栃木農業高等学校は、1907年に創立された歴史と伝統のある農業高校です。「質実剛健・進取自治」を校訓に掲げ、これからの社会を支える産業人の育成を目指しています。広大な農場や充実した実習設備を活かし、専門的な知識や技術を実践的に学ぶことができるのが、栃木農業高等学校の大きな魅力です。
栃木農業高等学校の基本情報
栃木農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
栃木農業高等学校に設置されている学科・コース
植物科学科 どんなことを学ぶ?:野菜や草花、果樹などの栽培から流通、活用方法まで、植物について幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:植物を育てることが好きな人、新しい品種改良などに興味がある人におすすめです。
動物科学科 どんなことを学ぶ?:生産動物(牛や豚など)や社会動物(犬など)の飼育管理や活用に関する知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:動物が好きで、飼育や動物に関わる仕事に就きたい人におすすめです。
食品科学科 どんなことを学ぶ?:パンやジャムなどの食品製造、食品の成分分析、発酵や衛生管理について学びます。 どんな生徒におすすめ?:食べることが好きな人、食品開発や品質管理の仕事に興味がある人におすすめです。
環境デザイン科 どんなことを学ぶ?:地域の自然環境の維持・改善や、快適な生活空間をデザインするための測量、設計、造園などの技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:自然や環境問題に興味がある人、ものづくりやデザインが好きな人におすすめです。
栃木農業高等学校の特色・校風
校風:落ち着いた雰囲気、実践重視、地域密着 宿題の量:専門的な実習やレポートが多く、計画的に学習を進める必要があるようです。 校則:他の高校と比較すると、校則は標準的か、やや厳しいという声があります。特に、実習など安全に関わる場面では、服装や頭髪に関する指導が徹底されています。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守ることが求められます。 生徒たちの雰囲気:農業という共通の目標を持った生徒が多いため、真面目で協力的な雰囲気があります。男女ともに仲が良く、学科や学年を超えた交流も盛んなようです。 アルバイト:原則として許可されていませんが、長期休業中など、特別な事情がある場合は学校に申請し許可を得る必要があるようです。 制服:男子は黒の詰襟学生服、女子は紺のブレザーで、落ち着いたデザインが特徴です。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
栃木農業高等学校の部活動・イベント
部活動
農業クラブ:特に中心的な活動で、農業に関する様々な研究や発表を行い、全国大会でも優秀な成績を収めています。各学科の専門知識を活かしたプロジェクト学習に取り組みます。 手打ちそば部:珍しい部活動の一つで、そば打ちの技術を磨き、文化祭などでその腕前を披露します。 農業環境部:地域の自然環境の調査や保全活動など、環境問題に実践的に取り組んでいます。
イベント
栃農祭(文化祭):毎年秋に開催される最大のイベントです。生徒たちが育てた新鮮な野菜や果物、加工品などが販売され、地域の人々も多く訪れ大変な賑わいを見せます。各クラスや文化部による展示や発表もあり、学校全体が一体となって盛り上がります。 収穫祭:栃農祭とは別に、生徒たちが生産した作物を使ってカレーや豚汁などを作り、全校生徒で収穫の喜びを分かち合うイベントです。 体育祭:学科対抗で様々な競技が行われ、クラスの団結力が一層深まります。
栃木農業高等学校の進学実績
国公立大学:福島大学などへ進学実績があります。 私立大学:東京農業大学、日本大学、東洋大学、法政大学など、農業系の大学を中心に多くの合格者を出しています。 専門学校:栃木県農業大学校への進学者が最も多いほか、動物、調理、医療、自動車など、多様な分野の専門学校へ進んでいます。 就職:国土交通省関東地方整備局といった官公庁や、JA(農業協同組合)、食品関連企業、地元の優良企業など、幅広い業種への就職実績があります。
栃木農業高等学校の特長・アピールポイント
広大な農場と充実した実習施設:学校の敷地内には広大な農場や演習林、温室、食品加工室、動物舎などがあり、本格的な環境で実践的に学ぶことができます。 「栃農ブランド」の確立:生徒たちが生産した農産物や加工品は「栃農ブランド」として地域で親しまれており、給食の食材としても提供されています。 国際的な農業認証の取得:花の生産・販売における国際認証「MPS」や、イチゴの「JGAP認証」を全国の高校で初めて取得するなど、先進的な取り組みを行っています。 地域との連携・貢献活動:地元の伝統野菜「宮ねぎ」の復活プロジェクトや、地域の小学校との交流、イベントでの生産物販売など、地域に根ざした活動を積極的に行っています。 里山再生プロジェクト:テレビ番組の企画と連携し、学校裏山の里山再生に取り組むなど、ユニークな活動も行っています。 海外農業研修:希望者は海外での農業研修に参加することができ、国際的な視野を広げる機会があります。 全国農業クラブでの活躍:日々の学習の成果を発表する農業クラブの大会では、全国レベルで優秀な成績を多数収めています。
栃木農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢に直結する学習ができる」 「実習が多く、座学だけでは学べないことを体験できるのが楽しい」 「同じ目標を持つ仲間と出会え、充実した3年間を過ごせる」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれるので心強い」 「栃農祭などの行事がとても盛り上がり、良い思い出になる」
気になる点: 「最寄り駅から距離があり、自転車やバスでの通学が必要」 「夏場の農場での実習は体力的に大変なこともある」 「専門科目の学習は予習・復習が欠かせず、楽ではない」 「施設によっては少し古い部分もある」
アクセス・通学
最寄り駅:JR両毛線・東武日光線「栃木駅」 アクセス方法: 栃木駅から自転車で約20分 栃木駅から徒歩で約40分 ふれあいバス(部屋・藤岡線)に乗車し、「栃木農業高校東」バス停で下車 関東バス(栃木駅~倭町~國學院線)に乗車し、「二杉神社前」バス停で下車、徒歩約7分
栃木農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス