富山県立入善高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、地域に根ざした魅力あふれる学校です。普通科と農業科を併せ持つ総合高校として、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応できるカリキュラムが整っています。緑豊かな自然に囲まれた落ち着いた環境で、充実した高校生活を送りたいと考えている中学生の皆さんに、ぜひ知ってほしいのがこの入善高等学校です。
入善高等学校の基本情報 
入善高等学校の偏差値・難易度・併願校 
普通科(自然科学コース・観光ビジネスコース含む):49 農業科:40 
入善高等学校に設置されている学科・コース 
普通科 自然科学コース : 数学や理科に重点を置き、地域の豊かな自然をフィールドにした実習や課題研究を通して、科学的な探究心を養います。 将来、理系の大学や専門学校への進学を考えている人におすすめです。観光ビジネスコース : 地域の自然や文化といった観光資源について学び、コミュニケーション能力や情報発信能力を磨きます。 地域活性化や観光業に興味がある人にぴったりのコースです。
農業科 農業の基礎から、ドローンを活用した最新技術、バイオテクノロジーまで幅広く学びます。 先進農家での実習など、実践的なプログラムが充実しており、地域に根ざした農業のスペシャリストを目指せます。 
入善高等学校の特色・校風 
校風・生徒の雰囲気 : 全体的に真面目で落ち着いた生徒が多いようです。特に農業科の生徒は、実習などを通じて協調性や責任感が育まれているという評判があります。宿題の量 : 宿題の量は標準的か、やや少なめという声が多いようです。予習・復習をしっかり行えば、部活動や自分の時間も大切にできるでしょう。校則 : 校則は、他の公立高校と比較して標準的と言えるでしょう。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められているため、説明会などで確認することをおすすめします。服装や頭髪に関する指導は、きちんと行われる傾向があるようです。アルバイト : アルバイトは原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合があります。制服 : 制服は、男子が伝統的な黒の学生服、女子が紺色のブレザーとスカートです。デザインについては、落ち着いていて良いという意見もあれば、もう少し現代的であってほしいという声も聞かれます。土曜授業 : 現在、土曜授業は実施されていません。
入善高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 : 特にカヌー部は全国大会の常連として知られており、高い実績を誇ります。また、野球部や陸上競技部、ソフトテニス部なども熱心に活動しています。トレーニングルームなどの設備も整っています。文化部 : 吹奏楽部や書道部、美術部などがコンクールで優秀な成績を収めています。また、農業科の生徒が中心となって活動する農業クラブは、全国大会で最優秀賞を受賞するなど、専門性を活かした活動で高い評価を得ています。
イベント 
入高祭(にゅうこうさい) : 毎年9月に行われる文化祭と体育大会を合わせた学校祭です。 文化祭では、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。体育大会では、学年対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。研修旅行 : 2年生の12月に行われる研修旅行は、生徒たちにとって高校生活の大きな思い出の一つです。 行き先は年によって異なりますが、仲間との絆を深め、見聞を広める貴重な体験となります。農業科のイベント : 農業科では、田植祭や収穫祭、そして生徒が育てた野菜や花の苗を地域住民に販売する「苗販売」など、農業高校ならではの特色あるイベントが年間を通して行われます。
入善高等学校の進学実績 
国公立大学 : 地元の富山大学や富山県立大学をはじめ、金沢大学など近隣の国公立大学への進学者が毎年出ています。 自然科学コースを中心に、理系大学への進学にも力を入れています。私立大学 : 北陸地方の金沢工業大学や金沢星稜大学、関東の日本大学や東洋大学、関西の近畿大学や京都産業大学など、全国の様々な私立大学に合格者を出しています。その他の進路 : 農業科の生徒を中心に、県内外の優良企業への就職実績も豊富です。 また、看護系の専門学校や公務員を目指す生徒も多く、それぞれの夢を実現しています。
入善高等学校の特長・アピールポイント 
地域を学ぶ2つの専門コース : 普通科に設置された「自然科学コース」と「観光ビジネスコース」では、黒部川扇状地など地域の豊かな自然や文化を教材とした、体験型の学習(フィールドワーク)を数多く取り入れています。実践的な農業教育 : 農業科では、学校近隣の農場での実習に加え、地域の先進農家で長期間学ぶ「デュアルシステム」を導入しており、非常に実践的な知識と技術が身につきます。全国レベルで活躍する農業クラブ : 農業科の生徒が所属する農業クラブは、各種競技会や研究発表で全国大会に出場し、優秀な成績を収めています。 特に米の品質を競う「お米甲子園」での特別優秀賞受賞は大きな誇りです。DXハイスクール採択校 : 文部科学省の「高等学校DX加速化事業」の採択校として、情報処理室に40台のコンピュータを設置するなど、ICT教育環境の整備に力を入れています。花と緑あふれる美しいキャンパス : 農業科があるため、校内の至る所に季節の花が咲き誇り、手入れの行き届いた美しい環境で学ぶことができます。100年を超える歴史と伝統 : 1922年の創立以来、地域社会に多くの人材を輩出してきた歴史と伝統があり、卒業生のネットワークも強固です。
入善高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 :「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる」という声が非常に多いです。 「自然に囲まれた落ち着いた環境で、勉強に集中できる」と学習環境を評価する意見が見られます。 「農業科での実習は大変だけど、やりがいがあり楽しい」「専門的な知識が身について自信になる」といった、特色ある学科への満足度が高いようです。 「いじめが少なく、みんな仲が良い」という人間関係に関するポジティブな口コミも目立ちます。 
気になる点 :「最寄り駅から少し歩くので、雨の日などは少し大変」といったアクセスに関する意見があります。 「施設が全体的に少し古い部分がある」という声も一部で見られます。 「校則がもう少し緩やかだと嬉しい」という意見や、「制服のデザインがもう少し現代的だと良い」という声も聞かれます。 
アクセス・通学 
鉄道 : あいの風とやま鉄道「入善駅」から徒歩約12〜19分。バス : 入善町のコミュニティバス「のらんマイ・カー」を利用し、「入善高校西」バス停で下車、徒歩約3分。
入善高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

