大阪府立布施高等学校は、80年以上の歴史と伝統を誇る、地域に根ざした進学校です。自由な校風の中で生徒一人ひとりの自主性を尊重し、勉強だけでなく部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っています。「自由・自主・自律」の精神を掲げ、生徒たちが主体的に高校生活をデザインしていくことを応援する布施高等学校は、多くの受験生にとって魅力的な選択肢の一つとなっています。
布施高等学校の基本情報
布施高等学校の偏差値・難易度・併願校
布施高等学校に設置されている学科・コース
アドバンストコース どんなことを学ぶ場所か:国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、発展的な内容や演習を多く取り入れた授業で応用力を養います。 どんな生徒におすすめか:高い目標を持ち、仲間と切磋琢磨しながら難関大学合格を目指したい人におすすめです。
スタンダードコース どんなことを学ぶ場所か:基礎・基本を確実に定着させ、幅広い進路に対応できる実力を養成します。 どんな生徒におすすめか:自分のペースでじっくりと学び、部活動や学校行事と両立しながら希望の進路を実現したい人におすすめです。
布施高等学校の特色・校風
宿題の量:宿題の量は、コースや担当教員によって差があるようですが、毎日コツコツと取り組む習慣が求められるようです。特にアドバンストコースでは、予習・復習が欠かせないという声があります。 校則:校則は他の高校と比較して緩やかだという評判が多いです。普段の服装は私服が認められていますが、始業式などの式典や考査の際には標準服の着用が義務付けられています。髪染めは禁止されていますが、メイクやスマートフォンの持ち込みについては比較的自由なようです。ただし、自由には責任が伴うことを理解し、節度ある行動が求められます。 生徒たちの雰囲気:真面目に勉強に取り組む生徒もいれば、部活動や行事に情熱を燃やす生徒もいて、多様な個性を持つ生徒が集まっています。全体的に明るく活気があり、いじめなどの話はあまり聞かれないようです。 アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が前提となります。 制服の評判:制服はブレザータイプで、落ち着いたデザインが好評です。普段は私服通学が可能なため、式典などで着用する標準服という位置づけです。 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試や補習などが行われることがあります。
布施高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績が豊富な部活動: 硬式野球部:過去には選抜高等学校野球大会の代表候補に選ばれたこともある伝統ある部活動です。 放送部:NHK杯全国高校放送コンテストの全国大会に何度も出場している実力派です。 ダンス部:キレのあるパフォーマンスで文化祭などでも人気を集めています。
全体の様子:運動部ではラグビー部、サッカー部、バスケットボール部、陸上競技部など、多くの部が日々練習に励んでいます。文化部も吹奏楽部、軽音楽部、美術部、茶道部など多岐にわたり、全国大会に出場する部もあります。加入率は約85%と非常に高く、ほとんどの生徒が部活動に所属しています。
イベント
体育祭:最大のイベントの一つで、3年生を中心とした「縦割り」の団に分かれて競い合います。競技だけでなく、応援パフォーマンスや団旗・装飾の制作にも力を入れ、約1ヶ月半の準備期間を経て、団結力を高めていきます。 創造祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は「創造祭」と呼ばれ、クラスごとの演劇や展示、文化部による発表、有志によるステージなど、多彩な企画で盛り上がります。コスプレなど自由な服装で参加する生徒も多く、布施高校らしい自由な雰囲気を象-徴するイベントです。 修学旅行:例年、北海道などへ行き、自然体験や文化学習を行います。 芸術鑑賞会:年に一度、演劇や音楽などを鑑賞する機会が設けられています。
布施高等学校の進学実績
国公立大学:大阪大学、神戸大学、大阪公立大学、大阪教育大学、奈良教育大学など、近畿圏の国公立大学を中心に合格者を輩出しています。 難関私立大学:いわゆる「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には、合計で150名以上の合格者を出しています。 その他:近畿大学へは特に多くの合格者を出しており、龍谷大学、京都産業大学といった「産近甲龍」にも多数が進学しています。また、看護医療系の専門学校への進学にも強いのが特徴です。 進学サポート:年間を通じて複数回の校内模試を実施し、生徒一人ひとりが自身の学力や課題を把握できるようにしています。また、夏休みなどの長期休暇中には講習が開かれ、職員室前には質問しやすいスペースが設けられるなど、先生方のサポートも手厚いと評判です。
布施高等学校の特長・アピールポイント
進路希望に応じた2つのコース制:「アドバンストコース」と「スタンダードコース」を設置し、一人ひとりの目標に合わせたきめ細やかな指導を実現しています。 「自由・自主・自律」を重んじる校風:校則が比較的緩やかで、私服通学も可能な環境が、生徒の主体性や個性を伸ばします。 生徒が主役で創り上げる学校行事:体育祭や創造祭(文化祭)は、準備段階から生徒が中心となって企画・運営し、学校全体が一体となって盛り上がります。 活発な部活動:約85%の生徒が部活動に参加しており、全国レベルで活躍する部もあれば、趣味を楽しむ同好会まで様々です。 地域との連携活動:近隣にある司馬遼太郎記念館の「菜の花忌」に協力し、地域の方々と一緒に菜の花を育てる活動など、地域社会との繋がりを大切にしています。 充実した進路サポート体制:校内模試の積極的な実施や長期休暇中の講習、質問しやすい学習環境など、希望進路の実現に向けたサポートが手厚いです。 国際交流の機会:タイの学校と相互交流協定を結ぶなど、留学生の受け入れや海外からの学校訪問を積極的に行い、国際感覚を養う機会を提供しています。
布施高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自由な校風が魅力。自分で考えて行動する力が身につく」という声が非常に多いです。 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスや団の絆が深まる」と、学校行事の盛り上がりを評価する意見が目立ちます。 「校則が緩やかで、服装や髪型など個性を表現しやすい」という点を魅力に感じる生徒が多いようです。 「先生方は質問に丁寧に対応してくれ、進路相談にも親身に乗ってくれる」と、教員のサポート体制を評価する声もあります。 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら高校生活を思い切り楽しめる」という意見も多く見られます。
気になる点: 「自由な校風だからこそ、自己管理能力が問われる。流されてしまうと勉強が疎かになる可能性も」という注意を促す声があります。 「自称進学校といった雰囲気があり、学校からの学習サポートに物足りなさを感じる」という意見も一部で見られます。 「施設が全体的に少し古い」という点を指摘する声もあります。 校則の緩さについて、「もう少し規律があった方が良いと感じる場面もある」という保護者からの意見も見受けられました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: 近鉄奈良線「八戸ノ里駅」から徒歩約4分 近鉄奈良線「河内小阪駅」から徒歩約9分
布施高等学校受験生へのワンポイントアドバイス