神奈川県立麻生総合高等学校は、「単位制総合学科」という特色を持つ、生徒一人ひとりの個性を輝かせるための学校です。普通科の高校とは異なり、必修科目に加えて、自分の興味や関心、将来の夢に合わせて多彩な選択科目の中から自分だけの時間割を作成できるのが、麻生総合高等学校の最大の魅力と言えるでしょう。
神奈川県立麻生総合高等学校の基本情報
神奈川県立麻生総合高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
難易度と内申点の目安
主な併願校
鶴川高等学校 和光高等学校 横浜創英高等学校 立花学園高等学校 白鵬女子高等学校(グローバルスタンダード)
神奈川県立麻生総合高等学校に設置されている学科・コース
グローバル教養系列 どんなことを学ぶ?:外国語(英語など)や世界の文化、歴史、文学など、国際的な視野を広げる学問を探求します。 どんな生徒におすすめ?:将来は海外で活躍したい人、語学力を高めたい人、国際問題に関心がある人。
情報ビジネス系列 どんなことを学ぶ?:パソコンのスキルやプログラミング、簿記、マーケティングなど、社会で役立つ情報処理能力やビジネスの基礎を学びます。 どんな生徒におすすめ?:IT業界に興味がある人、将来起業したい人、実践的な資格を取得したい人。
生活デザイン系列 どんなことを学ぶ?:保育や福祉、栄養、調理、ファッションなど、人々の生活を豊かにするための知識や技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:子どもと関わる仕事がしたい人、食やファッションに興味がある人、人の役に立ちたいと考えている人。
芸術スポーツ系列 どんなことを学ぶ?:音楽、美術、工芸(陶芸など)、書道、体育など、芸術やスポーツに関する専門的な実技や理論を学びます。 どんな生徒におすすめ?:芸術系の大学や専門学校を目指す人、スポーツを専門的に学びたい人、感性や表現力を磨きたい人。
神奈川県立麻生総合高等学校の特色・校風
校風キーワード:自由、個性的、自主自立、多様性、落ち着いた雰囲気
リアルな学校生活Q&A
宿題の量は? 選択する科目によって大きく異なります。実技系の科目が多い生徒と、座学で受験を意識した科目が多い生徒とでは、課題の量や性質が変わってきます。自分で時間割を管理するのと同じように、学習計画も自主的に立てる必要があります。
校則は厳しい? 他の高校と比較すると、校則は緩やかな傾向にあるようです。 服装:標準服(制服)はありますが、私服での登校も認められています。式典などでは標準服着用が義務付けられることもあります。 頭髪:染髪や脱色は認められていません。基本的な生活習慣を身につけるという指導方針があるようです。 スマホ:校内での使用については、比較的自由なようですが、授業中の使用など、TPOをわきまえた行動が求められます。 ピアスなど:ピアスやネイル、アクセサリーも特に厳しく指導されることはないという声が多いです。
生徒たちの雰囲気は? 様々な興味や目標を持った生徒が集まるため、非常に多様性に富んでいます。アニメやゲームが好きな生徒、音楽やダンスに打ち込む生徒、専門的な勉強を頑張る生徒など、それぞれの「好き」を尊重し合える雰囲気があるようです。全体的には落ち着いていて、穏やかな生徒が多いという評判です。
アルバイトは可能? アルバイトは届け出をすれば可能です。学業との両立を目指して、社会経験を積んでいる生徒もいます。
制服の評判は? 紺のブレザーに、男子はグレーのスラックス、女子はチェックのスカートが基本です。女子はスラックスを選択することも可能です。デザインはシンプルで、着こなしやすいと評判は悪くないようです。
土曜授業はある? 基本的に土曜授業はありません。
神奈川県立麻生総合高等学校の部活動・イベント
部活動
特に活発な部活動 軽音楽部:県内でも有数の実績を誇り、大会での活躍も目立ちます。 ダンス部:文化祭などで披露されるパフォーマンスは非常にレベルが高いと評判です。 マンガ・アニメーション部:文化祭では自作のゲームを展示するなど、本格的な活動をしています。 陶芸部:専門的な設備が整っており、じっくりと作品制作に打ち込めます。
全体の様子 運動部は、バスケットボール、バドミントン、サッカー、テニス、陸上、野球などがあります。文化部は、吹奏楽、美術、写真、茶道、演劇、家庭科など、多岐にわたる部が活動しています。加入は強制ではなく、自分の興味に合わせて選ぶことができます。
イベント
嵐舞祭(らんぶさい):麻生総合の文化祭と体育祭を合わせた学校祭の総称です。 文化の部(9月):各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、パフォーマンスを行います。特に、軽音楽部やダンス部のステージは毎年大きな盛り上がりを見せます。食べ物の模擬店などもあり、一般公開もされて地域の方々も訪れるようです。 体育の部(6月):クラス対抗で様々な競技に臨みます。学年を超えて団結し、熱い戦いが繰り広げられます。
修学旅行(10月):例年、沖縄などへ行っているようです。平和学習やマリンスポーツ体験など、充実したプログラムが組まれています。 その他:遠足、芸術鑑賞教室、三送会(三年生を送る会)など、年間を通して様々な行事が予定されています。
神奈川県立麻生総合高等学校の進学実績
主な進路状況
大学進学:四年制大学や短期大学へ進学する生徒が最も多い割合を占めています。指定校推薦枠も活用しながら、それぞれの目標大学を目指します。 専門学校:情報、デザイン、保育、調理、美容など、高校での学びに直結した分野の専門学校へ進学する生徒も多数います。 就職:公務員や一般企業への就職を選ぶ生徒もいます。学校には手厚い就職サポート体制が整っています。
進路サポート
ガイダンス科目:1年次から「産業社会と人間」などの授業を通じて、社会の仕組みや働くことの意義を学び、自己理解を深めます。 高大連携:近隣の大学(国士舘大学、玉川大学、日本映画大学など)や専門学校と連携し、実際に授業を受けることができます。ここで得た単位が高校の卒業単位として認定される制度もあります。 インターンシップ:希望者は企業などで就業体験ができ、実践的なキャリア観を養います。これも単位として認定されます。
神奈川県立麻生総合高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「単位制総合学科」 約100以上ある豊富な選択科目から、興味や進路に合わせて自由にカリキュラムを組むことができます。
4つの専門的な「系列」 「グローバル教養」「情報ビジネス」「生活デザイン」「芸術スポーツ」という柱があり、専門性を深めやすい環境です。
「自由と自主性」を重んじる校風 私服登校が可能な点や緩やかな校則など、生徒の自主性を尊重する文化が根付いています。
充実したキャリア教育と進路サポート 1年次からの体系的なキャリア教育や、大学・専門学校と連携した授業(高大連携)など、将来を見据えた学びができます。
多様な仲間との出会い 様々な夢や個性を持った生徒が集まるため、多様な価値観に触れることができ、人間的に大きく成長できます。
活発な文化部 軽音楽部やダンス部、マンガ・アニメーション部など、県内でも注目される活発な部活動がたくさんあります。
実践的な学びの機会 インターンシップやボランティア活動、資格取得なども単位として認定されるため、学校外での学びも積極的に評価されます。
神奈川県立麻生総合高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「自分の好きなことを深く学べるのが楽しい」 「自由な校風なので、のびのびと学校生活が送れる」 「色々なタイプの友達ができて、毎日が刺激的」 「先生が進路の相談に親身に乗ってくれる」 「文化祭(嵐舞祭)が本当に盛り上がって最高の思い出になる」 「私服OKなのが嬉しい。制服も可愛いと思う」 「大学のような雰囲気で、自主性が身についた」
気になる点
「最寄り駅から少し遠いのが難点」 「自由な分、自分でしっかりしないと流されてしまう可能性がある」 「単位の管理を自分でするのが最初は大変だった」 「施設が少し古いと感じる部分がある」 「もっと進学実績に力を入れてほしいという声も」
アクセス・通学
小田急多摩線「五月台」駅より徒歩約15〜20分 小田急小田原線「柿生」駅より徒歩約22〜25分 小田急小田原線「柿生」駅北口よりバスで約4分、「片平中央」下車後、徒歩約8分 小田急小田原線「鶴川」駅北口よりバスで約7分、「平和台北」下車後、徒歩約5分
神奈川県立麻生総合高等学校受験生へのワンポイントアドバイス