埼玉県立狭山工業高等学校は、1962年に創立された歴史ある専門高校です。 これからの社会を支える「ものづくり」のスペシャリストを目指す生徒たちが集まり、日々、専門的な知識と技術の習得に励んでいます。機械科、電気科、電子機械科の3つの学科が設置されており、それぞれの分野で社会に貢献できる人材の育成を目標としています。
埼玉県立狭山工業高等学校の基本情報
埼玉県立狭山工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
電子機械科: 42 機械科: 41 電気科: 41
埼玉県立狭山工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科 どんなことを学ぶ?:ものを動かす仕組みや、機械の設計・製作・制御に関する基礎から応用までを学びます。溶接や旋盤などの実習も豊富です。 どんな生徒におすすめ?:自動車やロボットなど、機械そのものに興味がある人。自分の手でものを作り出すのが好きな人におすすめです。
電気科 どんなことを学ぶ?:電気が作られてから家庭に届くまでの流れや、電気工事、電子回路、プログラミングなどを幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:電気の仕組みに興味がある人。生活に欠かせないインフラを支える仕事に就きたい人におすすめです。
電子機械科 どんなことを学ぶ?:機械、電気・電子、情報を融合させた「メカトロニクス」技術を学びます。ロボット制御やCAD/CAMなどが中心です。 どんな生徒におすすめ?:ロボットやコンピュータ制御に興味がある人。新しい技術を生み出すことに挑戦したい人におすすめです。
埼玉県立狭山工業高等学校の特色・校風
宿題の量:専門科目ではレポート課題が出されることが多く、特に実習後は提出が求められるようです。 簡単なものではないため、計画的に取り組む力が必要とされます。 校則:頭髪や服装に関する指導は、他の高校と比較して厳しいと感じる生徒もいるようです。 これは、就職を見据え、社会人としての規律を身につけることを重視しているためと考えられます。アルバイトは許可制となっていることが多いようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められています。 生徒たちの雰囲気:男子生徒の比率が高いですが、共学です。 「ものづくりが好き」という共通の興味を持つ生徒が集まっているため、専門的な話で盛り上がることが多いようです。真面目で実直な生徒が多い一方で、元気で活発な生徒もいます。 制服:男子は伝統的な黒の詰襟学生服、女子はブレザーです。派手さはありませんが、機能的でしっかりとしたデザインと言えるでしょう。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
埼玉県立狭山工業高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 無線部:全国大会の常連で、輝かしい実績を誇ります。 国際宇宙ステーションとの交信に成功したこともあります。 メカトロ研究部:ロボットコンテストなどで常に上位の成績を収めています。ロボットアメリカンフットボールやマイクロマウスなど、様々な競技で活躍しています。 山岳部:関東大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。
全体の様子 運動部はラグビー部、硬式野球部、サッカー部などがあり、専門の指導者の下で充実した活動ができます。 水泳部や空手道部といった、近隣の高校では珍しい部活動もあります。 文化部は、機械研究部、電気研究部といった各学科の専門性を活かした部のほか、模型部、写真部、音楽部など多岐にわたります。
イベント
狭工祭(文化祭):毎年秋に開催される最大のイベントです。 各学科の特色を活かした展示や実習作品の発表は圧巻で、ものづくりの楽しさを存分に感じることができます。ミニSLの乗車体験など、地域の人々も楽しめる企画が人気です。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱中し、クラスの団結力を高める一日です。 修学旅行:近年は関西方面や沖縄方面などを訪れているようです。 課題研究発表会:3年生が一年間かけて取り組んだ研究の成果を発表する場で、工業高校ならではの専門性の高いイベントです。 インターンシップ(就業体験):2年次の希望者を対象に、地元の企業で実際の仕事を体験します。 自分の将来を考える貴重な機会となっています。
埼玉県立狭山工業高等学校の進学実績
国公立大学:進学者は主に私立大学や専門学校へ進む傾向があります。 難関私立大学:東洋大学、東京電機大学、千葉工業大学、日本工業大学、埼玉工業大学など、工業系の大学への進学者が多いのが特徴です。 指定校推薦の枠も豊富に用意されています。 就職:卒業生の約7割が就職を選択します。 毎年多くの企業から求人が寄せられ、2024年度には3,000件以上の求人がありました。 主な就職先としては、本田技研工業、日野自動車、西武鉄道、シチズン時計マニュファクチャリング、ロッテなど、日本を代表する大手企業が名を連ねています。 公務員になる卒業生もいます。 進路サポート:生徒一人ひとりの希望進路を実現するため、きめ細やかな指導が行われています。国家資格取得に向けた補習や、高度な技術を習得するための講習会なども充実しています。
埼玉県立狭山工業高等学校の特長・アピールポイント
圧倒的な就職実績:長年にわたる企業との信頼関係により、毎年多数の優良企業から求人が寄せられます。就職希望者の内定率は毎年100%を達成しており、安心して将来の道を考えることができます。 豊富な資格取得サポート:在学中に様々な国家資格や検定に挑戦できる環境が整っています。授業や補講などを通じて、専門知識の証明となる資格取得を学校が全面的にバックアップします。 地域と連携したユニークなプロジェクト:地元名産の狭山茶を使って紅茶を開発する「狭紅茶プロジェクト」など、地域と連携したユニークな活動を行っています。 こうした活動は、課題解決能力やコミュニケーション能力を育む貴重な機会となっています。 全国レベルで活躍する部活動:無線部やメカトロ研究部などが全国大会で優秀な成績を収めており、高いレベルで専門的な活動に打ち込むことができます。 充実した実習設備:専門的な技術を学ぶための機械や設備が整っており、実践的なスキルを効果的に身につけることができます。 大学との連携:埼玉工業大学や日本工業大学といった工業系大学と連携協定を結んでおり、大学の施設を利用したり、大学教員から指導を受けたりする機会があります。 社会人として必要な規律が身につく指導:挨拶や時間厳守、身だしなみといった社会人としての基礎を、日々の学校生活の中で自然と身につけることができます。
埼玉県立狭山工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「就職に非常に強く、先生方のサポートも手厚い」という声が多数あります。 大手企業への就職実績も魅力とされています。 「専門的な知識や技術が身につき、資格も取れるので将来に役立つ」といった、実践的な学びに対する満足度が高いようです。 「同じ目標を持つ仲間と出会え、充実した学校生活が送れる」という意見も見られます。 「施設や設備が整っているので、本格的なものづくりができる」と、学習環境を評価する声もあります。
気になる点 「校則が厳しい」と感じる生徒がいるようです。特に頭髪検査などは厳しいとの口コミが見られます。 「専門科目のレポート課題が多くて大変」という声もあります。 計画的に学習を進める必要があります。 工業高校の特性上、男子生徒の割合が高いため、共学でありながら男子校のような雰囲気を感じることがあるかもしれません。 行事については「一部の生徒しか盛り上がらない」といった、少し物足りなさを感じる意見も見られました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 西武新宿線「狭山市駅」東口より徒歩約12〜15分 西武新宿線「入曽駅」東口より徒歩約25分
バスでのアクセス 西武バス「富士見」バス停より徒歩約6分 西武バス「富士見小学校」バス停より徒歩約6分
通学エリア 狭山市内を中心に、所沢市、入間市、川越市など、西武線沿線から通学している生徒が多いようです。駅からのアクセスも比較的良いため、広範囲から生徒が集まっています。
埼玉県立狭山工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス