鳥羽商船高等専門学校(高専)は、未来の海のプロフェッショナルや、最先端のものづくりを担うエンジニアを目指す君にぴったりの学校です。中学校を卒業したらすぐに入学できる5年一貫の教育システム(商船学科は5年半)が大きな特長で、高校の普通科目に加えて、大学レベルの専門的な知識と技術を深く、じっくりと学ぶことができます。
鳥羽商船高等専門学校の基本情報
鳥羽商船高等専門学校の偏差値・難易度・併願校
商船学科:49 情報機械システム工学科:50
鳥羽商船高等専門学校に設置されている学科・コース
商船学科 どんなことを学ぶ?:船を安全に運航するための航海術や、船の心臓部であるエンジンについて学びます。3年次からは、船の操縦を学ぶ「航海コース」と、エンジンや機械の専門家を目指す「機関コース」に分かれます。 どんな生徒におすすめ?:将来、船長や航海士、機関士として世界中の海で活躍したい、船や海が大好きだという情熱を持った人におすすめです。
情報機械システム工学科 どんなことを学ぶ?:情報工学、電気電子工学、機械工学という、現代のものづくりに欠かせない3つの分野を幅広く学びます。プログラミングやロボット制御、AI技術などの最先端技術に触れることができます。 どんな生徒におすすめ?:ロボットやAI、コンピュータに興味がある、自分の手で新しいものを作り出してみたいという探究心旺盛な人におすすめです。
鳥羽商船高等専門学校の特色・校風
宿題の量:レポートや課題は多めに出される傾向があるようです。特に専門科目の授業が本格化すると、予習・復習が欠かせなくなり、計画的に学習を進める自己管理能力が求められます。 校則:他の高校と比較すると、校則は緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が多いようです。1年生から3年生までは制服がありますが、4年生からは私服通学となります。アルバイトは、寮生は長期休暇中のみ、通学生は届出をすれば可能という声があります。 生徒たちの雰囲気:真面目で探究心の強い生徒が多い印象です。共通の専門分野に興味を持つ仲間が集まるため、お互いに刺激し合いながら高め合える環境と言えるでしょう。 制服:男子は一般的な学ラン、女子はブレザーで、特に個性的というわけではありませんが、清楚で良いという評判が聞かれます。 寮生活:鳥羽商船の大きな特色の一つが「暁寮(あかつきりょう)」という学生寮です。全国から学生が集まるため、多くの生徒が寮生活を送っています。親元を離れて仲間と共同生活を送る中で、規律や協調性を学び、人間的に大きく成長することができます。門限は20時、点呼などもあり、規律正しい生活が基本となります。
鳥羽商船高等専門学校の部活動・イベント
部活動
カッター部・ヨット部:商船高専を象徴する部活動です。海の近くという最高のロケーションを活かし、日々練習に励んでいます。チームで力を合わせて船を漕ぐカッターや、風を読んで進むヨットは、他では味わえない経験ができるでしょう。 ロボコン部:高専の代名詞とも言えるのが「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)」です。ロボコン部は、毎年この大会に向けて独創的なロボットの設計・製作に没頭しています。ものづくりが好きな生徒にとっては、まさに夢中になれる場所です。 その他:サッカー部、バレーボール部、バスケットボール部といった人気の運動部のほか、写真部、吹奏楽部、軽音同好会など文化系の活動も活発です。
イベント
海学祭(かいがくさい):毎年秋に開催される文化祭です。各クラスや部活動による展示、模擬店、ステージ企画などで大変な賑わいを見せます。地域の方々も多く訪れる、学校の一大イベントです。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に挑みます。一般的な競技に加え、eSportsが種目に含まれるなど、ユニークな取り組みも見られます。 乗船実習・工場見学:座学で学んだ知識を実践に結びつけるための重要な行事です。商船学科では、練習船「鳥羽丸」などを使って長期の航海実習が行われます。情報機械システム工学科でも、最先端の技術を持つ企業への工場見学などが実施されます。
鳥羽商船高等専門学校の進学実績
主な就職先:日本郵船、商船三井、川崎汽船などの大手海運会社のほか、中部電力、JR東海、トヨタ自動車、パナソニックといった日本を代表するメーカーやインフラ企業など、多岐にわたります。求人倍率は非常に高く、特に商船学科では1人の学生に対して15倍以上の求人がある年も珍しくありません。 主な進学先(大学編入):多くの卒業生が、高専での学びをさらに深めるために大学へ編入しています。主な編入先としては、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、名古屋大学、三重大学、神戸大学、東京海洋大学など、全国の国公立大学(特に工業系・海洋系)が挙げられます。高専からの編入は、一般入試とは異なる試験科目の少ない特別枠が設けられていることが多く、受験のチャンスが広がるというメリットがあります。
鳥羽商船高等専門学校の特長・アピールポイント
5年間(商船学科は5年半)の一貫教育:中学卒業後から大学レベルの専門教育を受けることができ、興味のある分野をとことん追求できます。 実践的な専門教育と充実した実習設備:練習船「鳥羽丸」をはじめ、専門的な実験・実習設備が整っており、理論と実践をバランスよく学べます。 圧倒的な就職率の高さ:卒業生は産業界から高い評価を受けており、就職に非常に強いです。大手企業への就職も夢ではありません。 国公立大学への編入という選択肢:高専卒業後、多くの国公立大学の3年次に編入する道が開かれており、進学にも有利です。 寮生活による人間的成長:全国から集まる仲間との共同生活を通じて、自主性や協調性が育まれます。 海と自然に囲まれた学習環境:伊勢志摩国立公園の美しい自然に囲まれたキャンパスで、のびのびと学ぶことができます。 グローバルな視野が身につく:船乗りを目指す商船学科はもちろんのこと、国際交流も行われており、世界を舞台に活躍するための素養を養うことができます。
鳥羽商船高等専門学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「専門的なことを早くから学べるのが楽しい」 「就職率が抜群に良く、先生方のサポートも手厚い」 「同じ目標を持つ仲間と出会え、切磋琢磨できる」 「寮生活を通して、一生の友人や自己管理能力を得られた」 「大学編入という選択肢があり、将来の可能性が広がる」 「レポートは大変だが、その分、論理的思考力や文章力が身につく」
気になる点: 「駅から少し距離があり、アクセスが不便な面もある」 「専門科目は難しく、課題も多いので、自主的に勉強しないとついていくのが大変」 「寮生活はルールが厳しく、慣れるまでは大変かもしれない」 「一般的な高校生活(文化祭など)とは少し雰囲気が違うと感じる人もいるかもしれない」
アクセス・通学
JR・近鉄「鳥羽駅」から約2km(徒歩約30分、タクシー約5分) 近鉄志摩線「池の浦駅」から約800m(徒歩約10分)
鳥羽商船高等専門学校受験生へのワンポイントアドバイス