埼玉県立羽生第一高等学校は、羽生市にある共学の公立高校です。1976年に設立され、「自主・自律 求めて強き風に立つ」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、主体性を育む教育を目指しています。地域に根ざした活動も盛んで、落ち着いた環境の中で充実した高校生活を送りたいと考えている受験生にとって、羽生第一高等学校は注目の選択肢の一つと言えるでしょう。
この記事では、そんな羽生第一高等学校について、偏差値や難易度、学校生活の様子、部活動、進学実績など、受験生や保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく解説していきます。口コミや評判も交えながら、学校の魅力を具体的にお伝えしますので、ぜひ志望校選びの参考にしてください。
「羽一(はにいち)」の愛称で親しまれるこの学校が、自分に合っているかどうか、じっくりと考えてみてください。この記事を通して、学校の雰囲気や特色を少しでも身近に感じていただければ幸いです。
埼玉県立羽生第一高等学校の基本情報
埼玉県立羽生第一高等学校の基本的な情報を以下の表にまとめました。
埼玉県立羽生第一高等学校の偏差値・難易度・併願校
羽生第一高等学校への進学を考える上で、偏差値や難易度は重要なポイントです。
普通科の偏差値は52前後とされています。これは埼玉県内の公立高校の中では中堅レベルに位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、所沢西高校、南稜高校、深谷第一高校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安は、30前後と言われていますが、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の結果も重要になります。
埼玉県内の公立高校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶのが一般的です。羽生第一高等学校の受験生が併願する私立高校としては、関東学園大学附属高等学校や東京成徳大学深谷高等学校などがよく選ばれているようです。
埼玉県立羽生第一高等学校に設置されている学科・コース
羽生第一高等学校には普通科が設置されており、生徒一人ひとりの進路希望に対応できるよう、きめ細やかな学習指導が行われています。
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普通科
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特進クラス:国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒向けのクラスです。毎日の早朝補習や長期休業中の進学補習、特別集中講義などが実施され、高いレベルの学力養成を目標としています。
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総合進学クラス:2年生から文系・理系に分かれ、幅広い進路希望に対応するクラスです。大学、短大、専門学校への進学から就職まで、多様な進路実現をサポートします。
埼玉県立羽生第一高等学校の特色・校風
羽生第一高等学校は、「自主・自律」を重んじる落ち着いた雰囲気の学校です。
口コミを見ると、「普通の学校」「自分次第で何でもできる」といった声があり、生徒の主体性が尊重される校風のようです。宿題の量は、テスト期間中などは多く感じるとの声もありますが、日常的には標準的という意見が見られます。
校則については、「厳しくもなく緩くもない」という意見が多いですが、特に男子の頭髪指導が厳しいと感じる生徒もいるようです。スマートフォンの使用は昼休みと放課後に許可されています。アルバイトは申請が必要で、無断で行うと厳しい指導の対象となることがあります。
制服は、男子が学ラン、女子がブレザーで、特にデザインについての強い評判は聞かれませんが、本校指定のものを着用することになっています。土曜授業は基本的にありません。
埼玉県立羽生第一高等学校の部活動・イベント
部活動
羽生第一高等学校は、部活動にも力を入れています。運動部、文化部ともに活発に活動しており、多くの生徒が部活動に参加しています。
特に陸上競技部は全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇ります。棒高跳びなどの種目で高い実績を残しているようです。その他、バレーボール部、卓球部、硬式テニス部なども県大会に出場しており、多くの運動部が県大会出場を目指して日々練習に励んでいます。
文化部では、写真部が関東大会に出品したり、書道部が県展に出品したりと、こちらも高いレベルで活動しています。また、吹奏楽部、英語部、科学部、家庭部、茶道班、華道班など、多彩な文化部があり、生徒たちはそれぞれの興味関心に合わせて活動を楽しんでいます。
イベント
羽生第一高等学校では、生徒が主体となって作り上げる学校行事が数多くあります。
文化祭である「一高祭(いちこうさい)」や体育祭は、毎年大きな盛り上がりを見せるようです。クラスや部活動単位で様々な企画や発表が行われ、生徒たちの団結力が高まる機会となっています。
また、特色ある行事として「弁論大会」が挙げられます。この大会では、半数近くの生徒が英語でスピーチを行うなど、国際的な側面も持ち合わせています。修学旅行は、生徒たちにとって高校生活の大きな思い出の一つとなるイベントです。
埼玉県立羽生第一高等学校の進学実績
羽生第一高等学校は、生徒の多様な進路希望に応えるためのサポート体制が整っています。
最新の進学実績を見ると、国公立大学へは埼玉県立大学などに合格者を出しています。
私立大学では、大東文化大学、獨協大学、立正大学、日本大学、東洋大学といった大学への進学者が多い傾向にあります。その他、早稲田大学や明治大学といった難関私立大学への合格実績もあります。
大学・短期大学への進学が約6割、専門学校への進学が約3割となっており、公務員や民間企業への就職を選ぶ生徒もいます。進学実績向上のため、特進クラスでの早朝補習や集中講義のほか、全生徒を対象とした進学補習なども実施されています。
埼玉県立羽生第一高等学校の特長・アピールポイント
羽生第一高等学校には、他の高校にはないユニークな取り組みや魅力がたくさんあります。
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「特進クラス」の設置:国公立大学や難関私立大学を目指す生徒のために、特別なカリキュラムと手厚いサポート体制が用意されています。
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探究学習の充実:3年間を見通したキャリア教育の一環として、「総合的な探究の時間」に力を入れています。
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NIE(新聞を使った教育)の実践:新聞を教材として活用し、社会への関心や読解力、表現力を育んでいます。
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地域連携活動:市内の小中学校との連携事業や、地域のボランティア活動への参加が盛んで、地域社会に貢献する機会が豊富です。
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特色ある学校行事:英語でのスピーチも多い弁論大会や、生徒主体の文化祭・体育祭など、個性を伸ばし、協調性を育む行事が充実しています。
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活発な部活動:全国レベルで活躍する陸上競技部をはじめ、多くの部活動が県大会以上を目指して活発に活動しています。
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サイエンスアカデミーの実施:科学への興味関心を高めるため、独自のサイエンスアカデミーを実施しています。
埼玉県立羽生第一高等学校の口コミ・評判のまとめ
羽生第一高等学校についての在校生や卒業生からの声には、様々な意見が見られます。
良い点:
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「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」
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「落ち着いた環境で勉強に集中できる」
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「部活動が盛んで、目標を持って取り組める」
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「自分次第で学校生活を充実させることができる」
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「行事が楽しく、クラスの団結力が高まる」
気になる点:
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「校則が、特に頭髪など一部で厳しいと感じることがある」
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「自称進学校的な雰囲気があり、課題が多いと感じることがある」
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「施設の古さが少し気になる」
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「駅から少し歩く」
アクセス・通学
羽生第一高等学校へのアクセスは以下の通りです。
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東武伊勢崎線・秩父鉄道「羽生駅」西口から徒歩約15分です。
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羽生駅からバスを利用する場合は、イオンモール羽生行きのバスに乗車し、「羽生第一高校」バス停で下車すると徒歩1分です。
通学している生徒は、羽生市内をはじめ、加須市、行田市など、近隣の市町村からが多いようです。
埼玉県立羽生第一高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
羽生第一高等学校を目指す受験生の皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、皆さんにエールを送ります。
羽生第一高等学校は、「落ち着いた環境で、勉強と部活動を両立させたい」「先生のサポートを受けながら、自分のペースで目標に向かって頑張りたい」と考えている人に特におすすめの学校です。自主性を重んじる校風なので、自ら積極的に行動することで、学校生活は何倍にも充実するでしょう。
受験勉強においては、まずは中学校の基礎をしっかりと固めることが大切です。特に埼玉県立高校の入試では、内申点も重要になりますので、日々の授業や定期テストに真剣に取り組みましょう。羽生第一高等学校の合格を目指す上では、苦手科目をなくし、バランス良く得点できる力をつけておくことが合格への近道です。学校説明会や部活動体験にも積極的に参加して、ぜひ「羽一」の雰囲気を肌で感じてみてください。応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。