山梨県の高校受験で家庭教師を使うか迷ったら|前期と後期の違いと調査書の比重

山梨県の高校受験で家庭教師を考えるときに、先に知っておきたいことは次のとおりです。この記事の情報は2026年11月5日時点のものです。

  • 山梨県の公立高校(全日制)の2027年度(令和9年度)入試は、前期募集と後期募集の二段構え。前期募集は1月28日(木)・29日(金)に検査があり、2月5日(金)に内定が出る。後期募集の学力検査は3月3日(水)、入学許可予定者の発表は3月11日(木)
  • 前期募集では、後期のような5教科の学力検査は行わない(高校によって特色適性検査などがある)。調査書、面接、学習活動及び生活状況に関する所見、各高校が定める検査の結果を、高校ごとの「選抜資料比重」で合わせて判定する。出願のときには、内定したら入学するという確約書を、本人と保護者の連署で出す
  • 後期募集の一般選抜は、調査書の記録と、5教科の学力検査の成績を同等に扱って判定する。学力検査は国語・社会・数学・理科・英語で、配点は原則として各100点
  • 調査書の学習の記録は、必修9教科の評定から計算する。学力検査を行う5教科の評定は2倍、行わない4教科の評定は3倍にして足し合わせる(要項に書かれた方法)。調査書は中学校が作るもので、家庭教師を使えば評定が上がるとは言えない
  • 後期募集には、長期欠席者等を対象にした「特別選抜」もあり、調査書を使わず、学力検査と面接で判定する。一般選抜との併願はできない
  • 出願は、前期募集が2027年1月14日・15日・18日、後期募集が2月16日(火)から2月18日(木)。志願先の変更は、後期募集で1回に限りできる。追検査は3月9日(火)、再募集の検査は3月16日(火)
  • 私立高校の入試日程は、確かめた県の資料には載っていなかった。この記事では、公式サイトで確かめられた1校の日程だけを載せた。ほかの私立高校は、各校の公式サイトで確認が必要。家庭教師が向いているかどうかは、志望校の選抜方法、今の調査書と学力、通いやすさなどで変わる。家庭教師の契約は、条件を満たせばクーリング・オフや中途解約の対象になる

2027年度(令和9年度)入試を受ける中学3年生と保護者の方に向けています。全日制の県立高校(と甲府市立甲府商業高校)を中心にまとめていて、定時制、通信制、特別支援学校、全国募集、県外・帰国生徒等の出願、北杜市立甲陵高校の独自方式、特別な配慮が必要な生徒の手続き、学校ごとの募集定員や選抜方法の全校分は取り上げていません。

山梨県の公立高校(全日制)の入試で、合否がどう決まるか

家庭教師を使うかどうかは、志望校の入試で何が点数や資料になるのかを押さえておくと整理しやすくなります。ここでは、山梨県の公立高校の仕組みを、入試の種類、前期募集、後期募集、調査書、出願と志願先の変更、追検査と再募集に分けて見ていきます。決まりの細かい部分は、山梨県教育委員会の最新の入試情報のページに、令和9年度の実施要項(PDF)が載っています。前期募集の比重や検査の内容は、前期募集選抜方法等一覧(PDF)と、同じページにある各高校の選抜方法のPDFで確かめられます。

入試の種類

  • 前期募集:全日制のすべての高校・学科で行う。検査は面接が基本で、高校によって特色適性検査などを足す。後期のような5教科の学力検査は行わない
  • 後期募集:全日制のすべての高校・学科で行う。選抜は、学力検査と調査書による「一般選抜」と、学力検査と面接による「特別選抜」の2種類。募集定員から前期募集の内定者の数を引いた数(2月に発表)が、一般選抜の募集人員になる
  • 再募集:前期募集と後期募集のあとに、入学許可予定者の数が学科の募集定員を下回った場合に行う
  • 追検査:後期募集の検査を、病気などのやむを得ない事情で受けられなかった人のための検査
  • 出願の数:前期募集は1人1校1学科。後期募集は1人1校で、一般選抜と特別選抜を併願することはできない

前期募集は、後期のような学力検査を行わず、調査書・面接・各高校の検査を組み合わせる

検査と、その使われ方

  • 募集人員:募集定員のうち、各高校長が決めた比率をもとに教育委員会が定める。範囲は、普通科や理数科などが40%以内、職業に関する学科と総合学科が50%以内。全日制の募集定員は4,770人で、前年度の4,860人から90人減。県の募集人員の表にある前期募集人員の合計は1,603人(甲陵高校の前期募集人員は同校が定める)
  • 出願資格:2027年3月に中学校を卒業する見込みの人で、その高校を志望する動機や理由がはっきりしていて、各高校が定める「出願の条件」に合うと自分で考える人
  • 検査:すべての学科・コースで面接を行う。必要と判断した高校では、特色適性検査・特技・個性表現のどれか(複数も可)を足す。特色適性検査は時間や内容が高校ごとに違い、たとえば韮崎と日川は50分、都留は60分。甲府南は英語による出題が課される場合がある
  • 検査の日:1月28日(木)と1月29日(金)。1日で行う場合は1月28日
  • 判定:各高校が定める「選抜資料比重」に沿って、調査書、所見、面接、高校長が定める検査の成績を合わせて決める
  • 内定:2月5日(金)に通知される。内定した人は後期募集に出願できず、内定とならなかった人は後期募集に出願できる
  • 確約書:出願のときに出す書類の1つ。前期募集で入学許可予定者に内定した場合は、本人と保護者が連署して、入学することを確約する内容の様式

前期募集で使われる「所見」は、中学校長が書く「学習活動及び生活状況に関する所見」のことです。授業に取り組む姿勢、学校行事への参加の様子、決まりを守る姿勢の3つの面について、A・B・Cの3段階で書かれます。

5校の例で見る、前期募集の比重

県が公表している各高校の選抜方法から、普通科などの例を挙げます。数字は、100のうち各項目が占める配分です。条件Aと条件Bの中身は、高校によって違います。たとえば甲府第一の普通科は、条件Aが各教科の学習に優れた成績を収めた生徒、条件Bが文化・芸術・スポーツ分野で優れた実績または能力を持つ生徒です。韮崎の条件Aは、高い目標をもち、進路実現のために努力できる生徒です。日川の条件Aは、学習への興味・関心が高く、強い意欲を持って努力する生徒で、条件Bは体育的活動・文化的活動・生徒会活動の実績がある生徒です。

甲府第一高等学校(普通科・探究科)

  • 前期募集の比率:普通科20%以内、探究科30%以内
  • 普通科 条件A:調査書50、面接10、所見5、特色適性検査35
  • 普通科 条件B:調査書40、面接10、所見5、特色適性検査15、特技30
  • 探究科:調査書50、面接10、所見5、特色適性検査35
  • 評定の扱い:必修9教科が対象で、第1学年・第2学年・第3学年の比は1:1:2

韮崎高等学校(普通科・文理科)

  • 普通科 条件A:調査書45、面接20、所見5、特色適性検査30
  • 普通科 条件B:調査書40、面接20、所見5、特色適性検査15、特技20(前期募集人員の40%程度)
  • 文理科:調査書50、面接15、所見5、特色適性検査30
  • 評定の扱い:国語・社会・数学・理科・英語を2倍にし、第1学年・第2学年・第3学年の比は1:1:2
  • 特色適性検査:50分で、文章や資料を読んで、自分のものの見方や考え方を述べる内容

甲府南高等学校(普通科)

  • 条件A:調査書50、面接10、所見5、特色適性検査35
  • 条件B:調査書30、面接20、所見5、特色適性検査15、特技30
  • 評定の扱い:第1学年から第3学年を等分に評価する。条件Aは数学・理科を2倍、国語・社会・英語を1.5倍にし、条件Bは5教科とも1.5倍にする

日川高等学校(普通科)

  • 条件A:調査書50、面接15、所見5、特色適性検査30
  • 条件B:調査書30、面接15、所見5、特色適性検査10、特技40
  • 評定の扱い:必修9教科が対象で、第1学年・第2学年・第3学年の比は1:1:2

都留高等学校(普通科)

  • 条件A:調査書60、面接10、所見5、特色適性検査25(前期募集人員の3分の1程度)
  • 条件B:調査書40、面接10、所見5、特色適性検査15、特技30(前期募集人員の3分の2程度)
  • 評定の扱い:第1学年から第3学年が対象。国語・社会・数学・理科・英語は2倍、ほかの教科は1倍
  • 特色適性検査:60分で、人文、社会、自然にまつわる3つのテーマで、考える力や表現する力を試す大問が3題ほど

この5校の例だけでも、調査書の配分は、条件Aで45から60、条件Bで30から40でした。面接は10から20、特技を使う条件Bでは特技が20から40と、学校によって違います。同じ前期募集でも、志望校・学科・条件によって、準備することが変わります。この例は、仕組みの説明のために挙げたもので、学校どうしを比べるものではありません。志望校の欄は、県の選抜方法で確かめてください。合格に必要な点数の目安は、確認した県の資料には書かれていないため、この記事では書いていません。

後期募集の一般選抜は、調査書と学力検査を同等に扱う

学力検査の内容

  • 教科:国語、社会、数学、理科、英語の5教科。英語にはリスニングが含まれる。問題は教育委員会が作る
  • 配点:各教科100点が原則。専門教育学科の選抜と普通科のコース指定では、配点を変えることがある。数学・理科を1.2倍にする例は、甲府東高等学校の理数コースや、甲府南高等学校の理数科。傾斜をかけない学科・コースもある
  • 検査時間:国語が55分、社会・数学・理科・英語が各50分。令和9年度(2027年3月実施予定)の入試から、社会・数学・理科・英語の解答時間が50分に変更された
  • 3月3日(水)の時間割:集合は8時40分。国語が9時20分から10時15分、社会が10時35分から11時25分、数学が11時45分から12時35分、理科が13時35分から14時25分、英語が14時45分から15時35分
  • 面接:一般選抜では、高校長が特に必要があると認めて、教育長の承認を得た場合に行う。特別選抜では、3月4日(木)に面接がある

調査書と学力検査をどう合わせるか

一般選抜では、調査書と学力検査が同じ重みで扱われると、実施要項に書かれています。前期募集のように学校ごとに比重を変える仕組みは、一般選抜の判定の方法としては書かれていません。調査書の評定は、要項に次の手順が示されています。

  • 対象:調査書の「各教科の学習の記録」のうち、必修9教科(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語)
  • 学力検査をする5教科:学年ごとに評定を合計して2倍にする
  • 学力検査をしない4教科:学年ごとに評定を合計して3倍にする
  • 評定合計:学年ごとの2つの小計を足し、全学年分をまとめて、必修9教科の評定合計とする
  • 特別活動・校外活動・その他の記録:各高校長が定めた基準で、1から30の段階で評価する
  • 具体的な方法:教育長が別に指示するとされていて、この記事で扱えるのは要項に書かれた部分だけ

この手順を数にすると、評定がすべて5の学年では、学力検査をする5教科の小計が50、しない4教科の小計が60で、合わせて110になります。評定1段階あたりの重みは、5教科が2、4教科が3です。つまり、教科の数は少なくても、学力検査をしない教科の評定が合計に与える影響は小さくありません。ただし、調査書は中学校が作るもので、家庭教師を使えば評定が上がるとは言えません。

特別選抜(長期欠席者等を対象にした選抜)

  • 対象:2027年3月に卒業見込みで、県内に住んでいるか県内の中学校に在籍している人。長期欠席者等で、入学後の高校生活に意欲があり、特別選抜での出願を希望し、中学校長が認める人
  • 「長期欠席者等」:年間の欠席が30日以上の人。30日未満でも、病気や家庭の事情(ヤングケアラー等)で欠席が多い人や、保健室・教育支援センター・フリースクールなどへの登校で出席扱いになっていて、教室での学びが十分にできていない人も含まれる。欠席日数の学年は問わない
  • 判定:学力検査と面接で決め、調査書の評価は使わない。学力検査には、一般選抜の結果を参考にした合格ライン(最低点)が学校・学科ごとに決められる。面接は、入学後の意欲などを確かめる
  • 日程:学力検査は3月3日(水)、個人面接は3月4日(木)
  • 募集人員:県の表に載る全日制課程の特別選抜の募集人員は、各校に「3名以内を原則とする」などと示された人数の合計で79人(募集定員の内数)。独自方式の北杜市立甲陵高校の分は含まれない。県の説明では、学校の規模に応じて2人から4人程度を想定し、各校の後期募集の募集人員に含めるとされている
  • 書類:本人が特別選抜の出願用の自己申告書を、中学校長が出願資格確認書を出す。どちらも合否を決める資料にはしないが、自己申告書は面接の参考にされることがある
  • 併願と変更:一般選抜との併願はできない。志願変更の期間中なら、一般選抜と特別選抜の間でも変更できる

県のQ&Aには、受検状況として、全日制課程で23人が受検して20人が合格したと書かれています。

調査書と所見がいつまでの記録か

  • 前期募集:第3学年の記録は、2026年12月末までの評価を書く
  • 後期募集:第3学年の記録は、2027年1月末までの評価を書く
  • 作成:中学校長が、調査書作成委員会を設けて作る
  • 所見の書き方:Aの人数は、原則として第3学年の通常の学級数が基準。やむを得ない場合でも、学級数の2倍までが上限
  • 欠席日数が多い場合の書類:欠席が多い状況や理由を説明する必要がある人は、自己申告書(様式26)を出せる。第3学年の欠席日数が30日以上の人が対象で、30日未満でも希望すれば出せる。中学校長は、第3学年の欠席日数が30日以上の人について欠席日数の多い生徒用の事情説明書(様式28)を志願先の高校に出す。30日未満でも、必要と認める場合は出せる

調査書の評価のうち、評定の付け方や、特別活動などの記録の基準は、中学校と各高校が決めるものです。どの教科の評定をどうしたいかは、まず中学校の先生に確かめてください。

出願の手続きと志願先の変更

  • 前期募集の出願:1月14日(木)は総合教育センターでの県内一括受付。1月15日(金)は10時から16時、1月18日(月)は10時から正午まで、各高校の窓口で受け付ける
  • 後期募集の出願:2月16日(火)が一括受付、2月17日(水)は10時から16時、2月18日(木)は10時から正午まで
  • 入学審査料:県立高校の全日制は2,200円。納付書で納める。一度納めた審査料は還付されない
  • 写真:縦4cm・横3cmで、上半身を正面から撮った脱帽のもの。2026年12月1日以降の撮影
  • 前期募集で出す書類:入学願書、写真、志願理由書、確約書など
  • 第2希望:後期募集では、同じ高校に複数の学科があるとき、普通科と専門教育学科など一部の組み合わせで、第2希望まで希望の順番を付けられる

志願先の変更(後期募集)

  • 回数と期間:願書の受付が終わったあと、1回に限り変更できる。2月19日(金)、2月22日(月)、2月24日(水)の各日、10時から16時
  • 変えられるもの:志望する高校や課程、一般選抜か特別選抜か、学科やコースなど
  • 手続き:原則として中学校長を通して、交付された受検票を添えて志願変更願を出し、新しい願書を出す。郵送では受け付けない
  • 再募集:願書を出したあとの志願変更はできない

追検査と再募集

追検査(後期募集)

  • 対象:学力検査や面接を、感染症、交通機関の遅れ、交通事故などのやむを得ない事情で受けられなかった人(一部の教科だけ欠席した人も含む)
  • 申し出:欠席または早退した日の16時までに、原則として中学校長を通して志望校の校長に伝える
  • 申請書:追検査受検申請書と必要書類を、欠席または早退した日の翌日(翌日が土曜日なら月曜日)の正午までに出す。感染症などの場合は医師の診断書を添える
  • 検査の日:3月9日(火)。5教科すべてを受け、その結果が学力検査の成績になる
  • 会場:山梨県総合教育センター(笛吹市御坂町)。面接だけを行う高校では、その高校

3月3日の学力検査では、感染症にかかった人でも、症状がなく健康状態が受検に耐えられると本人と保護者が判断し、在籍校の校長が認めれば、総合教育センターで受けられる場合があります。原則として検査前日の正午までに在籍校へ申し出ます。県は、追検査も受けられるので、無理して受検しないよう呼びかけています。

再募集

  • 行われるとき:入学許可予定者の数が学科の募集定員を下回った高校・学科で行う。高校・学科・人員は3月11日(木)に発表される
  • 出願資格:後期募集(または定時制)の学力検査を受けた人(病気などやむを得ない理由で受けられず、志願先の高校長が認めた人も含む)で、出願のときに、県内の公立・私立のどの高校にも合格していない人
  • 出願:3月11日(木)は13時から16時、3月12日(金)は10時から16時、3月15日(月)は10時から正午。1人1校
  • 検査:3月16日(火)に、面接と、作文または新たに行う学力検査を受ける。どちらになるかは高校ごとに決まり、各高校の検査方法は1月に発表される
  • 選抜:後期募集の学力検査の成績や調査書の記録に、再募集の検査の結果を合わせて決める
  • 発表:3月18日(木)11時

2027年度入試の日程

日程は、県教育委員会の志願者向けの案内(PDF)と、実施要項で確かめられます。

全日制の前期募集

  • 出願:2027年1月14日(木)・15日(金)・18日(月)
  • 検査:1月28日(木)、1月29日(金)
  • 内定:2月5日(金)

全日制の後期募集

  • 出願:2月16日(火)・17日(水)・18日(木)
  • 志願変更:2月19日(金)・22日(月)・24日(水)
  • 学力検査:3月3日(水)
  • 特別選抜の面接:3月4日(木)
  • 追検査:3月9日(火)
  • 入学許可予定者の発表:3月11日(木)

全日制の再募集

  • 出願:3月11日(木)・12日(金)・15日(月)
  • 検査:3月16日(火)
  • 入学許可予定者の発表:3月18日(木)

山梨県の私立高校を併願するときに確かめたいこと

公立高校の日程は県が定めますが、私立高校の入試日程は、県教育委員会の実施要項や入試情報のページには載っていませんでした。この記事を書いた時点で、2027年度の日程を学校の公式サイトで確かめられたのは、次の1校でした。確かめられた1校の日程は、次のとおりです。ほかの私立高校は、各校の公式サイトで確認してください。ほかの私立高校は、今回確かめた範囲では、2027年度の日程を公式サイトで見つけられなかったため、書いていません。

山梨英和高等学校の2027年度入試

学校の高校入試要項のページに載っている内容です。募集は120名(女子)です。

  • 推薦入試:Web登録は2026年11月30日(月)から12月14日(月)。窓口出願・郵送は12月15日(火)から12月18日(金)と、2027年1月5日(火)。試験は1月16日(土)で作文と個人面接。合格発表は1月18日(月)10時。出願できるのは、本校が第一志望で、ほかの学校には出願せず、中学校長の推薦を受けた人(専願)。合格者も、2月2日(火)の学力試験を受ける
  • 一般入試:Web登録は1月12日(火)から1月24日(日)。窓口出願・郵送は1月25日(月)から1月27日(水)。試験は2月2日(火)で、国語・数学・英語が各50分・各100点。合格発表は2月5日(金)10時。単願は、本校が第一志望で、ほかの学校には出願せず、合格した場合は入学することが前提の人。併願の区分もある
  • 公立との併願:一般入試(併願の区分)で、公立高校などとの併願を申請する場合は、その公立高校の合否発表日まで、入学手続や入学金などの納入は不要
  • 検定料:17,000円

推薦入試と一般入試(単願)は、本校にのみ出願する専願の区分です。公立高校などとの併願を申請する場合の扱いは、一般入試の併願者について書かれています。ほかの私立高校でも同じとは限らないので、志望する私立高校の募集要項を、公立の日程と並べて確かめてください。

公立高校の側で押さえておきたいのは、次の点です。前期募集で内定した人は後期募集に出願できません。再募集に出願できるのは、県内の公立・私立のどの高校にも合格していない人だけなので、県内の私立高校に合格したあとは、公立の再募集には出願できません。私立高校の授業料の支援は、後ろの「費用の考え方」に書いています。

山梨県の入試の仕組みから見た、家庭教師が向いているケース

前期募集を考えていて、面接や特色適性検査の準備を相談したい

前期募集は、後期のような5教科の学力検査は行わず、調査書、所見、面接、各高校が定める検査(特色適性検査など)で決まります。5校の例では、条件Aの特色適性検査の配分が25から35、条件Bの特技の配分が20から40でした。面接で志望理由や高校生活の抱負を話す練習や、文章や資料を読んで考えを述べる検査の練習を、1対1でしたい場合は、家庭教師が選択肢に入ります。こうした準備を扱えるかどうかは、会社や先生によって違うので、資料や体験授業で確かめてください。また、前期募集は、内定したら入学することを確約して出願する仕組みです。出願する前に、志望校と、内定にならなかった場合の後期募集の計画を、家庭で話し合っておく必要があります。

後期募集の学力検査(5教科)に向けて、苦手を絞って埋めたい

後期募集の一般選抜では、調査書と学力検査を同じ重みで扱います。学力検査の教科は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、国語は55分、ほかは各50分、英語にはリスニングが含まれます。苦手な教科やつまずいている単元を絞って、基本を固めたい場合は、1対1の指導が合うことがあります。学科・コースによっては数学・理科を1.2倍にする配点もあるので、志望する学科の配点は県の資料で確かめてください。どこまで対策できるかは、会社や先生によって違うので、体験授業などで確かめてください。

評定の仕組みを知ったうえで、学力検査にどれだけ時間をかけるか相談したい

調査書の学習の記録では、学力検査をしない4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の評定が3倍、する5教科が2倍で数えられます。評定は中学校が付けるもので、家庭教師を使えば上がるとは言えません。学校の授業や提出物にどう取り組むかは、まず中学校の先生に確かめてください。そのうえで、学力検査にどれだけ時間を使うか、苦手な教科をどの順で進めるかを整理したい場合は、家庭教師が選択肢に入ります。

前期と後期の両方を考えて、1月から3月の勉強の計画を立てたい

前期募集の検査は1月28日・29日、内定の通知は2月5日、後期募集の出願は2月16日から、学力検査は3月3日です。前期募集に出願する人も、内定にならなかった場合は、後期募集で学力検査を受けることになります。前期の面接などの準備と、後期の学力検査の勉強を、どう並べるかを相談したい場合は、1対1で計画を立てられる家庭教師が選択肢に入ります。ただし、前期募集に出願するかどうか、どの高校に出願するかは、中学校の先生と家庭で話し合って決めることです。

長期欠席などの経験があり、特別選抜を考えている

特別選抜は、調査書を使わず、学力検査と面接で判定されます。学力検査には、一般選抜を参考にした合格ラインがあります。教室以外の場所で学んできた期間があり、学力検査に向けて自分のペースで準備したい場合は、家庭教師が選択肢に入ります。対象になるかどうかは、中学校長が認めるかどうかで決まるので、まず中学校の先生に相談してください。募集人員は、県の表で全日制の合計が79人(各校の「3名以内を原則とする」などの合計)で、学校の規模に応じて2人から4人程度を想定し、各校の後期募集の募集人員に含めるとされています。

部活や通学の都合で、塾の時間に通えない

部活の時間が長い、教室までの移動に時間がかかる、送り迎えが難しい、といった事情がある場合は、塾の教室以外の場所で受ける家庭教師が選択肢に入ります。特定商取引法のガイドでは、インターネットなどを使って行う指導も、家庭教師や学習塾の契約の対象に含まれるとされています。

中3の秋から始めるときは、日程を確かめる

調査書の第3学年の記録は、前期募集では2026年12月末まで、後期募集では2027年1月末までの評価が書かれます。前期募集の出願は2027年1月14日から、後期募集の学力検査は3月3日です。調査書には、すでに決まっている部分と、これから変えられる部分があります。何を優先して勉強するかは、受ける選抜の種類と、今の調査書と学力によって変わります。間に合うかどうかは一概には言えないので、体験授業などで具体的に相談してみる方法があります。

家庭教師より塾が合いそうなケース

次のような場合は、塾のほうが合うかもしれません。家庭教師を前提にせず、子どもの性格や家庭の事情に合わせて選んでください。

  • 決まった曜日と時間に、決まった場所へ通うほうが、勉強の習慣をつくりやすい場合
  • ほかの生徒と同じ教室で勉強するほうが、取り組みやすい場合
  • 通塾の時間や送迎を、家庭の予定に組み込める場合

どちらの形でも、受ける選抜の種類と、今の調査書、学力の状況を踏まえて、何を優先して勉強するかを決めることが先です。

当てはまるケースがあるなら、まずは家庭教師の会社の資料を取り寄せて、費用や教え方を比べてみるのも一つの方法です。

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塾と家庭教師の違い

ここでは、特定商取引法のガイドが示している区分をもとに、学習塾と家庭教師の違いを整理します。授業の進め方や料金は会社ごとに設定が違うため、ここでは取り上げません。

法律の上では、指導を行う場所で区別される

ガイドでは、家庭教師は「学習塾以外の場所」で行う学力指導、学習塾は事業者が用意した場所で行う学力指導として、別々に書かれています。どちらも、入学試験に備えるための指導や、学校教育の補習のための指導が対象です。

契約のルールにも違いがある

学習塾

  • 指導を行う場所:事業者が用意した場所
  • 規制の対象になる契約:期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるもの
  • 中途解約(授業が始まる前):事業者が請求できる額の上限は1万1000円
  • 中途解約(授業が始まった後):受けた授業の対価に、2万円と1か月分の授業料相当額のうち低いほうを加えた額が上限

家庭教師

  • 指導を行う場所:学習塾以外の場所
  • 規制の対象になる契約:期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるもの
  • 中途解約(授業が始まる前):事業者が請求できる額の上限は2万円
  • 中途解約(授業が始まった後):受けた授業の対価に、5万円と1か月分の授業料相当額のうち低いほうを加えた額が上限

5万円を超えるかどうかは、入学金や受講料、教材費、関連商品の代金などをすべて合わせた契約金の総額で判断します。インターネットや電話などを使って行う指導も、この法律の対象に含まれます。

費用の考え方

文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」は、全国の学校(調査の対象は約1,600校)に通う子どもの家庭を対象にした調査で、山梨県だけの数字ではありません。この調査では、公立中学校に通う家庭の補助学習費(通信教育・家庭教師費や学習塾費などの区分を含みます)の年額が、平均で約27万円(271,574円)、中学3年生では約39万円(390,200円)でした。

家庭教師の料金の内訳は、会社ごとに確認が必要です。比べるときは、月々の授業料だけでなく、次の費用もあわせて確認してください。

  • 入会金
  • 授業料(1回あたりの時間と、月の回数)
  • 教材費(教材の購入が必須かどうか)
  • 訪問してもらう場合の交通費
  • 管理費など、毎月かかる固定費
  • 途中でやめるときにかかる費用

山梨県の県立高校の受検にかかる費用としては、全日制の入学審査料が2,200円で、納付書で納めます。一度納めた審査料は還付されないと、県の要項に書かれています。私立高校の検定料は、公式サイトで確かめた山梨英和高等学校では17,000円でした。ほかの私立高校は、各校の公式サイトで確認してください。

高校に入学したあとの授業料については、文部科学省の高等学校等就学支援金制度に関するQ&Aに、令和8(2026)年4月から所得制限が撤廃されたと書かれています。公立高校の全日制には、月額9,900円の授業料相当額が就学支援金として支給されます。私立高校の場合は、全日制・定時制で最大で月額3万8,100円が支給され、支給上限額は私立高校(全日制)で45万7,200円とされています。就学支援金を受けるには、受給資格を得るための申請が必要で、申請の方法、必要な書類、提出先、期限は、学校や都道府県によって異なります。必要な書類は、入学する高校から、入学説明会のときや入学後に配布されるとされています。原則として支給は申し込みが行われた月から始まるので、提出の期日に遅れないよう留意するとされています。ここに書いた金額と制度は、2026年11月5日に確認したものなので、令和9年度に入学する場合の扱いは、最新の案内と志望校の募集要項で確かめてください。山梨県独自の授業料支援は、今回は確かめていません。

契約の前に知っておきたいルール

高校受験などの入学試験に備えるためや、学校の授業の補習(幼稚園・大学を除く)のための学力指導を、学習塾以外の場所で受ける家庭教師の契約は、期間が2か月を超え、契約金の総額(入学金や受講料、教材費、関連商品の代金など)が5万円を超える場合に、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象になります。この場合は、次のルールがあります。

  • 事業者は、契約の前に契約の概要を記した書面を、契約のあとに契約の内容を記した書面を、それぞれ消費者へ交付する義務がある
  • 法定の書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面または電磁的記録で、クーリング・オフ(契約の解除)ができる
  • 事業者が事実と違うことを告げたり威迫したりして、誤認や困惑のために期間内にクーリング・オフをしなかった場合は、8日を過ぎていてもクーリング・オフができる
  • クーリング・オフの期間を過ぎても、将来に向けて契約を解除(中途解約)できる
  • 中途解約のとき事業者が請求できる額には上限がある(家庭教師の場合、授業が始まる前は2万円まで。始まった後は、受けた授業の対価に、5万円か1か月分の授業料相当額のどちらか低いほうを加えた額まで)
  • 書籍(教材を含む)などの関連商品の販売契約も、本体の契約をクーリング・オフや中途解約したときは、同じように解除できる
  • 事実と違うことを告げたり、わざと事実を告げずに勧誘したりすることは禁じられていて、それで誤認して契約した場合は、契約の申込みや承諾を取り消せる

くわしくは消費者庁の特定商取引法ガイドで確認できます。契約で困ったときは、消費者ホットラインの「188」に電話すると、身近な消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえます。

家庭教師を選ぶときのチェックポイント

  • 山梨県の入試の仕組み(前期募集と後期募集があること、前期は後期のような5教科の学力検査がなく調査書・面接・各高校の検査で決まること、後期の一般選抜は調査書と学力検査を同等に扱うこと)を踏まえて、学習の計画を考えてくれるか
  • 志望校の選抜方法を確かめたうえで、重点を置く教科を相談できるか
  • 前期募集の面接や特色適性検査の準備を考えている場合に、どこまで扱えるか
  • 体験授業を受けられるか
  • 料金の内訳が書面で示されるか
  • 教材の購入が契約の条件になっていないか
  • 先生が合わなかったときに、交代できるか
  • 途中でやめるときの手続きと費用を、契約の前に説明してもらえるか

これらは会社によって答えが変わりうる点です。1社だけで決めず、複数の会社の資料を並べて見比べると、違いが見えやすくなります。

家庭教師の資料を比べるなら

料金の内訳や体験授業の内容は、資料を並べると違いが分かりやすくなります。山梨県で家庭教師を探していて、どの会社が合うか迷っている場合は、複数の会社の資料を取り寄せて、費用や教え方を見比べてみてください。

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山梨県の高校受験と家庭教師についてよくある質問

中3の秋からでも、家庭教師は間に合う?

間に合うかどうかは、今の成績と志望校との差、使える時間によって変わるので、一概には言えません。判断の材料として、調査書の第3学年の記録が前期募集では12月末まで、後期募集では1月末までの評価であること、前期募集の出願が2027年1月14日から、後期募集の学力検査が3月3日であることを確かめておいてください。そのうえで、体験授業などで具体的に相談してみる方法があります。

前期募集と後期募集は、どちらを受けるの?

前期募集に出願するかどうかは、本人と家庭、中学校で話し合って決めます。前期募集は、内定したら入学することを確約して出願する仕組みです。内定した人は後期募集に出願できず、内定とならなかった人は後期募集に出願できます。

内申点(調査書)は、後期募集でどのように使われるの?

後期募集の一般選抜では、調査書と学力検査を同じ重みで扱って判定します。調査書の学習の記録は、必修9教科の評定が対象で、学力検査をする5教科は2倍、しない4教科は3倍にして合計します。特別活動などの記録は、各高校長が定めた基準で1から30の段階で評価されます。具体的な計算の方法は、教育長が別に指示するとされています。

前期募集の「条件A」と「条件B」は、何が違うの?

高校ごとに決まっていて、中身は高校によって違います。たとえば甲府第一の普通科は、条件Aが各教科の学習に優れた成績を収めた生徒、条件Bが文化・芸術・スポーツ分野の実績や能力のある生徒です。日川は、条件Aが学習への興味・関心と強い意欲、条件Bが体育的活動・文化的活動・生徒会活動の実績でした。調査書、面接、所見、特色適性検査、特技の配分が区分ごとに違います。出願できる条件も高校が定めているので、志望校の選抜方法で確かめてください。

学力検査は、何教科?

後期募集は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、国語が55分、ほかは各50分です。配点は原則として各100点ですが、学科・コースによって傾斜配点があります。3月3日に受け、英語にはリスニングがあります。

志望校を変えたくなったら?

後期募集では、願書の受付が終わったあと、1回に限って志願先を変更できます。期間は2月19日、22日、24日の各日10時から16時です。志願先の高校、選抜の種類、学科、コースなどを変えられますが、手続きは郵送では受け付けられません。前期募集の内定を受けた人は、後期募集に出願できません。

公立と私立は、併願できる?

私立高校の入試日程は、確かめた県の資料には載っていませんでした。公式サイトで確かめられた山梨英和高等学校では、推薦入試と一般入試(単願)は本校にのみ出願する専願の区分です。公立高校などとの併願を申請する場合は、一般入試で、その公立高校の合否発表日まで入学手続が不要です。ほかの私立高校は、各校の公式サイトや募集要項で確かめてください。公立高校の側の日程は、前期募集の検査が1月28日・29日、後期募集の学力検査が3月3日、入学許可予定者の発表が3月11日です。

学力検査の当日に受検できなかったら?

感染症や、交通機関の遅れ、交通事故などのやむを得ない事情で、検査を受けられなかった場合は、追検査を受けられます。追検査は3月9日(火)です。欠席または早退した日の16時までに申し出て、その翌日(翌日が土曜日なら月曜日)の正午までに申請書を出します。

家庭教師の契約は、クーリング・オフできる?

期間が2か月を超え、契約金の総額が5万円を超える契約なら、法定の書面を受け取った日から数えて8日以内は、クーリング・オフができます。事業者が事実と違うことを告げたり威迫したりして誤認・困惑した場合は、8日を過ぎても行使できます。その後も中途解約ができ、事業者が請求できる額には上限があります。

まとめ

  • 山梨県の公立高校(全日制)の入試は、2027年度も前期募集と後期募集の二段構え。前期の検査は1月28日・29日、内定は2月5日。後期の学力検査は3月3日、発表は3月11日。追検査は3月9日、再募集の検査は3月16日
  • 前期募集は、後期のような5教科の学力検査は行わず、調査書、面接、所見、各高校の検査を、高校ごとの比重で合わせて判定する。5校の例では、調査書の配分は条件Aで45から60、条件Bで30から40。内定したら入学することを確約して出願する
  • 後期募集の一般選抜は、調査書と5教科の学力検査を同等に扱う。調査書の評定は、学力検査をする5教科が2倍、しない4教科が3倍。評定は中学校が付けるもので、家庭教師で上がるとは言えない
  • 長期欠席者等を対象にした特別選抜は、調査書を使わず、学力検査と面接で判定する。募集人員は県の表の合計で79人(各校の人数の合計)
  • 私立高校の日程は、確かめた県の資料には載っていなかった。公式サイトで確かめられた1校の日程を載せたが、ほかの私立高校は各校の公式サイトで確かめる
  • 家庭教師は、前期の面接や検査の準備を整理したい人、後期の学力検査に向けて苦手を絞りたい人、1月から3月の計画を立てたい人、塾に通いにくい人の選択肢になる。塾のほうが合う人もいる
  • 料金は会社ごとに確認が必要なので、内訳と解約の条件を含めて、複数の会社を比べて選ぶ。条件を満たす契約は、クーリング・オフや中途解約ができる

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