柴田学園大学附属柴田学園高等学校は、青森県弘前市にある、長い歴史と伝統を誇る私立高校です。2019年度に男女共学となり、新たな歴史を歩み始めました。一人ひとりの個性を尊重し、将来の夢を実現するための多様な学びのステージが用意されているのが、この柴田学園高校の大きな魅力です。

普通科、家政科、情報科という特色ある3つの学科があり、2年次からはさらに専門的な5つのコースに分かれます。大学附属の強みを活かした高大連携教育も充実しており、専門的な知識や技術を深く学びたい生徒にとって、柴田学園大学附属柴田学園高等学校は理想的な環境と言えるでしょう。

この記事では、そんな柴田学園高校の偏差値や気になる口コミ、学校生活のリアルな情報まで、進学アドバイザーの視点から詳しく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の基本情報

以下に、柴田学園大学附属柴田学園高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 柴田学園大学附属柴田学園高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒036-8154 青森県弘前市豊原1-2-1
代表電話番号 0172-32-0135
公式サイトURL https://hs.shibata.ac.jp/

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の偏差値・難易度・併願校

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の偏差値は、学科によって異なりますが、おおむね36〜37程度とされています。 これは、基礎学力をしっかりと身につけ、自分の興味や関心に合わせて専門的な学びを深めたい生徒に適した難易度と言えるでしょう。

同じくらいの偏差値の高校としては、市内の私立高校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、中学校での基本的な学習内容を理解し、定期テストで平均点以上を目指すことが一つの基準となります。

柴田学園高校を第一志望とする場合、併願校としては、弘前市内の他の私立高校である東奥義塾高等学校(偏差値49〜54程度) や弘前学院聖愛高等学校(偏差値47〜50程度) を検討する受験生が多いようです。また、公立高校との併願を考える場合は、弘前中央高等学校(偏差値60〜61程度) などが候補になりますが、自分の学力や将来の進路希望に合わせて慎重に選ぶことが大切です。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校に設置されている学科・コース

柴田学園大学附属柴田学園高等学校では、1年次は全員が共通のカリキュラムで学び、2年次から希望進路に合わせて以下の3科5コースに分かれます。 このシステムにより、入学後に自分の興味や適性をじっくり見極めることができます。

  • 普通科

    • みらい創造コース: 保育・福祉系の進学を目指しつつ、家政や情報も幅広く学べます。子どもと関わる仕事や、多様な分野に興味がある人におすすめです。

    • 総合進学コース: 大学、短大、専門学校への進学に対応したカリキュラムで、基礎学力を固めます。看護系など、明確な進学目標がある人におすすめです。

  • 家政科

    • 三冠王コース(ライフデザインコースへ名称変更申請中): 和裁・洋裁・調理の家庭科技術検定1級取得を目指します。ファッションやものづくりが好きな人におすすめです。

    • 調理師コース: 卒業と同時に国家資格である調理師免許の取得が可能です。 プロの料理人や食のスペシャリストを目指す人におすすめです。

  • 情報科

    • ITビジネスコース: 情報処理やビジネスに関する多くの資格取得に挑戦できます。 パソコンスキルを活かした就職や、情報系の進学を考えている人におすすめです。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の特色・校風

柴田学園大学附属柴田学園高等学校は、「教育即生活」という建学の精神のもと、実社会で生き抜く人間力を育むことを目指しています。 校風としては、「落ち着いた雰囲気」と「専門性を高める環境」というキーワードが挙げられます。

生徒たちのリアルな声を聞いてみると、以下のような点が挙げられます。

  • 宿題の量: コースによって差はありますが、専門的な課題が出されることもあり、日々の予習復習が大切になるようです。

  • 校則: 他の高校と比較すると、校則はやや厳しいという意見が見られます。 特に、頭髪や服装、スマートフォンの使用に関しては、一定のルールが定められています。ただし、これは社会人としてのマナーを身につけるための指導の一環と捉えることもできます。

  • 生徒たちの雰囲気: 専門的な目標を持つ生徒が多いため、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。共学化してからは、活発な雰囲気も加わってきているとの声もあります。

  • アルバイト: 原則として禁止されているようですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるため、希望する場合は学校への相談が必要です。

  • 制服の評判: 制服については、伝統的で品があるというポジティブな意見がある一方で、もう少し現代的なデザインが良いという声も聞かれます。

  • 土曜授業: 基本的に土曜授業はありませんが、検定前などに補習が行われることがあります。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の部活動・イベント

部活動

柴田学園大学附属柴田学園高等学校は、部活動も非常に盛んで、多くの生徒が文武両道を目指して活動に励んでいます。

特に女子バスケットボール部は全国大会の常連として知られ、インターハイに18回、ウインターカップに17回出場するなどの輝かしい実績を誇ります。 また、スキー部やソフトボール部も強化部に指定されており、高いレベルでの活躍が期待できます。 文化部では、専門学科の特色を活かした部活動が充実しており、例えば家政科の生徒はファッションショーなどで日頃の成果を発表する機会があります。

イベント

柴田学園高校の学校生活は、多彩なイベントによって彩られています。

  • 柴高祭(文化祭): 毎年9月に行われる柴高祭は、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。 特に家政科によるファッションショーは、本格的で見応えがあると評判です。

  • 運動会: 柴高祭と並ぶ大きなイベントで、クラス対抗で様々な競技に熱中します。

  • 修学旅行: 2年生の10月に実施され、関西方面などを訪れることが多いようです。 友人との絆を深める貴重な機会となっています。

  • 遠足やスキー教室: 学年ごとに行われる遠足や、冬にはスキー教室もあり、学校生活の良い思い出となるでしょう。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の進学実績

柴田学園大学附属柴田学園高等学校は、多様な進路希望に対応できる手厚いサポート体制が魅力です。2021年度の進路状況は、進学が74.3%、就職が19.6%となっており、多くの生徒が進学を選択しています。

系列の柴田学園大学や柴田学園大学短期大学部へは、優先的な進学制度や入学金免除などの特典があり、保育士や管理栄養士などを目指す生徒にとって大きなメリットとなっています。

国公立大学や難関私立大学への進学者もおり、生徒一人ひとりの目標に合わせた進路指導が行われています。また、専門学科で取得した資格や技術を活かして、県内外の企業へ就職する生徒も少なくありません。特に調理師コースの卒業生は、調理職への就職に強いのが特長です。 進学希望者には補習や講習が、就職希望者には1年生からのキャリアガイダンスやインターンシップが実施されるなど、早期からのきめ細やかなサポートが充実しています。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の特長・アピールポイント

柴田学園高校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 大学附属の強みを活かした高大一貫教育: 高校在学中に大学の授業を履修できる「高大接続科目等履修生制度」があり、専門分野への興味を深め、大学進学後に単位として認定されます。

  • 専門性の高い5つのコース設定: 1年次に基礎を学んだ後、2年次から自分の興味や進路に直結した専門コースを選択できるため、目標を明確に持って学習に取り組めます。

  • 国家資格「調理師免許」の取得が可能: 家政科調理師コースでは、卒業と同時に調理師免許を取得でき、食のプロフェッショナルへの道を力強くサポートします。

  • 豊富な資格取得サポート: 情報科ITビジネスコースでは、日本情報処理検定協会の8種目すべての1級合格者も輩出するなど、就職に有利な資格取得を強力にバックアップしています。

  • 全国レベルで活躍する部活動: 女子バスケットボール部をはじめ、全国大会で活躍する部活動があり、高いレベルでスポーツに打ち込みたい生徒にとって魅力的な環境です。

  • 伝統と革新が共存する学び舎: 長い女子教育の歴史を礎としながら、2019年からの共学化やドローン実習の導入など、時代のニーズに合わせた新しい教育にも積極的に取り組んでいます。

  • 緑豊かな学習環境: 校内には植物が多く、清潔感のある落ち着いた環境で学ぶことができます。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、柴田学園高校での学校生活について様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「専門的な知識や技術を深く学べる環境が良い」という声が多数あります。特に家政科や情報科では、資格取得や実践的な学習に満足している生徒が多いようです。

    • 「先生と生徒の距離が近く、親身に相談に乗ってくれる」という口コミも見られます。

    • 「系列大学への進学に有利な点が魅力」と感じている生徒もいます。

    • 「施設が綺麗で学習環境が整っている」という評価もあります。

  • 気になる点:

    • 「校則が少し厳しい」と感じる生徒もいるようです。 特に服装や頭髪、スマートフォンの使用に関するルールについては、入学前に確認しておくと良いでしょう。

    • 「タブレット端末の動作が重い」といった、ICT環境に関する意見も見られました。

    • 一部で「事務員の対応が良くなかった」というネガティブな口コミもありました。

    • 立地的に、駅から少し歩く点を不便に感じる声もあります。

アクセス・通学

柴田学園大学附属柴田学園高等学校へのアクセスは、複数の交通機関が利用でき便利です。

  • 最寄り駅:

    • 弘南鉄道大鰐線「弘前学院大前駅」より徒歩約10分

    • JR奥羽本線「弘前駅」より徒歩約25分

  • バス:

    • 弘南バス「北園町」停留所より徒歩約2分

    • 弘南バス「三中校前」停留所より徒歩約5分

通学エリアとしては、弘前市内から通う生徒が最も多いですが、近隣の市町村からも多くの生徒が通学しています。

柴田学園大学附属柴田学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

柴田学園大学附属柴田学園高等学校は、将来の夢や目標がはっきりしている生徒、あるいは高校生活を通して自分の好きなことを見つけ、専門性を高めたいと考えている生徒に特におすすめの学校です。大学附属という環境を活かし、一足先に専門分野を覗いてみたいという知的好奇心旺盛な君にもぴったりでしょう。

受験勉強においては、まず中学校の基礎的な学習内容をしっかりと固めることが何よりも大切です。特に、国語・数学・英語の3教科は、どの学科・コースに進むにしても重要になりますので、苦手分野を作らないようにバランス良く学習を進めてください。そして、面接試験では、なぜ柴田学園高校で学びたいのか、将来どんなことに挑戦したいのかを、自分の言葉で熱意をもって伝えられるように準備しておきましょう。あなたの可能性を大きく広げてくれるこの学校で、充実した3年間を送れることを心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。