広島新庄高等学校は、広島県北部の豊かな自然に囲まれた北広島町にある、1909年創立の歴史と伝統を誇る私立高校です。勉強と部活動の両立を本気で目指す「文武両道」を掲げ、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。

進学指導にも力を入れており、難関国公立大学を目指すコースから、地域の未来を考える探究活動に特化したコースまで、多様な学びのステージが用意されています。広島新庄高等学校は、充実した設備と熱心な先生方のサポートのもと、仲間と共に切磋琢磨しながら夢の実現を目指せる学校です。

この記事では、そんな魅力あふれる広島新庄高等学校について、中学生や保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。皆さんの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

広島新庄高等学校の基本情報

広島新庄高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 広島新庄高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒731-2198 広島県山県郡北広島町新庄848
代表電話番号 0826-82-2323
公式サイト https://www.shinjou.jp/

広島新庄高等学校の偏差値・難易度・併願校

広島新庄高等学校は、コースによって偏差値が異なります。自分の学力や目指す進路に合わせてコースを選択することが、合格への第一歩です。

学科・コースごとの最新の偏差値は以下の通りです。

  • 普通科スーパー特進コース:65

  • 普通科特進コース:57

  • 普通科社会探究コース:56

同じくらいの偏差値の高校としては、広島県内では広島市立舟入高等学校や広島市立国泰寺高等学校などが挙げられます。ただし、私立高校である広島新庄高等学校は、公立高校とは入試制度や校風が異なるため、偏差値だけで判断せず、学校説明会などに参加して自分に合うかどうかを確かめることが大切です。

合格に必要な内申点の目安については、推薦入試でコースごとに基準が設けられています。例えば、S特進コースでは「5段階評定の3カ年計の9教科合計(135点)が108以上」といった基準があります。詳しくは、必ず募集要項で確認してください。

主な併願校としては、広島修道大学ひろしま協創高等学校、広島文教大学附属高等学校、崇徳高等学校などが挙げられることが多いようです。

広島新庄高等学校に設置されている学科・コース

広島新庄高等学校には、生徒一人ひとりの進路目標や興味に合わせた3つのコースが設置されています。それぞれのコースで、特色ある学びが展開されています。

  • スーパー特進コース

    難関国公立大学への現役合格を目指すコースです。少人数制のクラスで、質の高い授業と手厚いサポートが受けられます。

  • 特進コース

    国公立大学や有名私立大学への進学を目指し、文武両道を実践するコースです。基礎学力の定着を図りながら、応用力を養います。

  • 社会探究コース

    社会科学や人文科学分野への進学を目指すコースです。地域社会の課題発見や解決策の探究など、実践的な学びを重視します。

2024年度からは、新たに通信制課程「未来デザインコース」も開設され、より多様な学びのニーズに対応しています。

広島新庄高等学校の特色・校風

広島新庄高等学校の校風は、「文武両道」「質実剛健」といった言葉で表現されます。勉強にも部活動にも全力で打ち込む、活気のある生徒が多いようです。

  • 宿題の量: スーパー特進コースなど進学を目指すコースでは、予習や課題が多く、家庭学習の習慣が身につくという声があります。

  • 校則: 私立高校としては標準的ですが、頭髪や服装に関する指導はきちんと行われるようです。スマートフォンは持ち込み可能ですが、校内での使用は原則禁止(緊急時を除く)というルールのようです。

  • 生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、部活動や学校行事には活発に取り組む、メリハリのある生徒が多い印象です。

  • アルバイト: 原則として禁止されているようです。

  • 制服: 男子は伝統的な学ラン、女子はセーラー服で、落ち着いたデザインが特徴です。女子は青いネクタイを着用します。

  • 土曜授業: 月に2回程度、土曜授業が実施されています。

自然豊かな環境でのびのびと学校生活を送りながら、目標に向かって真剣に取り組むことができる環境が整っています。

広島新庄高等学校の部活動・イベント

部活動

広島新庄高等学校は、部活動が非常に盛んで、多くの部が全国レベルで活躍しています。 特に硬式野球部は甲子園の常連校として全国的に有名で、プロ野球選手も輩出しています。

  • 硬式野球部: 春夏合わせて複数回の甲子園出場実績を誇ります。 専用の野球部寮も完備されています。

  • 剣道部: 男女ともに強豪で、中国大会など上位大会へ出場しています。

  • ソフトテニス部、サッカー部: これらの部も県内では強豪として知られています。

  • 文化部: 吹奏楽部や書道部も活発に活動し、好成績を収めています。 珍しい部活動として、2023年には生徒の発案で「ダーツ愛好会」が発足しました。

部活動への加入率は9割以上と非常に高く、多くの生徒が勉強と両立しながら部活動に打ち込んでいます。

イベント

広島新庄高等学校では、生徒たちの手で作り上げる学校行事が一年を通して多彩に開催されます。

  • 体育祭(5月): 中高合同で開催され、学年やクラスの垣根を越えて大変盛り上がるイベントの一つです。

  • 文化祭(9月): 「新庄祭」と呼ばれ、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などでにぎわいます。

  • 修学旅行(12月): 2年生の冬に関東方面へ行くのが恒例のようです。

これらの行事を通して、クラスの団結力を高め、かけがえのない思い出を作ることができます。

広島新庄高等学校の進学実績

広島新庄高等学校は、県北の進学校として高い進学実績を誇っています。「天塩にかける」をスローガンに、生徒一人ひとりの進路実現を手厚くサポートしています。

最新の大学進学実績(2024年度入試)の一部を紹介します。

  • 国公立大学: 大阪大学、神戸大学、九州大学、広島大学、山口大学など、多数の合格者を出しています。 2023年度にはスーパー特進コースの国公立大学合格率が70%を超えた実績もあります。

  • 難関私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学、青山学院大学、立教大学、明治大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学など、全国の有名私立大学にも多くの合格者を輩出しています。

  • その他: 地元の広島修道大学や広島工業大学、安田女子大学などへの進学者も多い傾向にあります。

放課後や長期休暇中の講習、難関国公立大学を目指す講座なども開講されており、生徒の学習を力強くバックアップする体制が整っています。

広島新庄高等学校の特長・アピールポイント

広島新庄高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • 本物の文武両道: 甲子園を目指しながら難関国立大学に合格する生徒もいるなど、勉強と部活動を高いレベルで両立できる環境があります。

  • 面倒見の良い手厚い指導: 「天塩にかける」をスローガンに、先生方が生徒一人ひとりと向き合い、学習面から生活面まで親身にサポートしてくれます。

  • 自然豊かな学習環境: 都会の喧騒から離れた落ち着いた環境で、日々の学習や部活動に集中して取り組むことができます。

  • 充実した寮生活: 全校生徒の約3〜4割が寮生活を送っており、集団生活を通して自立心や協調性を育むことができます。冷暖房完備で快適な生活が送れます。

  • 地域と連携した探究学習: 地元の自然や歴史を題材にした探究活動に力を入れており、大学や動物園の専門家と連携した本格的なプログラムも体験できます。

  • 広範囲をカバーするスクールバス: 広島市内や三次市など6路線でスクールバスが運行されており、遠方からの通学も可能です。

  • ICT教育の推進: 生徒全員がChromebookを所有し、授業や家庭学習で活用しています。オンライン授業にも対応できる体制が整っています。

広島新庄高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点:

    • 「先生方がとても熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」という声が多いようです。

    • 「部活動がとても盛んで、目標を持って打ち込める環境がある」

    • 「自然に囲まれた静かな環境で、勉強に集中できる」

    • 「寮生活を通して、一生の友人に出会えた」

    • 「いじめが少ないという意見が多く、安心して学校生活が送れる」

  • 気になる点:

    • 「学校の周りにはお店が少なく、少し不便に感じることもある」という声があります。

    • 「施設の一部が古いと感じる」という意見も見られます。

    • 「校則が少し厳しいと感じる生徒もいる」ようです。

    • 「進学実績は個人の努力次第な面が大きい」といった冷静な意見もあります。

アクセス・通学

広島新庄高等学校は、豊かな自然に囲まれた広島県山県郡北広島町にあります。

  • バスでのアクセス: 最寄りのバス停は「大朝インター」で、バス停から学校までは徒歩約5分です。 広島バスセンターからは高速バスで約50分です。

  • スクールバス: 広島(横川、可部)、三次、高宮、吉田、豊平の6路線でスクールバスが運行されており、多くの生徒が利用しています。 全校生徒のおよそ半数がスクールバスで通学しているというデータもあります。

通学エリアは、地元の北広島町をはじめ、広島市、安芸高田市、三次市など広範囲にわたります。島根県から通う生徒もいます。

広島新庄高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

広島新庄高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、最後に応援メッセージを送ります。

広島新庄高等学校は、「勉強も部活動も、どちらも本気で頑張りたい!」という強い意志を持った君にぴったりの学校です。豊かな自然の中で、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨する3年間は、きっと君を大きく成長させてくれるでしょう。特に、目標に向かってコツコツと努力を続けられる人、そして集団生活の中で協調性を大切にできる人には、最高の環境が待っています。

受験勉強においては、まず中学校3年間の基礎を徹底的に固めることが何よりも大切です。苦手科目をなくし、どの教科もバランス良く得点できる力をつけておきましょう。広島新庄高等学校の入試問題は、標準的なレベルの問題が中心ですが、科目によっては問題数が多いこともあるため、過去問を繰り返し解いて、時間配分に慣れておくことも重要です。

皆さんの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。