神奈川県立追浜高等学校に興味を持ってくれて、ありがとうございます。高校選びは、これからの3年間をどう過ごすかを決める、とても大切な一歩ですね。たくさんの学校がある中で、「自分に合う場所はどこだろう?」と期待と不安で胸がいっぱいになっていることと思います。追浜高等学校は、横須賀の海と緑に囲まれた穏やかな環境の中で、60年以上の歴史を刻んできた伝統ある学校です。この場所が、あなたにとって最高の3年間を過ごす舞台になるかもしれません。
この学校が大切にしているのは、「文武両道」と「独立自主」という2つの言葉です。これは、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込み、やらされるのではなく、自分で考えて行動できる人になってほしいという願いが込められています。追浜高等学校での生活は、ただ知識を学ぶだけでなく、生涯の友人を見つけ、自分自身の力で未来を切り拓くための土台を築く時間になるでしょう。
これから、偏差値や進学実績といったデータはもちろん、学校の雰囲気や先輩たちの声、イベントの盛り上がりまで、皆さんが本当に知りたい情報を一つひとつ丁寧に解説していきます。このガイドを読み終える頃には、追浜高校での高校生活を具体的にイメージできるようになっているはずです。さあ、一緒に追浜高校の魅力を探る旅に出かけましょう。
追浜高等学校の基本情報
まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。学校選びの第一歩は、正確な情報を知ることから始まります。
項目 | 内容 |
正式名称 | 神奈川県立追浜高等学校 |
公立/私立の別 | 公立 |
共学/別学の別 | 男女共学 |
所在地 | 〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町13 |
代表電話番号 | 046-865-4174 |
公式サイトURL | https://www.pen-kanagawa.ed.jp/oppama-h/ |
追浜高等学校の偏差値・難易度・併願校
高校選びで気になるのが、やはり偏差値や難易度ですよね。ここでは、追浜高等学校に合格するためにどれくらいの学力が必要なのか、具体的な目標を立てられるように詳しく見ていきましょう。
偏差値・難易度
追浜高等学校の普通科の最新の偏差値は「63」程度です。これは神奈川県内の公立高校約200校の中でトップクラスに位置しており、しっかりとした学力が求められる人気の進学校であることが分かります。
偏差値だけではイメージしにくいかもしれませんので、合格の目安をもう少し具体的に見てみましょう。
-
合格に必要な内申点の目安:114点 / 135点満点
神奈川県の公立高校入試では、中学2年生の学年末の成績(9教科×5段階=45点満点)と、中学3年生の2学期の成績を2倍したもの(9教科×5段階×2=90点満点)の合計135点満点で評価されます。114点というのは、中学時代の成績で「4」や「5」を安定して取っている必要があるレベルです。特に3年生の成績は2倍になるため、中学最後の1年間をいかに頑張るかが重要になります。
-
合格に必要な学力検査得点の目安:374点 / 500点満点
入試当日の5教科の学力検査では、500点満点中374点、つまり1教科あたり平均75点以上を目指す必要があります。これは、教科書の基本的な内容を完璧に理解していることに加え、少し応用的な問題にも対応できる思考力が求められる点数です。
追浜高等学校の入試では、第1次選考で「内申点:学力検査」の比率が「4:6」に設定されています。これは、中学時代の成績ももちろん大切ですが、それ以上に、入試本番でどれだけ力を発揮できるかが重視されることを意味しています。もし内申点が少し目標に届かなくても、当日の試験で高得点を取ることで逆転合格の可能性も十分にあります。
同じくらいの偏差値の他の高校
追浜高校と同じくらいの学力レベルの学校としては、以下のような高校が挙げられます。これらの学校と比べることで、追浜高校の立ち位置がより明確になるでしょう。
-
横浜平沼高等学校
-
新城高等学校
-
座間高等学校
-
海老名高等学校
主な併願校
神奈川県の公立高校は、原則として1校しか受験できません。そのため、多くの受験生が、万が一の場合に備えて私立高校を併願します。追浜高等学校を受験する生徒がよく併願先として選ぶのは、以下のような私立高校です。
-
横須賀学院高等学校
-
関東学院六浦高等学校
-
湘南学院高等学校
-
横浜創学館高等学校
-
湘南工科大学附属高等学校
追浜高等学校に設置されている学科・コース
追浜高等学校は、幅広い興味や進路希望に対応できる「普通科」のみを設置している学校です(全日制・定時制あり)。特定の専門コースはありませんが、その代わりに学年が上がるにつれて自分の目標に合わせて授業を組み立てていける、柔軟なカリキュラムが大きな特長です。
-
普通科
1年生から3年生まで、段階的に自分の進路に合わせた学びを深めていけるカリキュラムが組まれています。特定の分野に早くから絞るのではなく、幅広い教養を身につけながら、自分の興味や適性を見極めたい生徒におすすめです。
-
1年次:芸術(音楽・美術・書道から1科目選択)以外は全員が同じ共通科目を学び、高校での学習の基礎を固めます。まずはしっかりとした土台を作りたい人に最適です。
-
2年次:文系・理系の方向性や興味に応じて、一部の科目を選択できるようになります。例えば、歴史科目(世界史Bか日本史B)や理科科目(物理か化学)など、自分の進路に必要な科目を選び、専門的な学びへの準備を始めます。将来の夢が少しずつ見えてきた生徒にぴったりです。
-
3年次:必修科目はわずかになり、多くの授業が選択科目となります。国公立大学の受験に必要な科目を集中的に学んだり、私立大学の入試科目に特化したりと、一人ひとりの志望校に合わせた時間割を自分で作ることが可能です。明確な目標を持ち、それに向かって突き進みたい生徒の力を最大限に引き出します。
-
このカリキュラムは、学校の「独立自主」の精神を体現しています。入学してすぐ専門分野に縛られるのではなく、生徒が成長するにつれて、自らの意志で学びの道を選び取る力を育むことを大切にしているのです。
追浜高等学校の特色・校風
学校選びでは、偏差値だけでなく、その学校が持つ「雰囲気」や「文化」が自分に合うかどうかが非常に重要です。ここでは、追浜高校のリアルな学校生活について、様々な角度から詳しく紹介します。
学校全体の雰囲気
追浜高校の校風を表すキーワードは、「文武両道」「独立自主」「自由な雰囲気」「穏やかで過ごしやすい」といった言葉がぴったりです。生徒の自主性を尊重する文化が根付いており、校則も比較的緩やかで、生徒たちがのびのびと学校生活を送っているのが特徴です。
-
宿題の量と小テスト
宿題の量は、中学生の頃と同じくらいか、それより少し少ないと感じる生徒が多いようです。主に数学で定期的に課題が出されます。ただし、宿題が少ないからといって楽なわけではありません。英単語や古文単語、漢字などの小テストが毎週のように行われるため、日々の自主的な学習習慣が非常に大切になります。この「自由」と「自己責任」のバランスが、追浜高校の大きな特色と言えるでしょう。
-
校則(スマホ、服装など)
校則は他の高校と比べても緩やかで、生徒の自主性が尊重されています。髪を染めたり、ピアスを開けたり、メイクをしたりすることも基本的には認められています。もちろん、授業中はスマートフォンの使用は禁止されていますが、休み時間や放課後は自由に使えます。ただし、校内のWi-Fiは少し弱いという声もあります。服装についても、制服の着こなしはある程度個性が認められており、堅苦しくない雰囲気です。
-
生徒たちの雰囲気
「穏やかで優しい人が多い」「いじめは聞いたことがない」という声が圧倒的に多く、非常に平和で過ごしやすい環境のようです。活発な生徒も真面目な生徒も、お互いを尊重し合える文化があります。学校行事ではクラス一丸となって盛り上がり、普段は落ち着いた雰囲気の中で、自分のペースで勉強や部活動に打ち込める、バランスの取れた環境です。
-
アルバイト・制服・土曜授業
アルバイトは許可されており、勉強や部活動と両立させている生徒もたくさんいます。制服は、男女ともに紺色のブレザースタイルです。土曜日の正規授業はありませんが、熱心な先生が希望者向けに補習や特別授業を開いてくれることがあります。
この「自由」な校風は、単なる放任とは異なります。学校が生徒を信頼し、自主的な行動を促す一方で、小テストなどを通じて学業への責任はしっかりと求める。この環境は、自分で目標を立てて努力できる生徒にとっては、最高の成長の場となるでしょう。
追浜高等学校の部活動・イベント
追浜高校の「文武両道」の精神は、活発な部活動と、学校全体が一体となるイベントに色濃く表れています。ここでは、充実した高校生活を送るための大切な要素である部活動とイベントについて紹介します。
部活動
追浜高等学校では、部活動への加入率が80%を超えるほど、多くの生徒が熱心に活動しています。運動部16、文化部11と、選択肢が非常に豊富なのも魅力です。ほとんどの運動部は週に5〜6日活動しており、本格的に打ち込める環境が整っています。
特に実績が豊富で有名な部活動をいくつか紹介します。
-
弓道部
男女ともに人気が高く、学校を代表する強豪部です。毎年のように県大会で好成績を収め、全国大会にも出場経験があるなど、高いレベルで活動しています。静かな集中力と強い精神力が鍛えられます。
-
チアダンス部
女子生徒に絶大な人気を誇る部活動で、その華やかでエネルギッシュなパフォーマンスは、学校行事や地域のイベントに欠かせない存在です。チーム一丸となって一つの作品を創り上げる達成感は格別です。
-
テニス部
毎年、県大会に出場する実力を持つ部活動です。熱心な指導のもと、技術だけでなく、チームワークや礼儀も学ぶことができます。
-
棋道部
文化部の中でも特に輝かしい実績を誇り、全国大会に出場するほどの強豪です。論理的思考力や集中力を高めたい生徒におすすめです。
-
競技かるた同好会
比較的新しく設立された同好会で、1年生の生徒たちが中心となって立ち上げたというエピソードは、追浜高校の「独立自主」の精神を象徴しています。
他にも、ラグビー部や陸上部、吹奏楽部なども活発に活動しており、どんな興味を持つ生徒でも、必ず夢中になれる場所が見つかるはずです。
イベント
追浜高校の学校生活は、勉強や部活動だけでなく、生徒が主体となって創り上げる多彩なイベントで彩られています。
-
追高祭(体育祭・文化祭)
追浜高校で最も盛り上がるのが、初夏に開催される「追高祭」です。体育祭と文化祭が立て続けに行われるのが最大の特徴で、この期間、学校全体が熱気に包まれます。
-
体育祭(6月頃):全校生徒が赤・青・黄の3つの軍に分かれて競い合います。徒競走などの競技はもちろん、各軍がオリジナルの振り付けで披露する「応援ダンス」や、巨大な「応援ボード」の制作も見どころで、学年を超えた強い絆が生まれます。
-
文化祭(6月下旬〜7月上旬頃):体育祭の興奮が冷めやらぬうちに、文化祭の準備が始まります。クラスごとの出店やステージ発表、文化部の展示など、生徒たちのアイデアと工夫が詰まった企画で溢れます。準備期間は短いですが、その分、集中力と団結力が試され、大きな達成感を味わうことができます。
-
-
合唱コンクール
クラス対抗で合唱の完成度を競う、追浜高校の名物行事の一つです。本番に向けて毎日練習を重ねる中で、クラスの団結力が一気に高まり、感動的な思い出となります。
-
修学旅行
行き先は年によって異なりますが、単なる観光旅行ではなく、歴史や文化を深く学ぶ体験学習プログラムが中心となっています。仲間と共に過ごす数日間は、一生忘れられない貴重な経験になるでしょう。
これらの行事は、生徒会や実行委員が中心となって企画・運営されます。生徒たちが自らの手で学校生活を創り上げていく経験は、「独立自主」の精神を育む上で非常に重要な役割を果たしています。
追浜高等学校の進学実績
高校卒業後の進路は、誰もが気になるところだと思います。追浜高等学校は、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしており、毎年多くの生徒が希望の大学へと進学しています。
進学実績の概要
卒業生の約85%以上が4年制大学へ進学しており、非常に高い大学進学率を誇ります。国公立大学や難関私立大学への合格者も年々増加傾向にあり、地域でも有数の進学校として評価されています。
2025年度の主な大学合格実績
最新の合格実績を見ると、生徒たちが日々の努力を着実に結果に結びつけていることがわかります。
大学グループ | 合格者数 | 主な大学(合格者数) |
国公立大学 | 24 | 横浜市立大学(5), 神奈川県立保健福祉大学(5), 横浜国立大学(1), 北海道大学(1), 大阪大学(1) |
早慶上理 | 12 | 慶應義塾大学(4), 早稲田大学(2), 上智大学(2), 東京理科大学(4) |
GMARCH | 90 | 法政大学(28), 明治大学(19), 中央大学(13), 立教大学(12), 青山学院大学(11), 学習院大学(7) |
この表からも分かるように、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)と呼ばれる難関私立大学群に、合計90名もの合格者を出しているのは特筆すべき点です。また、横浜国立大学や横浜市立大学といった地元の難関国公立大学にも安定して合格者を輩出しています。
その他、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった人気の私立大学や、地元の神奈川大学にも多くの生徒が進学しています。専門学校への進学や就職を選ぶ生徒は少数派で、ほとんどの生徒が大学進学を目指す環境です。
手厚い進路サポート体制
こうした高い進学実績を支えているのが、学校のきめ細やかな進路指導です。追浜高校では、生徒を特定の大学に押し込むのではなく、一人ひとりが自分の将来を見据え、目的意識を持って進路を選べるようなサポートを大切にしています。
-
3年間を見通したキャリア教育:1年生の時から進路希望調査やガイダンスを実施し、早期から将来について考える機会を設けています。
-
大学模擬授業:大学から教授を招き、実際の大学の授業を体験できる機会があります。これにより、学問への興味を深め、学習意欲を高めることができます。
-
推薦入試対策:小論文の指導に力を入れており、総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応できる力を養います。また、神奈川大学や横浜市立大学など、約100名分の指定校推薦枠も確保されています。
追浜高校の進路指導は、自由な校風の中で、生徒が自ら学ぶ意欲を引き出し、その努力を最大限にサポートする体制が整っていると言えるでしょう。
追浜高等学校の特長・アピールポイント
数ある高校の中で、追浜高等学校が特に輝いている点は何でしょうか。ここでは、他の高校にはない、この学校ならではの強みやユニークな取り組みを7つのポイントに絞ってご紹介します。
-
「文武両道」と「独立自主」を育む校風
これは単なるスローガンではなく、学校生活のあらゆる場面に浸透している教育の核です。勉強も部活も行事も、すべてに全力で取り組む中で、自分で考えて行動する力が自然と身につきます。
-
生徒の主体性を尊重した自由な校則
髪型や服装に関する校則が比較的緩やかで、生徒一人ひとりの個性が尊重されています。この自由な環境は、生徒に対する信頼の証であり、自己管理能力を養うための土壌となっています。
-
集中力と深い学びを促す55分授業
多くの高校が50分授業であるのに対し、追浜高校では55分授業を採用しています。このわずか5分の差が、実験やグループワーク、深い議論を行うための余裕を生み出し、授業の質を高めています。
-
自己効力感を高める教育アプローチ
学校全体で「自分ならできる」という自信(自己効力感)を育むことを目指しています。目標設定から振り返りまでのプロセスを重視し、対話を通じて多様な考えに触れることで、困難に挑戦し続ける力を養います。
-
活発で一体感のある学校行事と部活動
初夏に集中開催される「追高祭(体育祭・文化祭)」は、学校全体が熱狂する一大イベントです。また、8割以上の生徒が参加する部活動も非常に盛んで、高校生活を存分に楽しみたい人には最高の環境です。
-
段階的に専門性を深める柔軟なカリキュラム
1年次の共通基礎から始まり、2年次、3年次と進むにつれて選択科目が増え、自分の進路希望に合わせて時間割をカスタマイズできます。生徒の成長に合わせて学びの自由度が高まる、非常に合理的なシステムです。
-
地域や大学と連携した多様な学びの機会
学校内での学びにとどまらず、大学教授による模擬授業の開催など、外部機関と連携したプログラムが充実しています。これにより、生徒は早い段階から学問の面白さや社会との繋がりを体感することができます。
追浜高等学校の口コミ・評判のまとめ
実際に学校に通っている先輩たちの「生の声」は、学校選びの重要な参考になります。ここでは、在校生や卒業生から寄せられたポジティブな口コミと、少し気になる点を公平にまとめて紹介します。
良い点
-
自由で楽しい雰囲気
「校則が緩くてのびのび過ごせる」「行事が本当に楽しくて、最高の思い出ができた」という声が非常に多いです。生徒の自主性を尊重する校風が、明るく楽しい学校生活に繋がっているようです。
-
人間関係が良い
「穏やかで優しい人が多く、すぐに友達ができた」「いじめのような話は全く聞かない」といった口コミが目立ちます。安心して3年間を過ごせる、平和で居心地の良い環境であることがうかがえます。
-
行事や部活が盛り上がる
「体育祭や文化祭はクラスが一つになって本気で取り組む」「部活動に熱中できる環境がある」など、勉強以外の活動にも全力で打ち込める点を評価する声が多いです。まさに「文武両道」を体現していると言えるでしょう。
-
自分次第で成長できる
「頑張れば先生はしっかりサポートしてくれる」「勉強も部活も、やる気さえあればどこまでも上を目指せる」という意見もあります。学校が何かを強制するのではなく、生徒の「やりたい」という気持ちを後押ししてくれる環境です。
気になる点
-
良くも悪くも「普通」「中途半端」という意見
「すべてにおいてそこそこという感じ」「超進学校というわけでもなく、自由すぎるわけでもない」といった声もあります。何か一つのことに特化して突き詰めたい生徒にとっては、少し物足りなく感じることがあるかもしれません。
-
勉強への意識の差が激しい
大学進学を目指して熱心に勉強する生徒がいる一方で、そうでない生徒もいるため、周囲の雰囲気に流されやすい人は注意が必要かもしれません。「テスト前に勉強していると『裏切り』と言われることがある」というユニークな口コミもあり、勉強はあくまで個人で頑張るもの、という意識が強いようです。
-
施設が古い
校舎の一部は新しくなっていますが、全体的には歴史を感じさせる建物が多く、「私立高校と比べると施設は古い」という意見が見られます。
-
駅から少し歩く
最寄りの追浜駅から学校まで徒歩13分ほどかかります。「雨の日や夏は少し大変」と感じる生徒もいるようです。
これらの口コミは、一見すると正反対のことを言っているように聞こえるかもしれません。しかし、これは追浜高校の「独立自主」という校風の裏返しでもあります。生徒に大きな自由が与えられているからこそ、その自由をどう活かすかは本人次第。周りに流されず、自分の目標に向かって努力できる生徒にとっては最高の環境であり、手厚い管理を求める生徒には物足りなく感じるのかもしれません。
アクセス・通学
毎日通う場所だからこそ、通学のしやすさは大切なポイントです。追浜高等学校へのアクセス方法と、どんなエリアから生徒が通っているのかを見ていきましょう。
最寄り駅からのアクセス
-
京浜急行本線 「追浜」駅 から 徒歩約13分
最も多くの生徒が利用するルートです。特急も停車する便利な駅で、駅前から学校までは商店街などを通る平坦な道のりです。
-
シーサイドライン 「野島公園」駅 から 徒歩約17分
横浜市の金沢区方面から通学する生徒にとっては、こちらの駅も便利です。
-
バスを利用する場合
追浜駅や周辺地域からバスも運行しています。「室ノ木」バス停などが学校の近くにあります。
通学エリア
横須賀市にある学校なので、もちろん横須賀市内から通う生徒が最も多いです。その他、京浜急行線が利用しやすい三浦市や逗子市、葉山町などの三浦半島全域から生徒が集まります。また、追浜駅は横浜市との市境に近いため、横浜市の金沢区や磯子区など、南部から通学している生徒も少なくありません。
追浜高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました。最後に、進学アドバイザーとして、追浜高等学校を目指す皆さんへ応援メッセージを送ります。
追浜高等学校は、「自分で自分の高校生活をデザインしたい」と考える人に特におすすめの学校です。先生や学校から細かく指示されるのではなく、自由な環境の中で、勉強も、部活も、友情も、すべてに自分らしく全力で取り組みたい。そんな自立心旺盛なあなたにとって、追浜高校は最高の舞台となるでしょう。穏やかで優しい仲間たちと共に、主体的に行動する力を伸ばしたいと願うなら、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
受験勉強では、まず内申点114点以上を安定して確保することを目標にしましょう。そして、入試本番では「内申点4:学力検査6」の比率を意識してください。これは、あなたの当日の頑張りが合格を大きく引き寄せることを意味します。5教科合計で374点以上、つまり各教科で応用問題までしっかり解ききる力をつけることが合格への鍵となります。基礎を固めるのはもちろんのこと、過去問などを活用して、少し難しい問題にも粘り強く取り組む練習を重ねてください。
高校選びは、偏差値だけで決めるものではありません。その学校の空気や文化が、自分に合っているかが何よりも大切です。もし機会があれば、ぜひ学校説明会や文化祭に足を運び、追浜高等学校の雰囲気を肌で感じてみてください。皆さんが自分にぴったりの学校と出会い、充実した3年間を送れることを心から応援しています。
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。