基礎学力を固めます。2年次からは選択科目が増え、3年次には必修科目以外はほとんどが選択科目となります。 70にも及ぶ多様な科目の中から、自分の興味・関心や進路希望に合わせて、自分だけの時間割を作成することができます。 どんな生徒におすすめか:大学進学を目指す人はもちろん、普通科でありながら商業(PC、簿記)、家庭(保育、調理、被服)、福祉(介護)といった専門的な科目を学べるため、専門学校への進学や就職を考えている人にもおすすめです。 将来やりたいことがまだ決まっていない人も、多様な学びの中から自分の可能性を見つけ出すことができるでしょう。
大間々高等学校の特色・校風
宿題の量:口コミによると、宿題の量はそれほど多くないという声が見られます。ただし、予習・復習を自主的に行う習慣が大切になります。 校則:校則は比較的厳しいという意見が多いようです。特に頭髪や服装については定期的に検査があり、スマートフォンの校舎内での使用は禁止されています(登校後に預かり、下校時に返却)。 アルバイトは原則として推奨されていませんが、経済的な理由などがある場合は、届け出を提出し許可を得ることで可能になります。 生徒たちの雰囲気:真面目で素直、純朴な生徒が多いと言われています。 落ち着いた環境で学校生活を送りたい人に合っているようです。 制服の評判:制服は可愛いと評判で、特に女子生徒からの人気が高いようです。 性的少数者の生徒に配慮し、女子用のスラックス制服を導入したり、男子のスカート着用を可能にしたりするなど、制服選択制を導入する動きも見られます。 土曜授業:土曜授業は実施されていません。
大間々高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子:運動部、文化部ともにバランスよく設置されており、生徒は自分の興味に合わせて活動を選ぶことができます。 実績豊富な部活動:写真部は、高校写真展で最優秀賞を受賞したり、関東地区高等学校写真展で審査員特別賞を受賞したりと、高い実績を誇っています。 また、音楽部も西関東アンサンブルコンテストで銀賞を受賞するなど、活発に活動しています。 珍しい部活動:インターアクト部は、地域社会への奉仕活動や国際交流を行う部活動で、地域とのつながりを大切にする大間々高校らしい部活動の一つです。プランター作りをして地域の施設に贈呈するなどの活動を行っています。
イベント
文化祭・体育祭:文化祭は3年に一度開催されます。 近年では、コロナ禍の影響を受け、学校内にとどまらず地域をフィールドワークし、探求の成果を発表するという「新しいカタチの文化祭」も実施されました。 体育祭も行われ、クラス一丸となって盛り上がります。 修学旅行・遠足:2年生の12月には修学旅行が実施されます。 1・3年生は1日旅行があり、学年ごとの親睦を深めます。 地域との交流イベント:390年の歴史を持つ「大間々祇園まつり」には、学校として神輿を担いで参加します。 生徒、PTA、教職員が一体となって地域を盛り上げる、大間々高校ならではの伝統的なイベントです。 このほかにも、地域清掃活動など、地域に貢献する行事が多くあります。
大間々高等学校の進学実績
進路状況の概要:卒業生の進路は、専門学校への進学と就職がそれぞれ約4割を占め、大学・短大への進学が約2割となっています。 主な進学先: 国公立大学:具体的な進学実績は確認できませんでしたが、多様な選択科目の中から受験に必要な科目を集中的に学ぶことが可能です。 私立大学:高崎健康福祉大学、桐生大学、関東学園大学、上武大学、共愛学園前橋国際大学など、地元の大学への進学者が多い傾向があります。 専門学校・就職:専門学校へは、医療、福祉、情報、美容、調理など、様々な分野に進んでいます。 就職では、SUBARUやミツバなど、地元の優良企業への実績があります。
進学実績に結びつく取り組み:1・2年生を対象とした進路ガイダンスや、3年生向けの進路講演会が定期的に開催されており、生徒が早期から自分の進路について考える機会が設けられています。
大間々高等学校の特長・アピールポイント
県内初の「多様な学習型」単位制:最大の特長は、自分の興味や進路に合わせて70もの科目から授業を選択できる単位制です。 普通科でありながら、商業や家庭科、福祉などの専門的な資格取得に挑戦することも可能です。 SDGsを軸とした探究学習「SDGsみらい探究」:総合的な探究の時間を「SDGsみらい探究」と名付け、3年間を通してSDGsの視点を踏まえた課題解決学習に取り組んでいます。 地域や社会の課題について主体的に考える力を養います。 有志グループ「SDGs井上浦造みらい塾」の活動:探究学習をさらに深めたい生徒が集まる有志のゼミがあり、大学生と協働したプロジェクトや、地域イベントへの参加など、積極的に活動しています。 地域との深いつながり:「大間々祇園まつり」への参加や地域清掃活動など、学校行事を通じて地域と深く関わることができます。 地域に見守られながら成長できる環境です。 多様性を尊重する校風:ジェンダー平等の観点から制服選択制を導入するなど、生徒一人ひとりの「違い」を大切にし、誰もが活躍できる学校づくりを目指しています。 豊かな自然環境:赤城山のふもとの高台にあり、落ち着いた環境で学べます。 大間々市街地を一望できるロケーションも魅力です。 歴史と伝統:1900年(明治33年)創立の歴史ある学校で、地域に根差した教育が受け継がれています。
大間々高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「制服が可愛い」という声は非常に多く、学校選びのポイントになっているようです。 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「自分のペースで学習を進められる」など、落ち着いた環境で学べる点を評価する声があります。 単位制のため、自分の興味のある科目を深く学べる点が良いという意見が見られます。 「いじめは少ないと思う」という口コミもあり、比較的穏やかな学校生活が送れるようです。
気になる点: 「校則が厳しい」という声が最も多く挙がっています。特に、頭髪や服装、スマートフォンの使用に関する規則は厳しいと感じる生徒が多いようです。 「施設の古さが気になる」という意見もあります。 進学に関しては、より高いレベルの大学を目指すには、塾や予備校のサポートも必要になるという声が見られました。 立地的に坂の上にあるため、駅から歩くのが少し大変だという意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅: わたらせ渓谷鐵道「大間々駅」より徒歩約5〜7分 上毛電気鉄道・東武桐生線「赤城駅」より徒歩約15〜17分
通学エリア:みどり市内から通学する生徒が中心ですが、桐生市や太田市、伊勢崎市など、近隣の市からも多くの生徒が通っています。
大間々高等学校受験生へのワンポイントアドバイス