徳島県立城南高等学校は、140年以上の輝かしい歴史を誇り、2025年には創立150周年という大きな節目を迎える、徳島を代表する伝統校です。長い歴史の中で、社会の様々な分野で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。その根底には、開校以来受け継がれてきた「自主自立」と「文武両道」という二つの大切な精神があります。この精神は、生徒一人ひとりが自らの力で未来を切り拓き、勉学と部活動の両方に全力で取り組む城南生の姿に、今もなお脈々と息づいています。
しかし、城南高等学校の魅力は、その豊かな伝統だけではありません。未来を見据えた先進的な教育にも力を入れており、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受けるなど、常に新しい学びの形を追求し続けています。学校祭のフィナーレを飾る情熱的な「ファイアーストーム」のように、生徒のエネルギーが爆発する活気あふれる一面も持ち合わせています。
この記事では、そんな歴史と革新が共存する徳島県立城南高等学校について、偏差値や進学実績といった基本的な情報から、学校生活のリアルな様子が伝わる在校生の口コミまで、皆さんが知りたい情報を余すところなくお届けします。この記事を読み終える頃には、城南高校がどんな学校で、自分に合っているのか、きっと明確なイメージが描けているはずです。さあ、一緒に城南高校の扉を開けてみましょう。
徳島県立城南高等学校の基本情報
まずは、城南高校の基本的な情報を確認しておきましょう。学校選びの第一歩として、所在地や連絡先は正確に把握しておくことが大切です。
項目 | 内容 |
正式名称 | 徳島県立城南高等学校 |
公立/私立の別 | 公立 |
共学/男子校/女子校の別 | 共学 |
所在地 | 〒770-8064 徳島県徳島市城南町2-2-88 |
代表電話番号 | 088-652-8151 |
公式サイトのURL | http://jonan-hs.tokushima-ec.ed.jp/ |
徳島県立城南高等学校の偏差値・難易度・併願校
城南高校を目指す上で、まず気になるのが偏差値や難易度ですよね。ここでは、具体的な数値だけでなく、合格を勝ち取るために何が重要になるのかを詳しく解説していきます。
学科ごとの偏差値
城南高等学校には二つの学科があり、それぞれ偏差値が異なります。
-
応用数理科:66
-
普通科:61
応用数理科は、県内でもトップクラスの難易度を誇り、城東高校の普通科と肩を並べるレベルです。普通科も県内上位に位置しており、しっかりとした学力が求められます。ただし、これらの偏差値はあくまで一つの目安です。実際の合否は、後述する内申点と当日の学力検査の合計で総合的に判断されます。
合格の鍵を握る「内申点」の重要性
徳島県の公立高校入試で、偏差値と同じくらい、あるいはそれ以上に重要になるのが「内申点」です。城南高校の合格を目指すなら、この内申点の仕組みを正しく理解することが不可欠です。
徳島県の公立高校入試では、中学1年生から3年生までの3年間の成績がすべて評価の対象となります。これは「受験は中3から」という考えが通用しないことを意味します。中学に入学したその日から、すでに入試は始まっているのです。
内申点の計算方法は少し特殊で、以下のようになっています。
-
各学年の成績:(主要5教科の5段階評定の合計) + (実技4教科の5段階評定の合計 ) = 65点満点
-
3年間の合計:65点 (中1) + 65点 (中2) + 65点 (中3) = 195点満点
最大のポイントは、音楽、美術、保健体育、技術・家庭といった実技4教科の評定が2倍になる点です。つまり、体育で「5」を取ることは、数学で「5」を取ることよりも内申点への貢献度が大きいのです。これは、ペーパーテストの点数だけでなく、授業態度や提出物など、日々の学校生活への取り組みが非常に重視されている証拠です。
城南高校の合格に必要な内申点の目安としては、オール5に近い、41~45点(45点満点中)が一つの基準とされています。これは、3年間を通じてほとんどの科目で「5」か「4」を取り続ける必要があることを示しています。城南高校への道は、中1からの地道な努力の積み重ね、まさに「3年間のマラソン」を走り抜くことで拓かれるのです。
主な併願校
徳島県の公立高校入試では、一般選抜で出願できるのは原則として1校のみです。そのため、城南高校を第一志望とする受験生の多くは、万が一の場合に備えて私立高校を併願します。
学力レベルや立地などを考慮すると、主な併願先として以下の高校が挙げられます。
-
徳島文理高等学校
-
生光学園高等学校
これらの私立高校は、それぞれ特進コースなどを設けており、城南高校を目指す学力層の受け皿となっています。早い段階からオープンスクールなどに参加し、併願校についても理解を深めておくと、安心して受験に臨むことができるでしょう。
徳島県立城南高等学校に設置されている学科・コース
城南高校には、それぞれ特色の異なる二つの学科が設置されています。自分の興味や将来の目標に合わせて、どちらの学科が最適か考えてみましょう。
-
普通科
-
どんなことを学ぶ場所か:幅広い教養と高い学力を身につけ、様々な大学の学部・学科への進学を目指すコースです。2年生からは、文系、S文系(難関大学の文系学部を目指すコース)、理系の3つのコースに分かれ、より専門的な学習に進みます。
-
どんな生徒におすすめか:まだ将来の夢が具体的に決まっていない人や、文系・理系を問わず幅広い選択肢の中からじっくりと進路を考えたい人におすすめです。
-
-
応用数理科
-
どんなことを学ぶ場所か:理数系の科目に特化した、より高度で専門的な学びを実践するコースです。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の中核を担い、大学の先生から直接講義を受けたり(高大連携)、自ら研究テーマを設定して探求する「課題研究」に取り組んだりします。
-
どんな生徒におすすめか:将来、科学者や研究者、医師、エンジニアなどを目指している人、あるいは単に理科や数学が好きなだけでなく、未知の現象を探求する知的好奇心にあふれ、自ら手を動かして学ぶことに喜びを感じる人におすすめです。
-
この二つの学科選びは、単なる科目の好き嫌いで決めるものではありません。普通科が大学入試という目標達成のために「知識を習得する」アプローチを取るのに対し、応用数理科は研究者としての思考法を身につけ、「新たな知を創造する」プロセスそのものを学びます。自分がどちらの学びのスタイルに惹かれるか、じっくり考えてみることが大切です。
徳島県立城南高等学校の特色・校風
高校生活の充実度は、勉強や部活だけでなく、学校全体の雰囲気、つまり「校風」に大きく左右されます。城南高校はどのような文化を持つ学校なのでしょうか。
キーワードで表現するなら、「文武両道」「自主自立」「伝統と革新」「落ち着いた雰囲気の中に活気あり」といった言葉がぴったりです。
リアルな学校生活:口コミから見る城南高校
中学生の皆さんが本当に知りたいのは、校則の厳しさや日々の課題の量、生徒たちの素顔といったリアルな情報でしょう。在校生や卒業生の声を基に、城南高校の日常をのぞいてみましょう。
-
宿題の量は多い?少ない?
-
これは多くの在校生が口を揃えて「多い」と答えるポイントです。特に週末にはかなりの量の課題が出されるようで、部活動との両立には相当な覚悟と自己管理能力が求められます。しかし、この厳しい環境が、生徒たちの学力を着実に伸ばしているとも言えます。
-
-
校則は厳しい?緩やかか?
-
スマホの扱い:朝のホームルームから帰りのホームルームまでは使用禁止で、カバンの中にしまっておく決まりです。
-
服装・頭髪:パーマや染髪、エクステなどは禁止されています。制服の着こなしについても、ある程度の指導はあるようです。全体的には、県内の進学校として標準的な厳しさと言えるでしょう。
-
アルバイト:原則禁止です。家庭の経済的な事情など、やむを得ない場合に限り、学校の許可を得て行うことができます。ただし、学校生活に慣れることを優先するため、1年生の1学期は許可されません。
-
-
生徒たちの雰囲気は?
-
全体的に「真面目」で「落ち着いている」生徒が多いという評判です。互いに敬意を払い、学習に集中できる環境が整っています。多くの生徒が「城南生」であることに誇りを持っており、学校への愛着が強いのも特徴です。一方で、応用数理科と普通科、あるいは部活に打ち込む生徒と勉強に集中する生徒とでは、少し温度差があるという声も見られます。
-
-
制服の評判は?
-
伝統的なブレザースタイルです。2016年に素材が変更され、家庭で洗濯できるようになりました。女子はスラックスも選択可能です。オプションでセーターやベストもあり、着こなしの幅はあります。口コミでは「可愛い」という声もあり、総じて評判は良好です。
-
-
土曜授業はある?
-
平常の土曜授業に関する明確な情報はありませんが、口コミでは「朝補習などがない」という声があり、学校側が強制する学習時間は少ないようです。これは、学校の「自主自立」の精神を象徴しています。膨大な課題は出されますが、それをいつ、どのようにこなすかは生徒自身の裁量に委ねられているのです。この「自由度の高さ」と「責任の重さ」が城南高校の校風の核であり、自律した学習習慣を持つ生徒にとっては最高の環境ですが、手厚い管理を求める生徒には厳しい環境かもしれません。
-
-
施設・設備は?
-
校舎は建て替えられてから日が浅く、「非常に綺麗で清潔」と評判です。ウォシュレット付きのトイレが設置されているなど、設備も充実しており、快適な環境で学習に集中できます。
-
徳島県立城南高等学校の部活動・イベント
部活動
「文武両道」を掲げる城南高校では、部活動が非常に盛んです。多くの生徒が部活動に加入し、勉強と両立させながら、全国レベルの舞台を目指して日々汗を流しています。
運動部、文化部ともに多種多様なクラブがあり、選択肢が豊富なのも魅力です。ここでは、特に実績が豊富で有名な部活動や、少し珍しい部活動をピックアップして紹介します。
-
女子バレーボール部
-
県内では敵なしと言われるほどの強豪で、全国大会の常連です。春の高校バレー(春高バレー)への連続出場や、インターハイで全国3位という輝かしい実績を誇ります。部訓「今、為さざれば(なさざれば)」を胸に、全国制覇を目指して厳しい練習に取り組んでいます。
-
-
男子硬式テニス部
-
女子バレーボール部と並ぶ、全国レベルの強豪部です。全国選抜高校テニス大会やインターハイに何度も出場しており、「全国ベスト8以上」を目標に掲げています。限られた練習環境を工夫しながら効率的な練習を行い、チームワークを武器に戦っています。
-
-
射撃部
-
高校の部活動としては非常に珍しいクラブです。ビームライフルやエアライフルといった種目で、高い集中力と精神力が求められる競技に取り組んでいます。全国大会に出場する選手も輩出しており、他ではできない貴重な経験ができます。
-
-
FS(ファイアーストーム)実行委員会
-
これも部活動とは少し異なりますが、城南高校を象徴する活動の一つです。後述する伝統行事「ファイアーストーム」の企画・運営を、すべて生徒の手で行います。リーダーシップや協調性など、社会で役立つ実践的な力が身につきます。
-
イベント
城南高校の学校生活を彩る、魅力的なイベントを紹介します。これらの行事は、生徒たちにとって忘れられない思い出となることでしょう。
-
城南祭(文化祭・体育祭)
-
城南高校で最も盛り上がる学校行事です。文化祭では、1年生の合唱コンクール、2年生の教室展示、3年生の食品バザーなど、学年ごとに趣向を凝らした企画が繰り広げられます。体育祭も、クラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。
-
-
ファイアーストーム(FS)
-
城南祭のフィナーレを飾る、70年以上の歴史を持つ伝説的な行事です。体育祭が終わった後のグラウンドに巨大なキャンプファイヤーが組まれ、その周りを全校生徒が肩を組んで校歌や応援歌を歌いながら駆け回ります。厳かな雰囲気で始まる「静の時間」と、炎と共に情熱が爆発する「動の時間」のコントラストが圧巻です。生徒が主体となって運営されるこの行事は、まさに城南高校の「自主自立」の精神の象徴であり、学年を超えた一体感と、母校への強い誇りを育む、かけがえのない体験として、多くの卒業生の心に刻まれています。
-
-
修学旅行
-
近年の行き先は北海道で、3泊4日の日程で実施されています。アイヌ文化を学ぶ「ウポポイ(民族共生象徴空間)」訪問などの文化学習から、ラフティングやファームステイといった大自然を満喫する体験活動、小樽や札幌での班別自主研修まで、盛りだくさんの内容です。仲間との絆を深める、一生の思い出になる旅行です。
-
徳島県立城南高等学校の進学実績
高校選びにおいて、大学進学実績は最も気になるポイントの一つです。城南高校は、県内有数の進学校として、毎年輝かしい実績を上げています。
近年、卒業生の半数以上が国公立大学に現役で合格しており、その割合は50%~57%にものぼります。これは、日々の熱心な学習指導と、生徒たちの高い学習意欲の賜物です。
近年の主な大学合格実績
最新の合格実績(2025年4月時点)を見ると、その実力がよく分かります。
大学分類 | 主な合格大学名と人数 |
国公立大学 | 合計168名(現役)。特に地元への進学に強く、徳島大学に73名、鳴門教育大学に10名が合格。その他、大阪大学(1)、神戸大学(5)、筑波大学(3)、岡山大学(5)など、全国の難関大学にも多数の合格者を輩出しています。 |
難関私立大学 | 関西圏の大学に非常に強く、関関同立(関西大学25、関西学院大学19、同志社大学9、立命館大学19)や産近甲龍(近畿大学67、京都産業大学15、龍谷大学21)に多くの合格者を出しています。関東圏でも、慶應義塾大学(1)、明治大学(4)などに合格しています。 |
その他 | 地元の私立大学である四国大学(27)、徳島文理大学(26)へも多数進学しています。また、専門学校への進学や、浪人を選択してさらに高い目標を目指す生徒もいます。 |
進学実績を支える取り組み
城南高校の優れた進学実績は、単に授業がハイレベルなだけではありません。その背景には、生徒の知的好奇心を引き出し、主体的な学びを促す独自の取り組みがあります。
特に注目すべきは、応用数理科を中心に行われる「高大連携」です。徳島大学をはじめとする大学と密に連携し、大学の教授を招いての特別講義や、大学の研究室を訪問しての実験などを積極的に行っています。最先端の研究に触れる機会は、生徒たちの学習意欲を大いに刺激し、明確な進路目標を持つきっかけとなっています。
また、口コミでは「職員室の前に勉強できるスペースがある」「先生方が質問に熱心に答えてくれる」といった声が多く聞かれます。強制的な補習や講習は少ないものの、生徒が「学びたい」と思った時にいつでもサポートを受けられる環境が整っているのです。これもまた、「自主自立」の精神に基づいた、城南高校ならではの学習サポート体制と言えるでしょう。
徳島県立城南高等学校の特長・アピールポイント
他の高校にはない、城南高校ならではの強みやユニークな取り組みを、7つのポイントにまとめました。
-
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)としての先進的な探究学習
-
応用数理科では、教科書の枠を超えた本格的な研究活動「課題研究」に取り組みます。大学と連携しながら自らテーマを設定し、探求し、発表する経験は、本物の思考力と探究心を育てます。
-
-
150年の歴史が育んだ圧倒的な伝統と「城南プライド」
-
明治時代からの長い歴史は、地域社会からの厚い信頼と、卒業生たちの強い絆、そして在校生の「城南生」としての誇りを育んでいます。
-
-
生徒が主役の伝統行事「ファイアーストーム」
-
70年以上続く、生徒自身が企画・運営する情熱的な後夜祭です。学年を超えた一体感を生み出し、一生忘れられない思い出となる、城南高校の魂ともいえるイベントです。
-
-
「自主自立」を促す自由と責任の校風
-
生徒を子ども扱いせず、一人の人間として信頼し、学習や時間の管理を任せる校風です。この自由な環境が、大学や社会で必要とされる自己管理能力を養います。
-
-
全国レベルで活躍する活発な部活動
-
女子バレーボール部や男子硬式テニス部を筆頭に、全国の舞台で活躍する部が多数あります。「文武両道」を本気で目指せる環境がここにはあります。
-
-
地域の中核を担う、徳島大学への確かな進学実績
-
地元の国立大学である徳島大学へ、毎年非常に多くの合格者を輩出しています。地域に根ざし、質の高い教育を受けたいと考える生徒にとって、最も信頼できる進路の一つです。
-
-
新しく清潔で、学習に集中できる美しい校舎
-
建て替えられたばかりのモダンで美しい校舎は、日々の学習へのモチベーションを高めてくれます。快適で機能的な学習環境が整っています。
-
徳島県立城南高等学校の口コミ・評判のまとめ
ここでは、在校生や卒業生から寄せられた様々な声を、良い点と気になる点に分けて公平にご紹介します。学校選びの参考にしてください。
良い点
-
「先生のサポートが手厚い」という声が多数あります。分からないことがあれば、いつでも親身に質問に答えてくれる先生方が多いようです。
-
「校舎が新しくて綺麗」という点は、多くの生徒が満足しているポイントです。毎日通う場所だからこそ、清潔で快適な環境は大きな魅力です。
-
「行事が最高に楽しい!」特に城南祭やファイアーストームは、他校では味わえない一体感と感動があり、最高の思い出になると評判です。
-
「生徒の質が高く、落ち着いた雰囲気」という意見も目立ちます。真面目で常識のある生徒が多く、いじめなども少ないため、安心して学校生活を送れる環境のようです。
-
「自主自立の校風が自分を成長させてくれる」と感じる生徒も多いです。自ら考えて行動することが求められるため、主体性や自己管理能力が自然と身につきます。
気になる点
-
「とにかく課題が多くて大変」というのは、最も多く聞かれる意見です。部活動との両立は想像以上に厳しく、睡眠時間を削って勉強する生徒も少なくないようです。
-
「文武両道は理想論?」という声もあります。レベルの高い部活とハイレベルな勉強を両立させるのは並大抵のことではなく、どちらかを優先せざるを得ない状況になることもあるようです。
-
「先生の質にばらつきがある」という指摘も一部で見られます。熱心で素晴らしい先生が多い一方で、どの学校にもあるように、相性の合わない先生もいるかもしれません。
-
「自主性を重んじる校風が合わない人もいる」という意見です。手厚い指導や管理を期待していると、自由な校風に戸惑い、学習についていけなくなる可能性も指摘されています。
アクセス・通学
城南高校は徳島市の中心部に位置し、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。
-
最寄り駅からのアクセス
-
JR牟岐線「二軒屋駅」から徒歩約8分
-
徳島市営バス「城南高校前」バス停下車すぐ
-
-
通学エリア
-
城南高校は第3学区(徳島市)に属しているため、徳島市から通学する生徒が最も多いです。
-
しかし、応用数理科という専門学科があることや、県内トップクラスの進学校であることから、学区外の鳴門市、阿南市、吉野川市など、県内全域から電車やバスを利用して通学する生徒も数多くいます。駅からのアクセスが良いことも、広いエリアから生徒が集まる理由の一つです。
-
徳島県立城南高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
ここまで読んでくれて、本当にありがとう。徳島県立城南高等学校が、どれほど歴史と魅力にあふれた学校か、感じてもらえたでしょうか。最後に、進学アドバイザーとして、城南高校を目指す君たちに心からのエールを送ります。
城南高等学校は、特に「自ら学ぶ意欲のある生徒」そして「高い目標に向かって努力を続けられる生徒」に強くおすすめします。受け身の姿勢ではなく、自ら課題を見つけ、先生や仲間を巻き込みながら解決していく。そんな主体的な学びを楽しめる人にとって、城南高校の「自主自立」の環境は、君の可能性を無限に広げてくれるはずです。
受験勉強で最も力を入れてほしいのは、何と言っても「内申点」です。特に、音楽や体育などの実技教科は評定が2倍になることを忘れずに、一つひとつの授業、一つひとつの提出物を大切にしてください。中1、中2の成績が、3年生になった君を大きく助けてくれます。城南高校への挑戦は、決して平坦な道のりではありません。しかし、その先には、情熱的な仲間たちと共に過ごす、かけがえのない3年間が待っています。健闘を心から祈っています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。