近畿大学附属広島高等学校 東広島校は、皆さんの「未来」を力強くサポートしてくれる、活気と熱意に満ちた学校です。西日本を代表する総合大学である近畿大学の附属校として、大学進学に向けた確かな学力と、社会で活躍するための人間力を育むことに力を入れています。多くの生徒が系列の近畿大学へ進学する一方で、国公立大学や難関私立大学への道も力強く切り拓いているのが大きな特長です。

この学校の魅力は、高いレベルの学習環境だけではありません。例えば、ダンス部はアメリカの国際大会で準優勝するほどの輝かしい実績を誇り、勉強と部活動を両立させる「文武両道」の精神が根付いています。近畿大学附属広島高等学校 東広島校での3年間は、”Aim for a Higher Level!!”(より高いランクを目指して)というモットーの通り、常に高い目標に向かって仲間と切磋琢磨し、自分を大きく成長させる挑戦の日々となるでしょう。

この記事では、そんな魅力あふれる近畿大学附属広島高等学校 東広島校について、偏差値やコースの違いといった基本的な情報から、学校生活のリアルな様子がわかる在校生や卒業生の口コミ、そして受験を乗り越えるためのアドバイスまで、皆さんが本当に知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、きっと「この学校で高校生活を送りたい!」と思えるかどうか、具体的なイメージが湧いてくるはずです。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。学校選びの第一歩として、所在地や連絡先は正確に把握しておくことが大切です。

項目 内容
正式名称 近畿大学附属広島高等学校 東広島校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒739-2116 広島県東広島市高屋うめの辺2
代表電話番号 082-434-7111
公式サイトURL https://hh.kindai.ac.jp/

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の偏差値・難易度・併願校

近畿大学附属広島高等学校 東広島校は、広島県内でもトップクラスの学力を誇る私立高校です。コースによって難易度が異なるため、自分の学力や目標に合ったコースを見極めることが重要になります。

  • ADⅡコース: 偏差値 67

  • ADⅠコース: 偏差値 61

ADⅡコースの偏差値67は、県内の私立高校の中でも非常に高い水準です。同じくらいの偏差値の高校としては、広島なぎさ高校(偏差値65)や広島新庄高校(偏差値65)などが挙げられ、難易度の高さがうかがえます。このレベルの高校に合格するためには、中学校での学習内容を完璧に理解していることはもちろん、応用力も求められます。

合格の鍵を握るのが「内申点」です。この学校の入試は、当日の学力試験だけでなく、中学校3年間の成績が大きく影響します。特に「特別推薦」を狙う場合、ADⅡコースでは中学3年間の5教科の内申点が75点満点中60点以上、ADⅠコースでは9教科の内申点が135点満点中88点以上といった明確な基準が設けられています。これは、日々の授業態度や提出物、定期テストの成績がいかに重要かを示しています。

また、公立高校との併願を考えている受験生にとって心強いのが、「得点保障制度」です。これは、一定以上の内申点(例えば評定平均4.2以上など)を持っていると、当日の入試得点に上乗せがある、あるいは一定の点数が保障される制度です。この制度があるため、多くの受験生が、広島高校、舟入高校、基町高校といった県内のトップレベルの公立高校の併願校として近畿大学附属広島高等学校 東広島校を選んでいます。このことからも、中学校1年生の時からコツコツと良い成績を積み重ねていくことが、合格への一番の近道と言えるでしょう。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校に設置されている学科・コース

近畿大学附属広島高等学校 東広島校には、生徒一人ひとりの進路目標に合わせて、2つの普通科コースが設置されています。それぞれのコースの特色を理解し、自分の目指す未来に合った場所を選びましょう。

  • ADⅡコース (アドバンストⅡコース)

    • 最難関の国公立大学や私立大学、医学部などへの進学を目指すトップレベルのコースです。授業の進度も速く、ハイレベルな内容を学びます。高い目標を持ち、勉強に打ち込む覚悟のある生徒におすすめです。

  • ADⅠコース (アドバンストⅠコース)

    • 系列の近畿大学をはじめ、有名私立大学や国公立大学への進学を目指すコースです。基礎学力を固めながら、部活動などにもしっかり取り組みたい生徒におすすめ。近畿大学への推薦枠が豊富なのも大きな魅力です。

このコース分けは、単なるカリキュラムの違い以上の意味を持っています。口コミによると、クラス分けは模試の成績によって毎年行われるため、校内には常に良い意味での緊張感があります。ADⅡコースは国公立大学進学、ADⅠコースは近畿大学進学という大まかな目標が設定されており、それぞれの目標達成に向けた手厚いサポートが受けられます。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の特色・校風

この学校の雰囲気をキーワードで表すなら、「文武両道」「勉強熱心」「規律重視」「大学進学特化」といった言葉がぴったりです。勉強に集中できる環境が整っている一方で、いくつかの特徴的な校風があります。

  • 宿題の量

    • 「多い」という声が圧倒的多数です。しかし、これをポジティブに捉える意見も多く、「宿題をきちんとこなせば塾に行かなくても学力がつく」「親としては塾代が浮いて助かる」といった声もあります。毎日コツコツと課題に取り組む習慣が自然と身につく環境と言えるでしょう。

  • 校則

    • 「非常に厳しい」という口コミが多く見られます。「髪の毛が肩についたら結ばなければならない」といった頭髪に関する規定や、服装のチェックなど、規律を重んじる姿勢がうかがえます。スマホの使用に関しても、校内では厳しい制限があるようです。自由な校風を求める人には少し窮屈に感じるかもしれませんが、学習に集中するための環境づくりと捉えることもできます。

  • 生徒たちの雰囲気

    • 全体的に「真面目」で落ち着いた生徒が多いようです。ただし、学力別のクラス編成の影響もあり、上のクラスの生徒はより学習意欲が高く、下のクラスは和気あいあいとした雰囲気、といった違いがあるかもしれません。中には「クラスの半分はオタク気質で、自分にとっては居心地が良かった」というユニークな意見もあり、多様な個性を持つ生徒が集まっていることがわかります。

  • アルバイト

    • 申請をして許可が下りれば可能ですが、実際に行っている生徒はほとんどいないようです。これは、日々の宿題の多さや部活動、補習などで、アルバイトをする時間的な余裕がないことが大きな理由でしょう。

  • 制服の評判

    • 制服については、比較的好評なようです。特に、女子はリボンとネクタイを自由に選べるなど、ある程度の着こなしの自由度が認められています。清潔感のあるデザインで、生徒たちからも受け入れられているようです。

  • 土曜授業

    • 正規の授業は基本的にありませんが、「週末にも勉強ができるように学校を開放している」「放課後も夜8時頃まで残って勉強できる」という口コミが多く、土曜日も自習のために登校する熱心な生徒が多いようです。希望者向けの講習や模試が土曜日に行われることもあります。

総じて、近畿大学附属広島高等学校 東広島校は、大学進学という明確な目標達成のために、学校全体で生徒をサポートする体制が整った学校です。その分、規律は厳しく、求められる学習量も多いですが、その環境に身を置くことで、確実に学力と自己管理能力を伸ばすことができるでしょう。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の部活動・イベント

部活動

近畿大学附属広島高等学校 東広島校は、「文武両道」を掲げており、勉強だけでなく部活動にも非常に力を入れています。運動部・文化部ともに充実しており、多くの生徒が部活動に参加して高校生活を謳歌しています。

特に全国レベルでその名を知られているのが、以下の部活動です。

  • ダンス部

    • この学校の顔ともいえる存在で、その実力は折り紙付きです。全国中学校ダンスドリル選手権大会での全国3位入賞や、アメリカで開催された国際大会「Dance Team Nationals & World Championships」で準優勝するなど、国内外で輝かしい成績を収めています。プロスポーツチームのハーフタイムショーに出演したり、日頃お世話になっている地域の方々への感謝を伝えるために自主的に「感謝祭」を企画・開催したりと、「地域貢献」をモットーにした活動も積極的に行っており、技術だけでなく人間性も磨ける部活動です。

  • 陸上競技部

    • ダンス部と並んで、高い実績を誇る部活動です。過去には棒高跳で全国大会3位に入賞した選手を輩出しており、県大会や中国大会でも常に上位の成績を収めています。全国大会を目指すトップレベルの選手から、高校から陸上を始めた初心者まで、それぞれの目標に向かって切磋琢磨できる環境が整っています。

これらの部活動以外にも、多くの運動部、文化部が活発に活動しており、生徒たちは自分の興味や目標に合わせて部活動を選び、充実した時間を過ごしています。

イベント

学校生活を彩るイベントも、この学校の魅力の一つです。仲間との絆を深め、忘れられない思い出を作ることができます。

  • 文化祭(近校祭)

    • 例年9月に行われる学校最大のイベントです。1日目は生徒のみで、ステージでの演劇やダンスパフォーマンスなどを楽しみ、2日目は保護者なども来場し、クラスごとの模擬店や文化部の展示で盛り上がります。一部の口コミでは「研究発表会のようで少し真面目な雰囲気」という声もありますが、ダンス部や吹奏楽部の圧巻のパフォーマンスが見られるなど、見どころも多いようです。

  • 体育祭

    • 春(4月や5月)に開催されるイベントです。クラス対抗で様々な競技に臨み、団結力を高めます。文化祭同様、「少し盛り上がりに欠ける」という意見も一部にはありますが、クラス一丸となって勝利を目指す経験は、かけがえのないものになるでしょう。

  • 修学旅行・研修

    • 高校2年生で修学旅行が実施されます。また、1年生の時には大学のオープンキャンパスに参加したり、「高大接続サイエンスプログラム」といった大学と連携した学術的なイベントに参加したりする機会も豊富に用意されています。これらの行事を通じて、学習へのモチベーションを高め、将来の進路を具体的に考えるきっかけを得ることができます。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の進学実績

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の最大の強みの一つが、その卓越した大学進学実績です。附属校ならではの強みを活かしつつ、生徒一人ひとりの希望進路を実現するための手厚いサポート体制が整っています。

  • 近畿大学への進学

    • 最大の特長は、系列の近畿大学への強力な進学ルートです。例えば、ある年度では在籍生徒約220名のうち134名が近畿大学へ合格しており、これは生徒と保護者にとって大きな安心材料となっています。医学部から文系学部まで、多様な選択肢の中から自分の未来を選ぶことができます。

  • 国公立大学

    • 国公立大学へも毎年安定して60名以上の合格者を輩出しています。特に地元の広島大学には毎年20名以上が合格しており、強いつながりを持っています。その他、京都大学、大阪大学、東京大学といった最難関大学にも合格者を出すなど、高い教育水準を証明しています。

  • 難関私立大学

    • 関西の「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)には合計42名、関東の「GMARCH」(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)には合計19名、「早慶上理」(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)にも合計10名が合格しており、全国の有名私立大学にも多くの生徒が進学しています。

主要大学合格実績(2025年度入試など近年の実績例)

進路分類 主な大学名および合格者数
近畿大学(附属校推薦等) 134名(2021年度実績例)
国公立大学 合計60名以上(毎年)。広島大(21)、岡山大(5)、大阪大(4)、京都大(1)、東京大(1)など
難関私立大学(早慶上理) 合計10名
難関私立大学(GMARCH) 合計19名
難関私立大学(関関同立) 合計42名

これらの輝かしい実績を支えているのが、充実した学習サポート体制です。授業の進度が速く、ついていくのが大変な時も、先生方が頻繁に補習を開いて丁寧にフォローしてくれます。また、放課後は夜8時まで学校に残って自習ができたり、夏休みなどの長期休暇中には勉強合宿が開催されたりと、生徒が勉強に集中できる環境が徹底的に整備されています。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、この学校ならではの強みやユニークな取り組みを7つのポイントにまとめました。

  • 近畿大学への強力な進学ルート

    • 卒業生の大半が近畿大学へ進学できるという事実は、将来への安心感につながる最大の魅力です。高いレベルの教育を受けながら、大学受験のプレッシャーを軽減できるという大きなメリットがあります。

  • 全国レベルで活躍する部活動

    • 国際大会で準優勝するダンス部や、全国大会入賞経験のある陸上競技部など、日本トップレベルの部活動があります。高い目標を持って何かに打ち込みたい生徒にとって、最高の環境が用意されています。

  • 先進的なICT教育環境

    • 全館Wi-Fiが完備され、生徒一人ひとりがChromebookを所有しています。特定のOSやソフトに依存しない、実社会で本当に役立つ汎用的なICTスキルを身につけることを目標としており、未来を生き抜く力を育みます。

  • 未来を拓くグローバル教育

    • オンライン英会話やVR英会話、カナダなどへの海外研修プログラムが充実しています。英語を使って世界とつながり、国際的な視野を広げるための多様な機会が提供されています。

  • 手厚い学習サポート体制

    • 先生方による丁寧な補習や、夜遅くまで利用できる自習環境、長期休暇中の勉強合宿など、塾に通わなくても志望校に合格できるほどの徹底した学習サポートが受けられます。

  • 中高大連携のキャリア教育

    • 中学・高校の早い段階から近畿大学の学部見学や出張講義に参加する機会があり、自分の将来像を具体的に描くことができます。大学での学びを身近に感じることで、学習への意欲も高まります。

  • 綺麗で快適な施設・設備

    • 比較的新しい体育館や、特に綺麗だと評判のトイレなど、生徒が毎日を快適に過ごせるように施設が整備されています。清掃は専門のスタッフが行うため、生徒は勉強や部活動に集中できます。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生の「生の声」は、学校選びにおいて非常に参考になります。ここでは、様々な口コミを公平にまとめました。

  • 良い点

    • 先生のサポートが手厚い:「質問に行くといつでも親身に教えてくれる」「進路相談に熱心に乗ってくれる先生が多い」など、生徒一人ひとりに向き合ってくれる先生方の姿勢を評価する声が多数あります。

    • 勉強に集中できる環境:「宿題は多いけれど、その分実力がつく」「周りの生徒も真面目なので、自然と勉強する雰囲気になる」といった、学習環境の良さを挙げる声が多いです。

    • 高い進学実績と近大への道:「頑張れば難関大学を目指せるし、近畿大学への進学という安心材料もある」というように、進路の選択肢の広さと確実性を評価する意見が見られます。

    • 施設が綺麗で快適:「体育館が新しくて気持ちいい」「トイレが本当に綺麗で嬉しい」など、学習環境の快適さを評価する声もあります。

  • 気になる点

    • 校則が非常に厳しい:「スマホの持ち込みはOKでも校内では使えない」「頭髪や服装のチェックが厳しい」など、校則の厳しさに対する不満は最も多く聞かれる意見です。自由を求める生徒には合わない可能性があります。

    • 学力至上主義とクラス格差:「模試の成績だけでクラスが決まるのでプレッシャーが大きい」「下のクラスだと先生から見下されているように感じることがある」といった、学力による扱いの違いやクラス間の格差を指摘する声があります。

    • 先生の質にばらつきがある:「熱心で素晴らしい先生も多いが、中には古い考え方の先生や、生徒への当たりが強い先生もいる」というように、先生の「当たり外れ」があるという意見も見受けられます。

    • 行事の盛り上がりに欠けるという声:「文化祭や体育祭は、他の高校に比べてあまり盛り上がらない」「もっと生徒が主体的に楽しめる内容にしてほしい」など、学校行事に対する物足りなさを感じる生徒もいるようです。

アクセス・通学

近畿大学附属広島高等学校 東広島校は、東広島市の閑静な学園都市エリアに位置しています。

  • 最寄り駅

    • JR山陽本線「西高屋」駅

  • 駅からのアクセス

    • 徒歩:約15分

    • バス:西高屋駅から芸陽バス「高美が丘循環」に乗車し、約5分。「近畿大学前」バス停で下車すぐ。

  • 通学エリアの傾向

    • JRの駅が最寄りということもあり、地元の東広島市内からはもちろん、広島市、呉市、三原市など、広範囲から多くの生徒が通学しています。専用のスクールバスなどはないため、多くの生徒が公共交通機関を利用しています。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとうございます。最後に、進学アドバイザーとして、この学校を目指す皆さんへ応援メッセージを送ります。

近畿大学附属広島高等学校 東広島校は、明確な目標を持ち、それに向かって努力を惜しまない生徒にとって、最高の環境を提供してくれる学校です。近畿大学への進学、あるいは最難関国公立大学への挑戦、どちらの夢も全力で応援してくれます。厳しい規律や多い宿題も、自分を成長させるためのステップだと前向きに捉えられる、自己管理能力の高い君にこそ、この学校はぴったりです。高いレベルの仲間たちと切磋琢磨しながら、充実した3年間を送りたいと強く願うなら、ぜひ挑戦してみてください。

受験勉強で特に力を入れてほしいのは、「内申点」です。この学校の入試では、3年生の成績だけでなく、1、2年生の成績も評価の対象になります。今からでも決して遅くはありません。日々の授業を大切にし、提出物をきちんと出し、定期テストで一つでも良い点を取ることを心がけてください。その地道な努力が、合格への一番の近道になります。近畿大学附属広島高等学校 東広島校への道は決して楽ではありませんが、その先には、皆さんの努力に必ず応えてくれる素晴らしい学校生活が待っています。皆さんの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。