岡山県立矢掛高等学校は、1902年(明治35年)に岡山県で4番目の県立中学校として開校した、120年以上の歴史と伝統を誇る高校です。 これまでに2万8千名以上の卒業生を社会に送り出し、国内外の様々な分野で活躍しています。自然豊かで落ち着いた環境の中、生徒一人ひとりの成長を大切にするアットホームな校風が矢掛高等学校の大きな魅力です。
岡山県立矢掛高等学校の基本情報
岡山県立矢掛高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科: 42 地域ビジネス科: 38
岡山県立矢掛高等学校に設置されている学科・コース
普通科 探究コース
国公立大学への進学を目指し、少人数教育の中で学力を伸ばしたい生徒におすすめです。 探究活動を通して、社会の様々な課題について深く考える力を養います。 普通科 総合コース
地域探究学習「やかげ学」などの体験的な学びを通して、社会で役立つ総合的な人間力を身につけたい生徒におすすめです。 コミュニケーション能力や発信力を高める実践的なプログラムが充実しています。 地域ビジネス科
商品開発や資格取得に積極的に取り組み、地域社会に貢献したい生徒におすすめです。 地元企業と連携した実践的な学びを通して、ビジネスの現場で生きる力を育みます。
岡山県立矢掛高等学校の特色・校風
宿題の量:コースによって差があるようですが、特に探究コースは進学を目指すため、補習や課題が多めになる傾向があるようです。 校則:スマートフォンの校内での使用は原則禁止されているなど、ある程度の厳しさはあるものの、「常識の範囲内」と捉える声が多いようです。 頭髪検査の頻度はそれほど多くないという意見も見られます。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いようです。少人数クラス編成ということもあり、生徒同士や先生との距離が近く、アットホームな雰囲気で学校生活を送ることができるという声があります。 アルバイト:原則として禁止されているようです。特別な事情がある場合は学校に相談する必要があるでしょう。 制服:男子は詰襟、女子はブレザーで、落ち着いたデザインが特徴です。ベストやセーターは選択できるようです。 土曜授業:土曜授業の有無に関する明確な情報は見当たりませんでしたが、進学を目指すコースでは補習などが行われる可能性があります。
岡山県立矢掛高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
特に男子バレーボール部は県大会の常連として知られ、熱心に活動しています。他にも野球部、サッカー部、バスケットボール部、ソフトテニス部など、様々な部がそれぞれの目標に向かって練習に励んでいます。 文化部
文化部も多彩で、吹奏楽部や美術部、書道部などが活動しています。中でもユニークなのが「探究部」の存在です。地域課題の解決や商品開発など、生徒が主体となって様々なプロジェクトに取り組んでおり、学校の特色である探究活動を部活動としてさらに深めることができます。
イベント
白露祭(文化祭・体育祭)
毎年秋に開催される学校祭で、文化祭と体育祭が連続して行われます。クラスTシャツを作成し、クラス一丸となって準備や練習に取り組みます。文化祭では各クラスや文化部による展示や発表、ステージパフォーマンスが繰り広げられ、体育祭では熱い戦いが繰り広げられます。 修学旅行
近年は関東方面へ3泊4日の日程で実施されています。 東京ディズニーリゾートでの自由行動のほか、進路希望に応じたグループでの研修や体験学習が組み込まれており、楽しみながら学びを深めることができる充実した内容となっています。
岡山県立矢掛高等学校の進学実績
国公立大学
令和4年度の卒業生では、探究コースの約6割が国公立大学へ進学しました。 近年の実績としては、大阪大学、岡山大学、広島大学、香川大学、山口大学、岡山県立大学などへの合格者が出ています。 難関私立大学
過去には慶應義塾大学や早稲田大学への合格実績もあります。 その他
総合コースや地域ビジネス科の生徒は、岡山理科大学、川崎医療福祉大学、就実大学といった県内の私立大学や、各種専門学校への進学、そして地元企業への就職など、それぞれの希望に応じた多様な進路を実現しています。
岡山県立矢掛高等学校の特長・アピールポイント
地域全体が学びのフィールド「やかげ学」
矢掛町と連携した体験的な地域探究学習「やかげ学」を実践しています。 地域の自然や文化、産業に触れ、課題発見・解決に取り組む中で、社会で生きる力を育みます。 一人ひとりに寄り添う少人数教育
少人数クラス編成の利点を最大限に活かし、生徒一人ひとりの個性や進路希望に合わせた丁寧な教育を実践しています。 ユネスコスクルとしてのESD活動
平成20年に岡山県で初めてユネスコスクールに認定され、ESD(持続可能な開発のための教育)に積極的に取り組んでいます。 SDGsについて考え、行動できる生徒の育成を目指しています。 地域を支え、地域に支えられる学校
矢掛町唯一の高校として、地域イベントへの参加やボランティア活動などを通じて地域の活性化に貢献しています。 手厚い矢掛町からの経済的サポート
矢掛町では、矢掛高校で学ぶ生徒を対象に、制服やiPadの購入費用、通学費、学習塾の費用などを補助する手厚い支援制度を設けています。 主体性を育む活発な探究活動
全学年で総合的な探究の時間(ESDタイム)を設け、生徒が自ら課題を設定し、解決策を探る活動を重視しています。 多様な進路希望に対応する3つのコース
国公立大学進学を目指す「探究コース」、総合的な人間力を養う「総合コース」、地域ビジネスを学ぶ「地域ビジネス科」と、目的意識を持って学べる環境が整っています。
岡山県立矢掛高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「少人数なので先生との距離が近い」といった、手厚いサポート体制を評価する声が多く見られます。 「やかげ学などの体験学習が楽しい」「地域の人と関わる機会が多くて良い経験になる」など、地域と連携した独自の学びに魅力を感じている生徒が多いようです。 「自然に囲まれた落ち着いた環境で勉強に集中できる」「アットホームな雰囲気で過ごしやすい」といった、穏やかな学校の雰囲気を好意的に捉える意見も多数あります。 「探究コースは国公立大学を目指す環境が整っている」と、進学へのサポートを評価する声もあります。
気になる点 「駅から少し歩くので、アクセスが不便に感じることもある」という、立地に関する意見が見られます。 「校則が少し厳しいと感じる部分がある」といった声も一部にはあるようです。特にスマートフォンの使用制限については、様々な意見があります。 「施設の古さが少し気になる」という口コミも見受けられます。
アクセス・通学
最寄り駅:井原鉄道「矢掛駅」から徒歩約15分 バス利用:JR笠岡駅、新倉敷駅、清音駅などからバスの便があります。
岡山県立矢掛高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

