京都府立木津高等学校は、1901年創立の相楽郡立農学校を前身とする、120年以上の歴史と伝統を誇る学校です。 豊かな自然に囲まれた広大なキャンパスで、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。普通科に加えて、専門学科である「システム園芸科」と「情報企画科」が設置されているのが、この木津高等学校の大きな特徴です。
木津高等学校の基本情報
木津高等学校の偏差値・難易度・併願校
情報企画科:42 システム園芸科:41 普通科:41
木津高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ?:国語、数学、英語などの主要5教科を中心に、幅広い知識と教養を身につけます。1年生から「特進エリア」と「スタンダードエリア」に分かれ、一人ひとりの進路目標に合わせた学習を展開するのが木津高等学校普通科の特色です。 どんな生徒におすすめ?:大学進学を目指している人、まだ将来の夢が明確でなく、高校で様々な可能性を探りたい人におすすめです。
システム園芸科 どんなことを学ぶ?:野菜や草花の栽培、バイオテクノロジーといった園芸の基礎から最先端の農業技術までを幅広く学びます。 コンピュータを活用した情報処理能力も養い、これからの農業を担う人材を育成します。 どんな生徒におすすめ?:植物や自然が好きな人、食や環境問題に関心がある人、将来、農業や食品、バイオ関連の分野で活躍したい人におすすめです。
情報企画科 どんなことを学ぶ?:情報処理やプログラミング、簿記、マーケティングなど、ビジネス社会で即戦力となる知識と技術を学びます。 簿記実務検定1級や情報処理検定1級など、多くの資格取得を目指せるのもこの学科の強みです。 どんな生徒におすすめ?:パソコンやITに興味がある人、将来、企業の企画・開発部門や事務職などで専門性を発揮したい人、資格を取得して自分の強みを持ちたい人におすすめです。
木津高等学校の特色・校風
宿題の量 :宿題の量は、学科や選択科目によって差があるようですが、「多い」という声はあまり聞かれません。自分で計画を立てて学習を進める習慣が求められると言えそうです。校則 :校則については、「厳しくも緩くもない」という意見が多いようです。制服の着こなしや頭髪に関する規定はありますが、スマートフォンの持ち込みは許可されており、校内での使用もルールを守れば可能です。 ただし、アルバイトは原則として禁止されています。生徒たちの雰囲気 :普通科、専門学科の生徒が共に学ぶ環境のため、多様な個性を持つ生徒が集まっています。全体的には落ち着いた雰囲気ですが、学校行事や部活動では非常に活発になり、一体感が生まれるようです。制服の評判 :制服は、紺色のブレザーに、男子はグレーのスラックス、女子は緑色のタータンチェックのスカートまたはスラックスです。 ネクタイやリボンも用意されており、「可愛い」「格好いい」と生徒からの評判は良いようです。土曜授業 :土曜授業は基本的に実施されていません。
木津高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :特に、陸上競技部やソフトテニス部、バドミントン部などが活発に活動しています。アーチェリー部やなぎなた部といった、他の高校ではあまり見られない珍しい部活動があるのも木津高等学校の魅力の一つです。文化部 :文化部では、化学クラブが木津川の水質調査などで高い評価を受けています。 簿記パソコン部も資格取得に向けて熱心に活動しており、専門学科の生徒だけでなく普通科の生徒も所属しています。 その他、吹奏楽部や美術部、写真部なども活発に活動しています。
イベント
木津高祭(文化祭) :毎年秋に開催される文化祭は、学校全体が最も盛り上がるイベントの一つです。各クラスが趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、一般公開もされているため、多くの地域住民で賑わいます。特に専門学科による生産物の販売会は人気を集めているようです。体育祭 :体育祭は、赤、青、黄など複数のブロックに分かれて競い合います。 学年の垣根を越えて応援に熱が入り、生徒たちの笑顔と活気にあふれる一日となります。修学旅行 :修学旅行は、例年、沖縄や北海道など国内の様々な場所を訪れます。平和学習や自然体験、文化交流など、訪問先の特色を活かしたプログラムが組まれており、生徒たちにとって忘れられない思い出となっています。
木津高等学校の進学実績
国公立大学 :京都教育大学、滋賀大学、奈良県立大学など、地元の国公立大学への合格者が出ています。難関私立大学 :関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)といった関西の主要私立大学に、毎年多くの合格者を輩出しています。特に龍谷大学や京都産業大学への進学者が多いようです。その他 :その他、摂南大学、京都橘大学、佛教大学などへの進学者も多数います。また、専門学科の特色を活かし、農業大学校や各種専門学校へ進学する生徒や、公務員や地元企業へ就職する生徒も少なくありません。
木津高等学校の特長・アピールポイント
3つの専門学科と普通科が共存する多様な学習環境 :農業、商業、普通教育という異なる分野を学ぶ生徒たちが同じキャンパスで交流することで、互いに刺激を受け、視野を広げることができます。地域に根差した実践的な学び :システム園芸科では地域の農家と連携した実習を行ったり、情報企画科では地元企業の課題解決に取り組んだりと、地域社会をフィールドにした学習活動が豊富です。120年以上の歴史と伝統 :長年にわたって地域社会に貢献してきた実績と信頼があり、卒業生のネットワークも強固です。将棋棋士の加藤一二三さんやお笑い芸人のナダルさん(コロコロチキチキペッパーズ)も卒業生です。広大で自然豊かなキャンパス :緑豊かな環境の中、生徒たちはのびのびと学校生活を送ることができます。敷地内には農場や茶園、演習林なども備わっています。手厚い進路指導と豊富な指定校推薦枠 :生徒一人ひとりの希望進路に寄り添った丁寧な指導に定評があります。伝統校ならではの豊富な指定校推薦枠も、大学進学を目指す生徒にとって大きな魅力です。
木津高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、安心して学校生活を送れます。」 「専門学科で実践的なスキルを身につけられたことが、進路選択に役立ちました。」 「学校行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まります。最高の思い出が作れました。」 「指定校推薦の枠が多く、真面目に学校生活を送っていれば大学進学のチャンスが広がるのは魅力です。」 「制服が可愛いと友達からも評判です。」
気になる点 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変です。」 「一部の施設が少し古いと感じることがあります。」 「普通科は、もう少し授業のペースが速くても良いと感じることがありました。」 「校則が少し厳しいと感じる人もいるかもしれません。」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR大和路線・学研都市線・奈良線「木津駅」から徒歩約8分
通学エリア
木津川市、精華町、京田辺市、城陽市など、京都府南部の山城通学圏から通学する生徒が中心です。また、奈良県との県境に位置しているため、奈良市から通学している生徒もいます。
木津高等学校受験生へのワンポイントアドバイス