大分県立玖珠美山高等学校は、豊かな自然に囲まれた玖珠町にあり、普通科と農業系の地域産業科を併せ持つユニークな高校です。2015年に玖珠農業高校と森高校が統合して誕生した比較的新しい学校で、「自立・創造・協同」の校訓のもと、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートしています。
大分県立玖珠美山高等学校の基本情報
大分県立玖珠美山高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:46 地域産業科:37
昭和学園高等学校 東九州龍谷高等学校 藤蔭高等学校 楊志館高等学校
大分県立玖珠美山高等学校に設置されている学科・コース
普通科
大学進学から就職まで、幅広い進路に対応するための学力を身につける学科です。2年次からは、国公立大学や難関私立大学を目指す「アドバンストクラス」と、私立大学や短期大学、専門学校、就職など多様な進路に対応する「標準クラス」に分かれ、一人ひとりの目標に合わせたきめ細やかな指導が受けられます。 地域産業科
農業を中心に、食品加工や流通、情報処理など、地域の産業を支えるための専門的な知識と技術を学ぶ学科です。野菜や草花の栽培、ジャムなどの加工品作りといった実習が豊富で、実践的に学ぶことができます。 将来、農業や食品関連の仕事に就きたい人、地域社会に貢献したい人におすすめです。
大分県立玖珠美山高等学校の特色・校風
地域密着 文武両道 落ち着いた雰囲気 アットホーム
宿題の量 :量は標準的という声が多いですが、進学を目指す普通科のアドバンストクラスでは、放課後や土曜講座など補習が充実しており、自主的な学習が求められるようです。校則 :他の高校と比較すると、やや厳しいという意見が見られます。特に頭髪や服装に関する指導は、定期的に行われるようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められており、休み時間などの使用は制限されているという声があります。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多いようです。普通科と地域産業科の生徒が一緒に学ぶ機会もあり、お互いに良い刺激を受けながら学校生活を送っています。アルバイト :原則として禁止されているようですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。学校への申請が必要となります。制服の評判 :制服については、特に大きな不満の声は見られず、一般的なデザインのようです。土曜授業 :進学希望者を対象とした土曜講座が開かれることがあります。
大分県立玖珠美山高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 ホッケー部(男女) :全国大会の常連校で、輝かしい実績を誇ります。なぎなた部 :個人・団体ともに全国レベルで活躍しています。郷土芸能部 :地域の伝統芸能である「山浦楽」の継承に取り組む、珍しい部活動です。
イベント
美山祭(文化祭・体育祭)
最大のイベントである「美山祭」は、文化の部と体育の部に分かれて開催されます。 文化の部では、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、地域産業科が生産した野菜や加工品を販売する「美山マルシェ」は、地域住民も楽しみにしている人気の企画です。 体育の部では、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、生徒たちの団結力が一層深まります。 修学旅行
例年、関東方面への研修旅行が実施されており、東京やつくばで大学や研究施設を訪問するなど、進路意識を高める貴重な機会となっています。
大分県立玖珠美山高等学校の進学実績
国公立大学
近年、国公立大学への合格者数が伸びており、九州大学、広島大学、熊本大学、大分大学など、九州を中心とした大学に毎年合格者を出しています。 難関私立大学
青山学院大学、上智大学、中央大学、立命館大学、関西大学、西南学院大学、福岡大学など、全国の有名私立大学にも合格実績があります。 その他の進路
大学進学だけでなく、大分県立農業大学校などの大学校や、看護・医療系の専門学校への進学者も多数います。 また、公務員(町役場、警察、自衛官など)や、地元の優良企業への就職実績も豊富です。
大分県立玖珠美山高等学校の特長・アピールポイント
普通科と専門学科の学びを融合できる「総合選択制」
普通科の生徒が農業や商業、情報の専門科目を、地域産業科の生徒が進学向けの普通科目を選択できる制度です。 これにより、自分の興味関心を深め、進路の幅を広げることができます。 地域との連携が深い実践的な学び
地域の特産品を使った商品開発プロジェクトや、農産物販売イベント「美山マルシェ」など、地域社会と連携した活動が豊富です。 企業での長期就業体験「デュアルシステム」
地域産業科の生徒を対象に、地域の企業で長期間にわたる就業体験を行うプログラムです。実践的なスキルや職業観を養うことができます。 手厚い進路指導と学習サポート
習熟度別授業や個別指導、放課後・土曜講座など、生徒一人ひとりの学力や進路希望に応じた手厚いサポート体制が整っています。 全国レベルで活躍する部活動
ホッケー部やなぎなた部をはじめ、多くの部活動が全国大会や九州大会で活躍しており、高いレベルで文武両道を目指せる環境です。 豊かな自然に囲まれた学習環境
玖珠町のシンボルである伐株山(きりかぶさん)などを望む、自然豊かで落ち着いた環境で学校生活を送ることができます。 伝統を受け継ぐ「郷土芸能部」
地域の伝統芸能「山浦楽」の保存・継承活動を行っており、地域の文化を学び、発信する貴重な経験ができます。
大分県立玖珠美山高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「進路指導が手厚い」といった、教員のサポート体制を評価する声が多く見られます。 「地域との交流イベントが多く、実践的な学びができるのが良い」という、地域連携活動に関するポジティブな意見も目立ちます。 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「生徒同士の仲が良い」など、アットホームな校風を魅力に感じる生徒も多いようです。 「部活動が盛んで、高い目標を持って取り組める」という、文武両道を実践できる環境を評価する声もあります。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」特に頭髪や服装に関する指導について、もう少し自由度が欲しいという意見があります。 「交通の便があまり良くない」最寄り駅からは徒歩圏内ですが、JR久大本線の本数が少ないため、遠方からの通学には少し不便を感じる場合があるようです。 「学校行事が少し物足りない」という声や、「施設が少し古い」といった意見も一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 JR久大本線「豊後森駅」から徒歩約9分
主な通学エリア
地元の玖珠郡玖珠町や九重町から通学する生徒が最も多いです。その他、日田市や由布市、宇佐市など、近隣の市町村からJRやバスを利用して通学している生徒もいます。
大分県立玖珠美山高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

