東京都立荒川工科高等学校は、「ものづくり」を通して未来を切り拓く技術者を育てる、魅力あふれる専門高校です。皆さんが普段何気なく使っているスマートフォンや電車、暮らしを支える電気やコンピュータシステム。それらの裏側にある「技術」に興味を持ったことはありませんか?東京都立荒川工科高等学校では、そんな皆さんの「知りたい」「作ってみたい」という好奇心に応えるための専門的な授業と、充実した設備が整っています。
東京都立荒川工科高等学校の基本情報
東京都立荒川工科高等学校の偏差値・難易度・併願校
電気科:39 電子科:39 情報技術科:39
主な併願校の例: 東京実業高等学校 昭和鉄道高等学校 岩倉高等学校 安田学園高等学校 潤徳女子高等学校
東京都立荒川工科高等学校に設置されている学科・コース
電気科 どんなことを学ぶ?:発電所から家庭に電気が届くまでの仕組みや、電気工事の技術、再生可能エネルギーなど、社会に不可欠な電気エネルギーの技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:電気工事士などの資格を取って仕事に活かしたい人や、私たちの生活の根幹を支える電力システムに興味がある人におすすめです。
電子科 どんなことを学ぶ?:スマートフォンやコンピュータに使われる電子回路の設計・製作、プログラミングによる制御技術など、電子機器の仕組みを深く学びます。 どんな生徒におすすめ?:電子工作が好きな人や、ロボットやAIといった最先端のテクノロジーに触れたい人に向いています。
情報技術科 どんなことを学ぶ?:コンピュータのハードウェアやソフトウェア、ネットワーク、情報セキュリティなど、IT社会の基盤となる知識と技術を幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:プログラミングに挑戦したい人や、将来ITエンジニアとして活躍したいと考えている人にぴったりの学科です。
東京都立荒川工科高等学校の特色・校風
校風キーワード:実践重視、資格取得に強い、面倒見が良い
宿題の量:専門教科に関するレポートや実習の課題などが出されることがありますが、毎日大量の宿題に追われるというよりは、計画的に進めることが求められます。 校則:頭髪の色やピアスなどについては指導がありますが、他の都立高校と比較して特別厳しいというわけではないようです。スマートフォンの校内での使用は、ルールを守れば認められているという声が見られます。 生徒たちの雰囲気:ものづくりや特定の技術分野に興味を持つ生徒が集まっているため、共通の話題で盛り上がれる仲間を見つけやすい環境です。真面目で、自分の好きなことに熱中するタイプの生徒が多いようです。 アルバイト:原則として禁止されていますが、やむを得ない事情がある場合は、学校に届け出ることで許可されることがあるようです。 制服:男子は黒の詰襟学生服、女子はブレザーとスカートまたはスラックスです。落ち着いたデザインで、着こなしやすいと評判のようです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
東京都立荒川工科高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部:硬式野球部、サッカー部、ラグビー部、バスケットボール部、陸上競技部など、多くの運動部が日々の練習に励んでいます。 文化部:特に注目なのが、ものづくり系の部活動です。「AI部」「模型・ラジコン部」「ものづくり部」などがあり、授業で学んだ知識や技術をさらに深め、コンテストなどにも挑戦しています。他にも、軽音楽部や写真部、PC・コンピュータ部など、多様な文化部が活動しています。
イベント
荒工祭(文化祭):最大のイベントである文化祭は「荒工祭」と呼ばれ、各学科や部活動が日頃の学習や活動の成果を発表する場となっています。電気科の電気工事実演、電子科のロボット展示、情報技術科の自作ゲーム体験など、工科高校ならではのユニークな展示や企画が満載で、毎年多くの来場者で賑わいます。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年や学科を超えて団結力を高めます。 修学旅行:仲間との絆を深める大切な行事です。行き先は年によって異なりますが、生徒にとって忘れられない思い出となるようです。 球技大会:学期末などに行われ、クラス一丸となって盛り上がります。
東京都立荒川工科高等学校の進学実績
就職:毎年、製造業や建設業、情報通信業などを中心に、多くの有名企業から求人が寄せられます。学校での学びが社会で高く評価されており、高い就職率を誇ります。先生方の手厚いサポートもあり、多くの生徒が希望の就職先に内定しています。 大学進学:工科高校からの大学進学も有力な選択肢です。特に、工業大学や理工系学部への進学が多く、指定校推薦の枠も豊富にあります。主な進学先としては、東京電機大学、千葉工業大学、日本工業大学、ものつくり大学などが挙げられます。 専門学校進学:さらに専門的な技術を磨くため、専門学校へ進学する生徒もいます。日本電子専門学校などとの連携もあり、スムーズなステップアップが可能です。
東京都立荒川工科高等学校の特長・アピールポイント
企業や専門学校と連携した最先端の学び「Tokyo P-TECH」:IT企業や専門学校と連携し、高校と専門学校の5年間一貫で最先端のIT技術を学ぶことができるプログラムです。IT分野のスペシャリストを目指すことができます。 豊富な資格取得サポート:第二種電気工事士、工事担任者、危険物取扱者、ITパスポートなど、将来に役立つ多くの国家資格や検定の取得を学校全体で強力にバックアップしています。講習会なども充実しています。 デュアルシステム(長期就業訓練):在学中に企業で長期間働きながら学ぶことができる制度です。学校の授業だけでは得られない、現場での実践的なスキルや社会人としての心構えを身につけることができます。 充実した実習設備:各学科に、実際の現場で使われているような専門的な機械や測定器、コンピュータなどの設備が整っており、思う存分ものづくりに打ち込める環境です。 高い就職実績と手厚いキャリアサポート:歴史と実績があるため、多くの企業から厚い信頼が寄せられています。一人ひとりの適性や希望に合わせた丁寧な進路指導が魅力です。 基礎からの学び直しで安心:中学校の勉強に不安がある生徒でも、工業の専門科目を学びながら、数学や英語などの基礎的な教科を1から学び直せるサポート体制があります。 落ち着いた学習環境:ものづくりが好きという共通の目的を持った生徒が集まるため、互いに刺激しあいながら、集中して学習に取り組める雰囲気があります。
東京都立荒川工科高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「就職に非常に強く、大手企業からの求人も多い」 「専門的な資格がたくさん取れるので、自信につながる」 「先生が専門知識豊富で、分かるまで熱心に教えてくれる」 「同じ趣味や目標を持つ友達ができやすい」 「実習が多く、実際に手を動かしながら学べるのが楽しい」 「Tokyo P-TECHなど、他校にはない特別なプログラムがある」
気になる点: 「工業高校なので、どうしても男子生徒の比率が高い」 「普通科目に比べ、専門科目の授業が多いので、大学進学を考えるなら普通科高校の方が選択肢は広いかもしれない」 「駅から少し歩くのが難点という声もある」 「校舎や施設が全体的に少し古いという意見がある」
アクセス・通学
JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス「南千住駅」から徒歩約12分 東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から徒歩約12分 京成線「千住大橋駅」から徒歩約12分 都電荒川線「三ノ輪橋停留場」から徒歩約10分 都電荒川線「荒川一中前停留場」から徒歩約9分
東京都立荒川工科高等学校受験生へのワンポイントアドバイス