徳島北高等学校は、あなたの「なりたい自分」を見つけ、育むための素晴らしい環境が整った学校です。県内トップクラスの学力、特に全国的にも評価の高い国際英語科での学びと、活気あふれる学校行事や部活動が両立できる場所として、多くの先輩たちが充実した3年間を過ごしてきました。勉強も、友情も、青春も、すべてに全力で打ち込めるのが徳島北高等学校の大きな魅力です。
この学校の特色は、ただ教科書から学ぶだけではありません。生徒の自主性を尊重する自由な校風のもと、仲間との対話や多彩な国際交流、主体的に課題を探究する学習などを通じて、これからの社会で本当に必要とされる力を身につけることができます。ここでは、机に向かう時間と同じくらい、人との関わりや経験から得る学びが大切にされています。
この記事では、偏差値や入試の仕組みといった具体的な情報から、学校生活のリアルな様子が伝わる口コミ、そして在校生が主役となって盛り上がるイベントの魅力まで、徳島北高校のすべてを詳しく、そして分かりやすく解説していきます。この記事が、あなたの未来の選択肢を広げ、最高の高校生活への第一歩を踏み出すための、心強い味方となることを願っています。
徳島北高等学校の基本情報
まずは、徳島北高等学校の基本的な情報を確認しておきましょう。学校選びの第一歩は、正確な情報を知ることから始まります。
項目 | 内容 |
正式名称 | 徳島県立徳島北高等学校 |
公立/私立の別 | 公立 |
共学/男子校/女子校の別 | 男女共学 |
所在地 | 〒771-1153 徳島市応神町吉成字中ノ瀬40-6 |
代表電話番号 | 088-698-8004 |
公式サイトURL | https://tokushimakita-hs.tokushima-ec.ed.jp/ |
徳島北高等学校の偏差値・難易度・併願校
徳島北高等学校の受験を考える上で、最も気になるのが偏差値や難易度でしょう。ここでは、具体的な数値だけでなく、徳島県の高校入試制度のポイントも踏まえて、合格に必要な学力を詳しく解説します。
学科・コース別偏差値
徳島北高校には2つの学科があり、それぞれで求められる学力レベルが異なります。各種模試のデータによると、最新の偏差値の目安は以下の通りです。
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国際英語科:
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普通科:
国際英語科は県内でも最難関レベルのコースであり、非常に高い学力が求められます。普通科も県内の公立高校の中では上位に位置し、しっかりとした受験対策が必要です。
難易度のイメージと内申点の重要性
偏差値の数字だけでは、実際の難易度は掴みにくいかもしれません。徳島県の公立高校入試では、「内申点」が合否に大きく影響するため、この仕組みを理解することが非常に重要です。
徳島県の入試では、学力検査(5教科500点満点)と内申点(調査書)が同等に評価される傾向にあります。そして、その内申点の計算方法が特徴的です。
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対象学年:中学1年生から3年生までの3年間の成績がすべて評価対象となります。
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計算方法:各学年で「主要5教科の5段階評価の合計」+「実技4教科の5段階評価の合計 × 2」で算出されます。1学年あたり65点満点、3年間で合計195点満点です。
この計算方法からわかるように、音楽、美術、保健体育、技術・家庭といった実技教科の評定が2倍になるため、これらの教科で良い成績を収めることが、内申点アップの鍵となります。中学1年生の時から、定期テスト対策はもちろん、授業態度や提出物など、すべての活動に真剣に取り組む姿勢が求められます。
合格に必要な内申点の目安として、普通科を目指す場合、各学年で45点満点中39点前後が一つの目標となるようです。非常に競争率の高い国際英語科では、43点以上を目指すくらいの高いレベルが求められるでしょう。学力検査では、まず5教科合計で330点以上をボーダーラインとして目指すことが推奨されています。
主な併願校
徳島県の公立高校入試では、出願は1校に限られるため、公立高校同士の併願はできません。そのため、徳島北高校を受験する場合、併願先は私立高校となります。
学力レベルや立地から、多くの受験生が以下の私立高校を併願校として選択する傾向があります。
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生光学園高等学校
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徳島文理高等学校
これらの私立高校の入試は、公立高校の入試よりも早い日程で行われるため、事前にしっかりとスケジュールを確認しておくことが大切です。
徳島北高等学校に設置されている学科・コース
徳島北高等学校には、それぞれに特色ある2つの学科が設置されています。自分の興味や将来の目標に合わせて、どちらの道に進むか考えてみましょう。
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国際英語科
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どんなことを学ぶ場所か:英語を「学ぶ」だけでなく「使う」ことに重点を置いた、県内最高峰の英語専門学科です。「ディベート・ディスカッション」や地球規模の課題を英語で探究する「Global Issues」といった専門科目が豊富で、複数のネイティブ教員による指導が受けられます。
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どんな生徒におすすめか:将来、国際的な舞台で活躍したい人、海外の大学に進学したい人、とにかく英語が大好きで、その能力を徹底的に高めたい人に最適です。
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普通科
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どんなことを学ぶ場所か:国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、5教科を中心にバランス良く学力を高める学科です。独自の探究学習「K-TOP」などを通じて、思考力や表現力も養います。
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どんな生徒におすすめか:文系・理系を問わず、幅広い分野への進学を考えている人、まずは高校でしっかりとした学力の土台を築きたい人におすすめです。
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特に注目すべきは、国際英語科が2年生から文系(ヒューマニティコース)と理系(サイエンスコース)に分かれる点です。これにより、例えば医師や研究者を目指す理系の生徒も、高度な英語運用能力を同時に身につけることが可能です。これは他の高校にはない、徳島北高校ならではの大きな強みと言えるでしょう。
徳島北高等学校の特色・校風
徳島北高校は、どのような雰囲気の学校なのでしょうか。ここでは、キーワードや口コミを基に、日々の学校生活のリアルな姿に迫ります。
学校全体の文化を一言で表すなら、「生徒主体」「文武両道」「比較的自由」「明るく活発」といったキーワードがぴったりです。
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宿題の量:いわゆる「自称進学校」と評されることもあり、特に大学進学を強く意識している生徒にとっては、朝補習や課題など、学習量は少なくないようです。ただし、生徒のやる気によって取り組みには差が見られるとの声もあります。
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校則(スマホ、服装など):校則は、生徒の自主性を尊重する形で運用されているのが最大の特徴です。
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生徒が主体となって校則を見直すプロセスが確立されており、実際に生徒からの提案で「男女ともにネクタイ・リボンを自由に選択可能にする」「着心地の良い新素材の制服を導入する」といった変更が実現しています。これは、学校が 生徒を信頼し、対等なパートナーとして捉えている証拠であり、他校にはない大きな魅力です。
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スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内では電源を切り、カバンにしまうのがルールです。授業中の使用は禁止されています。
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頭髪については、染髪やパーマは禁止といった一般的なルールが適用されています。化粧やピアスについても、生徒会で議論されましたが、現状は認められていないようです。
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生徒たちの雰囲気:全体的に明るく活発な生徒が多く、学校生活を楽しんでいる様子がうかがえます。一方で、口コミでは「勉強への意欲の差が激しい」という指摘も多く見られます。高い目標を達成するためには、周りに流されず、自分を律する力が必要になる場面もあるでしょう。
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アルバイト:原則として禁止されています。特別な事情がある場合は、担任の先生への相談が必要です。
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制服の評判:「可愛い」と評判で、特に冬服が人気です。前述の通り、生徒の意見を反映して、より快適な新素材の制服が導入されるなど、進化を続けています。
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土曜授業:平常授業はありませんが、模試や学校行事が土曜日に行われることはあります。
徳島北高等学校の部活動・イベント
勉強だけでなく、部活動や学校行事に打ち込めるのも高校生活の醍醐味。徳島北高校の活気あふれる活動を紹介します。
部活動
運動部15、文化部14と、非常にバランスの取れた部活動が揃っており、多くの生徒が文武両道を目指して活動に励んでいます。
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運動部の様子:
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特に実績が豊富なのは陸上競技部です。個人・団体ともに県大会や四国大会で常に上位の成績を収めています。中でも女子駅伝チームは、県予選を勝ち抜き全国大会に出場するという快挙を成し遂げたこともあります。
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サッカー部や野球部も県内の強豪として知られ、毎年熱い戦いを繰り広げています。
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その他、柔道部、ソフトテニス部、バドミントン部なども活発に活動しています。
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文化部の様子:
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学校の特色を反映し、英会話・ディベート部はネイティブの先生方と共に大会出場など積極的に活動しています。
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珍しい部活動としては、コンピュータ・化学・地学・生物の4部門に分かれて専門的な探究ができるサイエンス部や、伝統的な百人一首かるた部などがあります。
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吹奏楽部、合唱部、書道部といった文化系の定番の部活動も充実しています。
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イベント
徳島北高校の学校生活は、多彩なイベントで彩られています。仲間との絆を深め、忘れられない思い出を作ることができます。
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北高祭(文化祭・体育祭):9月上旬に開催される、学校最大のイベントです。
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文化祭では、クラスごとの展示や模擬店に加え、有志による歌やダンスが披露されるステージ企画「北高ステーション」が大変な盛り上がりを見せます。
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体育祭は、クラス対抗リレーや綱引きといった定番競技はもちろん、「野を越え山越え」という障害物競走のようなユニークな種目もあり、生徒たちの熱気と歓声に包まれます。3年生による応援合戦は圧巻です。
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修学旅行:2年生の時に実施され、クラスメイトとの絆を深める絶好の機会です。行き先は年度によって異なりますが、生徒たちにとって最も心に残る行事の一つです。
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国際交流イベント:国際英語科を中心に、年間を通じて様々な国際交流が行われています。
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国際英語科1年生が参加するオーストラリアへの海外語学研修では、ホームステイをしながら現地の学校で学び、実践的な英語力と異文化理解を深めます。
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ノルウェーやオーストラリア、スウェーデンなど、世界各国からの留学生を積極的に受け入れており、日常的に異文化に触れる機会が豊富にあります。
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英語弁論大会やディベート大会にも積極的に参加し、県大会や四国大会、さらには全国大会で優秀な成績を収めています。
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徳島北高等学校の進学実績
徳島北高等学校は、県内有数の進学校として、国公立大学を中心に非常に高い進学実績を誇っています。生徒一人ひとりの希望進路を実現するための手厚いサポート体制が、この実績を支えています。
最新の大学進学実績
近年の卒業生の進路を見ると、国公立大学への合格率は毎年45%から57%前後と高い水準で推移しており、多くの生徒が難関を突破していることがわかります。
以下は、過去3か年(令和4年〜令和6年)の主な大学の合格者数です(既卒生含む)。
分類 | 主な大学名 | 合格者数(3か年合計の参考) |
国公立大学 | 徳島大学、鳴門教育大学、香川大学、愛媛大学、高知大学、岡山大学、広島大学、神戸大学、大阪大学、京都大学、九州大学、筑波大学など | 徳島大学は毎年45名〜70名以上と最多。関西圏や中国・四国地方の主要大学に多数合格。 |
難関私立大学 | 関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学(関関同立)、早稲田大学、慶應義塾大学、中央大学など | 関関同立をはじめとする全国の難関私立大学にも、毎年安定して合格者を輩出。 |
その他 | 近畿大学、龍谷大学、四国大学、徳島文理大学、海外の大学(テイラーズ大学など) | 生徒の多様な進路希望に応え、幅広い大学や専門学校、海外大学へも進学しています。 |
進学実績を支える取り組み
高い進学実績の背景には、学校のきめ細やかな進学指導体制があります。
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補習・講習:夏休みなどの長期休暇中には、学年やレベルに応じた補習が実施されます。また、難関大学志望者向けの講演会なども開催され、生徒の学習意欲を高めています。
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全国模試の活用:大手予備校が実施する全国統一模試(全統模試など)を定期的に校内で実施し、生徒が自身の学力レベルを客観的に把握し、目標設定に役立てています。
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進路指導:大学入学共通テストの説明会や、個々の生徒の適性や希望に応じたキャリア教育など、年間を通じて計画的な進路指導が行われています。
徳島北高等学校の特長・アピールポイント
数ある高校の中から徳島北高校が選ばれる理由は何でしょうか。他の高校にはない、独自の強みやユニークな取り組みを7つのポイントにまとめました。
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圧倒的な「国際英語科」の存在
単なる英語コースではなく、ネイティブ教員が複数在籍し、ディベートや探究学習など専門的な授業を展開。海外語学研修も充実しており、理系進学にも対応したカリキュラムは、グローバルな舞台で活躍したい生徒にとって最高の環境です。
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生徒が主役の「進化する校則」
生徒会が中心となり、服装などの校則を主体的に見直すプロセスが確立されています。生徒の声が学校運営に反映される民主的な校風は、自主性と責任感を育む貴重な機会となっています。
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思考力を磨く探究学習「K-TOP」
全校生徒が取り組む課題探究学習プログラムです。自らテーマを設定し、調査・分析・発表を行う一連の活動を通じて、大学での研究や社会で必要となる本質的な思考力を養います。
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最先端の学びを実現する「北高DXハイスクール」
生徒一人ひとりが自分の端末を活用し、オンラインプラットフォームを駆使した協働学習や即時性の高い意見交換など、ICTを積極的に授業に取り入れています。これにより、主体的で深い学びが実現されています。
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JR勝瑞駅すぐそば、抜群のアクセス
最寄りのJR勝瑞駅から徒歩わずか2分という立地は、大きな魅力です。これにより、徳島市内に限らず、県内広域から多くの生徒が通学しており、多様な生徒が集まる環境が生まれています。
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活気あふれる学校行事と全国レベルの部活動
全校生徒が一体となって盛り上がる「北高祭」や、全国大会に出場する陸上競技部をはじめとする活発な部活動が、充実した学校生活を約束します。勉強と両立しながら青春を謳歌できる環境です。
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海外姉妹校とのリアルな国際交流
ニュージーランド、タイ、ドイツにある姉妹校との提携により、留学生の受け入れや相互訪問など、生きた国際交流の機会が豊富に用意されています。世界を身近に感じることができる環境です。
徳島北高等学校の口コミ・評判のまとめ
実際に通っている生徒や卒業生は、徳島北高校をどのように感じているのでしょうか。ここでは、様々な口コミを公平にまとめ、学校生活のリアルな姿をお伝えします。
良い点
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「学校生活がとにかく楽しい」という声が圧倒的に多いです。体育祭や文化祭などの行事が非常に盛り上がり、クラスの団結力が強く、最高の思い出が作れると評判です。
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「先生との距離が近く、親身になってくれる」という意見も目立ちます。質問に行けば丁寧に教えてくれるなど、生徒に寄り添ったサポートを実感している生徒が多いようです。
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「国際英語科のカリキュラムは県内トップレベル」と、特に国際英語科の生徒からの満足度は非常に高いです。質の高い授業と豊富な国際交流の機会が魅力とされています。
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「自由な校風でのびのび過ごせる」点も高く評価されています。校則が厳しすぎず、生徒の自主性が尊重される文化が、明るく活発な雰囲気につながっているようです。
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「制服が可愛い」という評判も多く、学校選びの一つのポイントになっているようです。
気になる点
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最も多く聞かれるのが、「自称進学校」という言葉に象徴される「生徒間の意欲の差」です。非常に高い目標を持つ生徒がいる一方で、学校生活を楽しむことに重きを置く生徒も多く、学習環境は本人の自主性に大きく委ねられます。高いレベルの大学を目指すには、周りの雰囲気に流されず、強い意志で勉強に取り組む自己管理能力が不可欠です。
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「先生に当たり外れがある」という声も一部で見られます。熱心で素晴らしい先生が多い一方で、授業の分かりやすさなどにばらつきを感じる生徒もいるようです。
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「施設の一部が古い」という指摘もあります。ガラス張りの渡り廊下など綺麗な部分も多いですが、トイレなどの水回りの古さを気にする意見が見られました。
アクセス・通学
徳島北高等学校への通学は、公共交通機関の利用が非常に便利です。
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最寄り駅からのアクセス
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JR高徳線「勝瑞駅」で下車し、徒歩約2分です。駅のすぐ目の前が学校という抜群の立地で、汽車通学の生徒にとっては大変便利です。
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通学エリア
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徳島北高校の立地は徳島市応神町ですが、近隣の北島町や藍住町からの通学者も非常に多いです。
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普通科は「第3学区」に指定されており、主に徳島市内の生徒が対象となります。ただし、松茂町、北島町、藍住町、神山町などの一部地域は重複区域として通学が認められています。
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国際英語科の学区は「県内全域」です。そのため、汽車を利用して徳島県内の様々な地域から意欲の高い生徒が集まっています。
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徳島北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
ここまで読んでくれてありがとうございます。徳島北高等学校の魅力、伝わりましたか?最後に、進学アドバイザーとして、皆さんへの応援メッセージを送ります。
徳島北高等学校は、「自由な環境で、自分の可能性を試したい」と考える生徒に特におすすめです。誰かに管理されるのではなく、自分で目標を立てて努力できる人、勉強も部活も行事も、すべてに全力で取り組んで高校生活を謳歌したい人にとって、最高の舞台となるでしょう。特に、世界に目を向け、本物の英語力を身につけたいなら、徳島北高校の国際英語科は県内随一の選択肢です。
受験勉強では、徳島県独自の「内申点」の仕組みを意識することが合格への近道です。中学1年生の時から、主要5教科だけでなく、音楽や体育などの実技教科にも真剣に取り組み、一つひとつの提出物や授業を大切にしてください。その日々の積み重ねが、入試本番であなたを支える大きな力になります。徳島北高校は、君が主役になれる学校です。自分の力を信じて、夢への挑戦を楽しんでください。心から応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。