新潟県長岡市にある長岡大手高等学校は、1903年(明治36年)に創立された歴史と伝統のある男女共学の県立高校です。100年以上の歴史の中で、地域社会をはじめ、様々な分野で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。その校風は「済美(せいび)の精神」という校訓に象徴されており、生徒一人ひとりが持つ個性を尊重し、知・徳・体のバランスがとれた人間形成を目指しています。
長岡大手高等学校の基本情報
長岡大手高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:58 家政科:50
長岡大手高等学校に設置されている学科・コース
普通科
大学進学を目指す生徒が多く在籍しています。2年次からは文系と理系に分かれ、3年次には多様な選択科目が用意されており、一人ひとりの進路希望に合わせたきめ細やかな学習が可能です。国公立大学や難関私立大学への進学を目指したい人におすすめです。 家政科
衣食住や保育、福祉など、生活に関わる専門的な知識と技術を実践的に学びます。調理実習や被服製作など、体験的な授業が多いのが特徴です。将来、栄養士や保育士、ファッション関連の仕事など、専門職を目指したい人にぴったりの学科です。
長岡大手高等学校の特色・校風
校風のキーワード : 文武両道、自主自律、活気がある宿題の量 : 授業の予習・復習が中心で、量は標準的という声が多いようです。ただし、進学校であるため、日々の自主的な学習習慣が求められます。校則 : 他の高校と比較すると、比較的自由な校風のようですが、守るべきルールはしっかりと定められています。服装 : 制服はなく私服での通学ですが、スカート丈は膝より上は禁止など、高校生らしい清潔感のある服装が求められます。なんちゃって制服を着る生徒もいますが、同様のルールが適用されます。スマホ : 授業中の使用は禁止されています。放課後など、決められた時間と場所でのみ使用が許可されているようです。頭髪・その他 : 髪染めやピアスは禁止されており、長期休暇明けには頭髪検査が行われることがあります。
生徒たちの雰囲気 : 真面目に学習に取り組む生徒と、部活動や行事に熱中する活発な生徒がバランス良く在籍しているようです。全体的に明るく、エネルギッシュな雰囲気があります。アルバイト : 原則として禁止されています。制服の評判 : 制服がないため、自由な服装を楽しみたい生徒にとっては魅力的なようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
長岡大手高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 水泳部 : 全国大会の常連であり、数々の優秀な成績を収めています。インターハイで準優勝する選手を輩出するなど、非常に高いレベルで活動しています。陸上競技部 : 水泳部と同様に強豪として知られ、多くの選手が全国の舞台で活躍しています。女子ハンドボール部 : 3年連続で全国高校総体に出場するなど、県内トップクラスの実力を誇ります。放送部、書道部 : 文化部も活発で、放送部は全国大会に出場、書道部は地域のイベントで書道パフォーマンスを披露するなど、高い評価を得ています。
イベント
済美祭(文化祭) : 毎年9月に行われる文化祭で、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを出店します。一般公開もされており、毎年多くの来場者で賑わう、学校最大級のイベントです。体育祭 : 6月に行われ、クラス対抗で様々な競技に挑みます。学年を超えてクラスの団結が深まる一日です。東山大遠足 : 長岡大手高校の伝統行事の一つで、3年間で合計100kmの道のりを仲間と歩きます。体力的には厳しいですが、ゴールした時の達成感は格別で、生徒たちの強い絆を育んでいます。修学旅行 : 2年生の12月に実施され、生徒たちにとって高校生活の忘れられない思い出の一つとなっています。スポーツ大会 : 年に2回開催され、球技を中心にクラス対抗で競い合います。
長岡大手高等学校の進学実績
国公立大学 : 新潟大学に毎年30名以上の合格者を出すほか、長岡技術科学大学、新潟県立大学など地元の国公立大学へも多数進学しています。東北大学などの難関大学への合格者も輩出しています。難関私立大学 : MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)や、早慶上理ICUといった首都圏の難関私立大学にも合格者を出しています。その他 : 県内の私立大学や短期大学、専門学校への進学、そして就職と、生徒の進路は多岐にわたります。家政科では、学んだ専門知識を活かして、関連分野の専門学校や短期大学へ進学する生徒が多い傾向にあります。
長岡大手高等学校の特長・アピールポイント
100年以上の歴史と「済美の精神」 : 1903年創立の伝統校であり、「済美」という校訓のもと、人としての美しい生き方を探求する教育が実践されています。活発な部活動と文武両道の実践 : 水泳部や陸上部、女子ハンドボール部など、全国レベルで活躍する部活動が多数あり、学業と部活動を両立できる環境が整っています。生徒主体で盛り上がる学校行事 : 文化祭「済美祭」や伝統の「東山大遠足」など、生徒会が中心となって創り上げる行事は、学校生活を彩る大きな魅力です。自由な校風と私服通学 : 制服がなく、生徒の自主性を尊重する校風です。社会のルールの中で、自分らしさを表現することができます。多様な進路希望に対応するカリキュラム : 普通科では文理選択や豊富な選択科目、家政科では専門的な学びができ、一人ひとりの将来設計に合わせた学習が可能です。充実した進路指導とサポート体制 : 補習や個別指導など、生徒の進路実現に向けた手厚いサポートが行われています。地域に根差した活動 : 書道部が地域のイベントでパフォーマンスを披露するなど、学校外での活動も盛んで、地域社会とのつながりを大切にしています。
長岡大手高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」という声が多く聞かれます。特に済美祭や東山大遠足は、最高の思い出になるようです。 「部活動に本気で打ち込める環境がある」「文武両道を実践している生徒が多く、刺激になる」といった、部活動に関するポジティブな意見が目立ちます。 「先生方が熱心で、質問に行くと親身になって教えてくれる」など、学習サポートの手厚さを評価する声もあります。 「自由な校風で、のびのびと高校生活を送ることができる」という意見も多く、自主性を重んじる生徒に合っているようです。
気になる点 :「体育の授業が厳しいと感じることがある」という声が一部で見られます。伝統の「大手体操」など、特色ある体育の授業に戸惑う生徒もいるようです。 「自称進学校」という言葉を使って、大学進学へのプレッシャーや、一部の先生の指導方針に疑問を呈する意見も見られます。 施設が少し古いという意見もありますが、近年は改修が進んでいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅 : JR「長岡駅」長岡駅東口から徒歩で約15分です。
バス :越後交通バス「大手高校前」バス停下車、徒歩すぐです。
長岡大手高等学校受験生へのワンポイントアドバイス