大阪府立住吉高等学校は、1922年に創立された歴史と伝統のある高校で、生徒一人ひとりの個性を尊重し、自主自律の精神を育む教育で知られています。国際文化科と総合科学科という2つの専門学科を設置し、グローバルな視野と科学的な探究心を伸ばす独自のカリキュラムが大きな魅力です。活気あふれる学校行事や部活動を通じて、充実した3年間を送りたいと考えている受験生にとって、住吉高等学校は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
大阪府立住吉高等学校の基本情報
大阪府立住吉高等学校の偏差値・難易度・併願校
国際文化科:65 総合科学科:64
桃山学院高等学校(国際コースなど) 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 上宮高等学校 金光八尾高等学校 清教学園高等学校
大阪府立住吉高等学校に設置されている学科・コース
国際文化科
英語教育や国際交流に特化した学科です。 ネイティブスピーカーの教員が複数在籍し、英語でのディベートやスピーチ大会などを通じて、実践的な「使える英語」を身につけます。 第二外国語(韓国・朝鮮語、中国語、フランス語、スペイン語)も学べるため、多様な文化や社会に興味がある生徒におすすめです。 総合科学科
実験や実習を重視し、科学的な思考力や探究心を育む学科です。 文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けており、大学や研究機関と連携した高度な研究活動に取り組むことができます。 数学や理科が好きで、物事を深く掘り下げて考えることが得意な生徒にぴったりの学科です。
大阪府立住吉高等学校の特色・校風
宿題の量 :授業のレベルが高いため、予習・復習は欠かせず、自主的な学習が求められます。量は少なくないという声が多いですが、計画的に取り組めばこなせる量です。校則 :校則は比較的緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が多いようです。 式典などで着用する標準服はありますが、普段は私服での通学が可能です。 髪型やアクセサリーも自由で、アルバイトも認められています。 ただし、自由には責任が伴うという考え方が根付いています。生徒の雰囲気 :明るく活発で、何事にも積極的に取り組む生徒が多い印象です。 行事などでは大いに盛り上がり、勉強と遊びのメリハリをつけて高校生活を楽しんでいるようです。制服 :普段は私服ですが、式典用の標準服は可愛らしい、格好良いと評判が良いようです。土曜授業 :基本的にはありませんが、希望者向けの講習や補習などが開講されることがあります。
大阪府立住吉高等学校の部活動・イベント
部活動
ダンス部 :全国大会でも活躍する強豪として知られ、表現力豊かなパフォーマンスで高い評価を得ています。ラグビー部 :伝統ある部活動の一つで、熱心な指導のもと、チーム一丸となって練習に励んでいます。陸上競技部 :近畿大会や全国大会に出場する選手もおり、活気があります。文化部 :吹奏楽部、軽音楽部、放送部などが活発に活動しています。 特に、SSHの指定校であることから、科学系の部活動や探究活動も盛んです。
イベント
すみよし祭(文化祭) :毎年9月に行われる最大のイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表など、多彩な企画で盛り上がります。地域でも有名で、多くの来場者で賑わいます。体育祭 :5月に行われ、学年やクラス対抗で様々な競技に熱中します。応援合戦なども見どころの一つで、クラスの団結力が一層深まります。修学旅行(スタディツアー) :例年、2年生の12月に台湾を訪れることが多いようです。 国際交流や異文化理解を深める貴重な機会となっています。海外研修 :国際文化科、総合科学科ともに、アメリカやイギリス(ケンブリッジ大学)、オーストラリアなどへの海外研修プログラムが充実しており、希望者は参加することができます。
大阪府立住吉高等学校の進学実績
国公立大学 :東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、大阪公立大学など、全国の国公立大学に多数合格しています。難関私立大学 :関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学(関関同立)には、合計で数百名規模の合格者を出しています。 近畿大学への進学者も多い傾向にあります。その他 :その他、産近甲龍や女子大学、薬学・看護系の大学など、多様な進路に進んでいます。
大阪府立住吉高等学校の特長・アピールポイント
SSH・SGHのW指定経験 :文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」と、過去には「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の両方に指定された実績があり、科学的探究力と国際感覚を同時に養える国内でも数少ない高校です。 2024年度からは新たに「文理融合基礎枠」にも内定しています。独自の探究活動「SUKIPRO」 :全校生徒が取り組む探究活動プログラムです。生徒が自ら課題を設定し、情報収集、分析、発表を行うことで、主体的な学びの姿勢と問題解決能力を育みます。充実した海外研修プログラム :アメリカのNASA関連施設を訪問する科学探究ツアーや、ケンブリッジ大学での研修、台湾へのスタディツアーなど、多彩な海外研修が用意されており、国際的な視野を広げることができます。自由な校風と生徒主体の活動 :校則が比較的緩やかで、生徒の自主性が尊重されています。 文化祭や体育祭などの行事も生徒が中心となって企画・運営し、大きな達成感を得られます。第二外国語の履修 :国際文化科では、英語に加え、韓国・朝鮮語、中国語、フランス語、スペイン語の中から第二外国語を選択して学ぶことができます。充実した学習環境 :ブース形式の自習室が60席以上完備されているほか、ICT環境も整備されており、落ち着いて学習に取り組める環境が整っています。活発な国際交流 :世界中から留学生を積極的に受け入れており、日常的に異文化に触れる機会が豊富にあります。
大阪府立住吉高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自主自律の校風で、自由な雰囲気の中でのびのびと過ごせる」という声が非常に多いです。 「文化祭や体育祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強い」と、行事に対する満足度は非常に高いようです。 「SSHやSGHのプログラムが充実しており、探究活動を通して大きく成長できた」という意見も多数見られます。 「先生方は熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」「進路相談に親身に乗ってくれる」など、教員のサポート体制を評価する声も多いです。 「個性的な友達が多く、毎日が刺激的で楽しい」といった人間関係の充実を挙げる声も目立ちます。
気になる点 「自由な校風だからこそ、自分を律する力がないと流されてしまう可能性がある」という指摘があります。 「校舎や施設が少し古い部分がある」という意見が見られますが、近年改修も進んでいるようです。 「最寄り駅から少し歩くのが難点」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
阪堺電気軌道上町線「北畠」駅 から徒歩約3分南海高野線「帝塚山」駅 から徒歩約15分南海本線・高野線「岸里玉出」駅 から徒歩約15分
大阪府立住吉高等学校受験生へのワンポイントアドバイス