茨城県鹿嶋市にキャンパスを構える鹿島学園高等学校は、全日制課程と通信制課程を併設し、多様な学びのスタイルを提供する私立高校です。1989年の創立以来、「確かな学力」「豊かな人格形成」「将来をみすえた国際理解」を教育目標に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重した教育を実践しています。

鹿島学園高等学校は、部活動が非常に盛んであることでも知られており、特にサッカー部は全国レベルの強豪校として有名です。また、グローバルな人材育成にも力を入れており、海外語学研修などの国際交流プログラムも充実しています。

この記事では、そんな鹿島学園高等学校の偏差値やコース、学校生活の様子などを、中学生や保護者の皆さんにも分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。

鹿島学園高等学校の基本情報

鹿島学園高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 鹿島学園高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒314-0042 茨城県鹿嶋市田野辺141番地9
代表電話番号 0299-83-3211
公式サイト https://www.kgh.ed.jp/

鹿島学園高等学校の偏差値・難易度・併願校

鹿島学園高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、概ね45〜47の範囲です。

  • 普通科進学コース: 47

  • 普通科グローバルコース: 46

  • 普通科芸術コース: 45

同じくらいの偏差値の高校としては、茨城県立鹿島高等学校(偏差値48)や、私立のつくば国際大学東風高等学校(偏差値42〜52)などがあります。 合格に必要な内申点の目安は、中学校の成績や活動内容にもよりますが、5教科でおおよそ18〜20程度が一つの目安となるでしょう。

鹿島学園高等学校を第一志望とする場合、併願校としては、県内の他の私立高校や、近隣の公立高校などが考えられます。具体的な併願パターンについては、中学校の先生や塾の先生とよく相談して決めましょう。

鹿島学園高等学校に設置されている学科・コース

鹿島学園高等学校の全日制課程には、生徒の進路希望や興味関心に合わせた3つの魅力的なコースが設置されています。

  • 進学コース: 国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。 習熟度別のクラス編成や放課後ゼミ、長期休暇中の講習などを通して、きめ細やかな指導を行い、生徒一人ひとりの学力向上をサポートします。

  • グローバルコース: 世界で活躍できる人材の育成を目指し、英語教育や異文化理解に特化したコースです。 海外語学研修や留学生との交流イベントなど、実践的な学びの機会が豊富に用意されています。

  • 芸術コース: 美術大学への進学や、アニメーター、イラストレーターなどを目指す生徒のためのコースです。 デッサンやデザイン、PCによる描画技術など、専門的な知識とスキルを基礎から学ぶことができます。

鹿島学園高等学校の特色・校風

鹿島学園高等学校は、「文武両道」と「グローバル」をキーワードに、生徒の自主性を重んじる活気のある校風が特徴です。

生徒たちの雰囲気は、部活動に打ち込む生徒が多く、全体的に活発な印象です。宿題の量はコースや個人の選択によりますが、進学コースでは放課後ゼミなどもあり、学習意欲の高い生徒が多いようです。

校則については、頭髪や服装に関する指導はありますが、スマートフォンの持ち込みは許可されているなど、ある程度の自由さが認められています。アルバイトは原則禁止ですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。

制服は、男子がブレザーにスラックス、女子がブレザーにスカートまたはスラックスで、シンプルで品のあるデザインが評判です。土曜授業は基本的にありません。

鹿島学園高等学校の部活動・イベント

部活動

鹿島学園高等学校は、全国レベルで活躍する部活動が数多くあります。

  • 運動部: 特に男子サッカー部は全国高校サッカー選手権大会で第3位の実績を誇り、多くのJリーガーを輩出している強豪です。 硬式野球部や剣道部、レスリング部なども全国大会に出場するなど、輝かしい実績を残しています。

  • 文化部: 吹奏楽部や軽音楽部、美術部、茶道部など、文化部も活発に活動しています。

部活動への加入は任意ですが、多くの生徒が部活動に参加し、文武両道を実践しています。

イベント

鹿島学園高等学校では、生徒たちの学校生活を彩る様々なイベントが年間を通して開催されています。

  • 緑風祭(文化祭): 毎年6月に行われる文化祭は、クラスごとの展示やステージ発表、模擬店などで大変盛り上がります。

  • 体育祭: クラス対抗で様々な競技に熱中する体育祭は、生徒たちの団結力を深める大切な行事です。

  • 修学旅行: 2年生の時にアメリカ・オレゴン州への修学旅行が予定されており、ホームステイや現地高校との交流などを通して、国際感覚を養う貴重な機会となっています。

この他にも、1年生のHR合宿や遠足、芸術鑑賞会、野球やサッカーの全校応援など、多彩な行事が高校生活を豊かにします。

鹿島学園高等学校の進学実績

鹿島学園高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚いサポート体制が整っており、国公立大学から難関私立大学、専門学校、就職まで幅広い進路実績を誇ります。

最新の進学実績(令和6年度)を見ると、早稲田大学、法政大学、明治大学といった難関私立大学への合格者を輩出しています。 また、日本大学や東洋大学、駒澤大学など、多くの生徒が首都圏の大学に進学しています。

進学実績を支える取り組みとして、習熟度別クラスによる授業や放課後ゼミ、夏期・冬期講習など、充実した学習サポート体制が挙げられます。 生徒一人ひとりの目標達成に向けて、教員が親身になって指導にあたっています。

鹿島学園高等学校の特長・アピールポイント

鹿島学園高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 全国レベルの部活動: 特にサッカー部は全国的に有名で、高いレベルでスポーツに打ち込みたい生徒にとって最高の環境です。

  • 充実した国際交流: グローバルコースを中心に、アメリカへの修学旅行や海外語学研修など、異文化に触れる機会が豊富に用意されています。

  • 個性を伸ばす3つのコース設定: 進学、グローバル、芸術と、生徒の多様な興味や進路に対応した専門的なコースで学ぶことができます。

  • きめ細やかな進路指導: 生徒一人ひとりの希望を大切にし、大学進学から専門学校、就職まで、幅広い進路実現をサポートします。

  • 通信制課程との連携: 全日制課程だけでなく通信制課程も併設しており、多様な学びのニーズに応えています。

  • 充実した施設・設備: 人工芝のサッカー場や学生食堂など、生徒が快適に学校生活を送るための施設が整っています。

  • 都心へのアクセスの良さ: 東京駅と鹿嶋市を結ぶ高速バスが頻繁に運行されており、首都圏からのアクセスも良好です。

鹿島学園高等学校の口コミ・評判のまとめ

鹿島学園高等学校には、在校生や卒業生から様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「部活動が盛んで、高いレベルで挑戦できる環境がある」という声が多く聞かれます。

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「サポートが手厚い」といった、進路指導に関するポジティブな評価が目立ちます。

    • 「修学旅行や文化祭などの行事が楽しく、良い思い出が作れる」という意見も多数あります。

    • 「異なる目標を持つ多様な生徒がいて、刺激を受けられる」という声もあります。

  • 気になる点:

    • 「進学校というよりは、部活動に力を入れている学校という印象が強い」という意見が見られます。

    • 「駅から少し距離があるため、スクールバスの利用が必須」という声も一部にあります。

    • 「校則がもう少し緩やかだと嬉しい」と感じる生徒もいるようです。

アクセス・通学

鹿島学園高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 最寄り駅: JR鹿島線「鹿島神宮駅」

    • 鹿島神宮駅からスクールバスが運行されています。

  • スクールバス:

    • 遠方から通学する生徒のために、7路線のスクールバスが運行されています。 バス停は年度ごとに見直され、利便性の向上が図られています。

  • 高速バス:

    • 東京駅からの高速バスも利用可能で、都心からのアクセスも非常に便利です。

通学している生徒は、鹿嶋市や神栖市、潮来市など近隣の市町村からが多いですが、寮も完備されているため、県外から入学する生徒もいます。

鹿島学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

鹿島学園高等学校は、「何かに打ち込みたい!」という熱い気持ちを持った君にぴったりの学校です。部活動で全国を目指したい人、専門分野をとことん学びたい人、そして、たくさんの仲間と最高の高校生活を送りたい人、そんな皆さんを鹿島学園は温かく迎えてくれます。

受験勉強では、まず中学校の基礎学力をしっかりと固めることが大切です。特に進学コースを目指す人は、応用力を身につけるために、少し発展的な問題にもチャレンジしておくと良いでしょう。そして、面接では、鹿島学園で何をしたいのか、どんな高校生活を送りたいのかを自分の言葉で伝えられるように準備しておきましょう。君の情熱を、ぜひ先生方にアピールしてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。