東京都立立川国際中等教育学校は、その名の通り「国際」を冠した、都立では唯一の中等教育学校です。 2008年に開校し、2022年度からは附属小学校も設置され、全国でも珍しい公立の小中高一貫教育校として新たなスタートを切りました。
立川国際中等教育学校の基本情報
立川国際中等教育学校の特色・校風
宿題の量:口コミによると、宿題は多めと感じる生徒が多いようです。特に長期休暇中は多くの課題が出される傾向にありますが、計画的に取り組むことで十分こなせる量だという声もあります。 校則:校則は、他の公立中学校・高校と比較して、標準的かやや緩やかという意見が見られます。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用にはルールが定められています。服装に関しても、制服の着こなしについてある程度の指導はあるものの、厳しすぎないとの評判です。 生徒たちの雰囲気:真面目で知的好奇心が旺盛な生徒が多いようです。約2割が海外帰国生徒や在京外国人生徒であり、様々なバックグラウンドを持つ生徒たちが共に学ぶことで、自然と多様性を尊重する雰囲気が育まれています。 アルバイト:原則として禁止されています。 制服:上品な紺を基調としたブレザーで、特に女子生徒のチェックスカートは可愛いと評判です。男子生徒のスラックスも落ち着いたデザインで、全体的に清楚な印象を与えます。 土曜授業:土曜授業が実施されています。
立川国際中等教育学校の部活動・イベント
部活動
イベント
紫翠祭(文化祭):毎年9月に行われる文化祭は、最大のイベントの一つです。 クラスごとの展示や発表、部活動の公演、有志によるステージなど、多彩な企画で溢れます。特に3年生(中3)が行う英語劇は、伝統となっており見応えがあります。 体育祭:6月に行われる体育祭は、学年やクラスを越えた団結力が試される場です。 応援合戦や各種競技に全力で取り組み、学校全体が一体感に包まれます。 海外研修・国際交流:5年生(高2)では、全員がオーストラリアでの海外研修旅行に参加します。 その他にも、希望者向けにカンボジアやシンガポール、アメリカでの研修プログラムが用意されており、国際感覚を養う絶好の機会となっています。
立川国際中等教育学校の進学実績
国公立大学:東京大学5名、一橋大学4名、東京科学大学(旧・東京工業大学)2名など、旧帝大+一工に11名が合格しています。 国公立大学全体では30名以上の合格者が出ています。 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、ICUを合わせた「早慶上理ICU」にのべ95名が合格。 また、「GMARCH」(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)にはのべ158名が合格しています。 その他:海外の大学へ進学する生徒もいるのが大きな特徴です。 長期休暇中の講習や、習熟度別・少人数制授業など、進学実績に結びつく手厚いサポート体制が整っています。
立川国際中等教育学校の特長・アピールポイント
6年間一貫の探究的な学び:小中高の枠を超えた12年間(中高では6年間)を見通した独自の探究プログラム「IBL(Inquiry-Based Learning)」を軸に、主体的に学ぶ力を養います。 多様性あふれる学習環境:全校生徒の約2割が海外帰国・在京外国人生徒で、日常的に多様な文化や価値観に触れることができます。 充実した英語教育と国際交流:ネイティブ教員の数が多く、授業外でも英語に触れる機会が豊富です。 卒業までに英検準1級取得を目標とするなど、実践的な英語力の育成に力を入れています。 オーストラリアへの全員参加の海外研修旅行のほか、多彩な留学・国際交流プログラムが用意されています。 後期課程(高校)での文理分けなし:5年生(高校2年生)まで文系・理系にクラスを分けず、幅広い教養を身につけることを重視しています。 これにより、生徒は自分の興味・関心をじっくりと見極め、将来の進路を考えることができます。 国際バカロレア(IB)の教育理念:IB認定校ではありませんが、その教育理念である「探究的な学び」をカリキュラムに取り入れています。 生徒の主体性や論理的思考力を育むことを目指しています。 充実した学習施設:図書館の他に自習室が完備されており、廊下にも自習スペースが設けられるなど、生徒が集中して学習に取り組める環境が整っています。 活発な学校行事:文化祭「紫翠祭」や体育祭、合唱祭など、生徒が主体となって創り上げる行事が多く、学校生活を豊かに彩ります。
立川国際中等教育学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「国際的な環境で、多様な価値観に触れながら成長できる」という声が最も多く聞かれます。 「先生方のサポートが手厚く、進路相談にも親身に乗ってくれる」 「探究活動や発表の機会が多く、自主性やプレゼンテーション能力が身につく」 「友人関係が良好で、知的好奇心旺盛な仲間と切磋琢磨できる」 「英語力が飛躍的に伸びた」という卒業生の声も多数あります。
気になる点: 「課題やレポートが多く、学習は楽ではない」という意見があります。自主的な学習習慣が求められるようです。 「駅から少し距離がある」という点が挙げられています。 「施設が比較的新しく綺麗だが、グラウンドが少し手狭」といった声もあります。
アクセス・通学
JR中央線・南武線・青梅線「立川駅」北口から徒歩約18〜20分 多摩都市モノレール「立川北駅」から徒歩約18〜20分 立川駅北口または立川北駅から、立川バス「北町行き」に乗車し、「立川国際中等教育学校」バス停で下車(所要時間約12分)。