神奈川県立荏田高等学校は、「文武両道で未来を拓く」をスローガンに掲げ、勉強と部活動の両方に全力で打ち込める環境が整った学校です。 豊かな自然に囲まれた落ち着いた環境で、生徒たちは日々の学習や部活動にのびのびと励んでいます。かつて体育コースが設置されていた歴史もあり、スポーツが盛んな活気あふれる雰囲気が荏田高校の大きな魅力となっています。
荏田高等学校の基本情報
荏田高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科の偏差値は53前後とされています。 同じくらいの偏差値の高校としては、近隣では市立橘高校、元石川高校、霧が丘高校などが挙げられます。 合格に必要な内申点の目安: 合格者の平均的な内申点は、中学2年生と3年生の9教科の成績(5段階評価)を合計し、135点満点で算出すると、おおよそ95〜105点あたりが目安となるようです。ただし、神奈川県の公立高校入試では、選考方法に重点化という仕組みがあり、荏田高校では実技4教科のうち最も評定の高い1教科を2倍にして計算するため、得意な実技教科があると有利になる場合があります。 主な併願校: 荏田高等学校を受験する生徒の多くが、私立高校を併願しています。主な併願先としては、橘学苑高校、横浜商科大学高校、横浜翠陵高校などが挙げられることが多いようです。
荏田高等学校に設置されている学科・コース
普通科: 1年次では、芸術科目以外は全員が同じ科目を履修し、基礎学力の定着を目指します。 2年次からは選択科目が増え、生徒一人ひとりの興味や進路希望に合わせた学習が始まります。 3年次になると、さらに多彩な自由選択科目が用意されており、大学受験対策から専門的な内容まで、自分の目標に応じて深く学ぶことができます。
荏田高等学校の特色・校風
校風のキーワード: 文武両道、活気がある、落ち着いた雰囲気
宿題の量: 標準的な量という声が多いようです。毎日の予習・復習をしっかり行えば、こなせる量と言えるでしょう。 校則: 校則は比較的厳しいという意見が見られます。 特に、頭髪や服装、ピアスなどの装飾品、化粧については厳しく指導されるようです。 スマートフォンの使用については、校内でのルールを守ることが求められます。 生徒たちの雰囲気: 明るく活発な生徒が多い一方で、真面目に学習に取り組む落ち着いた雰囲気もあるようです。部活動が盛んなため、仲間との絆を大切にする生徒が多いという特徴もあります。 アルバイト: アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など、やむを得ない場合は許可制となるようです。 制服の評判: 男子は伝統的な学生服、女子は紺色のブレザーです。 デザインについては様々な意見がありますが、落ち着いたデザインで好感を持つ声も聞かれます。 土曜授業: 土曜授業は基本的にありません。
荏田高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 陸上競技部、男子バレーボール部、ハンドボール部、体操競技部、剣道部などは、全国大会や関東大会出場の常連校として知られています。 その他にも、バスケットボール部、サッカー部、野球部、テニス部など、多くの部が活発に活動しており、活気に満ちてい ます。 文化部: 文化部も、バトントワリング部、吹奏楽部、書道部などが精力的に活動しています。 珍しい部活動としては、ジャグリング部や競技かるた部などがあり、多様な興味に応える選択肢が用意されています。
イベント
青群祭(せいぐんさい): 毎年9月に行われる文化祭は「青群祭」と呼ばれ、地域でも評判の大きなイベントです。 クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表など、多彩な企画で盛り上がります。書道のパフォーマンスやファッションショーなど、工夫を凝らした出し物が人気です。 体育祭: 6月に開催される体育祭は、学校中が熱気に包まれる一日です。 クラス対抗で様々な競技に臨み、学年を超えて応援し合うことで、生徒たちの一体感が一層深まります。 修学旅行: 2年生の研修旅行では、沖縄などを訪れることが多いようです。 事前学習を通して現地の歴史や文化を学び、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
荏田高等学校の進学実績
国公立大学: 横浜市立大学、横浜国立大学、神奈川県立保健福祉大学、筑波大学などに合格者を出しています。 難関私立大学: 早慶上理(早稲田大学、上智大学、東京理科大学)にも合格実績があります。 GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)へも多数の合格者を出しています。
その他: 日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)や、神奈川大学、東海大学、日本体育大学などへの進学者も非常に多いのが特徴です。
荏田高等学校の特長・アピールポイント
「文武両道」を体現する活気ある環境: スローガンとして掲げるだけでなく、多くの生徒が部活動と勉強を高いレベルで両立させています。 部活動の実績は県内でもトップクラスで、学校全体で応援する文化が根付いています。 体育コースの伝統を継承した特色ある教育: 体育コースはなくなりましたが、その成果は学校全体の特色として受け継がれています。 「スポーツ科学」などの専門科目を選択でき、スポーツに興味がある生徒にとって魅力的なカリキュラムです。 生徒の進路希望に応える多彩な選択科目: 3年次には多くの選択科目が用意されており、大学受験対策から興味・関心を深める学習まで、一人ひとりのニーズに合わせた時間割を組むことができます。 地域との連携を大切にした活動: 近隣の清掃活動や小中学校でのスポーツ教室、地域のお祭りへの参加など、ボランティア活動や地域貢献活動が盛んです。 学校全体で盛り上がる大規模な文化祭「青群祭」: 生徒が主体となって創り上げる文化祭は、毎年多くの来場者で賑わう名物イベントです。 仲間と協力して一つのものを作り上げる達成感を味わえます。 落ち着いた学習環境: 豊かな緑に囲まれた静かな環境に立地しており、生徒は落ち着いて学習に取り組むことができます。 手厚いキャリア教育と進路サポート: 大学と連携した出張講義や、分野別の説明会などを通じて、早い段階から将来について考える機会が豊富に用意されています。
荏田高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「部活動がとても盛んで、本気で打ち込みたい人には最高の環境です。仲間との絆も深まります。」 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しくて盛り上がる。クラスの一体感が生まれます。」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれます。講習なども充実していて、勉強のサポートが手厚いです。」 「元気で明るい人が多く、友達がたくさんできる学校だと思います。」
気になる点: 「校則が少し厳しいと感じることがあります。特に服装や頭髪は、もう少し自由でも良いのに、という声も聞きます。」 「駅から少し歩くので、雨の日などは少し大変です。」 「校舎が少し古いと感じる部分があります。」 「真面目に勉強したい人と、部活や行事を楽しみたい人で少し温度差があるかもしれません。」
アクセス・通学
電車でのアクセス: 東急田園都市線「江田駅」から徒歩約15分 東急田園都市線「市が尾駅」から徒歩約15分 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」から徒歩約19分
バスでのアクセス: 横浜市営バス「荏田高校前」バス停下車すぐ 横浜市営バス「荏田高校入口」バス停下車、徒歩約4分
荏田高等学校受験生へのワンポイントアドバイス