110年以上の歴史を礎に、未来を見据えた新しい教育へと進化を続ける英理女子学院高等学校。 「社会に貢献できる女性」の育成を目指し、2019年に校名を変更し、コースの再編や制服のリニューアルを行うなど、大きな学校改革を行いました。 変化の激しいこれからの時代を、自分らしく、しなやかに生き抜くための力を育む環境が、ここ英理女子学院高等学校にはあります。

この学校の最大の魅力は、生徒一人ひとりの「好き」や「なりたい」に寄り添う、多彩な学びの選択肢があることです。 グローバルな視点を養うコースから、デザインやビジネスといった専門的な分野を深く探究できるコースまで、あなたの興味関心にぴったりの学びがきっと見つかるはずです。少人数制ならではのアットホームな雰囲気の中で、先生との距離も近く、安心して学校生活を送れるのも英理女子学院高等学校の大きな特長です。

この記事では、そんな英理女子学院高等学校について、偏差値やコース内容、学校生活の様子から進学実績まで、受験生のみなさんが本当に知りたい情報を、分かりやすく具体的にお伝えしていきます。この記事を読めば、あなたがこの学校でどんな充実した3年間を送れるのか、きっと具体的にイメージできるはずです。

英理女子学院高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 英理女子学院高等学校(えいりじょしがくいんこうとうがっこう)
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 女子校
所在地 〒222-0011 神奈川県横浜市港北区菊名7-6-43
代表電話番号 045-431-8188
公式サイト https://www.eiri.ed.jp/

英理女子学院高等学校の偏差値・難易度・併願校

英理女子学院高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおむね41〜56の間に位置しています。 自分の学びたいことや目指す進路に合わせてコースを選択することが、英理女子学院高等学校への合格への第一歩と言えるでしょう。

  • iグローバル部: 56

  • キャリア部 進学教養コース: 45

  • キャリア部 情報デザインコース: 41

  • キャリア部 ビジネスデザインコース: 41

  • キャリア部 ライフデザインコース: 41

難易度の目安

偏差値56の「iグローバル部」は、神奈川県の私立高校の中では中堅上位に位置します。合格のためには、中学校の定期テストで安定して高得点を取ることが求められます。内申点の目安としては、9教科で37/45程度が一つの目標となるでしょう。

偏差値41〜45の「キャリア部」の各コースは、基礎学力をしっかりと固めることが重要です。内申点の目安は、9教科で23/45から27/45あたりが考えられますが、コースによって異なります。検定の取得などが加点対象になる場合もあるため、積極的にチャレンジするのも良いでしょう。

主な併願校

英理女子学院高等学校を受験する生徒は、以下のような高校を併願校として選ぶ傾向があります。

  • 橘学苑高等学校

  • 横浜創学館高等学校

  • 横浜翠陵高等学校

  • 白鵬女子高等学校

  • 横浜清風高等学校

英理女子学院高等学校に設置されている学科・コース

英理女子学院高等学校には、大きく分けて「iグローバル部」と「キャリア部」の2つの部があり、キャリア部の中に4つの専門コースが設置されています。

  • iグローバル部

    文系・理系の枠にとらわれず、幅広い教養とグローバルなコミュニケーション能力、そしてSTEAM(科学・技術・工学・アート・数学)分野の力を育むコースです。 国際的な問題に関心があり、将来は世界を舞台に活躍したい人におすすめです。

  • キャリア部 進学教養コース

    大学進学を目指し、基礎学力の定着と応用力を高めるコースです。英語や第二外国語(韓国語など)の学習にも力を入れています。 自分の興味のある分野を大学で深く学びたいと考えている人に向いています。

  • キャリア部 情報デザインコース

    イラスト、映像、Webデザインなど、デジタルアートの世界で活躍するための専門的な知識と技術を学びます。 絵を描くことや、ものづくりが好きな人、クリエイティブな仕事に就きたい人におすすめです。

  • キャリア部 ビジネスデザインコース

    簿記やマーケティングなど、ビジネス社会で即戦力となる知識を身につけるコースです。計算は苦手でも、社会の仕組みや経済に興味がある人に向いています。

  • キャリア部 ライフデザインコース

    ファッションや調理、保育など、生活に密着した分野を専門的に学び、豊かなライフスタイルを提案できる力を養います。 将来、服飾、食、子どもに関わる仕事を目指す人におすすめです。

英理女子学院高等学校の特色・校風

キーワード:アットホーム、個性の尊重、チャレンジを応援

英理女子学院高等学校は、少人数制ならではの、先生と生徒の距離が近いアットホームな雰囲気が特徴です。 生徒一人ひとりの個性を大切にし、やってみたいことへのチャレンジを積極的に応援してくれる校風があります。

  • 宿題の量: 先生によって様々ですが、授業で分からなかったところは放課後や休み時間に丁寧に教えてくれるという声が多くあります。

  • 校則: きちんとしている部分と、緩やかな部分のバランスが良いという口コミが見られます。 一方で、スカート丈やリボンの付け方など、身だしなみに関する指導が厳しいと感じる生徒もいるようです。

  • スマホの使用: 校内でのスマートフォン使用は可能です。

  • 生徒たちの雰囲気: 女子校ならではの和気あいあいとした雰囲気で、クラスの仲が良いという評判です。 中学校がないため、全員が同じスタートラインから友達作りを始められるのも魅力の一つです。

  • アルバイト: 可能です。

  • 制服の評判: 創立者の想いが込められた、歴史あるデザインを受け継いだ制服で、人気があります。 制服の美しい着こなし方を学ぶ「制服着こなしセミナー」も実施されています。

  • 土曜授業: 基本的に土曜日は休みですが、学校説明会などのイベントが行われることがあります。

英理女子学院高等学校の部活動・イベント

部活動

英理女子学院高等学校には24の部活動と2つの同好会があり、活発に活動しています。 特に、全国レベルの実績を誇る部活動や、ユニークな活動を行う部活動が注目されています。

  • ライフル射撃部: 全国大会常連の強豪部です。高い集中力と精神力が鍛えられます。

  • アニメーション部: デジタルアートの大会で活躍するなど、その実力は折り紙付きです。 プロ顔負けの作品制作に取り組むことができます。

  • バトントワリング部、ダンス部、吹奏楽部など: 文化祭などのステージで華やかなパフォーマンスを披露し、学校を盛り上げています。

部活動への加入は必須ではなく、兼部も可能です。 多くの生徒が部活動に参加し、充実した放課後を過ごしています。

イベント

学校生活を彩るイベントも、英理女子学院高等学校の大きな魅力です。生徒が主体となって企画・運営に関わることが多く、学校全体で盛り上がります。

  • 英理祭(文化祭): 毎年9月に行われる最大のイベントです。 ステージ発表や各クラスの展示、模擬店などで大変な賑わいを見せます。ライフデザインコースの生徒が作る手作りピザのレストランなど、専門コースの学びを生かした企画も人気です。

  • 体育祭: 学年を超えたチーム対抗で競い合います。種目の企画から生徒が中心となって行い、先生もリレーに参加するなど、学校全体で楽しむイベントです。

  • 修学旅行: 国内(沖縄など)と海外(マレーシアなど)から選択できるのが特徴です。

  • 海外研修・語学研修: オーストラリアやフィリピン(セブ島)での研修プログラムが用意されており、グローバルな体験を積むことができます。

英理女子学院高等学校の進学実績

英理女子学院高等学校は、コースの特色に応じた多様な進路実現をサポートしており、毎年多くの生徒が希望の進路へと進んでいます。特にiグローバル部からは国公立大学や難関私立大学への合格者が出ています。

主な進学実績(2024年度卒業生など)

  • 国公立大学: 佐賀大学(医学部)、高知大学、山梨県立大学、会津大学など

  • 難関私立大学: 早稲田大学、青山学院大学、立教大学、明治大学、中央大学、法政大学など

  • 美術・デザイン系大学: 多摩美術大学、武蔵野美術大学など、美術系の大学への進学者が多いのも特徴です。

  • その他: 各コースの専門性を生かし、服飾系の大学や専門学校への進学のほか、海外大学への進学者もいます。

夏期講習や冬季講習も充実しており、塾に通わなくても学校のサポートで大学受験に臨める環境が整っているという声もあります。

英理女子学院高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、英理女子学院高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをご紹介します。

  • 「考える科」という独自の授業: 物事の考え方を基礎から学び、これからの社会を生き抜くための思考力を養う、オリジナルの授業があります。

  • 多彩な5つの専門コース: グローバルな学びから、デザイン、ビジネス、ファッション、調理まで、自分の「好き」を専門的に探究できるコースが揃っています。

  • 企業や社会と連携した実践的な学び: 社会とのつながりを活かした実践的な教育プログラムが豊富に用意されており、社会で役立つ力を身につけることができます。

  • 生徒が主役の「アンバサダー制度」: 在校生が学校説明会などで受験生に学校の魅力を伝える「アンバサダー」として活躍。主体性や貢献する心を育みます。

  • 充実したICT環境とユニークな施設: 3Dプリンターやレーザーカッターを備えた「メーカーズハブ」など、創造性を刺激する最新の設備が整っています。

  • 豊富な海外研修プログラム: オーストラリアやフィリピンへの語学研修やターム留学など、世界に視野を広げる機会が多数用意されています。

  • 面倒見の良いアットホームな校風: 少人数制のため先生との距離が近く、学習面から精神面まで、一人ひとりに寄り添った手厚いサポートが受けられます。

英理女子学院高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、学校生活の様々な側面について、多様な声が寄せられています。

良い点:

  • 「先生方がとても親切で、生徒一人ひとりへの気配りが素晴らしい。安心して子どもを預けられる」という保護者からの評価が高いようです。

  • 「少人数で先生との距離が近く、質問しやすい環境が整っている」

  • 「夏期・冬季講習が充実しているので、塾に通う必要性を感じない」

  • 「専門的なことを基礎から丁寧に教えてもらえるので、初心者でも安心」

  • 「文化祭や体育祭などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強い」

  • 「中学がないので、みんなが同じスタートラインで高校生活を始められるのが良い」

気になる点:

  • 「女子校特有の人間関係のトラブルが全くないわけではない」という意見もあります。

  • 「校則が厳しいと感じる生徒もいる。特にスカート丈など身だしなみは細かく指導されることがある」

  • 「iグローバル部や進学教養コースは夏期講習などが強制参加になることがある」

  • 「食堂がないため、昼食は各自で用意する必要がある」

アクセス・通学

英理女子学院高等学校は、複数の駅からアクセス可能で、通学に便利な立地です。

  • 最寄り駅からのアクセス:

    • 東急東横線、JR横浜線「菊名駅」西口より徒歩約7分

    • JR横浜線、横浜市営地下鉄「新横浜駅」より徒歩約16分

    • 東急東横線「大倉山駅」より徒歩約11分

  • バスでのアクセス:

    • 「新菊名橋」バス停より徒歩約2分

横浜市内や川崎市方面から通学している生徒が多いですが、東急東横線やJR横浜線を利用して、広範囲のエリアから生徒が集まっています。

英理女子学院高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとうございます。英理女子学院高等学校の魅力、伝わりましたか?この学校は、「好きなことをとことん追求したい!」「将来の夢に向かって専門的なことを学びたい!」という強い想いを持つあなたに、特におすすめしたい学校です。また、アットホームな雰囲気の中で、先生や友達とじっくり関わりながら成長したいと考えている人にも、最高の環境が待っています。

英理女子学院高等学校の入試では、学力はもちろんですが、それ以上に「この学校で何を学び、どう成長したいか」という意欲が重視される傾向があります。ですから、まずは学校説明会や文化祭に足を運んでみてください。そして、先生や在校生の先輩たちの話を直接聞き、学校の雰囲気を肌で感じてみましょう。その上で、「このコースでこんなことを学びたい」「将来はこんな人になりたい」という自分のビジョンを明確に持つことが、合格への一番の近道になります。あなたの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。